ムーラン(木蘭)湖の蝶です。木蘭湖は下の地図に示す場所です。湖の中には島があり、そこには11月1日なのに写真の蝶が沢山いました。上の写真をクリックすると蝶を拡大します。

羽の裏側は意外と地味です。
ネットで調べてみると蝶の名前は「アオタテハモドキ」でした。
ネットで見つけた写真はこちらなので比べてみてください。→ポチッ
です。驚いたことに日本での分布は石垣島がある「八重山諸島」だそうです。日本では南国の蝶です。このムーラン湖は、かなりの内陸の上に、鹿児島と同じ緯度(いど)なのです。中国での分布はわかりませんが少なくとも亜熱帯ではないですね。新たな謎が増えました。
実は、このアオタテハモドキではなく、もっと大きな珍しい蝶がこのあたりに住んでいると聞いて来たのです。残念ながら、その蝶は見ることが出来ませんでしたが蝶が住みやすい環境なのかもしれません。とまっている花は一度紹介したことのある千日紅(センニチコウ)です。


場所は湖北省の省都「武漢」から北に80Kmの位置です。
千年以上昔の中国の伝説の主人公である花木蘭(ファ・ムーラン)が住んでいたと言われている場所だそうです。花木蘭は中国のジャンヌダルクといわれている有名な男装の美少女だそうで、1998年公開のディズニーのアニメ映画で有名になりました。
元になったのは、京劇で老病の父に代わり、娘の木蘭(ムーラン)が男装して従軍。異民族(主に突厥)を相手に各地を転戦し、自軍を勝利に導いて帰郷するというストーリーです。
ある日、中原侵略を目論む北方騎馬民族、フン族が侵攻してきたため、国中に各家男子一人の徴兵令が下った。これによりファ(花)家も男子一人を軍に入隊させなければならないが、ファ家の男性は高齢で病を患っている父のファ・ズーしかいなかった。父想いの一人娘ムーランは美しく長い髪を切り男装し、父に代わり軍隊に入隊した。物慣れない男装と想像を超える厳しい訓練によって、当初は失敗も多く、仲間達の意地悪もあったが、努力によって力をつけ、周囲の仲間達もムーランに一目置くようになる。行軍を続ける中、ムーランは司令官シャン隊長に淡い憧れを抱くようになる。
しかし、シャン隊長の父、リー将軍が率いていた別働隊がフン族によって全滅した事で、事態は風雲急を告げる。フン族に雪山で襲撃された軍は、ムーランの奇策によって勝利を収めるが、交戦中に負傷したムーランは気を失い、手当てを受ける間に女である事が発覚してしまう。軍規違反だとして処刑を迫る文官に対し、シャン隊長は彼女に「追放」を言い渡し、命を救う。
傷心のムーランは故郷へ帰ることを余儀なくされるが、その途中、シャン・ユー率いるフン族の残党が都に向かったことを知り、馬を走らせ皇都へ急ぐ。 その頃、都と王宮は勝利の祝宴に酔っていたが、そこへ潜伏していたフン族が急襲、皇帝を捕らえて王宮を制圧してしまう。この緊急事態に、ムーランはシャン隊長や戦友たちとともに、皇帝奪還作戦を行う。作戦は見事に成功し、フン族の首領との凄絶な一騎打ちも、ムーランが制した。真相を知った皇帝は、女性でありながら勇敢に戦ったムーランを公正に褒め称え、累代の秘宝を下賜する。
こうして、大功を挙げたムーランは帰郷、父に誇りと愛情をもって迎え入れられる。そしてシャン隊長も彼女に想いを寄せ、木蘭の花咲く庭に訪ねてくる。

これがムーラン地区(木蘭地区)のGoogle航空写真です。ナイフとフォークのマークのところで昼食をとりました。
  緑色マーク  木蘭湖
  赤色マーク  断崖絶壁の木蘭山
  黄色マーク  木蘭天池
  紫色押ピン  木蘭天池賓館

より大きな地図で木蘭地区を表示
ディズニーのムーランの動画を貼り付けました。


liangさんのコメントで花木蘭が出てくる映画を紹介してもらえたので、早速に検索してみました。華流ドラマ「北魏馮太后」でした。
中国版「善徳女王」!中国史上初の女性権力者“馮太后(ふうたいごう)” の波乱に満ちた生涯を描く、大スペクタクル歴史劇です。下の写真が花木蘭役の沈傲君さんです。
シェン・アオジュン/沈傲君(ホア・ムーラン/花木蘭役)
魏のホア・フー将軍の娘。一家処刑からフォン・シー(シューイーの実兄)を救った父と共に、郊外で暮らす。父親の代わりに応召して男装し軍人となる。活躍が認められ将軍となる。

アオタテハモドキを見つけた場所の航空写真です。この航空写真の中央あたりに沢山のアオタテハモドキが舞っていました。


レッドドラゴンさんのアオタテハモドキのメスにトラックバックしています。
my蝶あるばむさんのアオタテハモドキ(2)にトラックバックしています。