いよいよ九寨溝に向かいます。 四川九寨黄龍空港 [九寨溝 黄龍]
2021年05月07日更新
タイトル:写真を拡大するように設定いたしました。


飛行機に搭乗前の写真を2枚追加で紹介します。こちらが成都双流国際空港(中国語:成都双流国际机场)で、大変に混雑していました。

こちらでチェックインいたしました。

2012年06月02日掲載
タイトル:いよいよ九寨溝に向かいます。四川九寨黄龍空港

成都空港で九寨溝行きの飛行機に乗るところです。
フライトはEU2707で私の席は1Aと一番前の席の窓側でした。フライトは30分程度遅れましたが無事に出発いたしました。クリックすると半券の部分も含めて拡大した搭乗券を表示します。

九寨溝(きゅうさいこう)の場所をGoogleマップで紹介しておきます。下記の地図で緑色マーク(

より大きな地図で九寨溝を表示
窓側の席に座れたので窓の景色を時間を追って紹介いたします。離陸は丁度11時20分で着陸は、こちらも丁度12時00分でした。離陸して写真撮影の許可がおりた直後に撮った写真です。下は雲に覆われていますが、遠くに高い山を見ることが出来ます。離陸後9分後の景色です。

11時29分 離陸9分後 着陸31分前

この辺りから雲が切れてきました。山の上には残雪が確認できます。
11時34分

短い時間の間に景色が変わっていきます。
11時41分

いきなり迫力のある山が目の前に現れました。
11時43分

山と山の間の谷が深いです。谷の部分に九寨溝が出来たのです。飛行機の後方向の写真です。
11時44分

高い山ですが頂上付近を除き森林に覆われていました。
11時45分

目の前に険しい山肌が迫ってきました。もっとも迫力のある景色です。
11時46分

雪が多くなってきたのがわかりました。
11時48分

空港に近づくとさらに山が横に迫ってくるので迫力がありました。ただし上の11時48分の写真を撮ったところで電子機器のスイチを切ってくださいとの機内放送が流れたために、そのきれいな迫力のある写真を残すことはできませんでした。40分間のフライトで写真が撮れるのは19分間でした。
以前に説明したグラフです。上の写真を撮った11時29分~11時48分の景色とグラフと照らし合わせてみてください。

こちらが空港の景色です。ここは3448mの高さですが、周りはさらに高い山々がありました。

上の写真を拡大しました。遠い山々ですがきれいに見ることが出来ました。空気がきれいな証拠でした。

ボーディングブリッジについている飛行機に乗ってきました。

このとき、5月26日(土曜日) 12時11分でした。

荷物のピックアップ風景です。

空港から出たところです。省略文字ですが九寨溝黄龍が読み取れました。カラフルな色はチベット族の人たちが家の周りに立てる旗(のぼり)をイーメイジしたものだと思います。

同じ場所から反対方向を撮りました。空気が薄いこと空気がきれいなことが実感されました。


ネットによると空港の海抜3447.65mだそうです。持って行った気圧式の高度計では3310mを指していました。
これは中国ではチャムド・バンダ空港(4334m、世界第1位)、ダルツェムド空港(4280m、世界第2位)、ガリ空港(4,274m)、ラサ・クンガ空港(3570m)に次いで5番目に高いそうです。このため空気が薄く、離陸に必要な揚力が得にくいため、下記の航空写真のように空港の規模に不釣合いな3,200mの長大な滑走路が設けられています。2002年6月7日に工事が開始されて、2003年9月28日に開港したそうです。開港以前の九寨溝は最寄の成都から長距離バスで10~12時間を要する秘境でしたが、空港の完成により中国各地からのアクセスが劇的な改善に貢献した空港でもあります。
空港を出発した後は岷江源国際大酒店で昼食を食べて黄龍に向かいました。地図内の黄色ラインの黄龍を散策した後は翌日の九塞溝ツアーにそなえて宿のインターコンチネンタル九寨パラダイス(

九塞溝&黄龍の旅行では56の記事を書くことが出来ました。
それらを順番に紹介したいと思います。合計57の記事の内で九塞溝の有料エリアの記事は34になります。記事は概ね時系列的に並べています。
写真 記事のタイトル





















九塞溝の有料エリア


































九塞溝の有料エリアを出た後




黄龍のチケットも絵葉書でした。 [九寨溝 黄龍]
写真の上のカーソルが
の場合はクリックすると拡大します。


前記事で九塞溝の有料エリアに入るためのチケットを紹介いたしましたが、こちらでは黄龍へ入るためのチケットを紹介いたします。上がチケットの表です。石灰分が析出して棚田のような景観を表側に使っています。


黄龍で撮った写真を紹介します。ここが迎賓池あたりです。人を最初に迎えることから、この名前が付けられたのでしょうね。石灰岩の層が地面の傾斜にそって棚田のように連なり、そこに水がたまって黄龍全体で約3400個の湖沼が連なる姿が、名前の由来となった龍のウロコのようでした。

もう一枚、紹介します。ここは飛瀑流輝です。水に溶けている石灰分が析出して造りだした景観です。鍾乳石の滝版です。
見えている正面の山は標高5160mの玉翠山(玉翠峰)です。

九塞溝では半券は入口で切り取られましたが、黄龍ではバーコードを読み取るだけのためにフルのチケットを紹介出来ます。これが半券が付いたチケットの表と裏です。半券が取られなかったのでチケット代200元が判りました。クリックすると拡大します。


絵葉書(チケット)に描かれていた地図です。ロープーウエー(又はゴンドラ)が乗っています。ロープーウエーが掲載された地図は少ないので貴重です。黄龍から離れたところに設置されているように見えますが、これは自然保護と景観を考えてのことだそうです。そのために歩く距離は少し長くなているそうです。

九塞溝と黄龍では50を超える記事を掲載いたしました。九寨溝のチケットを紹介した記事では九塞溝の有料エリアでの記事を32ほど紹介いたしましたので、ここでは黄龍の記事だけではなく残りの記事を全て紹介いたします。概ね下から時間の経過に沿って書いています。写真またはタイトルをクリックすると記事を表示します。
写真 タイトル























九寨溝に来れば黄龍にも行きたいです。九塞溝と黄龍の位置関係をGoogle地図で紹介します。黄色の太いラインが黄龍の散策路で、赤の太いラインの九寨溝の散策路のように長くはないのですべて歩くことが出来る距離です。黄龍は空港に近い位置にありますが標高4007mの雪山梁峠を越えていくために距離のわりには時間が必要でした。今回の移動は、成都空港(500m)→九寨溝空港(3448m







より大きな地図で 九塞溝 黄龍 を表示
九寨溝のチケットは絵葉書でした。 [九寨溝 黄龍]

上の写真が九寨溝の有料エリアに入るためのチケットです。オリジナルには半券が付いていて入口で切り取られた状態がこの写真のチケット(入場券)です。
チケット代は旅行会社の人が買ったのでわかりませんでしたがネットで調べると3月上旬から10月下旬までが220元です。
我々が乗ったマイクロバスのチャーター代は1台が3600元と書かれていました。外国人に適用されるかどうかをわかりませんが70歳以上の人は入場料は無料だそうです。さらに60歳から70歳の方は190元だそうです。
上の絵葉書には橋が写っていますが、その橋の写真がこちらです。絵葉書で言えばの奥の方から橋を撮った写真です。湖は近くで見ても神秘的で見事な色合いの美しさでした。→ポチッ


切手は80分と書かれていました。換算は「1元=10角=100分」のため0.8元(約15円)です。
チケット(絵葉書)の写真は、九寨溝を代表する五花海でした。切手の図柄は320mの幅の滝である諾日朗瀑布(だくにちろうばくふ)だと思います。

九寨溝の有料エリアでの記事を紹介いたします。掲載した順番です。下ほど古い記事になっています。九寨溝は樹正溝(じゅせいこう)と日則溝(じっそくこう)と則査窪溝(そくさわこう)と、大きく3つの渓谷(溝)にわかれています。記事も、この三つに分類してタイトルの頭に追記いたしました。
下の写真またはタイトルをクリックすると記事を表示します。
写真 タイトル
































絵葉書(チケット)に載っていた九寨溝の全体を示す地図です。この地図はバスの移動中は重宝しました。今回は日則溝の奥にある原始森林と天鵝海と芳草海を見ることはできませんでしたが、それ以外は、ほとんど見ることが出来ました。この地図は上が南です。次に紹介するGoogle地図とは上下が反対なので、そのつもりで見ていただくとわかりやすいと思います。川が南から北に流れていることから南(標高の高い方)を上に描いたのだと思います。


この地図は北方向を上にして表示しているので、絵葉書に描かれていた地図とは上下が反対です。
私も、実際に行くまでは九寨溝や黄龍が、どのあたりにあるのかを知りませんでした。
地図をクリックするとGoogle地図が表示されるので、その地図上のアイコン

ベトナムやラオスの真北で大坂の真西の位置にあります。
右の地図は九寨溝のエリア拡大したものです。赤色の細い線が歩いて散策したところで、薄緑色がチャーターしたエリア内専用の天然ガスエンジンのマイクロバスで移動したところです。
下の地図の黄色の太いラインが黄龍の散策路で赤色の太いラインが九寨溝の散策路です。
赤色マーク(




より大きな地図で 九塞溝 黄龍 を表示
甘海子村 [九寨溝 黄龍]



空港から泊まっていたホテルインターコンチネンタル九寨パラダイスに向かう途中には趣のあるホテルが沢山作られていました。ここは甘海子村と書かれていた場所ですがここにも沢山の宿泊設備がありました。泊まるホテル到着の9分前に通過いたしました。
右下の甘海子村の看板の写真をクリックすると九寨溝の104軒のホテルリストを表示します。ホテルの最低価格で比較すると一泊98元~1375元で最高価格で比較すると一泊219元~8888元です。為替は現在1元=19.03円なので元を19倍すると日本円です。甘海子村は英語でGanSea Villageと書かれていました。GanSea Villageの文字の下に藏家住宿と自駕遊接待が書かれていました。自駕はドライブのことのようです。

準五つ星 2 880元~2880元
☆四つ星 5 460元~8888元
準四つ星 9 218元~4800元
☆三つ星 1 340元~ 880元
準三つ星 8 218元~2180元
準二つ星 77 98元~2600元
合計 104軒
ここがホテル群の正面入り口です。石の塔がシンボルになっているようです。
五つ星ホテルは我々が泊まったInterContinental Resort Jiuzhai Paradise とSheraton Jiuzhaigou Resort です。ちなみに準五つ星ホテルはMinjiangyuan International Hotel とNew Jiuzhai Hotelです。よく知っているHoliday Innは準四つ星にランクされていました。

上の写真の左端に写っていた入口の表示を拡大して確認すると、km45さんにコメントいただいた通り、九寨天堂・甲蕃古城と書かれていました。クリックすると広範囲を表示します。

走りながら撮った2枚の写真も紹介します。このような石の塔が、甘海子村には少なくとも4本建っていました。


九寨天堂甲蕃古城假日酒店( Holiday Inn 九寨溝)も甘海子村の中にありました。甘海子村の中でも比較的南の方にありました。

甘海子村の航空写真も紹介します。クリックするとオリジナル航空写真を表示します。

九寨溝の有料域への入口までの地図を紹介いたします。クリックするとオリジナル地図を表示します。

赤いマーク


甘海子村から宿泊ホテルまでの9分間の景色を紹介します。この時、上の写真から2分過ぎた18:50でした。

18:51 馬たちが放牧されている場所もありました。

18:51 進行方向には高い山が見えました。

18:51 湿地帯には沢山の人が来ていました。

18:51 釣りをしている人も見かけました。

18:52 山と湿地帯の景色が見事でした。

18:52 高い山が大きく見えてきました。

18:53 池の景色もきれいでした。

18:53 ホテルへの標識です。ここから幹線道路(左へまっすぐ)から離れて、標識のところを右に曲がってホテルへの専用道路に入ります。

18:53 ホテルへの専用道路からの池の景色です。

18:55 ホテルへの登り坂です。

18:57 ホテルに到着いたしました。ホテルの正面玄関にあたるホテルエントランス(車寄せ)です。ホテルを覆うガラスドームに直結しています。

こちらはホテルを覆うガラスドーム群です。写っている建物群とドーム群の全体がインターコンチネンタル九寨パラダイスです。

九寨溝の場所のご質問があったので大きな地図で表示します。緑色マーク


飛行機の機内圧の変化 [九寨溝 黄龍]



この日の飛行機の最高高度は41000feet(12496m)で、その時の機内圧は2300mの高さに相当していました。日本を出発した時の便では最高高度が40000feet(12192m)で機内圧の相当高度が2278mでした。
結構高さを変えていることも、今回、気がつきました。
フライトは5月29日のJL82便(上海・虹橋→羽田)でした。
こんな感じで機内圧の相当高度を記録しました。

計測・記録しながらビールもいただきました。

食事もいたしました。

デザートもいただきました。

そして、もっとも気になっていたフライトの飛行機の機内圧の変化を紹介いたします。今回の旅の目的地の一つが九寨溝ですが、最寄りの空港が四川九寨溝黄龍空港です。この空港は世界で5番目に高い場所にある空港なのです。Wikipediaによるとその高度は3447.65mと記載されていました。成都(500m)から40分間のフライトの機内圧に相当する高度が青いラインで徐々に気圧を変えていくのではなくで着陸寸前に空港の高度に機内圧を合わせることがわかりました。赤のラインは飛行機の高度ですが、巡航高度が7000mと仮定した場合の想定です。
近くに主峰の5588mの雪宝頂のある岷山山脈が連なっていることから40分のフライトではありますが7000mが妥当と考えました。
こちらはのフライトは5月26日のEU2707便(成都→九寨溝黄龍)でした。私の持って行った高度計(気圧計)では空港は3300mでした。気圧から想定なので誤差は多少でるようです。

EU2707便(成都→九寨溝黄龍)の窓からの景色です。


赤いラインの飛行機の高度は、あくまでも想定です。飛び立った時から飛行機は高く上がっているのに機内の圧力に相当する高度は下がりっぱなしなのは、なんとなく不思議です。右の写真が今回使用した高度計です。車で移動中などにも高度が判ったので結構、重宝しました。
こちらのフライトは5月28日のMU5852便(九寨溝黄龍→成都)です。

四川九寨黄龍空港のレストランからの景色です。ここは3448mの標高です。

成都から上海のフライトの機内圧も記録したので紹介いたします。緑色のラインは機内圧(hPa)です。フラントは5月28日のCA1946便(成都→上海・浦東)でした。中国内の国内線のためフライトマップの表示がなかったので実際の飛行高度の記録を取ることが出来ませんでした。

機内圧力と相当標高の関係をグラフにいたしました。気温5℃で計算しています。

グラフを書いた簡易式は下記の通りです。
時計と並べて記録いたしました。15時52分なので巡航高度になって20分後くらいです。

成都→上海は国際線なみのサービスでした。

トラクターが大活躍でした。 [九寨溝 黄龍]



沢山のトラクターを見て九寨溝の近くのチベツト族の人たちは農作業にトラクターを使っている人が多いことを実感いたしました。普通の場所のように見えますが、すべて標高は3400mのチベット族の集落のあたりでした。
トラクターが活躍していることを皆さんにも実感してもらうために耕運機の写真をいくつか紹介いたします。今回の写真は全て夕刻なので、すべて農作業の帰りだと思います。積んでいる荷物は判りませんが、こちらも沢山の人が乗っていました。

こちらは夫婦の方でしょうか。農作業からの帰りでしょうか。冒頭の新型でトラクターに近いタイプです。

こちらも夫婦で帰るところなのでしょうね。運転している人は全て男性ですが、運転手以外は全て女性でした。こちらでは外でも働く女性が多いということなのでしょうね。

九寨溝 樹正瀑布(じゅせいばくふ) [九寨溝 黄龍]


九寨溝の樹正溝地区にある樹正瀑布(じゅせいばくふ)を紹介します。
上の写真は老虎海から樹正瀑布へ流れていく水の流れです。樹正溝という名前は水の中に沢山の樹木が生えていることからつけられた名前ではないでしょうか。この場所から、下の湖である樹正群海に流れ落ちていくところが樹正瀑布ですが、今まで紹介した滝と違う特徴があります。2つあります。それをわかってもらうためにここから降りながら撮った写真を順番に紹介いたします。
上の写真から10m進むと滝が現れました。これが樹正瀑布です。

滝の横から見ると滝の淵まで湖になっており、手前の方は渓流のように流れていました。

滝を下から見ました。落差は十数m程度の落差の滝でした。落差はありませんが、かなりの幅がありました。落ちた水は滝に平行に急流となって流れていきます。

その急流に沿って歩くと同じ滝ですが姿を変えていきます。

さらに急流に沿って歩いていきます。滝の先が見えてきます。

こんなにも急流に流れ落ちてくる滝が散策路の間近に迫ってきました。なかなかの迫力です。急流に沿って降りてきても滝の落差は同じように見えました。滝の落ち口も急流に沿って傾斜しているのか、あるいは単なる錯覚なのかは判りませんが不思議な滝でもありました。

滝は見えなくなってきましたが散策路の横をものすごい勢いで水が流れ落ちていくのです。これで滝が終わったわけではありません。さらに先にも滝が現れてきます。

さらに進むと少し穏やかな滝もありました。1つ目の特徴が滝の中に樹が生えていることなのです。まさに樹正瀑布にふさわしい滝でした。下に下りてくると多少静かなたきになってきます。

さらに進んで遠くから滝を眺めました。樹木に邪魔されて樹正瀑布群の全貌は判りませんが、それが樹正瀑布の名にふさわしい滝なのかもしれません。

進むつれて段差も小さくなってきました。

当然ですが水は素晴らしくきれいでした。

段差は小さくなってきましたが、まだまだ滝が続きます。九寨溝の樹正溝の中の位置を示します。上流からの順番です。
①屏牛海 ②老虎海 ③樹正瀑布 ④樹正群海 ⑤臥龍海 ⑥火花海 ⑦火花瀑布 ⑧双龍海 ⑨蘆葦海 ⑩盆景海

この辺りから樹正群海と呼ばれる領域に入っていきます。これら景観は水に溶けた石灰分が再結晶して出来るトラバーチの大規模な現象で鍾乳洞の中で作られる棚田のような景観が巨大な棚田として出現したようなものなのかもしれません。樹正瀑布は何段にも連なった滝だったのです。樹正瀑布群と呼んだ方がいいかもしれません。2つ目の特徴は沢山の滝が連なって瀑布群で、かつ急流に沿って複雑に流れ落ちる滝だったことです。

バスの窓から見えるチベット族の村々 [九寨溝 黄龍]



九寨溝の中のチベット族の村はすでに紹介いたしましたが、ここでは黄龍や九寨溝に向かうバスの中から見ることが出来たチベット族の村々を紹介いたします。是非とも訪れてみたくなる景観が広がっていました。黄龍に向かう途中の3900mからの景色で遠くに見える山々は5000m級で、この村は標高3700~3800mの高地でチベット族の人たちが暮らしている村です。こちらは「天空の村」と呼ぶにふさわしいところでした。ここをもう少し進むと標高4007mの雪山梁峠があります。
村のあたりを拡大してみました。段々畑が山のすそ野に作られているのが印象的でした。建物は小さくてわかりにくいと思いますが立派な家々が立ち並んでいました。

さらに村を拡大しました。チベット族の村の象徴であるルボリが確認できます。
撮影角度は3枚ともすこしづつ違います。

こちらは九寨溝に向かう途中にあった標高3200mのところにあったチベット族の集落です。集落を見下ろす山の麓に白っぽい飾りがありました。

その飾りを拡大しました。塔を中心に五色の旗が沢山飾られている下に、チベット語と思われる文字が書かれていました。

建物のあたりを拡大いたしました。九寨溝の中で見た家の前の塔は石で出来ていましたが、こちらの村では各家に木を寄せた円錐形の塔が経っていました。家々も大きく立派でした。こちらでも山のすそ野に5色の旗の「のぼり」がいくつも立てられてチベット族の地域に来ていることを実感させられました。

道の脇の家も何枚か紹介いたします。道の近くでは、ほとんどの家が道よりも高いところに建てられていたため、すべて見上げるような写真となりました。高い石垣が組まれているのが印象的でした。

こちらも石垣が印象的でした。旗の数もすごかったです。

沢山の家がある典型的な村だと思うのですが、道路からの写真だと見上げる構図となってしまいます。道路を挟んで反対側の斜面に登って撮ると素晴らしい景観だと思います。



道路から遠く離れた村を撮ると村の様子がよくわかります。少し高いところを走ってる道路から遠くに見えた村です。これは珍しい角度の写真で沢山の家が一列に並んでおり各家の前に大きな庭があることがわかりました。庭には木の円錐の塔が立てられていました。

金色の屋根を持つ立派な建物がある村もありました。このような大きな金色の屋根の建物がある村をいくつもありました。貧しいという印象が一変してしまいました。手前の方にはヤクが放牧されています。このヤクの放牧された光景も印象的でした。こちらも3400m近い標高の場所でした。バスが標高3500m程度を走っているときに撮った写真です。

こちらの村にも金色の屋根の大きな建物がありました。山のすそ野の飾り付けも立派でした。村の前の大きな畑では沢山の人たちが働いていました。

金色の屋根の建物が写っている3枚の写真は、それぞれ別の場所です。ここは比較的道路に近い開けた場所の集落で沢山の人が暮らしている様子でした。

やはり5色の旗のノボリの数は半端ではありませんでした。普通の景色のように見えるけれども、この辺りの標高も3300mあります。マラソンの高地トレーニングにいいかもしれません。

大きな塔が建てられた集落もありました。場所は中国の四川省チベット自治州の九寨溝あたりです。

これらの写真は右の地図の青いラインで示す54kmの道路沿いで撮ったもので、写真は概ね南(下)から北(上)の順番に紹介しています。
地図内のアイコン


地図内のアイコン

これがインターコンチネンタル九寨溝の中華料理 [九寨溝 黄龍]


中国四川省のチベット自治州にある九寨溝には2泊したことから夕食は2回食べました。九塞溝近くのレストランで食べた夕食はすでに紹介しました。今回は宿泊したインターコンチネンタル九寨溝パラダイスの夕食を紹介いたします。こちらがレストランの入口で小さな入口なのが特徴的でした。チベットの石造りを意識した建物でした。
こちらが現時点で九寨溝NO.1ホテルと言われているインターコンチネンタル九寨溝パラダイスです。すでに紹介したように極寒の季節でも快適に過ごすことが出来るようにいくつかの大きなドームと組み合わされたホテルでした。今回のレストランの一部は左側のドームの中にありました。
この航空写真はホテルのホームページから拝借いたしました。

レストランの内部は広くて、いろんな席や個室が沢山ありました。

我々が予約した個室の入口の飾りです。個室ひとつにこれだけの飾りが付けられているのには驚かされました。

こちらが我々が食事をした部屋です。立派な部屋でした。

さっそく、食事が並べられ始めました。


下の写真が料理が並べ終わったところです。一皿一皿がきれいに飾られていました。この写真だけはクリックすると拡大写真が出るように設定いたしました。拡大写真を見てもらうとわかりやすいと思います。

上の写真で右下の方のガラスの細長いお皿には、なにかの食材で赤と緑の模様が書かれていました。この紋様がチベットらしかったです。この料理は金華ハムに四川らしいタレがかかったものでした。

チベット地区らしく肉と野菜が中心でした。いきなり骨付き肉です。唐辛子と山椒の粉が用意されており、この粉に肉をつけて食べるのです。

この料理の飾り付けもきれいでした。いろんな野菜と脂の多い豚肉の料理でした。飾り付けだけでなく、なかなか手の込んだ一品でした。

料理がもっとわかるように別の角度から拡大いたしました。

肉と野菜の料理の周囲に饅頭が並べられていました。

饅頭の裏側は凹んでおり、そこに料理を乗せて食べます。

こちらはシンプルな白菜の料理も糸唐辛子が振りかけてあるところが高級感を出しています。

こちらの肉と野菜の料理も色合いがきれいです。飾り付けには、かなり気を使っているようです。

なかなか食欲をそそる料理だったので拡大写真を掲載いたします。

野菜と干しキノコの料理です。

干しキノコの下には肉が隠されていました。つまり肉とキノコと野菜の料理だったのです。

こちらはいろんな山菜が入った料理でした。

こちらはクルミの料理です。

これはすごいです。すべてタラの芽です。これは値打ちがありました。こちらの料理のお皿の飾り付けも素晴らしかったです。写真の手前の方に少し見えています。

チベットは昔はまったく魚を食べる習慣がなかったことから肉料理が主体でした。こちらが唯一の魚料理でした。

本格的に肉料理が出てきました。こちらでも最も高級なヤクの肉です。手前の唐辛子系の香辛料に付けて食べます。これは美味しいです。

これが上から撮った写真です。

拡大写真も掲載いたします。

セイロに入った蒸し料理です。沢山の舞茸系のキノコが入った料理でした。

こちらでも出てきました。麻婆豆腐です。しっかりとした豆腐が印象的でした。

玉ねぎにニンニクが入った料理です。

青菜の料理も出てきました。

鶏の手羽の料理です。

カボチャの料理です。これが見た目以上に意外と美味しいのです。

鶏のダシが効いた美味しいスープです。スープはとり分けて出されました。

もう一品、スープが出されました。これですべてではありませんが9割くらいは紹介出来たと思います。九寨溝ではレベルの高い料理だと思います。

九寨溝 盆景灘(ぼんけいたん) [九寨溝 黄龍]


九寨溝で最後に紹介する景観です。湖の名前は盆景灘(ぼんけいたん)あるいは盆景海で、最も入口に近いところにある湖です。こちらは石灰分が析出して出来たトラバーチンの上を水が流れる灘の一群でした。
盆景とは、お盆の上に土や砂、石、苔や草木などを配置して自然の景色をつくり、それを鑑賞する中国や日本の趣味のことですが、ここの姿が自然の盆景のようなので盆景灘(ぼんけいたん)と名前がついたようです。
こちらでも徒歩で見学している人を沢山見かけました。うらやましかったです。

水が集まって流れるところは水深があるのできれいな緑色を見せてくれていました。。

こちらでも記念撮影をしていました。散策路がよく整備されていました。

ここが最も盆景灘らしい景色でした。最後に紹介しましたが、九塞溝に入って名のある景観の中で最初に出会う湖でもあります。九塞溝ではバスが登って行くときは左に座り下るときは右側に座ることをお勧めします。ただし3つの渓谷の内、日則溝だけは反対です。

地図によっては盆景海と表現されたものもありましたが、盆景灘の方が景観に近い表現でした。今回の記事で樹正溝の主な景観をすべて紹介いたしました。九寨溝の有料地区の渓谷の紹介も、これで終了いたします。
屏牛海 屏牛海 屏牛海
老虎海 老虎海 -
樹正瀑布 樹正瀑布 樹正瀑布
- 樹正群海 樹正群海
臥龍海 臥龍海 臥龍海
火花海 - 火花海
火花瀑布 - -
双龍海 双龍海 -
蘆葦海 芦葦海 芦葦海
盆景海 盆景海 盆景灘

この航空写真の中心あたりが盆景灘です。黄色のラインがバス道路です。この航空写真は上の3つの地図とは南北が反対で上(北)方向に九寨溝の入口があります。
より大きな地図で 九寨溝散策道路 を表示
盆景灘より少し下流側にある大きなチベット族の村です。航空写真の上(北側)に写っているのが、こちらの村です。これは荷葉寨という名の村です。寨は村のことなので日本語ならば荷葉村となります。九寨溝の溝は渓谷の意味と思われることから、九塞溝を日本語で説明するならば「九つの村がある渓谷」ということになります。


この航空写真の中心が上の写真の最後の湖です。
マイナス

大きな航空写真を見たい場合はこちらです。→ポチッ
九寨溝 蘆葦海(ろいかい) [九寨溝 黄龍]


九寨溝の景観の紹介もあと2つになりました。そのひとつ目が蘆葦海(芦苇海)です。 すでに紹介した双龍海の下流にある湖です。アシなどが生い茂り、水鳥の飛び交う湖で、風を感じさせてくれる景観でした。
アシ原の中に水が見える景色でした。こちらの湖もバスの中からの紹介となりました。

水面が沢山見える場所もありました。九塞溝の中の湖は、それぞれに特徴のある景観を見せてくれます。

アシ原の中を川のように水が流れる湖でした。不思議な景観を見せてくれました。九塞溝の3つ渓谷の一つである樹正溝の下流側から2つ目の湖でした。

こちらの湖も遊歩道が整備されており沢山の方が歩いて景色を楽しまれていました。九寨溝の樹正溝の中の位置を示します。上流からの順番です。
①屏牛海 ②老虎海 ③樹正瀑布 ④樹正群海 ⑤臥龍海 ⑥火花海 ⑦火花瀑布 ⑧双龍海 ⑨蘆葦海 ⑩盆景海

九寨溝 双龍海(そうりゅうかい) [九寨溝 黄龍]


双龍海(そうりゅうかい)です。中国語では双龙海 です。透き通る湖の中にまるで二匹の龍が隠れているように見えるためこの名が付いたそうです。白鳥や鴛鴦が飛び交い、時には野鴨の群れが白鳥とともに舞っている姿を見ることもできるそうです。湖の中の白い部分が龍なのでしょう
火花瀑布から双龍海に直接流れ落ちる景観です。滝の下の湖が双龍海です。

水の色は、さすが九寨溝です。近くで見てみたくなる色です。白い岩が水面近くまで盛り上がってきているのがわかります。

バスが進むにしたがって、いろんな水の色を見せてくれました。この白い部分も2匹の龍にたとえられている岩だと思います。これらの岩は昔の石灰分が析出して作られた棚田状の景観の淵の部分だと想像されます。つまり樹正群海のような湖が水に沈ん出来たものだと思います。何万年、何十万年の歳月によってのみ作られる景観でした。

結構、大きな湖でした。

双龍海でもっとも下流側に位置する場所です。湖底の白い砂が見えます。九寨溝の樹正溝の中の位置を示します。上流からの順番です。
①屏牛海 ②老虎海 ③樹正瀑布 ④樹正群海 ⑤臥龍海 ⑥火花海 ⑦火花瀑布 ⑧双龍海 ⑨蘆葦海 ⑩盆景海

九寨溝 火花海と火花瀑布 [九寨溝 黄龍]


紹介した臥龍海より下流側にある景観は走るバスからの景色となります。かなりのスピードで走っているので手前の景色は流れてしまいます。火花海(かかかい / ひばなかい)は海抜2187メートルのところにある湖で、水深9メートル、総面積36352㎡にもなります。真青な水面に太陽が照りつけ、さざ波が立つとまるで火花が散るようにきらめくために火花海の名前がついたそうです。
火花海は双龍海と臥龍海の間にあり、周囲は緑に囲まれていて、幾重にも重なった緑の中で鏡のような水面が翡翠のように輝くそうです。よく見ると、さざ波が立つているようにも見えます。



滝を拡大いたしました。この次は是非とも歩いて見てみたいところでした。100分の1から200分の1に縮小すると日本の鍾乳洞の中の棚田状の景観になるのが九寨溝です。九寨溝の樹正溝の中の位置を示します。上流からの順番です。
①屏牛海 ②老虎海 ③樹正瀑布 ④樹正群海 ⑤臥龍海 ⑥火花海 ⑦火花瀑布 ⑧双龍海 ⑨蘆葦海 ⑩盆景海

九寨溝 臥龍海(がりゅうかい) [九寨溝 黄龍]


九寨溝の樹勢溝で歩いて散策をしたのは老虎海~樹勢瀑布~樹勢群海まででした。樹勢群海の下流にも素晴らしい景色が続いているそうなので歩いて見れないのが残念です。でも樹勢群海の一つ下流側にある臥龍海(がりゅうかい)はバスの待っている駐車場から見ることが出来ました。
こちらが臥龍海です。臥龍海は海抜2215メートルのところにある小さな高山湖です。
伝説では、かつてこの湖の近くの川に黒龍がおり、それが付近に住む人々を苦しめていたが、それに同情した白龍が住民を助けようとして黒龍と戦いになったと伝えられています。白龍は力尽きてこの湖に沈んでしまったが、湖の底で黄龍に変わったと伝えられています。人々はこの伝説にちなみ、臥龍湖と呼ぶようになったそうです。


この写真の一番奥が臥龍海で手前の方が樹勢群海と思われます。

臥龍海や樹勢群海がきれいに見える駐車場です。無料の巡回バス乗り場があり、九寨溝の入口から上がってきたバスが転回しているところです。

九寨溝の樹正溝の中の湖の写真を特定するのは意外と難しいのです。特にあまり知られていない湖は悩みます。今回の臥龍海に関してはブログの中には火花海より下流側にある記載もありました。ネットで掲載されている湖も微妙に違いました。そこで3種類の地図を比較してみました。記載していない湖や滝がありましたが順番に違いはなかったことから臥龍海は樹正群海と火花海との間にあるのは間違いなさそうです。このようにして場所の検証をして掲載しています。
屏牛海 屏牛海 屏牛海
老虎海 老虎海 -
樹正瀑布 樹正瀑布 樹正瀑布
- 樹正群海 樹正群海
臥龍海 臥龍海 臥龍海
火花海 - 火花海
火花瀑布 - -
双龍海 双龍海 -
蘆葦海 芦葦海 芦葦海
盆景海 盆景海 盆景灘

九寨溝の水車小屋 樹正磨房 [九寨溝 黄龍]


九寨溝の樹正群海の中にこのような小屋がありました。小屋は水の流れる上に建てられており趣のある景観を見せてくれました。
このような激流の中に建てられていますが、流されることもなく小屋が残っているのは水量が安定しているためだと思います。

建物の下には珍しい木製の水平の水車が取り付けられていました。実は水車小屋だったのです。表示板に書かれていた小屋の名前は樹正磨房でした。「磨」の文字から日本語で言えば粉搗き小屋というところでしょうか。

これが小屋の全景です。大きな水車は少なくとも2つ確認できたので、おそらく3つ以上の水車があったものと思います。この写真でも真中の渡り通路の少し右側の建物の下に水車が確認できると思います。

水車小屋の中にはマニ車もありました。これも水の力で回しているマニ車です。

小屋の外にはもっと大きなマニ車が回っていました。水の力はいろんな形で利用されているようでした。

九寨溝 老虎海(ろうこかい) [九寨溝 黄龍]


犀牛海の横を下ってきて老虎海に着きました。紅葉の季節は湖畔の森の景色が湖に写って湖に虎が横たわっているかのように映るので老虎海と名付けられたそうです。紅葉の季節に是非とも見てみたいものです。
この湖からの水はすぐに樹正瀑布に流れ落ちていきます。湖から滝に流れ落ちる水の音が、虎の咆哮に聴こえることから老虎海と名付けられた説もあるそうです。

ここでバスから降りて樹正瀑布の方向に徒歩で散策いたしました。
標高 2298m
長さ 約300m
幅 150m
面積 4932,3㎡

適度な深さになるときれいな色を見せてくれるのが九寨溝の湖です。神秘的な五花海と同じ水だからでしょうか。この辺りも5m位の深さでしょうか。

この辺りから水の流れが速くなっていきます。水か浅いと単にきれいな水になってきますが木々の中を流れるような湖は独特の雰囲気があります。
九寨溝には沢山の湖があるので撮った写真の名前を特定するのに苦労しました。湖の写真を撮る合間に湖の名を書いた石碑や案内板を写真に撮っていると特定するのに多少苦労が軽減と思いますのでお勧めします。

さらに進むと流れが激しさを増してきました。さらに進むと樹正瀑布群に入っていきます。九寨溝の樹正溝の中の位置を示します。上流からの順番です。
①屏牛海 ②老虎海 ③樹正瀑布 ④樹正群海 ⑤臥龍海 ⑥火花海 ⑦火花瀑布 ⑧双龍海 ⑨蘆葦海 ⑩盆景海

九寨溝でバター茶を初体験 [九寨溝 黄龍]

写真の上のカーソルが
の場合はクリックすると拡大します。


九寨溝から降りて来て九寨溝の入口に着いたのは17時10分でした。こことホテルの間のレストランで夕食を摂ることにしました。バスに乗って10分で上のレストランに到着いたしました。観光地の中心なのか大きなレストランでした。

入口ではチベットの民族衣装の人たちが迎えてくれます。レストランの内側から撮った写真です。白い布を首にかけていますが、似たような習慣が内モンゴルでもありました。チベットでは帽子をかぶる習慣が一般の地域よりも多いようです。標高が高く夏でも涼しいので冬は極寒の世界だからかもしれません。
右の写真の女性の帽子が印象的でした。男性もたくましい服装でした。

こちらはレストランの外側で迎えてくれたメンバーです。地域の特徴なのか、観光地のためなのかわかりませんが、美人の人が多かったのも印象的でした。
店名 夢幻九寨 Jiuzhai Dream
住所 301 Provincial Rd, Jiuzhaigou Xian, Aba Zangzuqiangzuzizhizhou, Sichuan Sheng

このようにセットされていました。特徴なのが右上の茶色の器です。これは木製の器ですが、この器でタイトルに書いたバター茶を飲むのです。食前には普通の中国茶も出てきました。

この日はチベット料理と四川料理の中から選ばれたと思いますが、このようなチベットの特徴のある肉料理が多かったです。

これはヤクの胃袋の料理だと思います。これもチベットを感じさせてくれる特徴のある料理でした。

これもヤクの肉だと思います。ビーフジャーキーのような燻製肉のような保存性のある肉だと思います。

沢山の料理が出てきました。すべての料理を紹介したいので一部を小さな写真にさせていただきました。左上がキュウリを味噌で食べる料理です。右上は野菜を同じように味噌で食べます。左下は地元のビールですが、ここも標高が高いのでビールを飲んだのは私だけでした。右下は沢山のキノコが使われた料理でした。野生のエノキのような茸でした。




こちらがバター茶を木の器に入れてくれているところです。陶器の大きな急須で、各自の器のバター茶が減ってくると入れてくれます。


この日のメインであるヤクのリブステーキ(焼肉)です。まさに骨付きカルビを焼いたものです。

このヤクの骨付きカルビは拡大写真も掲載させてもらいました。

そして四川料理の麻婆豆腐です。今回の成都と九寨溝の食事では朝食以外ですべて麻婆豆腐を食べました。これはやっぱり外せないですね。

ここでも出てきました生のドクダミのサラダです。以前に成都で食べて以来でした。さすがにドクダミは不人気でしたがドクダミが生で食べられていることを知っただけで値打ちがありました。(笑) もちろん食べてみました。やっぱりドクダミでした。いろんな大きなキノコの料理が右上です。左下は鶏肉とキュウリの料理で右下はゼンマイの料理です。こちらでは肉と野菜が中心でした。




こちらもヤクの肉料理です。お皿には一緒にキュウリが乗っていました。

ヤクの肉がさらに出てきました。こちらのお皿にはポテトが乗っていました。チベットはやっぱり肉料理が多かったです。そして肉料理には必ず山盛りの乾燥粉末の唐辛子がついてきました。

途中から目の前の舞台でチベットの踊りや歌が披露されました。まだ早かったこともあり2チームだけでした。女性が1チームで男性が1チームでした。

動画も撮ったので紹介します。
女性は踊りで男性は歌を披露してくれました。レストランに着くのが早すぎたようです。もう少し遅く来ると、もっと沢山の人が次から次へと舞台に上がるのだと聞きました。

さらに食事は続きました。やはり野菜と肉料理ですが、後半は饅頭に挟んだり乗せたりする料理も2種類出てきました。さらにデザート系の甘い料理も出てきました。周りのテーブルも盛り上がっていました。








スープも美味しかったです。こちらのレストランでは魚料理は出てこなかったです。チベットでは魚を食べる習慣がなかったことが関係しているのかもしれません。

九寨溝 犀牛海(さいぎゅうかい) [九寨溝 黄龍]


上の写真は九寨溝・樹正溝地区にある犀牛海(さいぎゅうかい)です。
九寨溝はYの時の谷あいに沢山の景勝地がある場所ですが、大きく3つに分かれています。それは則査窪溝と日則溝と樹正溝で、午前中に長海や五彩池がある日則溝を見て、諾日朗センターで昼食を食べた後に五花海や珍珠灘などがある日則溝を見ました。日則溝の珍珠灘瀑布を見た後、最後に樹正溝を見ました。樹正溝は九寨溝の中でも入口に近い地区で標高も2000m~2400mの場所です。ここを上から下がりながら見ていくのですが樹正溝の最も高いところにあるのが犀牛海なのです。
徒歩で散策したのは犀牛海の次の湖である老虎海から樹正瀑布を通って樹正海だったので犀牛海は車の中からの写真での紹介となりました。

犀牛海は全長約2.2kmの樹正溝内最大の高山湖で標高は2400mのところにあります。変化に富む風景が特色だそうです。水深は平均17mでもっとも深いところは40mを越えとも言われています。

伝説では、重病のチベット族のラマ僧があの鎧のような動物であるサイ(中国語:犀牛)に乗ってこの湖を訪れ、この湖の水を飲むと、奇跡のように病気が回復したそうです。そこで、ラマ僧は日々湖の水を飲み、この地に残ることを切望して、最後にはサイ(日本語:犀)に乗ったまま湖に入り永遠にこの地に住むことになったことから、この湖は犀牛海と呼ばれるようになったとのことです。日本語で言えば「サイの湖」というところですね。珍しい名前の湖でした。

確かに大きな湖で、いろんな景色を見せてくれました。あの透き通ったブルーを見せてくれた五花海と同じ水が流れているのです。この辺りはかなりの深さなのでしょう。濃い青色を見せてくれていました。

こちらは対岸の景色が湖に写った景色です。深さが10mから数mになってくると湖底もくっきりと見えて九寨溝ブルーを見せてくれます。上の写真と同じ水、同じ湖とは思えないほど場所によって変化に富む湖でした。九寨溝の樹正溝の中の位置を示します。上流からの順番です。
①屏牛海 ②老虎海 ③樹正瀑布 ④樹正群海 ⑤臥龍海 ⑥火花海 ⑦火花瀑布 ⑧双龍海 ⑨蘆葦海 ⑩盆景海

九寨溝で結婚写真 [九寨溝 黄龍]


すでに紹介した九寨溝を代表する五花海の写真です。この中で結婚写真が撮られていました。写真をクリックして拡大するとわかると思います。
クリックするのが面倒な方のために、その部分のみの拡大写真を掲載いたします。この場所が結婚写真の名ポイントだと思います。ネットで見ているとこの場所で結婚写真を撮っているところがよく出てきました。

こちらが少し場所を変えて撮った写真です。こちらだと遠くからでもはっきりとわかりました。

こちらも部分拡大を行ないました。

上の写真は手摺に座ったしゃしんですが、こちらは立った姿の写真です。

いろんなポーズで撮られていました。ちょっと羨ましいかな。
いい思い出の写真になるのでしょうね。

座った姿でもとられていました。中国ではほとんどの人が結婚式の前に写真集を作ります。そして一番お気に入りの等身大の写真を披露宴会場が行なわれる入口に飾ります。

5月の標高2700m 朝の散歩 [九寨溝 黄龍]

再掲載を機会に写真をクリックすると拡大するようにいたしました。
写真の上のカーソルが
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九寨溝で泊まったホテルは標高が2700mの場所にありました。
早朝にホテルの外に出て散策した写真を紹介いたします。朝の霧と針葉樹林は幻想的な景色を見せてくれました。
木々の先端も美しいシルエットを見せてくれていました。

アザミの種類の実でしょうか、ひんやしとした透き通ったきれいな空気を感じされてくれていました。

苔に覆われた地面と針葉樹の幹も独特の雰囲気を感じさせてくれました。

この辺りにも、すでに紹介したような沢山の花が咲いていました。
特に多かったのが写真の野イチゴの花でした。
花からも静けさを感じてもらえると思います。

九寨溝の魚は一種のみ 嘉陵裸裂尻魚(かりょうられつこうぎょ) [九寨溝 黄龍]

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嘉陵裸裂尻魚が一種類のみ九寨溝で太古から生き延びてきたのは鍾乳洞の中の水と同じように石灰分(Ca)が飽和状態に溶け込んで、非常に澄んだ状態のためにプランクトンなどの餌が少ないことが関係しているそうです。餌らしいものは偶然に水面に落ちてくる虫くらいなのです。したがって水底の石灰中のバクテリアなどを石灰ごとまる飲みし、あとでエラから石灰分のみを排出して栄養にしていると書かれていました。
さらに魚にとって運が良かったことにチベット族の人は魚を神聖なものとし魚を食べる習慣がないために生き延びたともいえるかもしれません。天敵となる大型の肉食魚も、いくつもの滝に阻まれて昇って来れないのだと思います。運よく入り込んできても特殊な水質に順応でき無かったのではないでしょうか。

下の写真は熊猫海(パンダ湖)の嘉陵裸裂尻鱼です。成魚の体長10~25cm程だそうです。Wikipediaでの中国語記載内容は次の通りです。
嘉陵裸裂尻鱼(学名:Schizopygopsis kialingensis)为輻鰭魚綱鯉形目鲤科裸裂尻鱼属的鱼类,俗名小白飘、冷水鱼,是中国的特有物种。分布于嘉陵江上游等。该物种的模式产地在嘉陵江。

界:動物界 Animalia
門:脊椎動物門 Chordata
綱:条鰭綱 Actinopterygii
目:コイ目 Cypriniformes
科:コイ科 Cyprinidae
亜科:裂腹鱼亜科 Schizothoracinae

種:嘉陵裸裂尻魚 Schizopygopsis kialingensis
学名:Schizopygopsis kialingensis
俗名:冷水魚, 小白飘 鱼(中国語) = 鱼(日本語)
産地:嘉陵江
分布:嘉陵江上流 九寨溝
ネットの中には時々、九寨溝の固有種との記載がありますが九寨溝の固有種ではなく、生息しているのは九寨溝も含めた嘉陵江の上流の山岳地帯の特殊な環境に住んでいるのです。九寨溝を流れる川は白龍江の支流で、そこから白水江を通って 嘉陵江につながっています。嘉陵江は重慶で長江(揚子江)につながっています。右上の魚の小さな写真はネットから転用させていただいています。

この地図のラインが九寨溝から重慶までの白龍江/白水江/嘉陵江です。緑のライン(━━)は平地です。赤いライン(━━)が五花海から白龍江に合流するまでの九寨溝の川のラインです。だいだい色(━━)のラインで示している黄龍にも嘉陵裸裂尻魚が生息しています。水系が違い40km離れた黄龍でも生息している魚は嘉陵裸裂尻魚の一種類なのです。同じように石灰分が飽和状態の世界です。黄龍も石灰分が飽和状態の環境なので、やはりこの魚だけが生き延びたのかもしれません。紫のライン(━━)は黄龍から嘉陵江へつながる山岳地域の川です。



━━ 五花海から白龍江に合流するまでの九寨溝の川
━━ 山岳地帯 九寨溝→広元
━━ 平地の川 広元→重慶
━━ 黄龍
━━ 黄龍から嘉陵江へつながる山岳地域の川
━━ 平地の川 江泊→重慶
より大きな地図で 九寨溝→白龍江→白水江→嘉陵江→重慶 九塞溝と黄龍を表示
九寨溝 金玲海 [九寨溝 黄龍]



残念ながら鮮明な写真とはなりませんでしたが、せっかく写すことが出来たので掲載いたしました。
ネットでは単に金玲海としかありませんでしたが案内板では上流側から小金玲海、大金玲海と2つの金玲海が書かれていました。
おそらく上の写真が小金玲海で下の写真が大金玲海だと思います。2つの名景観の間の湖なので有名ではないけれども写真からは素晴らしい水の色が見えました。

航空写真に景勝地の位置を掲載いたしました。黄色のラインがバスの走った道路です。クリックするとgoogleの航空写真で金玲海あたりが出てきますが、その中の赤いラインは珍珠灘と珍珠灘瀑布を散策したルートです。

九寨溝 珍珠灘瀑布(ちんじゅたんばくふ) [九寨溝 黄龍]

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少し九寨溝の記事を中断していましたが再開します。佐原や鎌倉や清荒神や近所の出来事など、他にも紹介したい記事が残っているので織り交ぜながら紹介を続けさせていただきます。
少し前の記事で紹介した数百mの幅の傾斜の珍珠灘(ちんじゅたん)をすべり落ちてきた水は最後に珍珠灘の淵から滝となって落ちていきます。それが珍珠灘瀑布(ちんじゅたんばくふ)です。上の写真は淵から流れ落ちる珠灘瀑の最後の部分です。
流れ落ちていくところを真横から見ました。滝の真横に遊歩道があることからいろんな高さから滝を見ることが出来ます。

少し降りたところから望遠で見た珍珠灘瀑布です。こちらは滝の断面を見るように滝の横を間近に見ながら降りて行けるのが特徴でした。迫力があります。

同じ位置からズームを引いた景色です。珍珠灘瀑布の幅は310mと200mと180mと160mがあります。半分以上が200mの記述で最も多かったです。高さの記述は20mと40mの2種類がありました。こちらはは両方ともに正しいて思います。普通の幅の広い滝は水が落ち始める部分は水平なのですが、ここの滝の上が珍珠灘と呼ばれる特殊な構造になっているために珍珠灘瀑布は流れ落ちる部分の高さは写真の木が生えている少し奥あたりが最も高く、さらに奥に行くと低くなるために高さも2種類の記述になっているのだと思います。滝の上の珍珠灘全体が奥側に傾斜していることから場所によって高さが違う珍しい滝になっているのです。
そのために、どの幅までを滝と呼ぶかで、いろんな表現があるのだと思います。

さらに低いところから撮りました。160~200mの幅を実感してもらえるでしょうか。さすがに310m先までは見ることが出来ませんがどこまでも滝が続いている景観でした。

滝の真横に珍珠灘から降りてくる木製の階段があるおかげで迫力のある写真をともことが出来ました。

一番下まで降りて展望場所から珍珠灘瀑布を見上げた景色です。

こちらは、今まで紹介してきた方向と反対方向から撮りました。この滝も幅が広すぎて全体を見渡せる形では見ることも出来ないし写真を撮ることもできませんでした。写真の右端に木々の隙間に白いものが見えますが、それより先に続いているのです。この写真が幅が最も実感できるのかもしれません。背中側にもまだ滝が続いています。滝から落ちた水は滝に平行に流れる川を流れていきます。

その川の下流側の方向です。滝からの水で川の水量は下流側ほど増えていきます。

さらに奥の方(下流側)に行くと滝の高さが数mになってきます。ここまでの長さを入れると滝の幅が310mになるのかもしれません。この写真の中に実は小さな鳥がいました。次の写真で紹介いたします。

これが、その小さな渓流の鳥です。 上の写真の中央の木の右側の岩にとまっています。その岩が下の写真です。残念ながら飛んでる姿はきれいに撮れませんでしたが、羽が黒色で胴が赤色であることがわかりました。
追伸 すごいですね。まほさんにコメントで鳥の名前を教えていただきました。
この鳥の名前はシロボウシカワビタキ(白帽子川鶲)です。インドや東南アジアや周辺の地域の渓流に生息しているそうですが 、標高が2400m(2000~3100m)の涼しい地域である九寨溝でも見たとの記載がありました。結局カワセミの種類ではありませんでしたが、私にとって貴重な鳥に出会えました。
まほさんに教えてもらった記事 →ポチッ
目 スズメ目 Passeriformes
科 ヒタキ科 Muscicapidae
属 シロボウシカワビタキ属 Chaimarrornis
和名 シロボウシカワビタキ →ポチッ
英名 White-capped Water-Redstart →ポチッ
学名 Chaimarrornis leucocephalus

珍珠灘瀑布あたりの航空写真に200mのスケールを配置してみました。確かに落差のある部分の幅は180~200mあり、低い部分の滝もいれると310mの幅があると言えそうです。珍珠灘の文字の少し下の白い線は珍珠灘が見渡せる木道です。我々は大金玲海のあたりでバスを降りて珍珠灘の木道を通って珍珠灘瀑布の下に出て珍珠灘瀑布に沿って歩いてPと記載した駐車場まで歩きました。写真をクリックするとgoogleの航空写真が掲載されますがその中の赤いラインが珍珠灘と珍珠灘瀑布を散策したルートです。Pのところにバスが待っていてくれたのです。駐車場と鏡海の間にも珍珠灘に似たような場所があることがこの写真で判ります。バスが登って行くときにも水か流れ落ちていく傾斜(トラバーチン)を見ることが出来ました。それは「名も無い扇状の灘」と書いているところです。

すでに鏡海の記事で紹介いたしましたが、こちらが鏡海の少し上にある名も無いトラバーチンと呼ばれる石灰分再結晶したカルシウム質の扇状の岩肌です。名も無い扇状の灘も全体に水が流れている雄大な光景でした。

九寨溝 珍珠灘(ちんじゅたん) [九寨溝 黄龍]


九寨溝を代表する五花海の次は珍珠灘(ちんじゅたん)と呼ばれる場所でした。五花海を見た後なので景観的に見劣りすると思われがちですが、こちらの迫力はすばらしいものがあります。でもこの景観を写真で迫力を表現するのは難しい景観の場所でした。上の写真が珍珠灘の一部ですが写真では単に水が流れている景色のように見えてしまうのです。
これは五花海と珍珠灘の間の景観です。広い幅でゆっくりと流れています。

珍珠灘に徐々に近づいてきました。

珍珠灘は水に含まれる石灰分が析出することによって形成された数百m幅の傾斜を水が流れ落ちていくところなのです。スキー場で幅の広い急斜面のゲレンデ全体に水が流れているさまを上から見ていることを想像してもらうと少しは迫力がわかってもらえるかもしれません。

珍珠灘を横切るように数百mの遊歩道が設けられています。その遊歩道から水が流れ落ちていくさまを見ることができるのです。その遊歩道の幅に驚かされてしまうはずです。この遊歩道が続いていることを想像してもらうと珍珠灘の景観を感じてもらえるかもしれません。

右の遠くの方に遊歩道が確認できると思います。本当に幅が広かったです。

皆さん、遊歩道に座って景観を楽しんでおられました。

下の方まで見えるところもありました。私はテレビでは九寨溝は見ていないのですが、テレビ局の人は、この構図の場所は見逃さないと思うので放送された中に、この部分は出ていたと想像しています。

常識的には一部だけが削られてそこだけかの勢いが増すはずなのに滑らかな斜面で広い幅に均一に流れ落ちていくのは驚異の現象です。幅の広い急斜面を流れる水が、真珠に似ていることからその名が付いたといいます。

水に含まれる石灰分が飽和状態なのがこのような景観を作り出したのだと思います。

動画を紹介いたします。
横から珍珠灘を見た景観です。

最後は幅310mの珍珠灘瀑布となって流れ落ちていきます。

九寨溝 五花海 第二弾「孔雀河道 編」 [九寨溝 黄龍]

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中国の奇跡の景勝地と呼ばれている九寨溝の中で代表的な景観を見せてくれるのが五花海です。この橋の向こう側は広い湖で、すでに前記事で紹介いたしました。
五花海 第一弾(前記事)→ポチッ
前回の記事を五花海の第一弾とするならば、今回の記事は五花海の第二弾です。橋の手前側の湖が今回紹介するエリアです。前回の広い湖のエリアに比べると、小さなエリアですが、我々を魅了してくれる景色を見せてくれました。
五花海の水の出口に相当するところで、流れ出る川の名前が孔雀河と名付けられていることからこのエリアが「孔雀河道」と呼ばれているのだと思います。上の橋の写真は、この写真の橋の部分を切り取ったものなのです。つまりこの写真は下流側から撮った孔雀河道の全景なのです。すでにお気づきのように孔雀河道は湖底の倒木が幻想的な姿を見せてくれる湖でした。是非ともクリックして孔雀河道の全景の拡大写真を見てもらいたいです。

この写真が上流側、つまり橋の上から撮った孔雀河道の全景なのです。すでに紹介した五花海とつながっており、このエリアも五花海として紹介している記事も沢山あるので五花海・第二弾「孔雀河道 編」とタイトルをつけさせてもらいました。こちらも代表的な角度の写真なので拡大写真が出るように設定いたしました。

こちらも橋の上から下流側を撮ったものですが、上の写真より拡大して撮ったものです。

湖底の倒木は長い年月の間も朽ちることがなかったそうです。不思議な世界を、いろんな角度から紹介いたします。

岸辺から撮ったものですが湖底の姿と水面に映る景色が二重写しのような景色を見せてくれていました。光のいたずらの世界でもありました。

倒木からは水の中でありながら新しい命も育んでいました。こちらもクリックすると拡大いたします。

湖の中の藻からは沢山の酸素が出ていました。

周りの木々と湖底の木々が幻想的な世界を見せてくれていました。そんな世界を何枚か紹介いたします。

湖の青さに木々の緑が栄えていました。

不思議ときれいな空気を感じてしまいました。

木のシルエットが素晴らしい湖でした。

おそらく湖底は真白の砂地だと思います。見た目以上の深さがありました。ここには、あの幅が320mの滝を流れ落ちていた多量の水が流れているのに、水は止まっているようにしか見えないのです。

孔雀河道の出口部分で、ここで初めてすごい勢いで水が流れていることがわかりました。止まっているようにように見えた孔雀河道の水もゆっくりと流れていたのです。奥が孔雀河道です。クリックして拡大すると湖のブルーの色がわかりやすいと思います。



航空写真で五花海と孔雀河道の位置関係を説明いたします。五花海は橋を挟んで2つに分かれます。上流側の広い湖は五花海です。下流側の細長い小さな五花海が孔雀河道のようです。左下から水が流れてきて右上の方向に出ていきます。

九寨溝 五花海 第一弾 [九寨溝 黄龍]


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これが九寨溝を代表する五花海 です。九寨溝には沢山の景勝地ががありますが、九寨溝を初めて訪れた人は必ず立ち寄るのが五花海です。
他の景勝地と同じ水が流れているのにもかかわらず素晴らしい色合いを見せる不思議な湖で孔雀海とも呼ばれています。
上の写真は熊猫海からバスで降りてくる時に五花海が見下ろせる場所からの写真です。ここだけは停まることがことはありませんでしたが下の地図の展望台あたりをバスがゆっくりと走ってくれました。五花海は標高が2472mのところにある水深の平均が5mで総面積が7.68万㎡の湖です。この写真はクリックすると拡大するように設定いたしました。
素晴らしい景色の中に橋が架かっています。湖面に映る木々の影と湖底の色でいろんな色を見せてくれることから五花海と呼ばれていますが、こちらの湖は5色以上の変化を見せてくれました。こちら写真もクリックすると拡大するように設定いたしました。

五花海は橋を挟んで2つに分かれます。上流側の広い湖は五花海です。下流側の細長い小さな湖も五花海と呼ばれています。この湖に沿った遊歩道のことを孔雀河道と書かれている記事もありましたが、この小さな湖がどうやら孔雀河道と呼ばれているところのようです。上の橋の写真は孔雀河道の奥から撮ったもので、神秘的な景観を見せてくれる湖でした。

この橋の右側が孔雀河道です。湖底の倒木が独特の景観を見せてくれていました。孔雀河道はそれだけで魅力的な湖なので後日紹介いたします。以降は全て大きい五花海の方の写真です。

橋の手前からの五花海の景色です。湖の真ん中近くは白い砂地で薄いブルーで両側は湖底の藻により濃い緑色でした。五花海は一枚の写真だけでは説明しきれない湖でもあります。したがって、いろんな景観を紹介いたします。見終わって、説明がないと、ほんの30分の間に同じ湖で見せてくれた景色とは信じられないのではないでしょうか。写真はクリックすると拡大いたしました。

橋の上からの五花海の景色です。湖底には石灰化した堆積物と多種な藻類や水草、枯れた木などがあり、日の光の反射や屈折によって赤やオレンジ、黄、緑、青、藍、紫などさまざまな色を見せてくれる書かれていましたが、まさに説明通り多様な色の湖に出会えました。右の木の下あたりで結婚アルバム用の写真を撮っています。拡大したらわかると思うので、この写真もクリックしたら拡大するように設定しました。

橋の近くには沢山の倒木がありました。湖底の倒木は白い石灰に覆われ、真っ白な樹氷のような姿でひっそりと沈んでいました。 幻想的で美しい湖底の倒木の景観には驚かされました。静寂の世界でした。

湖面に映る空や山の木々の色ら景色と湖底の色合いによって見る方向が違うと全て違う景色を見せてくれます。この写真はクリックすると拡大するように設定いたしました。

湖底の砂地や藻の色彩さらには水辺の植物が多彩な景観を見せてくれていることがわかってもらえると思います。

光の方向と湖面に反射する景色との組み合わせで、同じ場所からでも違った色を見せてくれるのだと思います。

上の写真を拡大すると、また違った美しさがありました。

対岸の草も素晴らしい景観に貢献してくれていました。

湖底が藻に覆われていますが、下からの湧水が独特の紋様を見せてくれていました。

遠くの景色を鏡のように映す湖面は多様な色あいを見せてくれていました。水面の浮遊物も景色にアクセントを与えてくれました。

どのような条件が出来ると、このような景色を見せてくるのでしょうか。奇跡のような景色でした。このような景色は天候によるところが大きいと思うので運がよかったのかもしれません。一つの湖で、これだけの多彩な姿を見せてくれたのには驚きでした。この写真はクリックすると拡大するように設定いたしました。

チベットの旗 [九寨溝 黄龍]



八千代市の集落で今でも行われている出羽三山信仰の中の年中行事である梵天飾りに参加させていただきましたが、右の写真の梵天の先に飾られているカラフルな色を見て先日行った四川省チベット自治州

上の写真は九寨溝の長海が見える標高3100mの場所で見つけた旗のトンネルです。この奥に神聖な場所があるのだと思います。使われている旗は赤色、青色、黄色、緑色、白色でした。この5色に紫色が加わったのが偶然ですが右の写真の日本の梵天(ぼんでん)飾りでした。形も違い一方はチベット仏教であり一方は神道であることから関連性見つかりませんが、これだけ似た色が使われているのには興味が惹かれます。
旗を良く見ると文字が書かれていました。おそらくお経のようなものなのだと思います。この五色の旗を調べてみるとタルチョー(དར་ལྕོག་)と呼ばれる五色の祈祷旗だそうです。
経文が書かれている場合は風に靡くたびに読経したことになるそうです。仏教伝来以前のボン教の時代からの伝統の祈祷旗だそうです。伝統的なものは木版印刷によって柄は作られているそうです。

これはチベット族の村にあったマニ車の屋根に取り付けられていたチベット独特の旗です。こちらも撮った写真を見て初めて文字が書かれていることに気が付きました。

塔から放射状に付けられた旗もお経と思われる文字が書かれた旗でした。

のぼりの旗は無地でしたが、旗の色の順番は青→白→赤→緑→黄となっており、どれも同じ順番でした。調べてみると五色の順番は決まっており、それぞれが天・風・火・水・地すなわち五大を表現しているそうです。

九寨溝 熊猫海(パンダ湖) と 熊猫海瀑布(パンダ滝) [九寨溝 黄龍]

再掲載を機会に写真をクリックすると拡大するようにいたしました。
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写真の上のカーソルが


今回の話題は四川省チベット自治州九寨溝のパンダ湖にパンダ滝と、パンダ尽くしです。箭竹海(せんちくかい)を見た後、次の目的地である熊猫海に下ってきました。正面に見えている湖が熊猫海(Panda Lake)です。
熊猫海は、この航空写真の通り箭竹海と五花海の間にあります。熊猫海撮影スポットと書いているところで車を降りました。熊猫海は標高2587m、長さ570m、幅160m、平均水深14m、面積9万㎡の湖です。
黄色いラインが道路です。遊歩道は湖の両側にありました。

熊猫海撮影スポットに近づいてきました。沢山の人がいるのがわかってもらえると思います。


下の写真は撮影スポットからの熊猫海の景色です。熊猫海は昔、野生のパンダが多く目撃され、水を飲みに下りてきたことから、この名がつけられたそうです。
現在では観光化されて沢山の人が常に訪れていることからパンダは奥地に移動してしまい、ここでは見ることは出来ないそうですが、今でも数頭(4頭)のパンダが確認されているそうです。

上の写真を拡大すると雪をいただいた山が確認できます。この場所が撮影の名スポットになったのがわかる気がします。

別の角度からの景色です。右の岩沿いの遊歩道からの景色は後で紹介いたします。

最も右側に寄って撮った写真です。湖底に流木が沈んでいるのが見えます。石灰分が飽和状態のために腐らないでいつまでも原型をとどめているそうです。

熊猫海からは熊猫海瀑布(Panda Waterfall) に沢山の水が流れ落ちていました。

熊猫海瀑布を見るためには、この遊歩道を降りていく必要があります。バスは熊猫海で待っているので降りると、また登ってくる必要がありますが、やっぱり見てみたいので降りて見ることにしました。

すでに見た諾日朗瀑布の幅が320mであることから幅60mで高さ78m(3階段合計)の熊猫海瀑布は九寨溝の中では大きな滝ではありませんが、緑に囲まれた滝は見る価値がありました。

滝から熊猫海に戻って崖沿いの遊歩道を歩いてみることにしました。



遊歩道から撮影スポットの方向の水の色は素晴らしかったです。光の方向によって水の色が変わります。

上流側の景色はバスの中から撮った写真を紹介します。
ジャイアントパンダは標高2,600-3,900メートルにある竹林に生息するし3.9~6.2k㎡の行動圏内で生活するそうです。1日あたり500メートル以上を移動することはまれで、どちらかといあと薄明薄暮性傾向が強いけれど昼夜を問わずに活動するそうです。冬季になると積雪の少ない標高800メートルくらいの地域へ移動し、冬眠はしないそうです。昔はベトナム北部およびミャンマーにも生息していましたが残念なことに絶滅したそうです。

目 : ネコ目 Carnivora
科 : クマ科 Ursidae
亜科 : ジャイアントパンダ亜科 Ailuropodinae
属 : ジャイアントパンダ属 Ailuropoda
種 : ジャイアントパンダ Ailuropoda melanoleuca

現在パンダが生息しているのは甘粛省、四川省、陝西省の地図の中の緑の部分です。中国でも限られた地域にだけ住んでいることがわかってもらえると思います。今回の九寨溝の熊猫海は赤丸の中心付近にあります。
ジャイアントパンダはGiant PandaとQinling pandaの2亜種に分かれています。差異が生じた原因は特定できていませんが四川地方(四川/甘粛)と陝西地方の間には3000年以上も前から人間の交易路が存在し、野生のジャイアントパンダが交流できない状態が形成されたのだと考えられています。過去には茶色い毛並みのジャイアントパンダが陝西省に存在していたそうです。

九寨溝 箭竹海(せんちくかい) 鴨のいる景色でした。 [九寨溝 黄龍]


諾日朗観光センターでの昼食のあとは日則溝方面にバスで登ってきて最初に、この箭竹海(センチクカイ)まで来ました。ここを散策した後は下りながら熊猫海、熊猫海瀑布、五花海、孔雀河道、珍珠灘、珍珠灘瀑布はバスを降りての遊歩道を歩いて散策しました。
箭竹海の上流側は草が生えた湿地になっていました。
標高は2618mで李連杰(ジェット・リー)や章子怡(チャン・ツィイー)が出演していた2002年の香港・中国合作映画「HERO/英雄」のロケ地になったところです。HERO/英雄は豪華なキャスト、美しい色彩が話題を呼び、中国映画の興行成績を塗り替えた映画です。衣装を担当したのはアカデミー賞受賞デザイナーのワダ・エミ(本名:和田恵美子)さんで、この映画の華ともいえる場面ごとに色を合わせる色彩のアイディアは日本人スタッフが提案したそうです。
湖の中の草地には小さな木も生えていました。きれいな花も咲いており独特の雰囲気の場所でした。

水と草地が複雑に入り組んでいました。箭竹海は深さ6m、面積17万㎡の湖です。湖岸の周囲には多くのヤダケが群生していて、ジャイアントパンダが好んで食べたそうです。熊猫海(パンダ海)の隣りなので箭竹海の名がつけられたそうです。

よく見ると草地と草地の間に鴨たちが沢山いました。

比較的近くにいた鴨を400mmの望遠で撮ってみました。

九寨溝で鴨を見かけたのはこの箭竹海だけでした。鴨の種類は中国名で緑頭鴨で、箭竹海は緑頭鴨の生息地だったようです。緑頭鴨を調べてみると、日本では一般的に見かける鴨で、マガモ(真鴨)でした。看板の日本語では緑頭アヒルと書かれていますが、直訳したために緑頭アヒルとなったようですが、野生の鴨(野鴨)で、アヒルではありません。九寨溝ではこのような看板は4ケ国語で書かれていました。4ケ国語とは中国語、英語、韓国語と日本語です。ネットで古い記事を見ると中国語と英語だけでしたが、日本人や韓国人の観光客が増えたための配慮なのだと感じました。

突然に遠くにいた5羽のカモが飛び立ちました。エクステンダーを取り付けて800mmにする余裕がなかったので400mmの望遠レンズのままで追ってみました。

先頭の鴨の頭は緑色ではないので雌の鴨のようです。どうやら1匹の雌を2匹の雄が追いかけているようです。撮影地点からの距離は約190mです。


周りの景色は流れているのに鴨に関しては、手振れ防止機能も働いて鴨だけにピッタリとピントが合っているのには感心いたしました。最近のレンズとカメラの性能の良さのおかげです。

上の3羽と合わせて5羽が着水寸前です。対岸にも遊歩道が見えます。

その5羽が着水しました。撮影地点から約370mの距離で、遠く離れてしまいました。

今の鴨の飛行ルートとその時の撮影位置を航空写真で説明します。湖の上側と下側の色が番うのは撮影の時期が違うためで、下の白くなっているのは湖が凍っている季節だと思われます。緑のラインが鴨の飛行ルートです。

箭竹海の下流側の方向の景色です。航空写真だと上方向(北方向)を撮った写真です。

箭竹海の上流の草原の間を流れてくる小川です。このような沢山の小川から水が箭竹海に流れ込んできていました。

九寨溝ではどこに行っても立派な遊歩道が整備されていました。

九寨溝でのチベットの踊り [九寨溝 黄龍]


九寨溝で唯一食事が出来る九寨溝諾日朗観光センター(九寨溝諾日朗旅遊服務中心 / Tourist Information Crnter Nuorilang Jiuzhai Valley)ではチベット族の人たちの歌や踊りを行っていましたので紹介いたします。チベットの村を見た後、諾日朗観光センターに帰ってきて、こちらのステージを見つけました。
こちらはマニ車を回しながら歌を歌ってくれています。

上の写真ではマニ車がわかりにくいと思いました。拡大いたしました。

みなさん歌が大好きで、次から次へと歌を披露してくれました。動画にも撮ったのでプレーボタンを押してもらうと雰囲気がわかった貰うと思います。
男性陣だけでなく女性の人たちも歌が得意でした。チベットの踊りというタイトルにしましたが、実際は歌の方が多かったです。

皆さん帽子をかぶっていました。標高が高く寒い地域なのが関係しているのでしょうか。

楽器も珍しいものがありました。

全員が出てきて最後のステージです。動画で紹介いたします。
写真でも紹介いたします。

踊っている人たちも楽しそうでした。

女性たちだけの挨拶がありまし。

最後は観客の人と記念撮影でした。観客の人は交代しながら記念写真を撮っていました。私も撮ってほしかったけれども、ツアーのみんなは早めにバスのところに戻っていました。
