九寨溝は雄大な景色に圧倒される景色が多い中で五彩池は人が沢山訪れる景勝地の中で最も小さな湖です。すでに紹介の長海の標高が3103mに対して五彩池は2995mだそうです。湖というよりは池でした。実際に九寨溝では湖に海が使われますが、ここは池が使われていました。雄大さがないことから見た人も全員が、すごいと思うわけではないようですが、私は、この湖に感激いたしました。

この五彩池には、通常は長海から遊歩道を歩いて降りてきますが、我々は歩く距離を短くするために池の近くまで車で降りてきて最短距離の階段を歩いておりました。降りていくときに突然に五彩池が写真のように見えてきました。息をのむような池の水の色を見てください。
九寨溝の湖のなかで、もっとも色彩が美しいと言えるかもしれません。九寨溝で色において有名なのが五花海ですが、その神秘的な美しさと違う宝石のような美しさが五彩池なのだと思いました。色だけでなく小さな波が宝石をイメージさせてくれているようにも感じました。


さらに降りていくと徐々に池全体が見えてきました。深さは6・6メートルだそうですが湖底まで透き通って見えています。乾季でも湧水のため池が枯れることはないそうです。


これが五彩池の全景です。湖底まで透き通っている一方で池の中央部分は小さな波が立つていました。この池には流れ込む川もなく、流れ出ていく川もないことから上流の九寨溝最大の湖の水が地底を通して中央部分に噴出しているためではないかと思われました。噴出した水は、また淵のあたりの岩の間から下流側に流れて行っているとように感じました。英語ではColorful Poolと書かれていました。


湖底には藻が生えている場所もあり独特の色合いを見せてくれていました。


湖底の小さな小石まできれいに見えます。


上の写真をさらに拡大すると本当にきれいです。
九寨溝に行くことでカメラをプレゼントされたことを感謝する瞬間でした。


宝石のように見せてくれた湖面の紋様です。


ここが中央部分で水が湧きだしているところだと思います。


遊歩道が整備されており沢山の人が見ることが出来るようになっていました。ただし、この記念撮影の名スポットは順番待ち状態でした。みなさん素晴らしくマナーが良かったです。記念撮影でなく湖だけの撮影であれば、邪魔にならないように気を使えさえすれば、すぐに撮ることが出来きました。「ちょっとすみません」と言えば言葉は判りませんが、しぐさで判るようで嫌な顔をされることはありませんでした。