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熊谷草の花の見ごろはいつ? [植物]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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上の写真は関東のある森の中の2020年4月10日の熊谷草(クマガイソウ)です。実は6年前の2014年5月にも紹介した場所ですが乱獲や盗掘を防ぐために、その時も「関東の某所」とさせていただきました。クリックすると拡大今年の4月の初旬は新型コロナウイルスの感染確認者がピークの時で、感染防止のために記事「キンランの公園」でも紹介したように歩いてスーパーに行く回数を減らして運動不足になっている時で、人の少ない場所を歩くことを始めた時期でした。人の少ない場所と言うことで、あまり知られていない今回の森はうってつけだったので車で行って森の中を散策してみることにいたしました。見つけた熊谷草は写真のように花が開く前の緑色の大きな蕾が付いていました。タイトルの「熊谷草の花の見ごろはいつ?」の答えは最後に書かせていただいています。

場所の雰囲気を紹介したいので6年前の2014年5月3日に行った時の写真を紹介します。我家の愛犬(むさし)はまだ14歳で元気盛りでしたが、17歳8ケ月と1日目(2017年12月5日)に眠りにつきました。熊谷草の写真を撮った同じ年に「キンランの森」として紹介した場所でもあります。
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いろんな場所に熊谷草(くまがいそう)が生えていました。この場所には少なくとも11本のクマガイソウが芽を出していました。蕾らしいものは見当たりませんが、比較的大きな集団なので花が全く咲かないとは考えにくいのでこれから蕾が伸びてくるのかもしれません。
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この熊谷草が2014年5月3日に見事な花を見せてくれていた右の小さな写真の熊谷草です。クリックすると拡大6年が経過しているので見るまでは盗掘されて無くなってはいないかと心配していましたが無事で安心いたしました。これ以外にも目立つ場所にある熊谷草は全て無事でしたが、道から離れた場所では減っているように感じました。確かに目立たせることは保護(盗掘防止)になるのは確かなようです。ここにも少なくとも6本が芽を出していました。2014年5月3日に見つけた最も立派なクマガイソウで、私としては桜の開花宣言の「標本木」のような存在の「基準クマガイソウ」としている熊谷草の小さな群生です。いろんな場面で、この「基準クマガイソウ」を記事の中で使わせていただいています。
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上の写真の熊谷草を横から撮ったのがこちらの写真です。沢山の場所に熊谷草が群生していました。ここには少なくとも6本のクマガイソウが生えていて蕾もついていました。クマガイソウは環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類(VU)とされています。
  門 : 被子植物門   Magnoliophyta
  綱 : 単子葉植物綱  Liliopsida
  目 : ラン目     Orchidales
  科 : ラン科     Orchidaceae
  属 : アツモリソウ属 Cypripedium
  種 : クマガイソウ  Cypripedium japonicum
 別名 : ホロカケソウ
 原産 : 日本固有種(北海道南部から九州に分布)
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上の写真の2の株を拡大いたしました。こちらが冒頭の写真です。
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花の蕾を拡大いたしました。熊谷草の花の写真はネットでも沢山出てくると思いますが、このような蕾(つぼみ)の写真は比較的少ないのではないでしょうか。
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1本だけ花が開きかけているクマガイソウがありました。日当たりが良かったようです。でもまだ花は開いていませんでした。
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花を拡大いたしました。1枚の背萼片と2枚の背花弁が垂れ下がっているので完全に開いていないことが分かります。背萼片と背花弁が上に持ちあがると花が開いたことになるのだと思います。
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このときはニリンソウも咲いていました。こちらの森では熊谷草以外にも貴重な野草が沢山見られます。一例をリストアップしました。今回見かけたものを着色いたしました。
ノミノフスマ(なでしこ科)、ハコベ(なでしこ科)、ハルジヨン(きく科)、ヒトリシズカ(せんりょう科)、フデリンドウ(りんどう科)、ホタルカズラ(むらさき科)、ホトケノザ(せんりょう科)、ミツガシワ(みつがしわ科)、ミツバツチグリ(ばら科)、ムラサキケマン(けし科)、ムラサキサギゴケ(こまのはぐさ科)、ムラサキハナナ(あぶらな科)、ヤブレガサ(きく科)、レンゲソウ(まめ科)、ヤセウツボ(はまうつぼ科)、アマナ(ゆり目)、チゴユリ(ゆり目)、ヤマユリ(ゆり目)、ナルコユリ(ゆり目)、ホウチャクソウ(ゆり目)イカリソウ(めぎ科)、イチリンソウ(きんぽうげ科)、ウラシマソウ(さといも科)、マムシグサ(さといも科)、アオマムシグサ(さといも科)、エビネ(らん科)、オドリコソウ(しそ科)、カキドオシ(しそ科)、カラスノエンドウ(まめ科)、キンラン(らん科)、ギンラン(らん科)、シャガ(あやめ科)、ジュウニヒトエ(しそ科)、ツルカノコソウ(おみなえし科)、ニリンソウ(きんぽうげ科)
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イチリンソウも沢山咲いていました。
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ヒトリシズカも咲いていました。
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ヒトリシズカの花を拡大いたしました。熊谷草の蕾が開きそうな時期にもう一度訪れるつもりで家に帰りました。
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クリックすると拡大次に訪れたのは2020年4月22日でした。
写真のように見事に咲いていました。
12日前の4月10日に4つの蕾が見られた熊谷草が右の写真です。4つともに一番きれいな状態になっていることが分かってもらえると思います。両方の写真をクリックすると比較できると思います。
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別の角度からも撮りました。
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少し離れた場所でも3つの花を咲かせた熊谷草を見つけました。
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花を拡大いたしました。
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上と同じ花です。少し下側から撮ると花の上に出ている葉(包葉)が写ります。この写真で熊谷草の花の構造を説明いたします。ラン科の花は基本的に下記およびネットから転用させていただいた右下説明図のように3枚の花弁と3枚の萼(がく)つまり萼片で構成されています。
熊谷草(クマガイソウ)は唇弁は大きく袋状に膨らみ、側花弁は背萼片と見た目が同じになり、側萼片の2枚は合着して1枚の合萼片になっています。写真には写っていませんが花と包葉までの花茎のような部分は花柄子房です。文字の無い花を見たい方は写真をクリックすると文字無し拡大写真を表示します。
 外花被片(萼片) : 背萼片x1 側萼片x2
 内花被片(花弁) : 唇弁x1  側花弁x2
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花柄子房が写った上から撮った写真があったので掲載します。
上の写真と同様に、写真をクリックすると文字無し拡大写真を表示します。
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この日は徹底的に散策して花が咲いた熊谷草の写真を撮りました。北斜面に咲いた熊谷草に太陽の光があたっています。
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別の角度の写真です。
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上の場所の中で光が当たった花です。逆光ぎみの熊谷草の花は透き通っているようできれいです。
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別の場所のクマガイソウの群生です。
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上の写真の左側の部分を拡大しました。
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光が裏からあたっている花を拡大いたしました。
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歩いていると別の場所でも見つけました。
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クマガイソウ以外も紹介します。こちらは森の中で沢山見られた沢山見られたスミレです。スミレは沢山の種類は分かりませんが、タチツボスミレとマルバスミレでしようか。ここで見られるスミレの一部を紹介します。
アオイスミレ(すみれ科)、ニオイタチツボスミレ(すみれ科)、アカネスミレ(すみれ科)、ニョイスミレ(すみれ科)、コスミレ(すみれ科)、タチツボスミレ(すみれ科)、マルバスミレ(科)
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この森は以前の記事で紹介したように沢山のキンランが生えています。ただし、4月22日は写真のように花が開いているキンランはまだ少なかったです。12日前の4月10日にはほとんど咲いていませんでした。
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ここはシダの仲間のクサソテツも沢山生えていました。
 界 植物界     Plantae
 門 シダ植物門   Pteridophyta
 綱 シダ綱     Pteridopsida
 科 コウヤワラビ科 Onocleaceae
 属 クサソテツ属  Matteuccia
 種 クサソテツ   Matteuccia struthiopteris
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イカリソウは一番花が目立つ時期でした。写真を沢山撮ったので別記事で紹介したいと思います。
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美味しそうなタケノコも地面から顔を出していました。この森はタケノコを採る整備された竹林も隣接しているのです。その竹林は立ち入り禁止なのですが、この日(2020年4月22日)の限られた時間に限てサプライズがありました。そのサプライズを紹介したいと思います。
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2020年4月22日のサプライズを紹介します。
森に隣接して立ち入り禁止の竹林があるのですが、実はその竹林の中に写真のように沢山の熊谷草が咲いているのです。この写真は竹林の外の森から焦点距離400mmレンズで撮った写真から切り取って掲載いたしました。普通に歩いていると熊谷草が生えていると気が付かない距離なのです。クリックすると拡大写真をクリックすると横方向で5.7倍と特別に大きく拡大するので熊谷草が確認出来ると思います。
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上の写真の中央部分を切り取りました。実は竹林の関係者の方たちが着ていてこのエリアへに入ることを許可してもらえて間近で写真をとることが出来たのです。その写真を紹介させていただきます。
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実は地域新聞に掲載するための撮影に来られていて、そこに立ち会うことが出来た人たちだけがこのエリアに入ることが出来たのです。三脚を使って撮影されているのが地域新聞用の写真を足られている方です。そのすぐ横まで行って写真を撮ることが出来たのです。
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普段は中に入れない場所で撮った貴重な写真を、ここから14枚紹介します。中に入れない場所ではありますが、場所を示す竹と針金でマークされていました。
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このようなクマガイソウの群生が沢山ありました。
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ここには6つの花が咲いていました。
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竹林の中は不思議と熊谷草に似合っていました。この写真の中だけで、蕾も入れて14の花が咲いています。
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花の拡大した写真も紹介します。
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1時間後に、近くを通りましたが、すでに柵が閉められていて近くにも行くことが出来ませんでした。ほんとラッキーだったのです。
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このエリアだけで24の花が咲いた群生でした。
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これも別の群生です。
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どれも熊谷草の見事な群生でした。
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花の拡大写真です。
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蕾の状態もあることから、花は開いたばかりの一番いい状態だったのだと思います。だからこそ新聞用の写真の撮影に来られていたのかもしれません。
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小さな群生もしっかりと守られていました。
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熊谷草の姿が分かる写真も掲載します。
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このサプライズエリアには熊谷草だけでなくニリンソウも沢山咲いていました。
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2020年4月30日にも見に来てみました。もちろん運動不足解消のための弁当持ちのウォーキングのついでに行ってみたのです。2014年5月3日に見つけて私として基準クマガイソウとしている熊谷草は、すでに萎れかかっていました。2014年の時より早いことが分かりました。
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花を拡大いたしました。花が萎れ始めていることが分かっていただけると思います。
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花が健全な熊谷草もありました。
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ジュウニヒトエ(しそ科)かあるいは近い種類も花を咲かせていました。この時は様子を見に来ただけなので写真を撮ってすぐに森を離れました。
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クリックすると拡大2020年5月3日にも来ていました。
驚いたことに2014年の5月3日は最高の状態の花の基準クマガイソウは完全に萎れていました。同じ5月3日とは思えない違い出した。
右の小さな写真が2014年5月3日の基準クマガイソウです。
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花を拡大いたしました。完全に花が萎れましたが原型は留めています。
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こちらのエリアの熊谷草の花も左上の1つの花を除いて萎れていました。
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こちらの2本の花も萎れていました。
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4月22日欄で紹介した北斜面で太陽の光が当たるエリアの熊谷草の花も萎れていました。
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驚いたことに上で紹介の立ち入り禁止の竹林に生えている熊谷草だけは、半分くらいはきれいに花を咲かせていました。写真をクリックすると萎れた花と、咲いている花が分かると思います。
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4月30日に熊谷草の花が萎れ始めていたので熊谷草に関しては状態を確認するだけで、本来の目的はキンランを見ることでした。記事「キンランの公園」で紹介した通り5月2日に別の場所のキンランが満開状態だったので、翌日に沢山の金蘭が生えているこの森に見に来たのです。
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たしかにキンランは最高の状態でした。キンランの花も沢山撮ったので別の機会に紹介したいと思います。
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この森はアオマムシグサ(or マムシグサ)も沢山咲いています。
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これがアオマムシグサ(or マムシグサ)の花です。
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エビネの花は咲き始めたばかりでした。これからきれいになっていくのだと思います。
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上で紹介したクサソテツの群生もきれいでした。
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ヤマユリはまだ花が咲いていませんでした。6月に咲くと思われます。
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花が咲いていないこともあり種類は分かりませんが、大切に支柱が建てられているので写真を撮りました。
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こちらの植物も大切に保護されていました。
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ギンランも見つけました。歩き回って数本見つけたので別の機会に紹介したいと思います。
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牧野富太郎博士の牧野新日本植物圖鑑(二十三版 1972年11月30日発行)に掲載されている熊谷草を紹介します。59年前の1961年6月30日(昭和36年)に初版が発行された植物図鑑です。
クリックすると拡大丘陵の木の下、時には竹林中にはえる多年性草本で高さは30~40cm位、日本の特産種である。根茎は地中に横にはい、屈曲した太い針金状節からひげ根を少し出す。茎は直立し、粗根が多く株には3~4のさや状の葉がある。上部には無柄の大きな葉2枚を接近して互生し対生に見える。縦ひだが多くいかにも扇をひろげたようで裏面には軟毛がまばらにある。4~5月頃葉心から高さ15cm内外あら花柄を1本直立させるが、頂にに径8cmほどの大きな花を横向きに1個つけ、花の下に緑色卵形の包葉が1枚ある。花は黄白色にうすく緑色を帯び花被片ほ平開し、外花被の背側の1個を皮針形で尖り、側方の2個は合体して尖った広卵形で唇弁の後ろにより添う、内花被2片も皮針形で尖り、下部の内面に細毛と紫点がある。脣弁は巨大な袋状で懸垂し、甚だ奇観を呈し、袋の表面は薄白色地に紅紫色の網状の脈があり、基部は広く開いて後壁面に毛がある。芯柱は前方に突出して袋の口をさえぎり頂にほこ形で広卵形の仮雄しべついて柱頭の背中にかぶさり、また芯柱の上部の両側には別にやくが2個ある。下位子房は円柱形で湾曲し細毛がある。[日本名]熊谷草はその袋形の唇弁を熊谷直実(くまがい・なおざね)の背負った母衣(ホロ)にたとえたもの。
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熊谷草と言えば、源平合戦になぞらえて名前が付けられた敦盛草(アツモリソウ)を説明しなければなりません。熊谷草(クマガイソウ)の名前の元が熊谷直実(くまがい・なおざね)ならば敦盛草(アツモリソウ)は平敦盛(たいらの・あつもり)なのです。熊谷直実は平氏の平貞盛の孫でしたが、後に源頼朝に仕えることになり源氏側として寿永3年(1184年)2月の一ノ谷の戦いで平敦盛を打ち取る因縁の関係なのです。礼文島のレブンアツモリソウは本種の変種だそうです。牧野博士によれば、熊谷草の花は径8cmmほどで、敦盛草の花は径5cm内外だそうです。敦盛草の花の写真はネットから転用させていただきました。
クリックすると拡大山中の草原にはえる多年生草本だ高さは30~50cmくらいある。根茎は短かく横にはい、粗大で、細いひげ根が多い。茎は直立して粗毛が多く、中辺には幅広く大きい葉が3~4枚互生する。葉は広楕円形長さ10~20cmぐらい、先は鋭尖形で基部は茎を抱き、両面に毛がはえ、頂は上方に離れて緑色の1包葉がある。5~6月頃、茎の先に大きな花を1個点頭して開く。花は径5cm内外、紅紫色から薄紅色になり、白色花もまれにある。外花被の背側の1個は広卵型で尖り、側方の2枚は合体して卵円形、内花被2片は卵状皮針形で尖り、ともに開出し各片の上半部は少し内側に向く、唇弁は篇球形の袋状、上部にろ斗状の開口がある。クリックすると拡大芯柱は唇弁の口にその頭部をさし入れ、上部柱頭の両側に2雄しべのやくがある。頂には広く大きい仮雄しべが柱頭の背面をおおっている。[日本名]敦盛草の意味でその袋状の唇弁を平敦盛(たいらのあつもり)の負った母衣に見立ててつけたもので熊谷草に対立させたものである。
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牧野富太郎博士は1862年5月22日(文久2年4月24日)生まれで、多数の新種を発見し命名も行った近代植物分類学の権威で「日本の植物学の父」と言われ1957年1月18日(94歳)に亡くなった偉大な方です。
小学校4年生の夏に広島市井口町の広島市立井口小学校から神戸市東灘区岡本の神戸市立本山第一小学校に転校した時に、右下の写真の中に出てくる担任の先生から職員室に呼ばれて、クリックすると拡大野口英雄の伝記と牧野新日本植物図鑑の携帯版の2冊の本を餞別にいただきました。広島の担任の先生に頂いた携帯版の牧野新日本植物図鑑がボロボロになったので買い替えたのが下の写真のフル版の牧野新日本植物図鑑です。
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あらためて基準クマガイソウの変化を紹介します。
2020年4月10日
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2020年4月22日 12日目
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2020年4月30日 20日目
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2020年5月03日 23日目
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2014年5月03日 6年前
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上の5枚の写真からタイトルの「熊谷草の花の見ごろはいつ?」の答えは下の枠内の通りです。ただし関東の某所に限ってのことです。上の5枚の写真の縮小版を水平に並べてみました。写真をクリックすると拡大写真を表示します。
① その年によって少なくとも10日の差があることがある。
② 2020年に限って言えば4月15日頃~4月28日頃
③ 2014年に限って言えば5月03日前後(見ごろ期間:計2週間程度)
'20年4月10日 '20年4月22日 '20年4月30日 '20年5月03日 '14年5月03日
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世界第2の超高層ビル・上海センターが完成しました。 [上海]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

2020年5月18日追記 タイトル:今でも世界第2の超高層ビル
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アクセス解析を見ていると今日(5月18日)だけで、6年前に掲載した本記事に12件のアクセスがあったので1ケ月間のアクセス件数を調べてみると、アクセス数90件で訪問者34人でした。そこで新しい日付で再掲載することにいたしました。5月18日の19時まで訪問者数とアクセス数(閲覧数)は、訪問者が11名で、アクセス数が12回のため、検索で本記事を見つけていただいた可能性が高いです。1名の人が2回アクセスして10名の人が1回アクセスしたことになります。最初に掲載した2014年4月13日から2020年5月18日19時までの本記事へのアクセス数の合計は58,538回です。上の図はWikipedia(2020年5月6日更新)に掲載されていた超高層ビルのシルエットです。記事を掲載した2014年4月13日から6年が経過していますが、少なくとも3位までの高さの順位は変わっていないことが分かります。クリックすると拡大つまり、右の図のように沢山の超々高層ビル(600m超)の計画がありましたが、結局は600mを越えるビルは深圳の平安国際金融センター(600m)のみで、2020年5月6日においても上海センターは世界第2を保っているのです。実は平安国際金融センターは660mの高さの計画で工事が始まりましたが、工事上の不具合(脱塩処理していない海砂使用)などで最終的に600mになった経緯があります。深圳の660mのビルが完成していれば上海センターは第3位になっていたわけです。600m以下の超高層ビルは次々に作られて、当時4位の1 WTC(541m)は現在7位で、5位のウィリス・タワー(527m)は11位です。
クリックすると拡大現在、サウジアラビアで1008m(初期構想は1600m)のジッダ・タワー(Jeddah Tower برججدة)が建設中ですが中断などで遅れているようです。右の写真はWikipediaから転用した建設開始から5年となる2019年時点の工事中の写真と完成想像図です。これ以上高くなった写真はネット上で見つからない上に、2018年2月7日に266mとの記述があることから、その後もあまり進展していないように思われます。
日本にも2045年完成の高さ1700mのスカイマイルタワーという構想があります。世界には高さ2400mのビル(ドバイ・シティ・タワー)の構想もあります。

上海センター(上海タワー)の完成間近の2014年4月7日にビルの真下から先端の部分を目いっぱいのズームで撮った写真です。
写真をクリックすると面積で16倍に拡大します。
2014年4月6日は中国への訪問は92回目でしたが、その後の6年間の間に12回訪問することになりました。ちなみに初めて中国を訪問したのは1994年9月19日で、その時代は超高層ビルも高速道路もほとんどありませんでした。
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クリックすると拡大coco030705さんへのコメントの中で高い建物に関連して宇宙空間まで届く軌道エレベーターが出てくるアニメ超時空世紀オーガスのことを書いたので、その動画を紹介したいと思います。右の小さな画像がアニメの中に出てくる軌道エレベーターと登場人物とNASAの軌道エレベータ想像図です。本動画は最終話(35話)ですが、終了すると1話に飛ぶように設定しています。軌道エレベーターが印象的でアニメを覚えていました。
軌道エレベーターへの人工衛星や隕石の衝突のリスクとその時の壊滅的損害の大きさを考えると簡単には実現しないように感じます。その点ではマスドライバーや宇宙カタパルトの方が可能性は高そうです。
全35話の動画(非公開)→ポチッ



2015年9月30日追伸 
タイトル:世界第2の超高層ビル・上海センターが完成しました。

上の写真は、私が下の沢山の写真や動画を撮るために案内をしてくれた上海に住んでいる親しい方から完成した上海センターの写真が送られてきたので追加いたしました。下で掲載している写真や動画は、その親しい方に、昨年案内してもらった時に撮ったものです。このビル群の中で2番目に高い栓抜きのようなビルが世界7位(492m)の上海環球金融センターです。
 名前   上海センター(上海中心大廈) あるいは上海タワー
 高さ    632m
 階数   128階
 床面積  380,000m²
 設計   ゲンスラー社(米国)
 日本製品 エレベーター(三菱電機) 当時ギネス最速(73.8km/h)
  2019年9月ギネス更新 日立(上り75.6km/h 広州周大福金融センター 高さ530m)
  最速記録の歴史 東芝(60.6km/h) → 三菱電機(73.8km/h) → 日立(75.6km/h )
  日本国内最速 横浜ランドマークタワー(三菱電機 45km/h 下り45km/hは世界最速)



2014年4月13日掲載 
タイトル:世界第2の超高層ビル 上海タワー(上海中心 Shanghai Tower)
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上の写真は、私が上海浦東空港から上海市内の空港に向かう途中の車の中から撮ったもので、2014年4月6日12時45分(日本時間13時45分)の上海の景色です。中央に3つの高層ビルが建っていますが右側が492m(世界7位)の上海環球金融中心で左側が421m(世界16位)のジンマオタワー(金茂大厦)です。中央の一際高いビルが今回紹介する上海タワー(上海中心 Shanghai Tower)で完成すると世界2位となる632mの高さになります。写真の左端に写っている高さ467.9mの上海テレビ塔も低く見えてしまいます。ビルは近くに見えますが、コンパクトカメラで4.16倍のズームで撮ったので実際には、かなり遠くのため高さは比較的正確に表れています。

上海のホテル(花園飯店)に13時について15時30分から観光名所である豫園に出かけてみました。その豫園からはズームしなくても上海タワーが大きく見ることが出来ました。
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世界第2のビルが上海に建設されていることは意外と日本では知られていない気がします。私自身も知りませんでした。さらに驚いたことに上海の人も世界で第2のビルが建っていることを知らない人が多いのです。「高いビルが、また建っている。」程度の認識なのです。複数の人に聞いてみましたが世界第2の認識は皆さんありませんでした。日本のスカイツリーの時のフィーバーぶりからは想像できないことでした。
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2014年4月7日には上海タワーの下に来てみました。 右から
  492m(世界 7位) 上海環球金融中心
  421m(世界16位) ジンマオタワー(金茂大厦)
  632m(世界 2位) 上海タワー(上海中心 Shanghai Tower)
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その場所で動画を撮ったので紹介します。少し離れて撮りました。上海タワーはアメリカのゲンスラー社の設計ですが、発注主の陸家嘴集団は建築設計競技(コンペ)を行って第三次コンペまで行われて最終的にゲンスラー社が残りました。賃貸料も最高額になる模様だそうです。
  578元/㎡月 260m 国金中心
  486元/㎡月 492m 上海環球金融中心
  425元/㎡月 421m ジンマオタワー(金茂大厦)
  ? ? ? 元/㎡月 632m 上海タワー(上海中心 Shanghai Tower)


観光名所の外滩(Waitan)を流れる黄浦江の対岸からの写真も紹介します。全体を見るのには絶好の場所だと思います。
このビルは128階で延床面積は地上部分380,000㎡、地下部分170,000㎡で、合計450,000㎡とかなり巨大です。ちなみに世界一高いブルジュ・ハリファの地上部の延床面積は464,511m²です。
この場所からは高さや大きさが実感できました。
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上の写真と同じ場所からの上海タワーの左側方向と右側方向の景色です。
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上の部分を拡大撮影いたしました。
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黄浦江の対岸からも動画を撮りました。


観光名所の外滩源(Waitanyuan)あたりからの上海タワーです。左のタワーはこれまでの上海のシンボルの上海テレビ塔(467.9m 1994年11月完成)です。
上海タワーはガラス・カーテンウォールで外側を覆われたビルが螺旋状にねじれながら高くなってゆくというデザインです。その内側に9つの円柱状の建物が垂直に積み重なった構造を採用されています。つまり2重構造なのです。内側の建物と外側の螺旋状のガラス・カーテンウォールの間にはアトリウム(吹き抜けの空間)があり、上海市民に開放されるそうです。最上部には展望台があり、世界で最も高い外気に露出した展望台となるそうです。
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2014年4月11日の朝にはホテルの泊まっている部屋と同じ階の16階から上海タワーが見えました。、かなり遠くですが、この日も空気がきれいだったのでクリヤーに見ることが出来ました。黄色の矢印の建物です。
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目いっぱいのズームで撮ったのが、こちらの写真です。高層ビルとしては世界2位で、構造物としては世界3位となります。
ちなみに構造物の世界2位は東京スカイツリー(634m)です。
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クリックすると拡大写真の入った記事を表示Google地図で右の写真の花園飯店と上海タワー(上海中心)の距離を測ってみると4.6km(黄色のライン)でした。この距離でクリアーに見えたわけです。緑色マーク( )が上海タワー(上海中心)で赤色マーク( )が宿泊した花園飯店(オークラガーデンホテル上海)です。右の写真をクリックすると花園飯店の記事を表示いたします。

より大きな地図で 上海中心 を表示
Wikimediaから拝借した建設経過の写真です。起工式は2008年11月29日でした。2011年4月の写真で判るようビルの中心に巨大な太い四角い柱が通っています。
2009年6月         2010年4月         2011年1月
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  2011年4月       2011年12月   2012年7月  2013年8月
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2014年4月の時点の超高層ビルの高さのランキングでは下記のように上海タワー(上海中心)は2位になります。ちなみに「あべのハルカス 300m」は98位で「横浜ランドマークタワー 296.3m」は102位です。メッカのアブラージュの正式の呼び名は「アブラージュ・アル・ベイト・タワーズホテル棟」です。シカゴのウィリス・タワーは旧シアーズ・タワーです。20位以内では中国が8棟、アメリカ(USA)が5棟、UAEが3棟です。都市別ではシカゴが3棟、上海が3棟、ドバイが3棟と並んでいます。
下の写真はWikimediaから拝借いたしました。
 1 828m 162階 2010年 ブルジュ・ハリファ    ドバイ UAE
 2 632m 128階 2014年 上海中心         上海 中国
 3 601m  95階 2011年 アブラージュ   メッカ サウジアラビア
 4 541m 104階 2013年 1 WTC      ニューヨーク USA
 5 527m 108階 1974年 ウィリス・タワー      シカゴ USA
 6 509m 101階 2004年 台北101         台北 台湾
 7 492m 101階 2008年 上海環球金融中心      上海 中国
 8 484m 118階 2010年 環球貿易広場(ICC)     香港 中国
 9 457m 100階 1969年 ジョン・ハンコック・センター シカゴ USA
10 452m  88階 1998年 ペトロナスツインタワー  KL マレーシア
11 450m  89階 2009年 紫峰タワー           南京 中国
12 442m 100階 1931年 エンパイア・ステート  ニューヨーク USA
13 442m 100階 2011年 京基100             深圳 中国
14 440m 103階 2009年 広州国際金融センター     広州 中国
15 423m  92階 2009年 トランプ・インターナショナルシカゴ USA
16 421m  88階 1998年 ジンマオタワー(金茂大厦)  上海 中国
17 416m  88階 2003年 香港国際金融中心・第二期  香港 中国
18 414m 101階 2012年 プリンセス・タワー      ドバイ UAE
19 414m  80階 2011年 アル・ハムラ・タワー     クウェート
20 393m  90階 2011年 23マリーナ(en)     ドバイ UAE
98 300m  62階 2014年 あべのハルカス        大阪 日本
第1位 828m        第3位 601m        第4位 541m
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第5位 527m        第6位 509m       第7位 492m
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第8位 484m       第9位 457m         第10位 452m
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キンランの公園 [植物]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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我家では運動を兼ねて遠いスーパーに歩いて買物に行っていました。ところが新型コロナウイルス感染拡大によってそれが難しくなったのです。スーパーに行く回数をを減らすと荷物が重くなるので長い距離を歩くのは負担になる上に、A~Fのスーパーはディスカウントスーパーであったり人気のスーパーのために人が混み合っているのです。特にディスカウントスーパーは天井が低くて混み合っているので感染確率はかなり高いと感じて行くのを取りやめました。幸いにも近所のスーパーは天井も高くスペースもゆったりしているので、90%くらいは近所のスーパーで買い物するようになりました。それも買い物回数をお減らしています。もちろん歩いて買物に行くのですが、距離も短く回数も減ってしまったので運動不足なのです。それで頻繁に離れた場所まで歩いて行って持って行ったお弁当を食べることを始めました。2020年5月2日は一般には知られていない自然豊かな公園に、おにぎりと味噌汁と果物と菓子を持って出かけました。以前にも紹介したように、私の近所にある雑木林には今が季節のキンラン(金蘭)が咲いているので、この日行く公園も環境が似ているためキンランが咲いていると確信して出発しました。上の写真は公園で見つけたキンランではなく、公園に入る前の道に咲いていたキンランです。右の写真は2020年5月3日に行った森に咲いていたキンランです。
クリックすると拡大  スーパー    往復距離
 Aスーパー   5.90km
 Bスーパー   5.58km
 Cスーパー   7.34km
 Dスーパー   8.20Km
 Eスーパー   9.07km
 Fスーパー   11.99km
 近所のスーパー 1.76km

目的の公園に到着しました。日影が多いことや自然が残っているのでキンランなどの野草が期待できる公園でした。公園の広さは10万㎡(3万坪)以上もあるので、人と数十m以内に近づくことは皆無でした。
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到着は12時12分だったのですぐに昼食にいたしました。2人でおにぎり4個です。海苔8枚は別の入れ物で持ってきて食べる寸前に2枚で挟んで食べました。クリックすると拡大味噌汁もいただきました。そのためにネットで右の写真のステンレスボトル(象印SJ-TG10-AA 1.0L)を買いました。元々は屋外でカップ麺を食べるために4月22日に注文して翌日に届いて今までに何度か使いましたが、即席味噌汁を屋外で飲むのに使ったのは初めての試みでした。これは家内のアイデアで、熱々の味噌汁に感心いたしました。
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クリックすると拡大こちらがおにぎりの写真です。海苔はは小川園が販売している右の写真の有明海産です。これが我家のお気に入りの海苔なのです。実はこの時はおにぎりの写真を撮っていなかったので、3日後の5月5日に別の公園に行った時に撮った写真を転用させていただきました。その公園も面白い公園なので、近いうちに紹介したいと思っています。
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昼食を食べた場所の近くに猫ちゃんがいました。うとうとしたりあくびをしていて、特に我々には関心が無いようでしたが、こちらを向いた時に写真を撮りました。我々が食事する前から座っていて、食事が終わる少し前に左方向に歩いて行きました。
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猫ちゃんを拡大いたしました。3枚の写真を順番に表示しています。猫ちゃんの基本的姿勢は正面の地面を見ている姿です。
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食事をした周囲はキンランが期待できる雰囲気でした。昼食を食べ終わったあとに公園の中を散策して見ることにいたしました。
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歩き始めてすぐにキンランが見つかりました。やはりキンランが咲いていました。それもキンランを保護するように小枝が地面に刺していました。注目をしていることを示すことで踏みつけ防止や、乱獲・盗掘を防止を行っているのだと思います。
多くのラン科植物の共生している菌根菌はリゾクトニアなどの、落ち葉や倒木などを栄養源にして独立生活している腐生菌ですが、キンランが依存している菌は腐生菌ではなく、樹木の根に外菌根を形成する樹木共生菌です。そのような外菌根の菌は炭素源を共生相手の樹木から供給されているため、その生存には特定種の樹木が必要不可欠で、その菌から栄養分を吸収しているキンランは、樹木の作った栄養を、菌を通じて間接的に摂取しながら生きているために、蘭のなかでも、きわめて人工栽培が難しい植物であることから、キンランを見つけても採取せずに自生している場所で鑑賞してほしいのです。
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さらに進むと驚くほどの数のキンランの花が咲いている場所に出ました。以前に紹介した記事「キンランの森」のようです。密集度はそれ以上の数でした。本記事内で掲載している広い範囲にキンランが咲いた写真は全て特別に大きく拡大するように設定いたしました。特別に大きく拡大(面積で16倍に拡大)する写真は全部で7枚あります。これが①枚目です。
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沢山の花をつけているキンランも多かったです。
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花を拡大いたしました。
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別の角度のキンランの集団の写真です。特別に拡大する②枚目の写真です。
皆さんに公園の場所を知ってもらい是非とも見ていただきたいけれでも、広く知られてしまうと盗掘のリスクも高くなることから、公園の名前を書くことが出来ないのです。関東の某所とだけお伝えします。キンランは上で書かせていただいているような生活をしていることから、掘って来て植えても最初だけ元気ですが、数年の内には衰退してしまうので、元々生えている場所で鑑賞していただけるようにお願いいたします。
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さらに進むと別の場所に沢山のキンランが咲いている場所がありました。特別に拡大する③枚目の写真です。
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光があたっている場所のキンランはしっかりと花が開いていました。特別に拡大する④枚目の写真です。キンランは元々、日本では、ありふれた和ランの一種でしたが、1990年代ころから急激に数を減らし、1997年に環境省レッドリストの絶滅危惧II類(VU)に指定されました。北海道を除く日本各地に生育しています。日本以外では中国と朝鮮半島でも見られるそうです。
  門 : 被子植物門  Magnoliophyta
  綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
  目 : ラン目    Orchidales
  科 : ラン科    Orchidaceae
  属 : キンラン属  Cephalanthera
  種 : キンラン   Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
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まだ花は咲いていませんが、キンランだけでなくヤマヤリも生えていました。特別に拡大する⑤枚目の写真です。
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広い範囲に沢山のキンランが咲いているのが分かってもらえると思います。特別に拡大する⑥枚目の写真です。
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キンランの群生の中にジュウニヒトエ(十二単 シソ科)と思われる花も咲いていました。この写真は上の写真から切り取ったものです。右の花は4月30日に別の森で撮ったジュウニヒトエか近い種類の写真です。
クリックすると拡大  界 植物界      Plantae
    被子植物     Angiosperms
    真正双子葉類   Eudicots
    コア真正双子葉類 Core eudicots
    キク類      Asterids
    真正キク類丹 I   Euasterids I
  目 シソ目      Lamiales
  科 シソ科      Lamiaceae
 亜科 キランソウ亜科  Ajugoideae
  属 キランソウ属   Ajuga
  種 ジュウニヒトエ  Ajuga nipponensis
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鳴子百合(ナルコユリ)あるいは鳴子百合に近いユリの種類も沢山生えていました。これから白い可憐な花が咲くはずです。特別に拡大する⑦枚目の写真です。今までにキンランとギンランに関して書いた記事は次の通りです。着色タイトルをクリックすると記事を表示します。右の数値は今回の「キンランの公園」を掲載した時点の各記事の累計アクセス数です。クリックすると拡大
 ぎんらん(銀蘭)を見つけることが出来ました。  6,094
 キンランの森                3,545
 キンランの花が沢山咲きました。       14,418
 キンランの公園                  0
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クリックすると拡大いろんな場所にヤマユリ(山百合)が生えていました。これから花が咲く時期になるのでもう少しすると見事な景観を見ることが出来ると思います。保護用の小枝が地面に刺されていました。右のヤマユリの花は2017年7月12日に別の場所で撮った写真です。
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こちらにも保護用の小枝が刺されていました。まだ花が咲いていないので名前は特定できませんがキンランと同じラン科の植物です。濃い緑の厚手の大きな葉なので、候補としてはオオバノトンボソウ(7~8月)、トンボソウ(6〜7月)、ダイサギサウ(9月頃)、アオチドリ(5〜6月)、ツレサギソウ(6月頃)、オオヤマサギソウ(夏)などと考えて、これらのランの花が咲くころにまた行ってみたいと思います。
この日の公園ウオーキング関係で歩いた歩数は12434歩でした。その前日の5月1日は16398歩(城跡)で、4月30日は20308歩(別の公園2ケ所)となりました。
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公園などへのウオーキングのきっかけとなったのは新型コロナですが、その新型コロナの記事の冒頭に掲載している患者数(感染している人数)の推移のグラフです。クリックすると拡大グラフの中の日々回復者(・・・・)より新規感染者(・・・・)が下回るようになれば患者数は減り始めます。現在は日々回復者と新規感染者は同レベルで推移しているように見えることから今が正念場のようです。
ニュースを見る限りコールデンウイーク中は外出の自粛はかなり行われたようなので、これから1週間は新規感染者はさらに下がると予想されます。一方で5月7日(一部は5月11日)から仕事が始まるところも多いことから、もし連休明けから緩みが出れば5月19日ごろから新たな感染確認者の数値が上がるので注目したいと思います。
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