徐州東駅近くのレストラン [江蘇省]
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2017年11月6日から11月10日まで104回目の中国に訪問していたことはすでに紹介させていただきました。その中で3泊した安徽省淮北市から上海まで移動するために11月9日に徐州東駅を13時36分の新幹線に乗りました。
中国語の「东」は日本語の漢字では「東」です。
淮水市から徐州東駅までは80kmの距離があることから、この大型のワンボックスのベンツで10時40分に淮水を
10時40分に出発したのは、運転手の方も含めて皆で徐州東駅近くのレストランで昼食を食べるためでした。徐州東駅の中にもレストランがあると思われましたが、チケットを持っていないと駅構内に入れないことから、全員で食べるために駅周辺でレストランを探しました。
レストランの名前は覚えていなかったのですが、高速道路を下りたからの車からのルートや徐州東駅との位置関係や航空写真と覚えている景色を比較して黄色のマーク( )が今回のレストランのあった周辺と考えています。徐州東駅の近くは新しいビル街でレストランは少なく探すのに苦労いたしました。したがってレストランを見つけて迷わず、すぐに入りました。
下記に紹介しているレストランはマークの近くにあったレストランで確定ではありません。店名は百度地図内で見つけました。
徐州東駅の写真はネットから転用させていただきました。
店名 好再来羊肉湯館
住所 江苏省徐州市鼓楼区鸿运路9号
区分 中餐厅 ( 中華レストラン )
百度 http://j.map.baidu.com/sypNN
料理のメニューの紙はなく、全て黒板に書かれていました。区分として焼菜と特色と炒菜です。菜は料理の意味です。特色は徐州料理のことだと思います。クリックして料理を想像してみてください。
前菜に関してはサンプルが置かれていました。
これは無料サービスで出てきた料理です。白いつぶつぶはご飯です。おじやとスープの中間のような料理でした。
イカと野菜の炒め物です。ニンニクと唐辛子が入っています。もちろんビールを頼みました。金属の鍋の下には火が入れられていて、いつまでも温かく食べれました。
平らな麺で作られた焼きそばです。これもビールにピッタリです。こちらの鍋の下にも火が入っていました。
豆腐料理です。この器の下の部分にも火が入っていました。
カリフラワーの料理も出てきました。
肉と野菜の炒め物ですが、揚げた麺状のものもカリカリの食感が良かったです。
ジャガイモと野菜とキクラゲと肉の煮ものです。日本でいえば肉ジャガというところでしょうか。
野菜いっぱいの玉子スープも美味しかったです。飲んだビールは全て瓶ビールでしたが、缶ビールも置いていたので、新幹線の中で飲むための缶ビールを買いました。新幹線の中で皆で飲む缶ビールを入れても料理代は日本円で5000円程度と安かったので全て私が出させていただきました。
食事の後、常州東駅に行きました。中に入れたのは13時02分なので出発の約30分前でした。
こちらが改札口です。ホームに入れるのはここでは13分前なので、この場所で20分待ちました。この間に缶ビールを探しに行きました。見つけたので一人1本づつ買いました。冷えていたら一人2本買うつもりでしたが冷えたビールはありませんでした。我々が乗る列車は表示板の左側の上から4段目です。
出発の13分前の13時23分になったのでホーム降りると我々が乗る列車が入ってきました。追い抜き列車があるために早めに入ってきたようでした。我々は一等座なので最後尾の車両でした。
さっそく缶ビールを飲みました。レストランで買った缶ビールと、駅で買った缶ビールを飲みました。実は中国の瓶ビールのアルコール濃度は2.5%と薄いのですが、缶ビールのアルコール濃度は5%前後のものが多いことを発見いたしました。これからレストランでビールを飲むときも、先ずは缶ビールがあるかどうかを確認する方法があることに気が付きました。
車内検札の時に無料でもらえるスナックをビールのつまみにいたしました。車内販売はあるのですが売られているのは果物と弁当と飲み物です。つまみになりそうなスナックやビールが売られていないのは残念です。
出発してすぐに速度は309km/hになりました。
徐州東駅から上海虹橋駅までは徐州東→蚌埠南→定遠→滁州駅→南京南→鎮江南→丹陽北→常州北→無錫東→昆山南→上海虹橋の駅がありますが途中で停まったのは南京南駅と常州北駅のみだったので来る時よりも早く上海虹橋駅に着きました。来るときは半分くらいの駅に停車いたしました。
新幹線のルートを紹介します。
━━ 徐州東~上海虹橋 新幹線ルート 626km
徐州東駅
上海虹橋駅
淮水市
浦東空港
徐州市は江蘇省の最も北西に位置する市です。ちなみに日本の都道府県において広さが6位の秋田県が11,638km²なので徐州市に最も近い面積であることから、徐州市の広さが実感してもらえると思います。秋田県の人口は995,374人なので人口でも秋田県と徐州市は非常に似ています。徐州東駅や今回のレストランは鼓楼区にあります。また江蘇省の南東に隣接して上海市があります。右下の写真は徐州の観光名所である雲龍山(云龙山 標高142m)と雲龍湖(云龙湖)です。雲龍山の住所は江蘇省徐州市泉山区南郊和平路雲東一街道27号です。
江蘇省 7,866万人 102,658km²
徐州市 976.7万人 11,258km²
鼓楼区 40.3万人 196km²
豆腐 [江蘇省]
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北京から車で2時間のところに唐山という町があります。この町は陶磁器が有名なようで沢山の陶磁器屋さんが軒を並べていました。その唐山でも、一番の海鮮料理店で昼食をいたしました。沢山の海鮮料理が出てきましたが意外なものが有名な土地柄でした。それを紹介いたします。
食事が始まる前に、右の写真の蓋付きの平たい器が並べられ、上の写真のように、やかん(薬罐)から、暖かい白い液体が注がれました。注いだ後に蓋をして待つように言われました。ほのかな豆乳の香りがしていたので豆乳茶のようなものかなと思っていました。
しばらくして蓋を開けると白い液体が固まっていました。固まったのには驚きましたが豆腐だったのです。暖かい、香りの高い豆腐でした。豆腐の上に調味料を乗せて食べました。
実は唐山は美味しい出来立ての豆腐が食べれるところだったのです。
これが豆腐に乗せる調味料で、主に右側のものをかけます。若干甘みと辛味のある醤油系の調味料で、いろんなものが入っていました。左は辛味が足らない人のための、辛い調味料なので少しだけ乗せました。
豆腐以外の料理もいくつか、紹介いたします。紹介した料理の倍以上は出てきたので、すべては紹介出来ませんが、見てください。最初は大きな巻貝の料理です。こちらのお店の海鮮はすべて生簀の新鮮なものが使われていました。すこしピリ辛の味付けが食欲をそそりました。
活きた海老は唐揚げと茹でで出て来ました。新鮮な海老は何回食べても美味しいですね。唐揚げはそのまま食べて、茹でたものは剥いて醤油系のタレに付けて食べました。
新鮮なホタテは貝柱だけでなくヒモも料理して出てきたのはうれしいですね。
海鮮料理店ですが鶏料理も出て来ました。皮が美味しい料理でした。
野菜料理も何品か出て来ました。これはソラマメの料理です。沢山の空豆が使われた料理でした。日本だと高くかかりそうでした。
こちらは、すっぱい味のタレが美味しい冷菜料理でした。食欲をそそる味わいがよかったです。
メインの魚料理が出てきたころには、お皿は重なり状態になっていました。
スープはアサリのような味の丸い二枚貝が使われたものが取り分けられて出て来ました。塩味のあっさりスープでした。こちらにも豆腐が使われていました。
営業面積13,000㎡で収容人員2000人以上の大きなお店でした。下の写真のように大きなフロアーに沢山の生簀が並べられていました。ここから好きなものを選んで料理をしてもらいます。
もう一つのお店の特徴が、接客の店員の方がローラースケート(インラインスケート)を履いていることでした。広いレストランのためローラースケートが活躍していました。みなさん上手でした。残念ながら暗い室内で、皆さん、かなりのスピードが出ているため写真を撮っても写真が流れてしまい鮮明に撮れませんでした。でも体の傾き具合でスピードは想像してもらえると思います。
下の航空写真の中央の建物群の中の一つです。 お店を紹介しておきます。
店名 大陸海鮮餐飲有限公司(DALOO SEAFOOD CO.,LTD.)
住所 唐山市高新技術開発区北立交橋
電話 3208000
タグ:中華料理
南京で日本食 [江蘇省]
今日、2016年7月9日に上海から帰国します。今、空港のラウンジにいます。新しい記事が書けないので以前の記事を再掲載いたしました。出発は11時50分で、搭乗時刻は11時25分(日本時間12時25分)です。
中国で一番多い外国料理店は日本食店だと思います。特に上海での日本食店の数は驚くほどです。上海以外の町では日本食店は少ないけれどもすごい勢いで広がっています。南京も上海ほどではないけれども日本食店は珍しくなくなってきました。この日は中国に入った初日でしたが、街の車の渋滞がひどいので泊まったホテル(Nanjing Grand Hotel / 南京古南都飯店)で食事をすることにいたしました。入ったお店は紹介の通り日本食店でした。先ずは土瓶蒸しを頼みました。沢山の料理を頼みましたが一部を紹介します。
もちろんビールは欠かせないですね。朝日の生があったのでいただきました。
お寿司も美味しそうなので何品か頼みました。
定番の天婦羅は海老にしました。
これはヒラメの活き造りです。もちろん生簀の魚です。日本でよく見るヒラメの種類とは違いますが、やはりヒラメの味でした。驚いたことにエンガワの刺身も添えられていました。これは中国では意外と少ないケースです。日本食のことがよくわかっている方が料理されたのだと思います。もしかしたら板前さんは日本の方かもしれません。料理の味などからも可能性は感じました。活き造りが約3000円とはやっぱり安いです。
鉄板焼の部分に桁違いの値段のステーキがありました。和牛ステーキと書かれていました。値段は528元です。今は円高なので6600円相当ですが、本当に和牛かどうか興味があったので一つ注文してみました。食べてみて味などから間違いなく和牛であることを確認しました。ただし量は100gもなく、おそらく80g程度でした。注文する前に重さを確認すべきだったと反省してしまいました。中国名は极品雪花牛肉です。极品は極上を意味し、雪花は霜降を意味しているのだと思います。中国のイタリアンレストランなど洋食レストランでは、神戸牛と書かれていることがありますが、この場合は和牛であることはほとんどありません。実際に食べてみてお店の人に問いただすとオーストラリアから輸入したものだと回答されることがほとんどなので、今回興味があって注文してみたわけです。神戸牛は極上肉の代名詞のように使われている面があります。
最後は締めに、またもやお寿司を頼みました。一緒に生き造りのヒラメのあらを使った味噌汁も作ってもらいました。5つ星ホテルの日本食店ですが和牛ステーキ以外は日本の半額程度のイメージでした。
蘇州の泉屋 Izumiya [江蘇省]
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今回の上海蟹ツアーの最後の訪問場所は日本の食材が買えるお店でした。昨年は無錫の日本食材専門店でしたが、今回は日系スーパーのIzumiya(イズミヤ)が選ばれました。驚いたことに我が想像していたイズミヤとは別物でした。地上4階 / 地下2階・売場面積24,691㎡の巨大なお店だったのです。
日本のイズミヤは、近畿地方を中心に展開しいて中堅に位置するスーパーマーケットチェーンですが、中国・蘇州のイスミアは巨大高級百貨店と言える存在でした。ロゴマークも日本とは違う斬新な泉屋が使われていました。
日本でのログマーク
中国でのログマーク
食料品は地下1階でした。沢山の食材が売られており、その中の一部として日本の食品が沢山売られていました。日本で買う値段の1.5倍から2倍でした。生で食べれる生卵ももちろん売られていました。他の食品も高いのですが驚くほどのお客さんが入っていました。今の中国の一端を見る感じでした。売場自体の写真は撮らなかったので売場の周辺の写真を紹介します。
名前 泉屋百貨
住所 江蘇省蘇州市高新区長江路211号
電話 0512-6878-6868
開店 2011年9月29日
駐車 1,500台(地下2階)
営業 10:00 ~ 21:00
定休 無休
中央には大きな吹き抜けの空間があるので開放感がありました。こちらのお店の開店時のコンセプトは、中間所得層の20代から40代前半のファミリーをメインターゲットにして、生活提案型店舗として、気持ちがいい空間・環境・時間」を提供するお店として計画したそうです。
ユニクロもテナントとして入っていました。日本で売られているものと全く同じものが売られていました。驚いたことに中国で作っているのにも関わらず、日本の1.5倍の値段で売られているのです。それでも買う人が沢山いるのです。
洗面所やトイレを見れば、お店のレベルが分かると言われていますが、日本の高級店レベルでした。こちらが洗面台です。
こちらが小のトイレです。もちろん個室の方はウォシュレットタイプが備わっていました。
無錫市中国旅行社日本部のガイドの秦さんとはここでお別れです。地下鉄で蘇州駅まで行き新幹線で無錫に帰ると言っていました。地下鉄の入口が左の方に写っています。ただし地下鉄とイズミヤは地下でつながっているので地下鉄からのお客さんは地下道でお店に行きます。車の人も駐車場は地下二階のため地下での移動なので地上は人が少ないのです。我々はチャーターしたバスで数百キロ離れだ場所まで帰りました。
蘇州で蘇州料理 [江蘇省]
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上海蟹ツアーの2日目の昼食は、蘇州に来ているので、松鼠桂鱼が有名な蘇州料理でした。
お店の入口です。入口はレストランの雰囲気ではありませんでした。
バスが入口に停まって、長い通路を歩きました。
こちらの部屋で食事をいたしました。
すでに欧米人が食事をしていました。どうやら外国人観光客の多路のレストランのようでした。
前菜は4品でした。今回の食事は一人50元(920円)です。
今回は青島ビールでした。やはり中国の銘柄の中では一番安心して飲めます。
豚肉の角煮のような料理でした。
こちらは冒頭の写真の松鼠桂魚(桂魚のリス形丸揚げ甘酢あんかけ)です。松鼠桂鱼は江蘇蘇州地区の漢民族伝統料理です。松かさのように身が立っているのが特徴です。
松鼠桂魚に使われている魚は桂魚です。桂魚の中国語の標準名は「鱖」または「鱖魚」ですが、桂魚と呼ばれる方が一般的な気がします。この「鱖魚」を音読みしたものを和名としたようです。
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱 : 顎口上綱 Gnathostomata 魚類、鳥類、哺乳類
綱 : 条鰭綱 Actinopterygii 魚類の大部分(2万6,891種)
目 : スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
科 : ペルキクティス科 Percichthyidae
属 : ケツギョ属 Siniperca
種 : ケツギョ S. chuats
条鰭綱は古代魚であるシーラカンスやハイギョなどの肉鰭綱を除く魚類のことです。
五目かけのおこげ料理です。
ビールを沢山飲みました。
三種細きりのスープです。
炒飯も出てきました。味は薄目なので、途中で出てきたので、ごはん代わりなのかもしれません。
野菜は2品出てきました。一つはチンゲンサイでした。
もう一つはキャベツの料理でした。
三種千切りと白魚の羹です。
海老料理も出てきました。から揚げした海老に野菜が絡めてありました。
餃子の皮を挙げたものに肉あんをかけた料理です。
揚げ薄もちの肉末かけ
麺も出てきました。地元の麺のようでした。
果物としてはトマトが出てきました。中国ではトマトは果物扱いされることが多いです。
こちらのレストランには刺繍の博物館と土産物店が併設されていました。非常に細かい刺繍が特徴でした。写真は刺繍の土産物店です。
東洋のピサの斜塔 虎丘斜塔 [江蘇省]
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蘇州の小山の頂上に東洋のピサの斜塔と言われている塔があります。小山の名前は虎丘なので虎丘斜塔あるいは雲岩寺の斜塔と言われています。
下の地図の薄緑色の部分が虎丘山風景区のエリアです。入口は南と北にありますが、南から入ることをお勧めします。我々も南の虎丘南大門広場あたりでバスを降りて赤色ラインを歩いて北の駐車場に待っていたバスに乗りました。
歩いて通った順番のポイントを下に説明しています。
━━ 歩いたルート
バス降車場所
1番目門
2番目門
3番目門
4番目門
虎丘斜塔
記念撮影場所
北大門
北の駐車場
地図の右上の四角の枠をクリックすると別画面で大きな地図を表示します。地図内のマイナスのアイコンを数回クリックするとこの虎丘(雲岩寺)の場所がわかってくると思います。
南大門のあたりにバスを停めて北に向かって歩きました。歩いた順番に紹介します。
1番目の門の頭山門です。
参道の奥に斜塔が見えます。イチョウの並木がきれいでした。
写真をズームいたしました。こちらからだと塔は傾いているようには見えませんでした。どうやら主に南北方向に傾いているのでまっすぐに見えているようです。
2番目の門です。 呉中第一山と書かれた扁額がかかっていました。
2番目の門で入場券のチェックがあります。門を入って振り返って写真を撮りました。
3番目の門の断梁殿です。黄色い門はお寺であることを感じさせてくれます。大きな海涌橋を渡って虎丘に入ります。
海涌橋を渡って、3番目の門である断梁殿を近くから見ました。
屋根は趣がありました。
参道が続きます。
試剣石。春秋時代に呉王闔閭が剣の切れ味を試しに切った石だと言われてます。
登り切ると千人岩がある広場です。
岩の広場です。 千人岩です。
岩の広場を上から見ました。
写真撮影スポットです。名前は虎丘剣池だそうです。
奥の虎丘剣池です。呉王闔閭を葬った時、3000本の剣を埋めたと言われています。それを探して秦の始皇帝や呉の孫権が掘った址です。剣が出たのか、出なかったのかはわかりません。
橋の上から写真撮影スポットの方を見ました。
これが橋です。
写真を拡大すると穴があることが判ります。井戸のように水くみとして使われたそうです。
こちらが4番目の門です。
その門をくぐると目の前に斜塔が表れます。
虎丘(こきゅう)は標高34m小高い丘を指します。太古の時代には海中の小島であったそうです。虎丘の歴史は長く、歴史ロマンをかきたてる遺跡も少なくないそうです。春秋時代の呉王の闔閭(コウリョ)がここに葬られ、三日後には白虎がここに臥していたという伝説から虎丘と名づけられたそうです。剣を愛した父・闔閭のために息子の夫差(フサ)は3000本の剣を埋めたそうです。他に、唐妓・女真娘の高潔を偲ぶ「真娘の墓」、闔閭の墓を建造した千人の工匠達を殺戮し、鮮血に染まったと伝えられる巨岩の「千人石」など、歴史にまつわる見所が沢山あるそうです。
丘の上には蘇州のシンボルの雲岩寺塔(別称:虎丘塔)が建っています。傾いたことから塔→斜塔となりました。
この塔は北宋年間の961年に創建されたそうで、八角七層の古塔は中国で最も古い塔の一つで、全国重点保護文物に指定されています。たびたびの火災にも見舞われました。地盤沈下でtq傾いたために中国のピサの斜塔あるいは東洋のピサの斜塔とも言われています。
一番、傾いて見える角度からの写真です。
レンガ造りの塔は拡大すると趣がありました。
さらに拡大いたしました。
別の場所も拡大いたしました。
記念写真を撮ってもらいました。
塔の北側です。標高34mの丘の上からこちら側に降りました。
北側も趣のある建物がありました。
降りたところに牌坊が建てられていました。
北側から撮った虎丘斜塔です。
北大門が見える橋の上で記念撮影をいたしました。
北大門前の広場でも撮影会が行われました。
もう一枚、虎丘斜塔の写真を撮りました。
虎丘の石碑の前から最後の斜塔のし野心を撮りました。
斜塔と言えばピサの斜塔です。以前に家族旅行で撮ったピサの斜塔と比べてみました。虎丘斜塔は斜塔はピサの斜塔よりも681年も前で造られたことが渡りました。虎丘斜塔は傾きの進行を食い止める工事が行われました。一方、ピサの斜塔では傾きを改善するため10年にもわたり北側の地盤を掘削するという工法が採られました。その結果、傾きは5.5度→3.99度に改善されました。
項目 | 虎丘斜塔 | ピサの斜塔 | ||
着工年 | 1173年 | |||
完成年 | 691年 | 1372年 | ||
高さ | 47.5 m | 55.86 m | ||
現在の傾き | 約 3度 | 3.99度 | ||
過去最大傾き | 約 3度 | 5.5度 | ||
傾斜原因 | 地盤沈下 | 地盤の不均一 | ||
素材 | レンガ | 大理石 | ||
重量 | 14453トン | |||
頂部ずれ(参考) | 2.34 m | 3.89 m | ||
計算傾き(参考) | 2.82度 | 3.99度 |
虎丘斜塔ま傾いている角度が気になります。傾斜角度はサイトによりまちまちで、数値としては3度と3.5度3.59度と15度が出てきます。特に15度の記述が最も多く出てくるのですが、見た目でも信じがたいので、写真で計測してみることにいたしました。
最も傾斜していると思われる方向の写真で目線高さで水平線をオレンジ色で書き込みそれに対して垂直線に対しての党の傾きを測った結果としては3~3.2度というのが結論でした。15度というのはどうやら間違いのようです。
ピサの斜塔で最も大きくなった時が5.5度で、倒壊の危険があったことから元に戻す大工事を行った結果として、現在が3.99度ということからも3度前後という数値はは正しい気がします。
世界遺産 拙政園 [江蘇省]
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上海蟹ツアー(2015年11月14日~11月15日)の二日目の午前中は蘇州市内の観光です。最初に行ったのはユネスコの世界遺産の拙政園とい名前の庭園です。世界遺産の蘇州古典園林の中で9つの庭園が指定されていますが、その中で最も有名で、且つ広い庭園が拙政園なのです。上の写真は拙政園の入口です。
9つの庭園は下記のとおりです。⑨の退思園は離れた場所なので下記の地図内に表示されていませんが地図上のマイナスのアイコンを3回クリックすると⑨の退思園のマークが出てきます。蘇州古典園林(そしゅうこてんえんりん)は、蘇州市にある歴史的な庭園の総称で蘇州古典庭園とも呼ばれています。1997年に①~④が世界遺産に指定され、⑤~⑨は2000年に世界遺産に加わりました。
① 明代 5.2万㎡ 拙政園
② 明代 2.3万㎡ 留園
③ 宋代 0.5万㎡ 網師園
④ 清代 0.2万㎡ 環秀山荘
⑤ 宋代 1.2万㎡ 滄浪亭
⑥ 元代 0.9万㎡ 獅子林
⑦ 明代 0.4万㎡ 芸圃
⑧ 清代 0.8万㎡ 耦園
⑨ 清代 0.4万㎡ 退思園
今回訪問した拙政園のGoogle地図と案内板です・
こちらはチケット売り場です。一人100元(1866円)と中国の庭園の入場料としては高い気がしました。チケット売り場は人が少なかったのですが、庭園内は驚くほどの人が入っていたことからチケットはツアー会社が事前に買っているのかもしれません。我々はここで買いました。
こちらが入場券の表と裏です。クリックすると拡大するので歯所の名前が判ると思います。
この丸い入口をくぐると庭園内です。
中に入ったところです。
沢山の人に驚かされました。手を挙げているのが我々のガイトの秦山です。
入口を入ったところの池のある景観です。ここでは沢山の池があり、池が庭園の景観に重要な役割を果たしていると感じました。
最初の池を沢山の人が渡っているところです。
庭園内の道も、なかなか趣がありました。
緑と池の景観が見事でした。
ここが拙政園で一番景色のいい場所と言われているところのようです。こちらの写真はクリックすると特別に大きく拡大するようにいたしました。
同じ場所ですが構図的に少し拡大いたしました。
上の写真の景色を見ている人たちです。さすが庭園で一番の景観を見れる場所とのことなので人気の場所でした。
同じ場所からズームで拡大いたしました。
壁際の廊下も趣がありました。
別の角度から見た景色です。
池の横を移動していきます。建物も景観に対して重要な役割を果たしていることが判りました。
柳の木のある景観も趣がありました。庭園の中で一番高い場所から撮った写真です。
建物群も見事な景観を見せてくれました。
先ほどの一番人気の景観を見る場所には沢山の人が常時おられました。
我々の仲間が写った珍しい写真なので目隠しをして掲載させてもらいました。遠くからなので最初は撮っていることに気がつかれませんでしたが、すぐに気がついてVサインを送ってくれました。
上の写真を撮ったのは池を挟んだこの場所でした。
建物の中には椅子などの調度品が展示されていました。
こちらも中国らしい趣の建物でした。紹介した写真の庭園のほんの一部でしかありません。これ以外に沢山の素晴らしい景色に出会いました。
こちらが庭園からの出口です。
庭園の外には沢山のお店が並んでいて独特の雰囲気を感じさせてくれました。
われわれ外国人にとっては庭園の外の景観もなかなかのものでした。
もう少し町並みを紹介します。
果物も売られていました。左手前のものは桑の実です。見事な桑の実でした。
入口に戻りました。
こちらが入口の前の道路です。
バスに乗って次の観光場所に行きました。
蘇州の日本料理店 [江蘇省]
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今回の上海蟹ツアーで、木涜古鎮を観光したあとは蘇州市内に移動して宿泊ホテルに17時35分着きました。夕食はツアーに組み込まれている食べ放題・飲み放題の日本料理でした。こちらの表が、今回の2015年上海蟹ツアーを依頼した旅行会社が作った日程表です。
月日 | 都市 | 日程表 | 食事 宿泊 |
11/14 土 | xxxx 陽澄湖 木渎 蘇州 | 朝食後、専用車にて、陽澄湖へ 無錫高速ICでガイドをビックアップして陽澄湖へ 着後、中国で最も名高い陽澄湖蟹全席料理の食事 昼食後、蘇州木渎へ 着後、木渎観光○厳家花園、○運河巡りなど その後、ホテルへ ホテル着 夕食は食べ放題・飲み放題の本格日本料理 | 昼:陽澄湖蟹 フルコース 夕:日本料理 |
泊:蘇州 | |||
11/15 日 | 蘇州
| 朝食後、蘇州市内観光 (09:00)世界遺産の○拙政園、 (10:15) 蘇州のシンボルになる○虎丘斜塔など (11:30)昼食、(12:30)○日本料理食材店 (13:30)専用車にてxxxxへ戻る | 朝:ホテル 昼:蘇州料理 |
ホテルで一休みした後、集合時間の18時30分にロビーに行くと日本料理店から案内の方が来られていました。ホテルから10分ほど歩くと日本料理店が沢山並んでいる通りに出ました。左側に目的の日本料理店 海の子 の看板が見えます。27名が余裕で入れる大きなお店でした。
現在の2015年の時点の数値的な状況までは探しきれませんでしたが、蘇州地区の日系企業は2010年の時点で2000社を超えており、2013年10月時点で長期駐在日本人は10,734名で、香港をのぞく中国内では上海、北京に続く、3番目の在留邦人数となっています。
世界では16番目の日本人居住数だそうです。それだけに日本食店も沢山ありテーブルのセッティングも洗練されていました。
やはり最初は刺身ですね。食べ放題で好きなものを好きなだけ注文できるのですが人数が多いことから何品かは事前に注文されていました。この皿にはマグロ、シマアジ、タコ、サーモン、ホッキ貝が乗っていましたが、この後、別の刺身も追加いたしました。今回は話が盛り上がって写真は半分も撮れませんでした。撮れた写真の範囲で紹介したいと思います。
これはキムチです。純日本食ではありませんが、日本の居酒屋にあるものは、ここでは食べれるのです。
もちろんビールで乾杯です。飲み放題なので心置きなく飲むことが出来ました。
楽しい雰囲気を紹介したいので小さい写真で恐縮ですが皆さんに登場していただきました。我々は二階の個室席でした。左の写真は一階の写真です。
サラダも頼みました。
こちらは不思議な葉っぱのイタリア風のサラダでした。
もやしニラ炒めも、日本で食べる味でした。
これが一押しの牛肉のたたきです。4人だけで、さらに3皿を追加してしまうほど、中国では簡単には食べれない上物でした。
牛のステーキもなかなかいい肉でした。最近、中国のステーキの肉のレベルが上がってきているのを実感させてもらいました。
串焼きも頼みました。昨年の上海蟹ツアーでは無錫の日本食店に行きました。
揚げ出し豆腐も本格的でした。これ以外に寿司を沢山頼みましたが後半だったので写真が撮れていませんでしたが、すし飯がなくなって寿司が出せなくなるほどでした。炊いてもよいと言われましたが、蕎麦などの麺類を締めに注文いたしました。
翌朝の朝の散歩で撮ったお店の写真です。
料金はツアー料金に入っていますが、内訳をみると160元/人(約3030円)でした。食べ放題というのはメニューに書かれている高級な料理も含めて全て料理が追加なしで注文できるシステムです。だから高級な一皿160元の料理や鍋も頼めるのです。食べ放題・飲み放題は日本食店の競争が激しい上海で20~15年前には発案されたシステムで上海の経営者が地方に行ったときに全国に普及しました。ただし、競争の少ない地方ではすたれましたが、日本食店の多い上海、蘇州、無錫では今も健在で、うれしいシステムです。
店名 海の子
住所 江蘇省蘇州市高新区商業街11号102-5室
電話 0512-6920-2020
営業 11:00~14:00 17:00~23:30
上から2枚目の夜の写真(右の写真)と同じ構図の翌朝7時19分の写真も紹介します。道路の左側には、前日の夕食を食べた日本料理店 海の子 の看板が見えます。こちらの通りには日本料理店やカラオケ店がたくさんありました。
ホテル・金龍大酒店から日本食店・海の子野でのルートです。距離は719mでした。水の都と呼ばれるだけあって沢山の水路がありました。
蘇州 木涜古鎮の風景 [江蘇省]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
陽澄湖への上海蟹ツアーの一日目の午後は蘇州の木涜古鎮(木渎古镇 / Mudu Ancient Town)に来たことはすでに、前々回の記事から報告させていただいています。最初に豪邸の厳家花園を見て、香溪運河を手漕ぎ舟に乗って楽しんだ後は自由行動だったので 木涜古鎮を自分なりに散策いたしました。
その時に撮った写真を中心にして木涜古鎮の全体的な雰囲気を紹介したいと思います。上の写真のような広い駐車場がありました。ここに来たのは2015年11月14日でした。
こちらのバスで木涜古鎮の駐車場に、15時15分に着きました。木涜古鎮を見学した後、ここを離れたのは17時ごろで、蘇州のホテルに着いたのは17時35分でした。
駐車場から歩いて木涜古鎮に向かう途中にあった古鎮(古村)の入口の門のような鳥居のような牌坊です。牌坊は日本語読みではハイボウですが、中国語読みではパイファン / paifāng で、中国の伝統的建築様式の門の一つで、個人や村の入口などに建てられています。牌楼と呼ばれることもあります。世界各地の中華街には牌坊がしるべとして建てられています。屋根や斗拱があるものを牌楼と呼び、屋根や斗拱がないものを牌坊と呼ばれる習慣も一部にあります。木涜古鎮は清の乾隆帝が6度も訪れたと言われているほどの観光場所です。
村の入口の牌坊に飾られている扁額を紹介します。上が表(外側)で、下が裏(村側)です。扁額は建物・門・鳥居・牌楼・牌坊などの高い位置に掲出される額や看板のことで、書かれている文字はその建物や寺社名や地域名などですが、創立者の思いなどを記すこともあるそうです。
下記の地図の「━━ 私が歩いたの散策ルート」で、今回紹介する写真を撮りました。左上の方向にバスが停まった駐車場があります。
━━ 私が歩いた散策ルート
━━ 香溪運河 手漕ぎ舟に乗ったルート
厳家花園 虹欽山房 明月寺 王立鵬美術館
沈寿故居 傍眼府第 古松園
最初の4枚が有名な観光スポットです。こちらはすでに紹介した厳家花園の入口の門です。
今回は入りませんでしたが虹欽山房の入口の門です。こちらも厳家花園と同様に豪邸なのだと思います。
明月寺も観光スポットのようです。今回は滞在時間が短かったので中には入れなかったのが残念でした。
明月寺前の道の風景です。
これは香溪運河にかかる屋根付の橋です。名前は西施橋です。水路にかかる橋のなかの最大の観光スポットです。
ここからの5枚の写真も、木涜古鎮の雰囲気を伝えるために必要なものです。つまり木涜古鎮で目を引いたのが写真撮影の風景でした。写真撮影は2種類あります。一つはこの写真のような結婚記念アルバムを作成するための撮影です。もう一つは観光に来て記念のために衣装を着て撮る記念撮影です。
こちらは剣を持ってはいますが、雰囲気からして結婚記念アルバムを作成するための撮影だと思います。新郎が一緒にいる場合は間違いありません。
こちらは観光客の単なる記念撮影です。
こちらも単なる記念撮影です。ほんと沢山の人が写真を撮っていました。写真撮影で共通していることがありました。それはすべて女性だったことでした。
売店のある景色も魅力的な風景です。観光用のお店がおおくありますが、生活のためのお店や施設も見受けられました。一番手前のお店は写真撮影用の衣装を貸してくれるお店です。ここから5枚の写真は運河沿いの道なので周囲がひらけています。
昔風の建物の売店の風景です。こちらも運河沿いです。
運河沿いの北側の道(山塘街)の住所は
Shan Tang Jie, Mudu Guzhen, Wuzhong Qu, Suzhou Shi, Jiangsu Sheng
江蘇省蘇州市呉中区木涜古鎮山塘街 です。
江蘇省 Jiangsu Sheng
蘇州市 Suzhou Shi
呉中区 Wuzhong Qu
木涜古鎮 Mudu Guzhen
山塘街 Shan Tang Jie
一番、食べ物屋さんが多かったです。
こちらは牛皮糖というものを売っているお店です。
運河沿いにはゆったりできるカフェもありました。欧米人に人気がありそうです。
運河沿いから離れた太いメインストリートです。両側には沢山のお店が並んでいました。
メインストリートを東にまっすぐ進んでいくと徐々に道が細くなってきます。
路地のように細い道になりましたが、沢山の観光客が楽しんでいました。
さらに細い道が続いていました。
いろんなお店がありました。
細い道の両側は昔の建物の一階部分を改造したのだと思います。実はこのようなところを見たかったのです。
まだまだ細い道が続いていました。
さらに進むと人通りがなくなりました。水路(運河)には新しい欄干が付けられるなどの改修が行われていますが、水路自体や建物は昔のままのようです。奥まで進んだおかげで、生活の場所を見ることが出来ました。観光化されていない木涜古鎮を見たかったのです。
そして木涜古鎮で電柱を始めてみました。珍しい電柱を見ることで、中国の観光地での電線類の地中化が進んでいることを実感いたしました。冒頭あたりの地図で下沙塘と書かれている場所だと思います。
こちらが昔からの観光化されていない水路(運河)です。
生活が感じられる水路(運河)を見たい念願がかないました。中国では観光客が多いあたりは復元されたり改造されてしまうことが多いので、昔のままの景観の写真を撮りたかったのです。
蘇州 木涜古鎮の豪邸 厳家花園 [江蘇省]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
2015年11月14日は上海蟹ツアーとして、仕事仲間の日本人27名で上海蟹を食べた後に、チャーターバスで来たのが、蘇州の木涜古鎮(木渎古镇 / Mudu Ancient Town)でした。蘇州の木涜古鎮には運河の景観以外に、豪邸や寺などの観光スポットがいくつかあります。代表的な例として、厳家花園、明月寺、虹欽山房、古松園、王立鵬美術館、沈寿故居、傍眼府第、廊棚、西施橋などです。その中でも厳家花園が最も人気がある場所のようです。木涜古鎮に着いて最初に向かったのが今回紹介する厳家花園(げんかかえん)です。上の写真が厳家花園の入口です。
厳家花園は、清の乾隆帝時代の詩人である沈徳潜の別荘でした。その後、湾の厳家の住居であったことからこの名がついたようです。春夏秋冬の4つの風景の庭園で有名なようです。敷地面積は10656㎡(3223坪)だそうです。中国の単位では16畝だそうです。日本の畝の換算では1畝=99.173554m²(定義:30坪)ですが、中国の畝の換算では666.66667m²(定義:1/15ha)であることから計算すると10667㎡となり10656㎡に近い数値となりました。
木涜古鎮の中の厳家花園の位置をGoogle地図で紹介します。地図内で薄い赤色で囲った部分が厳家花園の敷地を表しています。その他の観光スポットもプロットいたしました。記念写真は虎丘斜塔を背景にして日本人27名全員で撮ったものです。私以外は中国に長期赴任されている方と、その家族の方です。左上の方向に我々のバスが停まった駐車場があります。 厳家花園
明月寺
虹欽山房
沈寿故居
古松園
王立鵬美術館
傍眼府第
━━ 私が歩いた散策ルート
━━ 手漕ぎ舟に乗ったルート
案内板で厳家花園を紹介します。①~㉔で建物等を説明していますが、文字が分からないものはイメージ(太い文字の部分)にいたしました。クリックすると番号から場所が分かると思います。入口は左下の部分です。それぞれ区切られた庭は黄色の文字で書いているように春夏秋冬の4つの風景を表しています。
①怡宾厅 ②尚賢堂 ③明是楼 ④清荫居 ⑤ ⑥
⑦ ⑧ ⑨织翠轩 ⑩眺农楼 ⑪延青阁
⑫ ⑬ ⑭ ⑮见山楼 ⑯眺农楼 ⑰环山草庐
⑱听雨轩 ⑲ ⑳清荫轩 ㉑ ㉒ ㉓盎春
㉔采秀山房 ㉕宜两亭 ㉖琴室 ㉗ ㉘
①怡宾厅 / 怡賓庁
入口の門を入った一番最初の建物です。
その建物で気になったのが屋根の飾りでした。
怡宾厅(①)の建物の中にはきれいな輿が置かれていました。奥方か娘さんが使われたのかもしけません。
②尚賢堂
怡宾厅(①)の奥の建物が尚賢堂です。その建物の中です。
⑥
厳家花園の庭は春夏秋冬の4つの風景を表しています。こちらは夏の季節を表した庭です。尚賢堂(②)の西側にあります。
きれいに玉砂利が並べられた庭でした。
玉砂利の部分を拡大いたしました。
こちらも玉砂利の庭でした。春を表した庭は玉砂利だけで、夏を表した庭と玉砂利と池で表現されていました。秋と冬を表現した庭は池が大きく配置されていました。池で作られた庭が5つに対して玉砂利の庭が3つでした。そのうち一つは利用法で表現されていました。
尚賢堂(②)の前間庭と西側の庭の(⑥)との間の壁の飾り窓です。
よく見ると瓦にも繊細な装飾が行われていました。
(⑥)の壁に沿った通路です。
⑭
厳家花園の中で最も北西にある庭です。
それぞれの庭と庭との間は壁で仕切られていました。
壁にあけられた通路も趣向が凝らしてありました。
ここの通路は一番重々しい雰囲気でした。
厳家花園の北側の中央の庭で、厳家花園の中で一番有名な庭のようです。
环山草庐(⑰)から見た景色です。庭園の特徴は太湖から運んだ太湖石の庭のようです。
环山草庐(⑰)から、その一番の庭の写真を撮る人が沢山おられました。
厳家花園を囲む塀に沿った道も趣がありました。
厳家花園の中で一番大きな庭で、庭の中に采秀山房(㉔)と宜两亭(㉕)と(㉗)と(㉘)がありました。
蘇州 木涜古鎮(木渎古镇) 香溪運河 [江蘇省]
上海蟹ツアーで陽澄湖 の昼食で上海蟹を食べた後は蘇州に移動して観光のために木涜古鎮(もくとく・こちん)と呼ばれる場所を訪れました。訪れたのは2015年11月14日15時25分でした。蘇州は水の都と言われるほど水路交通が発達した場所です。特に1405年前の西暦610年に完成した北京と杭州を結ぶ大運河が出来てからは網の目のように運河が発達したようです。ただし以前からこの辺りは水路交通が発達した村がありその一つが木涜でした。古い村という意味を込めて木涜古鎮(木渎古镇 / Mudu Ancient Town)と呼ばれています。上の水路(運河)は村のメイン水路である香溪です。「涜」は運河(水路)を示しているため意味が重なりますが、以降は香溪運河と呼びます。
下記は案内板の木涜古鎮の地図です。木涜古鎮は2500年の歴史があるそうです。木涜古鎮の中で胥江と香渓という二つの運河が合流しています。木涜という名の町が歴史に出てきたのは春秋の呉・越時代だそうです。木涜という名で呼ばれるようになった起源は、呉王夫差が傾国の美女西施を喜ばせるための宮殿などを建造したために、木材はどんどん運搬してきたために木材が川に詰まられてしまったことから、この町を木涜と定めたそうです。
これが香溪運河の観光用の手漕ぎ舟(船)です。日本だとサッパ舟(船)、ベネチアではゴンドラですね。
やはり乗ってみたくなります。ここから乗りました。
Google地図でも木涜古鎮の香溪運河を紹介します。赤色ラインが我々が乗った手漕ぎ舟のルートです。厳家花園( )を見学したあとに乗りました。左上の方向にバスが停まった駐車場があります。
━━ 香溪運河 手漕ぎ舟に乗ったルート 335m
━━ 私が歩いた散策ルート
厳家花園 虹欽山房 明月寺 王立鵬美術館
沈寿故居 傍眼府第 古松園
手漕ぎ舟は厳家花園( )の前から虹欽山房( )の前まで乗りました。
厳家花園の門 → 虹欽山房の門
水路(運河)にの途中には趣のある橋もかかっていました。名前は永安橋です。
日本流に言えば、こちらが娘船頭さんです。娘船頭さんは櫓/櫂(ろ/かい)を漕ぎながら歌を歌ってくれました。
動画で雰囲気を紹介します。女船頭さんの歌も聞くことが出来ます。手漕ぎなので結構左右に揺れますが、動画でその揺れを体験してみてください。プレーボタン( ► )をクリックすると動画を見ることができます。
沢山の手漕ぎ船とすれ違います。こちらの橋の名前は王家橋です。
上の写真の手漕ぎ舟が接近した写真です。
木涜古鎮の場所などを紹介します。
木涜古鎮(木渎古镇)
虎丘斜塔
拙政園
泉屋百貨 日本食材購入店
海の子 日本料理店
蘇州金龍大酒店 宿泊ホテル
2015年 陽澄湖 上海蟹ツアー [江蘇省]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
こちらが上海ガニの蟹みそです。すでに紹介したように2015年11月11日~11月18日まで100回目の中国に行っていました。☆
訪問した場所は、上海から数百キロ離れた場所ですが、その街に住んでいる日本人の方が、タイミングよく土曜日曜を利用した上海蟹ツアーを計画されておられたので参加させてもらいました。
赤色の星☆のマークの付いた写真は、クリックして出てきた拡大写真を中国からでも見ることが出来ます。もちろん、日本ではすべての拡大写真を見ることが出来ます。不思議に感じられる方がおられると思いますが、私が普段に写真を保管しているサイトは中国の機関がネット上にフィルターをかけて中国国内からアクセス出来ないために、写真も見れないのです。今回の記事の表示写真と特定の拡大写真はSo-netに保管しているので、中国からも見れるわけです。
見れないサイトで有名なのがGoogleやGoogle地図やYouTubeです。フリー百科事典のWikipediaなどのように昔は見ることが出来なかったけれども、今は見れるようになったサイトも多いです。
今回の上海蟹ツアーを依頼した旅行会社が作った日程表です。
月日 | 都市 | 日程表 | 食事 宿泊 |
11/14 土 | xxxx 陽澄湖 木渎 蘇州 | 朝食後、専用車にて、陽澄湖へ 無錫高速ICでガイドをビックアップして陽澄湖へ 着後、中国で最も名高い陽澄湖蟹全席料理の食事 昼食後、蘇州木渎へ 着後、木渎観光○厳家花園、○運河巡りなど その後、ホテルへ ホテル着 夕食は本格の日本料理 | 昼:陽澄湖蟹 フルコース 夕:日本料理 |
泊:蘇州 | |||
11/15 日 | 蘇州
| 朝食後、蘇州市内観光 (09:00)世界遺産の○拙政園、 (10:15) 蘇州のシンボルになる○虎丘斜塔など (11:30)昼食、(12:30)○日本料理食材店 (13:30)専用車にてxxxxへ戻る | 朝:ホテル 昼:蘇州料理 |
その町から下の写真のチャーターバスで中国で最も有名な上海蟹の産地である陽澄湖(ようちょうこ)で、上海蟹のフルコースを食べる1泊2日(2015年11月14日~15日)の上海蟹ツアーです。
集合場所に皆さん集まって出発いたしました。計画では7時出発の予定でしたが、渋滞でバスの到着が遅れて7時15分に出発いたしました。
実は昨年2014年に行われた上海蟹ツアーにも参加させてもらったので比較しながら報告させていただきます。2014年上海蟹ツアー記事 → ポチッ
ツアーには上海蟹フルコース以外の目的としては蘇州木渎観光、日本食材買物、日本食食べ飲み放題、蘇州料理、世界遺産の拙政園観光と虎丘斜塔観光が含まれていました。
昨年(2014年)は無錫観光で、今年(2015年)は蘇州観光となっているところが大きな違いでした。
すぐに高速道路に乗り目的地を目指しました。
今回のツアーを計画した無錫市中国旅行社日本部がある無錫の近くのインターチェンジ(IC)に寄り、日本語が出来るガイドの秦子量さんをピックアップして陽澄湖を目指しました。昨年と同じガイドさんでした。
陽澄湖北ICを下りると、上海蟹を売っている露店が並んでいる風景に出会いました。昨年は巴城ICで下りたのですが大渋滞でレストランまで時間を要しましたが、今回はすんなりとつくことが出来ました。下りる場所でこんなにも渋滞状況が違うのに驚かされました。
11時50分に陽澄湖に到着いたしました。昨年は上で説明の通り大渋滞のために12時40分到着でしたが50分早く着くことが出来ました。ここには沢山の上海蟹専門のレストランが並んでいました。☆
右の写真は、食事をしたレストランの前での全員の記念写真です。掲載写真は顔が判らないように小さい写真にさせていただきました。参加者は私を入れて日本人27名でした。一つの企業から同じ場所に、これだけ沢山の日本人が出向赴任しているケースは珍しいと思います。
レストランは昨年と同じお店でした。中央の「金緑舫」でした。中国語では「金缘舫 」です。
店名 金緑舫 / 金缘舫
電話 0512-5765-8708
住所 江蘇省蘇州市 昆山市阳澄湖大闸蟹交易市场蟹舫苑8号码头
食事は2階の部屋でいただきました。前回よりも明るくていい部屋でした。
事前に連絡をもらった料理で、前菜を除いた全料理に蟹が入ったフルコース料理でした。料理のリストは出てきた順番です。⑬が最大の目的のメインです。このメニューは昨年と同じでしたが、実際には1~2品は少し違う料理が出てきました。もちろんすべてに上海蟹が入った料理であるところは同じでした。
① 前菜8品
② 海老と蟹の炒めもの
③ 蟹みそと魚浮き物の炒め
④ 蟹みそいれの肉団子
⑤ 海老剥き身と蟹肉の炒め
⑥ 蟹みそと肉の餡のワンタン
⑦ 魚肉の千切りの蟹甲羅盛り
⑧ 青梗菜とシイタケの炒めに蟹みそ乗り
⑨ 蟹みそと豆腐の炒め
⑩ 蟹みそ入れのシイタケと竹の子の羹
⑪ 蟹みそのチャーハン
⑫ 陽澄三宝スープ
⑬ 本場陽澄湖蟹丸蒸し雄雌2杯盛り付け
⑭ デザート
全ての料理の写真を紹介いたします。小さい写真は昨年の料理です。
① 前菜8品
テーブルに前菜8品が置かれていました。
右の写真は2014年の前菜8品と似ていたのはピータンと枝豆と小魚のから揚げの3品で、後は違う料理でした。
前菜の8品を紹介いたします。
①-1 皆さんご存じピータンです。
①-2 枝豆です。
①-3 小魚の唐揚げです。ビールにピッタリでした。蟹アレルギーの方もツアーに参加されていました。前菜はたべれるのですが、前菜だけでは可哀そうだと蟹や海老の入っていない料理を用意していただきました。さらに、その人の食事代(350元)も免除されました。
①-4 鶏肉の前菜です。
①-5 キャベツの漬物のようです。
こちらは個別に写真を撮るのを忘れたので全体から切り取りました。
①-6 湯葉を歩測切った料理です。
①-7 これはキクラゲの料理です。
①-8 焼豚のゼリー寄せのような料理でした。
ビールも美味しくいただきました。上海蟹と言えば紹興酒です。ここは紹興酒の名産地である紹興市にも近いので沢山飲みました。帰った後に料金が追加になったのは、この紹興酒ではないかと感じました。
いよいよここからが上海蟹料理です。上海蟹は日本での一般的な呼び名で中国では上海蟹とは呼びません。中国では大閘蟹(大闸蟹/ダージャーシエ)と呼びます。料理は出てきた順番に紹介します。
② 海老と蟹の炒めもの
半分に切っていますが、いきなり蟹の姿が出てきました。ミソがたっぷりでした。海老が隠れるように入っていました。蟹を食べ終わると皿の上に沢山乗っていました。前回はシンプルな唐揚げでしたが、今回は汁に入っていました。
ミソの部分を拡大いたしました。クリックするとさらに拡大足します。
③ 蟹みそと魚浮き物の炒め
黄色いものは不思議な食感の食材でした。言われなければ魚のうきぶくろとはわかりません。イカのような食感なので、イカや貝と思ってしまうと思います。
④ 蟹みそいれの肉団子
こちらは一人一人に運ばれてきました。前回よりも大きめの器だったのでスープも楽しめました。こちら以外の料理は大皿に載って回転テーブルの上に置かれました。
⑤ 海老剥き身と蟹肉の炒め
全て海老のむき身で食べごたえのある美味しい料理でした。野菜は前回と違いチンゲンサイが主体でした。海老とのマッチングはよかったです。
⑥ 蟹みそと肉の餡のワンタン
これは名前の通り具の中に蟹ミソが入ったワンタンでした。厚めの皮なのが中国風です。イタリア利用理のパスタのような存在なのかもしれません。
⑦ 魚肉の千切りの蟹甲羅盛り
蟹の甲羅に乗った料理で淡白な魚が使われていました。
他の料理は前回とは微妙に違いましたが、この利用理に関しては前回と全く同じでした。
⑧ 青梗菜とシイタケの炒めに蟹みそ乗り
今回はシイタケがたっぷりと乗っており前回とは別の料理が出たと感じました。戻ってから前回の写真を見て同じ名前の料理だと気が付きました。チンゲンサイ(青梗菜)の緑とシイタケの茶色の色の組み合わせも食欲をそそりました。
⑨ 蟹みそと豆腐の炒め
蟹ミソと豆腐の料理は何度か食べたことがありますが、これはメニューの料理と違いスープが主体の料理でした。少なくとも豆腐は入っていませんでした。蟹ミソスープという感じの料理でした。後で紹介するスープと合わせると3種類の蟹ミソスープが出されたことになります。
⑩蟹みそ入れのシイタケと竹の子の羹
メニューの中の「羹」は「あつもの」と呼び、料理では熱い汁物を表すようです。こちらも蟹ミソスープの一種でしたが、シイタケと竹の子ではなくワカメとチンゲンサイだと思われました。少なくとも「陽澄三宝スープ」ではないと判断いたしました。
⑪ 蟹みそのチャーハン
やはり、チャーハンは日本人に合います。見た目では分かりにくいけれども、たっぷりの蟹ミソが使われていて上海の風味を味わうことが出来ました。
⑫ 陽澄三宝スープ今回は3種類スープが出てきてて⑨と⑩のスープに似ているますが、前回の写真と比べるとともに玉子が入っていることから陽澄三宝スープと判断いたしました。
⑬ 本場陽澄湖蟹丸蒸し雄雌2杯盛り付け
上海蟹フルコースのにメインデッシュはこちらです。本場陽澄湖の雄と雌の上海蟹を丸蒸しにしたものです。これを食べるためにここまでやってきたのです。甲羅の裏の違いから雄と雌を自分の皿にのせます。☆
裏にすると雄と雌が判るので裏から撮った写真を掲載いたしました。左が雄蟹で右が雌蟹です。☆
刻み生姜が入ったタレにつけて食べます。
こちらは雄蟹のミソです。人によって、雌蟹のミソが好きな人と雄蟹のミソが好きな人に分かれるほど、どちらも美味しいのです。雄蟹のミソは雌蟹のミソよりは柔らかくゼリー状です。私は、どちらかと言えば私は雄蟹のミソの方が好きですが、時期によって美味しさが違うので是非とも両方を味わってほしいです。冒頭の写真ははこちらでした。☆
ミソの写真を拡大いたしました。
⑭ デザート
今回は中国でよく出てくるスイカだったので写真は省略いたしました。右の写真は昨年の時のデザートで、キンカンとヒシの実が出されました。この辺りの名産品なのだと思います。ヒシの実は見たことがないくらい大きなものが出されました。
顔が分らないように小さな写真にしておりますが、楽しい雰囲気が感じてもらえると思います。自撮り棒も活躍していました。自撮り棒の写った写真はクリックすると自撮り棒のみ拡大(☆)します。
今回のレストランのことをネットでは金缘舫水上餐船と呼ばれているとおり、湖の上に建てられています。水の部分が陽澄湖です。
食事の後は前回同様にレストランの蟹の水槽と生簀を見学させてもらいました。沢山の蟹料理に対応した規模の大きな生簀でした。この後、バスに乗って蘇州の木渎観光に向かいました。
上海蟹 / 大閘蟹の分類学上の名前はチュウゴクモクズガニ(Chinese mitten crab)です。
界 : 動物界 Animalia
門 : 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 甲殻亜門 Crustacea
綱 : 軟甲綱 Malacostraca
亜綱 : 真軟甲亜綱 Eumalacostraca
上目 : ホンエビ上目 Eucarida
目 : エビ目(十脚目) Decapoda
亜目 : エビ亜目(抱卵亜目)Pleocyemata
下目 : カニ下目(短尾下目)Brachyura
科 : イワガニ科 Grapsidae
属 : モクズガニ属 Eriocheir
種 : チュウゴクモクズガニ E. sinensis
マークの場所が陽澄湖です。中国語では阳澄湖と書きます。場所は上海の西50kmの場所にあります。面積は119.04k㎡で平均水深 2mの淡水湖です。大昔は太湖の一部でした。この日は無錫(无锡)に泊まりました。現在の太湖の広さでも2250k㎡(琵琶湖の約3.4倍)ですが、昔はかなり広かったようです。さらに昔の古代には東シナ海でした。
今回は高速道路から陽澄湖北ICで下りて上海蟹レストラン街で食事をして巴城ICから高速道路に乗り蘇州に向かいました。レストラン街の辺りは中国語では「昆山巴城阳澄湖大闸蟹养殖基地」と呼ばれているようです。
A 巴城IC(巴城収費站)
B 上海蟹レストラン街(巴城阳澄湖蟹舫苑)
C 陽澄湖北IC(阳澄湖北収費站)
上海蟹レストラン街の航空写真です。マーク( B )のレストランで食事をいたしました。この写真からレストランが陽澄湖の上に建っていることが判ります。上で紹介した蟹の生簀も湖を利用したものだったのです。写真をクリックすると、はっきりとわかると思います。☆
本場で南京名物をいただきました。 [江蘇省]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
2015年1月15日から1月23日の9日間ほど海外(中国)に行来ています。以前に南京に行った時の記事を掲載させていただきます。南京に到着した夕食を食べるために夜の南京の美食街である湖南路歩行者天国を歩きながら南京らしい料理のお店を探しました。
目に入ってきたのが「南京風味」の文字でした。そっさく、そのお店に入りました。お店の前には大きな獅子が置かれていました。
店名 南京大牌擋 狮子桥店
南京大牌档 獅子橋店
住所 南京市鼓楼区湖南路狮子桥2号
湖南路步行街内
電話 025-8330-5777
お店の店内の様子です。南京らしい雰囲気が伝わってきました。
我々が座ったのは17番テーブルでした。七は中国語では柒とも書くようです。
料理が並んだところで写真を撮りました。南京特有の料理を選びました。
これが食事のレシートです。頭の数字は注文数です。
2 92元 百威大扎
1 26元 虾黄豆腐 ①
1 28元 薄饼牛肉松 ②
1 48元 金陵烤鸭 ③
1 12元 素什锦 ④
1 5元 鸡汁回卤干 ⑤
1 6元 酱汁田螺 ⑥
計 215元 約4100円
一番上の百威大扎はビールのピッチャーのようです。実は百威はバドワイザーのことなのです。このピッチャーを2杯頼だことを示しています。
ビール以外は料理です。料理の①~⑥を順番に紹介いたします。
①虾黄豆腐 26元 蝦黄豆腐
虾はエビのことなので日本語で言えば海老豆腐というところでしょうか。蟹味噌らしいものが沢山入った料理でした。蟹ではなく海老か蝦蛄の味噌かもしれません。こちらのお店の名物のようです。
② 薄饼牛肉松 28元 薄餅牛肉松
牛肉と野菜を甘辛く炒めた物を薄い生地で包んで食べる料理です。
このように皮の上に牛肉と野菜を乗せます。
包んで出来上がりです。北京ダックのような食べ方でした。
③金陵烤鸭 48元 金陵焙鴨
最も南京らしい料理です。金陵は南京の別称です。鴨を香ばしくローストした料理です。料理名の中の「烤」は「あぶる」意味です。北京ダックは北京烤鸭と書きます。つまり金陵烤鸭は南京ダックのことなのです。南京ダックは包んだりせずに、そのまま食べます。我々が食べた料理の中では、これが一番高かったです。
南京ダックの拡大写真を掲載いたしました。
④素什锦 12元 素什錦
これは五目野菜炒めです。
⑤鸡汁回卤干 5元 鶏汁回滷干
これも南京名物のようです。鶏のスープに鶏と油揚げと大豆のもやしが入っていました。
⑥酱汁田螺 6元 醤汁田螺
これはタニシ(田螺)料理です。醤油でタニシを煮込んだもののようです。
レストランの中では演奏を楽しみながら食事をいたしました。
沢山の人でいっぱいとなりました。
女性が挽いているのが琵琶に似た楽器でで、男性が挽いているのが二胡に似ている3弦の楽器です。
追伸
帰国の2015年1月23日まではネット事情の関係から、皆さんのところに、ほとんど訪問出来ないことお許しください。
無錫から上海まで新幹線に乗りました。 [江蘇省]
2014年11月16日に無錫から上海まで新幹線を利用いたしました。すでに報告した上海蟹ツアーに参加して、ツアーに参加した皆さんとは無錫駅で別れました。上の写真がチケットです。名前とパスポート番号が印字されていました。パスポート番号の下2桁は*となっており完全には判らないような配慮がされていました。無錫を13時56分に出発して上海に14時39分に着きました。43分間の列車旅行となりました。
G7013 無錫13:56 → 上海14:39
目的地で自動改札機を通ると必ずチケットが戻ってくるので記念になります。領収書として使う人が多いので、戻ってくるシステムになっているのだと思います。
中国の鉄道は、いつでもホームに入れるのではなく対象の列車に乗る人しかホームに入れません。つまり列車が来る寸前までホームに入れないのです。したがった3階のレストランでコーヒーを飲むことにしました。レストランからは下の写真のようにホームの見晴らしがいい席でゆっくりいたしました。
列車が来る寸前に改札を通るために改札口は大行列となります。これが中国の新幹線の不便なところです。
改札を通ってホームに降りるとすぐに列車が到着いたしました。
長い列車で沢山の人が並んでいました。
ドアが開きました。ドアは一旦、外に押し出された後にスライドします。
これが私の乗った一等座(SOFT SEAT CLASS)です。座席番号3Dは一番前の右側席の通路側です。一等座は日本のグリーン車に相当します。二等座(STANDARD CLASS)が普通席です。
私の席から撮った写真です。一番前なのに座席番号が3Dは不思議に思われた方がおられるかもしれませんが、前にガラスで仕切られた部屋がありそこに席が二列あるのです。
その二列の席がこちらです。商務座(BUSNESS CLASS)と呼ばれています。フルフラットになる席です。
フルフラット状態の写真をネットから拝借いたしました。
無錫駅の航空写真も紹介します。マークの建物の最上階でコーヒーを飲みながら列車を待ちました。
太湖の竜頭渚(鼋头渚) [江蘇省]
太湖のジャンク遊覧を紹介しましたが、遊覧と同時に太湖名勝の一つが竜頭渚公園です。ジャンク遊覧の後に竜頭渚公園を散策いたしました。上の写真は無錫の町から竜頭渚公園に入っていくところです。この後、バスは太湖の湖畔の道を進みました。
竜頭渚公園は有料で、こちらで入場料をバスごと支払います。係員の人がバスに入ってきて人数を数えていました。入場料金は140元/人(2680円)だそうです。
バスの降車場所に「竜頭渚」と書かれた門がありました。
竜頭渚は太湖の西北岸にある無錫内の半島の1つで、巨大な石が湖に突出しているため、竜が頭を上げているような姿なので、竜頭渚と名づけられました。航空写真の左の突端部分が竜頭渚のようです。
ジャンク船から撮った竜頭渚です。灯台は竜頭渚灯塔と呼ばれています。
竜頭渚の突端では結婚記念アルバム用の写真が撮られていました。いい記念になると思います。
竜頭渚の石碑です。横に立っているのは我々のガイドさんです。
竜頭渚から隣の岬の方を見た景観です。こちらもきれいな景観を見せてくれました。
「無錫充満温情和水」と書かれた石碑がありました。この石碑は日本人と深いかかわりがあるのです。1990年、無錫市の観光局は 「無錫充满温情和水」(無錫は水と温かさがいっぱいだ)と言うスローガンを打ち出したそうです。それに鼈頭渚の石碑に登録された。無錫方言は柔らかくて、その音や音節は、日本語と似ているそうです。
石碑裏には中山大山郎が作曲し1986年9月21日発表されたた「無錫旅情」が書かれていました。無錫旅情は1987年の第29回日本レコード大賞金賞を受賞した歌でもあります。
この龍亀も有名のようです。龍亀は龍の頭と亀の体をもつ瑞獣です。皆さんコインを投げていました。コインが頭あるいは甲羅の上に乗っかると幸運がもたらされるそうです。
公園内の建物(诵芬堂) の中では伝統的な楽器による伝統音楽の演奏を聞くことが出来ました。演奏だけでなく10元を払うと一緒に記念撮影をしてもらえました。横には記念撮影用の服も用意されていました。珍しい楽器がいくつかありました。青銅製の鐘が並べられた楽器は圧巻でした。名前は編鐘(へんしょう)です。
こちには石の板を叩いて鳴らす打楽器です。名前は石磬(せっけい)と言うようです。
短いですが演奏の動画も撮りました。
趣のある橋もありました。左方向の先に横云山庄牌坊があります。
そこに建てられた牌坊には横雲山庄と書かれていました。
やっぱり水のある景色はいいですね。
竜頭渚の門を出たところの土産物屋では小さな人儀容が作られていました。
追伸
今日2014年11月24日から11月28日まで海外に行って来ます。その間は、ネット事情から皆様のところに訪問できないことお許しください。家を7時に出発いたします。
無錫料理 [江蘇省]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
すでに紹介の2014年11月15日~16日に行われた上海蟹ツアーの二日目の昼食は無錫のホテル(無錫国際飯店)で食べる無錫料理でした。上の写真は食事の中盤で、この後にも7皿ほど出てきました。料理のメニューは次の通りです。ただし本リストは出てきた順番ではありません。ご飯や果物を入れると18皿でした。
① 前菜5品
② 三種千切りと白魚の羹
③ 五目入れ(八宝)の茶碗蒸し
④ 海老剥き身と麩の揚げ物(無錫油麺筋)の炒め
⑤ 五目(七彩)のアヒル肉の千切りの炒め
⑥ 四川風鶏肉とピーナツの炒め(宮爆鶏丁)
⑦ 塩付け肉と塩付け竹の子の蒸し物
⑧ スペアリブの甘煮
⑨ 旬の野菜
⑩ 菌類と肉団子のスープ
⑪ 無錫風醤油ラーメン
⑫ チャーハン
⑬ 果物
ホテルに着いた時に並べられていた前菜です。出てきた順番に紹介します。
① 前菜5品
①-1 クラゲ料理です。
①-2 クズキリに近いものを使った料理でした。
①-3 このキュウリにはニンニクが効いていました。
①-4 不思議な食べ物で食材は判りませんでしたが、食べてみると結構おいしいものでした。
①-5 キクラゲの料理でした。
もちろんビールをいただきました。
⑥ 四川風鶏肉とピーナツの炒め(宮爆鶏丁)
これは美味しかったです。四角く切られているのは鶏肉と不思議な食感の野菜でした。
⑤ 五目(七彩)のアヒル肉の千切りの炒め
千切りの食感が良かったです。
④ 海老剥き身と麩の揚げ物(無錫油麺筋)の炒め
いろんな食感の物が入っていました。
⑨ 旬の野菜
緑の野菜は新鮮でした。
② 三種千切りと白魚の羹
このスープは温まりました。
ここまでに出てきた料理です。この後は皿が乗らなくなってきました。この後に7皿ほど出て来たのでした。このあとご飯も皆が食べ始めて無くなりました。
⑦ 塩付け肉と塩付け竹の子の蒸し物
塩漬けの肉のために塩辛かったです。私にとっては塩辛すぎました。
③ 五目入れ(八宝)の茶碗蒸し
色がカラフルでした。
⑧ スペアリブの甘煮
結構、皆に人気がありました。
⑩ 菌類と肉団子のスープ
たっぷりとキノコが入っていました。
⑪ 無錫風醤油ラーメン
無錫特有の細いめ麺でした。
⑫ チャーハン
チャーハンはどこで食べても美味しいですね。
⑬ 果物
最後のデザートは定番のスイカでした。この利用りで一人50元(950円)でした。
ホテルでは結婚式も行なわれていました。
食事をした無錫国際飯店と新幹線無錫駅の場所です。食事の後は新幹線の無錫駅が近かったのでバスで送ってもらいました。駅でツアーバスと別れて新幹線で上海に向かいました。
太湖のジャンク遊覧 [江蘇省]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
上海蟹ツアーの2日目は太湖観光です。その中の目玉が上の写真のジャンク(船)による太湖遊覧です。ジャンク(Junk)は、中国で古くから用いられきた木造帆船です。中国語の「船(チュアン)」がマライ語の「jōng」に転訛し、スペイン語・ポルトガル語の「junco」に転訛したと言われています。ジャンクに使われる戎克は当て字だそうです。宋代以降大きく発達したそうですが、蒸気船の出現と共に衰退していったそうです。日本においても唐船という名で建造されていた時代があったそうです。
船に書かれていた船名から料金表の一番上が我々が乗ったジャンク(船)です。
今回のジャンクによる遊覧観光の費用はツアー料金に含まれているので単独では判りませんが乗場にあった料金表からジャンクの貸切料金は1800元(34500円)と思われました。28人で乗ったので一人あたりは64元(1220円)ということになります。
一小時(1時間) 1800元/隻
两小時(2時間) 3500元/隻
半日 4500元/隻
桟橋で我々が乗る船を待っています。入港してくる右側の遠くに見える船に乗るようです。
ジャンクが着きました。これから前のお客さんが降りて我々が乗ります。
私は最初に乗って、みんなが乗るところを撮りました。
船員さんが次の出航の準備をしているところです。
こちらが船室ですが、最初のころは皆さん外で景色を見ていましたが、後半はお茶を飲むために中に集まってきました。船にはキッチンがついているので、特別に頼め船の中で食事も出来るのだと思います。船の定員の30人でも、ゆったりと座れそうでした。
定員30名にしては大きな船でした。船は昔のように木造船でした。
こちらが船尾です。
走りはじめると帆をはり始めました。もちろん、この船はエンジンで走るのですが、雰囲気を出すために帆をはるのだと思います。
マストは3本ですが、2枚の帆が張られました。
霞んでいますが、遠くに帆を張って進むジャンクを見かけました。我々も、こんな感じなのだと思います。
主に船首に皆さん集まっていました。
船首から船尾の方向を見ました。紹介した船名は、こちらに書かれていました。
上の写真で船名がかかれた下が船内への入口で、みんなが集まってお茶をいただきました。
ジャンク乗場に戻ってきました。向かいにあったジャンクです。船からは別のジャンクを何隻も見かけました。ジャンクは船体中央を支える構造材である竜骨(キール)が無く、船体が多数の水密隔壁で区切られていることによって、喫水の浅い海での航行に便利で耐波性に優れ、速度も同時代のキャラック船・キャラベル船・ガレオン船と比べ格段に優れていたそうです。また横方向に多数の割り竹が挿入された帆によって、風上への切り上り性に優れ、一枚の帆全体を帆柱頂部から吊り下げることによって、突風が近づいた時も素早く帆を下ろすことが可能だったこともあり、横風に対する安定性が同時代の竜骨帆船と比べて高かったそうです。
陸に戻って散策しているときに係留されていた古いジャンクです。ここは昔の船着き場だったところだそうです。
大型の観光船もありました。沢山の人が乗っています。こちらは貸切ではないので安いのだと思います。
こんなタイプの観光船もありました。
太湖の地図です。赤色マークの場所がジャンク乗場です。1時間の乗船なので太湖のほんの一部しか見ることが出来なかったことは想像していただけると思います。
古代の太湖は東シナ海の一部でしたが、長江と銭塘江が運ぶ土砂で沖積平野が形成された結果、海から切り離された潟湖(ラグーン)となり、やがて雨量の多さや流入する無数の河川の淡水によって次第に淡水湖となっていったそうです。太湖は中国五大湖の一つで、鄱陽湖、洞庭湖に次ぎ中国で三番目に大きな淡水湖です。ただし中国の湖は季節によって面積が数倍になることがあるので、時期によっては順位は入れ替わる場合があります。
無錫の日本食店街 [江蘇省]
すでに紹介した上海蟹ツアーでは初日の昼食に上海蟹のフルコースで、その日の夕食は無錫市内の日本食レストランでで日本食の食事でした。宿泊ホテルにチェックインして休憩した後、大型バスで乗り付けたのが、なんと日本食店が道の両脇にずらりと並んだ日本食店街だったのです。上海蟹ツアーで最も驚いたことの一つでした。
航空写真(Google地図のハードコピー)の赤色ライン━の両側に日本食店が並んでいました。その光景が見事だったので紹介いたしました。赤色ライン━の左端から日本食店街に入って食事をした A マークのところまで歩きました。その道の景観を順番に紹介いたします。上の写真は日本食店街に入ってすぐの光景です。下の航空写真をクリックするとBaidu地図(百度地図)の航空写真を表示します。
Baidu地図(百度地図)の航空写真でも紹介します。中国国内は百度の航空写真の方がきれいです。クリックすると拡大するのでより鮮明に見えると思います。
韓国料理のお店も少しありましたが、ほとんどが日本食店でした。
お店が、ずらりと並んだ光景はまさに日本でした。
いろんな門構えのお店がありました。
五番街や九州料理の看板が見えます。
格式の高そうなお店もありました。カラオケ形式のクラブもありました。
どこまでも続いていました。海外で日本食店の一番多い上海でも、このような大規模な日本食店街は見たことがありませんでした。蘇州には同じような日本食店街があると聞きました。
やっとお店に着きました。お店の名前は「立山料理 四万十川新区店」でした。
二階に上がると、すでに28人分の席が用意されていました。
食事の形式は上海で多くみられる「食べ放題&飲み放題」、俗に言う食べ飲み放題です。メニューにあるものは、どれを頼んでも、どれだけ食べても定額なのです。値段は一人160元(3060円)でした。高級な刺身や寿司も食べ放題でした。
やっぱの最初はビールです。飲み物には多少制限がありますが、日本酒や焼酎も飲み放題の中に入っています。
こちらは焼き鳥です。特に美味しかったのが、にぎり寿司と海老の天ぷらでしたが、後半だったので写真を撮り忘れました。
地図で場所を紹介すると青色マーク( )が日本食店街です。縦に走っている赤色ライン━は地下鉄1号線です。今は2号線を建設中でした。クリックするとGoogle地図を表示します。Google地図が新しくなって地図をブログ内に貼り付けると、記事を表示させた途端に地図の場所に画面が飛んでしまうようになったので、画面のハードコピーを貼り付けてクリックするとオリジナルを表示させるようにいたしました。早く元のように戻ってほしいものです。
日本食店街
宿泊ホテル Wuxi Jinlun Hotel
日本食材ツアー しんせん館
無錫の日本食材のお店 しんせん館 [江蘇省]
前記事で紹介の上海蟹ツアーの中で、参加者の人たちの中で上海蟹フルコース以外にも楽しみがいくつかありますが、その中の一つが日本食材の買い物ツアーです。
私にとって初めての経験となる買い物ツアーに同行させてもらったので紹介いたします。日本食材の購入のために大型バスで28名が乗りつけたのは無錫の「しんせん館」でした。
店名 しんせん館 東和苑店
住所 江蘇省無錫市長江路11号(無錫新区)
Millennium Hotel Wuxi 地下1階
電話 0510-8522-2978
会社 上海石橋水産品有限公司
地図 詳細 広範囲 超広範囲
HP http://www.shinsenkan.com/shop.html
上の写真のように、すでに正月の御節料理の販売の幟が立てられていました。この写真は2014年11月15日16時28分に撮ったものです。ネットで調べてみると、しんせん館はチェーン店で下記のように上海を中心に14店舗ほどあるようです。日本人の味方、という感じのお店でした。人数は日本人の人数ですが、あくまでもイメージで正確な数値ではありません。
無錫 3千人 1店 東和苑店
蘇州 1万人 3店 錦麗苑店 名城花園店 四季新家園店
上海 6万人 10店 美麗華店 太陽広場店 虹橋公寓店 古北店 浦東店
金浜路店 国際花園店 徐家匯店 虹梅店 錦延店
お店はコンビニ程度の広さですが、日本の食材を中心に沢山の種類が並べられていました。写真はお店の入口の店外から撮らせていただき、店内での撮影は遠慮させていただきました。ソーセージや生で食べれる玉子が人気でした。酒類も人気でした。
我々以外にも常に日本人家族が買いに来られていました。無錫には日系企業が1000社以上あり、日本人が約3000人住んでいるとガイドさんから説明されました。沢山の日本人が住んでいるので結構需要があるようでした。しんせん館は1999年12月に設立された食品の製造・販売・貿易代行を行う会社だそうです。
お米なども置かれていました。しんせん館以外にも酒類を中心に販売しているお店が2店ありました。小さなお店でしたが、酒類の銘柄が沢山そろっているのに驚かされました。今回、同行させてもらって、次回に持ってくるお土産の参考になりました。買い物の後は無錫の旧市街にある我々が泊まるホテルに向かいました。
2014年 陽澄湖 上海蟹ツアー [江蘇省]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
2014年11月10日~11月17日まで中国に行っていました。上海から数百キロ離れた場所ですが、その町から陽澄湖で上海蟹のフルコースを食べる1泊2日のバスツアーに参加させていただきました。参加者は私を入れて右の写真の日本人28名でした。掲載写真は顔が判らないように小さい写真にさせていただきました。この写真は、食事をしたレストランの前での全員の記念写真です。
上海蟹の産地で伝説的に有名なのが陽澄湖(ようちょうこ)です。中国語では阳澄湖と書きます。場所は上海の西50kmの場所にあります。面積は119.04k㎡で平均水深 2mの淡水湖です。
バスツアーは11月15日(土曜日)の朝7時半に出発しました。ツアーには上海蟹フルコース以外の目的としては日本食材買物、日本食食べ飲み放題、無錫料理、太湖観光、ジャンク遊覧が含まれていました。お願いした旅行社は無錫市中国旅行社日本部でした。
途中の休憩所で撮ったバスの写真です。
上海に向かう高速道路に乗りました。
レストランの最寄りの巴城料金所(巴城収費站)で高速道路を下りて陽澄湖に近づきましたが、陽澄湖方面(左方向の道路)は大渋滞でした。全て上海蟹を食べるために来ている車のようでした。
やっと目的地に着きました。この時12時40分だったので5時間かかったことになります。ここには沢山の上海蟹専門のレストランが並んでいました。
一番右側の店が我々が入ったお店です。
お店の名前は「金緑舫」でした。中国語では「金缘舫 」です。
店名 金緑舫 / 金缘舫 → ポチッ ポチッ
住所 江蘇省蘇州市 昆山市阳澄湖大闸蟹交易市场蟹舫苑8号码头
電話 0512-5765-8708
料理は前菜を除いた全料理に蟹が入ったフルコース料理でした。料理のリストは出てきた順番です。⑬が最大の目的のメインです。
① 前菜8品
② 海老と蟹の炒めもの
③ 蟹みそと魚浮き物の炒め
④ 蟹みそいれの肉団子
⑤ 海老剥き身と蟹肉の炒め
⑥ 蟹みそと肉の餡のワンタン
⑦ 魚肉の千切りの蟹甲羅盛り
⑧ 青梗菜とシイタケの炒めに蟹みそ乗り
⑨ 蟹みそと豆腐の炒め
⑩ 蟹みそ入れのシイタケと竹の子の羹
⑪ 蟹みそのチャーハン
⑫ 陽澄三宝スープ
⑬ 本場陽澄湖蟹丸蒸し雄雌2杯盛り付け
⑭ デザート
全ての料理の写真を紹介いたします。28人なので右上の3テーブル(9人+9人+10人)に分かれました。こちらも小さな写真にさせていただきました。
① 前菜8品
テーブルに前菜8品が置かれていました。
前菜の8品を紹介いたします。
①-1 鶏肉の前菜です。
①-2 漬物のようです。
こちらは個別に写真を撮るのを忘れたので全体から切り取りました。
①-3 カボチャの煮ものです。
①-4 これは判りませんでしたが、ご飯に乗せて食べると美味しかったのことです。
①-5 皆さんご存じ
①-6 枝豆です。
①-7 こちらは焼豚です。
①-8 小魚の唐揚げです。ビールにピッタリでした。蟹アレルギーの方もツアーに参加されていました。前菜はたべれるのですが、前菜だけでは可哀そうだとお店の方が無料でチンジャオロース(青椒肉絲)など用意していただけました。さらに、その人の食事代(350元)も免除されました。
ビールも美味しくいただきました。
上海蟹と言えば紹興酒です。ここは紹興酒の名産地である紹興市にも近いのです。
いよいよここからが上海蟹料理です。上海蟹は日本での一般的な呼び名で中国では上海蟹とは呼びません。中国では大閘蟹(大闸蟹/ダージャーシエ)と呼びます。料理は出てきた順番に紹介します。
② 海老と蟹の炒めもの
半分に切っていますが、いきなり蟹の姿が出てきました。ミソがたっぷりでした。海老が隠れるように入っていました。蟹を食べ終わると皿の上に沢山乗っていました。
ミソの部分を拡大いたしました。
さらに拡大いたしました。クリックするとさらに拡大足します。
③ 蟹みそと魚浮き物の炒め
黄色いものは不思議な食感の食材でした。これが魚のうきぶくろなのかもしれません。
④ 蟹みそいれの肉団子
こちらは一人一人に運ばれてきました。こちら以外の料理は大皿に載って回転テーブルの上に置かれました。
⑤ 海老剥き身と蟹肉の炒め
全て海老のむき身で食べごたえのある美味しい料理でした。海老の身も新しかったです。
拡大写真を掲載します。当然かもしれませんが、これは格別に美味しかったです。これだけ海老をふんだんに使った料理も珍しいです。クリックするとさらに拡大します。
⑥ 蟹みそと肉の餡のワンタン
これは名前の通り具の中に蟹ミソが入ったワンタンでした。
⑦ 魚肉の千切りの蟹甲羅盛り
蟹の甲羅に乗った料理で淡白な魚が使われていました。
⑧ 青梗菜とシイタケの炒めに蟹みそ乗り
チンゲンサイ(青梗菜)の料理もいいですね。緑の色が鮮やかでした。
⑨ 蟹みそと豆腐の炒め
蟹ミソと豆腐の料理で何度か食べたことがありました。
⑩蟹みそ入れのシイタケと竹の子の羹
羹は「あつもの」と呼び、料理では熱い汁物を表すようです。こちらの料理は撮り忘れてしまったと思いテーブルの中から消去法で、その料理を探すと右下のガラスの器に入っていた料理ということになります。右上の同じガラスの器に入った「 陽澄三宝スープ」と色合いがそっくりなので写真の中では同じ料理と思いました。
同じテーブルに同じ料理が2つ乗ることはないので、この器ということになります。
その器に入っていたのが、こちらの写真です。シイタケらしいものが入っているので「陽澄三宝スープ」ではないと判断いたしました。
ギターを片手の流しの人も盛り上げてくれました。一曲40元でしたが、幹事さんの交渉の結果、20元で1曲ほど伴奏してもらいました。写真は指で値段交渉しているところです。40元/曲→100元/4曲→20元/曲となりました。
⑪ 蟹みそのチャーハン
メインデッシュの前にチャーハンが出されました。こちらにも蟹ミソが使われていました。
⑫ 陽澄三宝スープ
スープも出てきました。⑩の料理とあまりにも似ているので間違えて同じものが出たことも考えられますが、皆さん蟹を食べるのに一生懸命だったので気が付く方はおられませんでした。
⑬ 本場陽澄湖蟹丸蒸し雄雌2杯盛り付け
最後にメインデッシュです。本場陽澄湖の雄と雌の上海蟹を丸蒸しにしたものです。これを食べるためのツアーと言っても過言ではありません。でも全料理に蟹が使われているのも値打ちがありました。
この中に雄蟹と雌蟹が一人当たり、それぞれ一杯(一匹)づつ乗っています。我々のテーブルは9人だったので、この皿に18杯乗っていたわけです。
刻み生姜が入ったタレにつけて食べます。ミソを食べる場合はタレにつける必要ありませんでした。
これが私のとった雄と雌の蟹です。裏にすると判るので裏から撮った写真を掲載いたしました。上が雄蟹で下が雌蟹です。この違いを覚えておいてください。結構、大きな見事な上海蟹でした。
こちらが雌蟹のミソです。これが卵になります。
こちらが雄蟹のミソです。雌蟹のミソと違うことが判ってもらえると思います。人によって、雌蟹のミソが好きな人と雄蟹のミソが好きな人に分かれるほど、どちらも美味しいのです。雄蟹のミソは雌蟹のミソよりは柔らかいです。どちらかと言えば私は雄蟹のミソの方が好きですが、甲乙はつけがたい味と食感です。上海蟹はミソを食べる蟹なので、まだ食べたことが無い方は、是非とも両方を味わってほしいです。
隣りの人が美味しそうな食べ方をしていたので撮らせていただきました。蟹みそチャーハンにさらに蟹ミソを乗せていました。これはいいですね。
⑭ デザート
中国でデザートと言えばスイカが定番ですが、ここではキンカンとヒシの実が出されました。この辺りの名産品なのだと思います。ヒシの実は見たことがないくらい大きなものが出されました。
食事の後はレストランの蟹の水槽と生簀を見学させてもらいました。沢山の蟹料理に対応した規模の大きな生簀でした。上海蟹 / 大閘蟹の分類学上の名前はチュウゴクモクズガニ(Chinese mitten crab)です。
界 : 動物界 Animalia
門 : 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 甲殻亜門 Crustacea
綱 : 軟甲綱 Malacostraca
亜綱 : 真軟甲亜綱 Eumalacostraca
上目 : ホンエビ上目 Eucarida
目 : エビ目(十脚目) Decapoda
亜目 : エビ亜目(抱卵亜目)Pleocyemata
下目 : カニ下目(短尾下目)Brachyura
科 : イワガニ科 Grapsidae
属 : モクズガニ属 Eriocheir
種 : チュウゴクモクズガニ E. sinensis
レストランから出ても周りは渋滞していました。これから来る人、帰る人でいっぱいでした。今回の上海蟹のフルコース料理の値段は350元(6700円)でした。道沿いには沢山のレストランがあり、もっと安く食べれるところもあるようでした。
上海で上海蟹のフルコース料理を食べようとすると1人あたり約1000元(19170円)することから、上海を中心に遠くから沢山の人が訪れるのだと思います。
いたるところに蟹のレストランや販売所がありました。
道端では蟹を売っている人を沢山見かけました。
高速道路に乗るまでの一般道路には沢山の露店が出ていました。
やっと高速道路に乗りました。この日、宿泊する無錫のホテルに向かいました。
マークの場所が陽澄湖です。大昔は太湖の一部でした。この日は無錫(无锡)に泊まりました。現在の太湖の広さでも2250k㎡(琵琶湖の約3.4倍)ですが、昔はかなり広かったようです。さらに昔の古代には東シナ海でした。
高速道路から巴城料金所で下りて上海蟹レストラン街で食事をして陽澄湖北料金所から高速道路に乗りました。レストラン街の辺りは中国語では「昆山巴城阳澄湖大闸蟹养殖基地」と呼ばれているようです。
A 巴城料金所(巴城収費站)
B 上海蟹レストラン街(巴城阳澄湖蟹舫苑)
C 陽澄湖北料金所(阳澄湖北収費站)
上海蟹レストラン街の航空写真です。マーク( B )のレストランで食事をいたしました。レストランが池の上に建っていることが判りました。上で紹介した蟹の生簀も池を利用したものだったのです。写真をクリックすると、はっきりとわかると思います。
今回のレストランのことをネットでは金缘舫水上餐船と呼ばれていることから水の上に浮いたレストランかもしれません。
南京の城壁 と お墓(中山陵) [江蘇省]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
南京の町には沢山の城壁があります。城壁の写真を撮りたくてタクシーに乗りました。城壁は一般的すぎて観光場所でないことからタクシー運転手がいい場所を知らなかったために迫力のある写真は撮れませんでした。でも写真は撮れました。このような城壁があちらこちらにありますが、数キロ続くところもあります。
本当は、そんな写真を撮るつもりでした。
孫文の墓である「中山陵」から見た景色です。緑に囲まれているのに驚きます。
こちらの写真は夏に来たときの写真です。中山陵は南京郊外紫金山の中腹に1926年から建設が始まり1929年に完成したものです。牌坊、墓道、陵門、碑亭、祭堂と墓室、これらは縦に一直線上に並んでいます。全て花崗岩とコンクリート等を使い建築されいるそうです。墓道の階段は392段で高低差は73mです。ここを登りきると祭堂があり、祭堂の奥に墓室があります。周辺には孫中山紀念館、音楽台、中山書院などがあり、これらの観光区を中山陵景区とよばれています。
こちらが中山陵です。建物の雰囲気から偉大な人物であったことが伺えます。
建物の額には天地正氣と書かれています。天地正氣は天地正気だと思います。
孫文(そん ぶん、1866年11月12日~1925年3月12日)は中国の政治家・革命家で、初代中華民国臨時大総統でもあります。
台湾では国父(国家の父)と呼ばれています。中国大陸と台湾の両方で尊敬される数少ない人物でもあります。
中国では孫文よりも孫中山の名称が一般的であることから中山陵と呼ばれているのだと思います。
航空写真でも中山陵を紹介します。一直線に延びた道の一番上が中山陵です。
上海蟹 (大閘蟹) [江蘇省]
昔の10月30日のことです。上海蟹 の季節です。中国では大閘蟹と言います。この蟹は自分で陽澄湖(ようちょうこ)で購入した蟹なので大きくて立派だし間違いありません。上海の町の中では陽澄湖のニセモノが多いいそうです。自分で行って買うのが間違いなさそうです。
大きいので上海のレストランで食べると1匹で伊勢海老なみの値段を取られますが現地で買うと数分の1で購入出来ます。りっぱな上海蟹ならば、どこのレストランでも持ち込み料理してもらうこと可能です。1匹あたり100円くらいで料理してもらえます。70円に値切りましたが!
現在の陽澄湖サービスエリアの航空写真です。購入した時と比べると整備されて変わりました。