茨城県に来たら、やっぱりアンコウ鍋ですね。水戸に来て昼食は五鐵夢境庵でシャモの親子丼を食べたので夕食は、あんこう鍋を食べるために山翠を予約しました。

4人での夕食ですが、私は早めに来てしまったので、先に一人でビールをいただくことにいたしました。


お通しだけではさびしいのでビールの肴には奥久慈しやものタタキの小皿を頼みました。これでも小皿なのです。結局、メンバーがそろうまでにビールを二本ほど飲んでしまいました。お店を紹介します。
  店名 山翠 Sansui
  種類 郷土料理
  住所 茨城県水戸市泉町2丁目2番地40号
  電話 029-221-3617
  地図 http://goo.gl/maps/dD7b9
  営業 11:00~14:30 17:00~21:00
  定休 火曜日
  取材 テレビ東京 TBS フジテレビ


皆がそろったところで、さっそくあんこう鍋を頼みました。頼んだのは、どぶ汁と呼ばれるアンコウ鍋です。写真の大きなあんこうの肝をダシ汁にたっぷりと入れるのが、どぶ汁なのです。どぶ汁ではなく普通のあんこう鍋のダシにも肝と味噌を焼いたものが入れられるので、とぶ汁は特に肝が多いのだと思います。
コースではなく2人前の鍋単独を頼みました。コースではなく単独の鍋にしたのは、何度か水戸であんこう鍋のコースを食べたことがあるので、鍋以外は好きな料理を注文したかったからです。4人前ではなく2人前にしたのは、今回は飲むのが中心なので食べ切れないと思ったからでした。読みは正解でした。鍋単独とコースの値段を紹介いたします。ただし鍋は二人前からです。
コースには鍋以外に先付、お造り、あん肝ジュレ、あんこうの朴葉焼、香り物がついています。どぶ汁には雑炊がついています。どぶ汁でない場合は別料金で雑炊を頼みます。
  あんとう鍋 単独    3570円/一人前
  どぶ汁   単独    5775円/一人前
  あんこう鍋 コース   6983円/一人前
  どぶ汁   コース  10500円/一人前


どぶ汁に使われたあんこうの肝(あん肝)は、本当に大きかったです。これで二人前とは思えない大きさでした。この新鮮な生のあん肝をお鍋で乾煎りして味噌とだし汁を加えるそうです。右の写真がアンコウ(鮟鱇)です。アンコウは水深30m~500mの砂泥状の海底に生息し手足のように変形したヒレで海底を移動します。日本では、キアンコウ(ホンアンコウ)とアンコウ(クツアンコウ)が主な食用の種です。両種は別の属に分類されていますが、外見は良く似ています。そのため、一般に市場では区別されていません。外見的な特徴は頭部が大きく幅が広いく体は暗褐色から黒色で、やわらかく平らです。


野菜類です。ゴボウ、エノキ、春菊、白ネギ、白菜に二種類のコンニャクが入っていました。


こちらが鍋です。二人前とは思えない量がありました。あんこうの身もたっぷり入っていました。


鍋以外に注文した料理も少しだけ紹介します。この刺身コンニャクは格別に美味しかったです。これは食べてみないとわからない美味しさでした。このコンニャクも奥久慈のものだそうです。


あんこうのから揚げです。これ以外に奥久瀬しゃもの山椒焼きなど数種類頼みました。


そして最後は、どぶ汁の雑炊です。これは濃厚な雑炊で美味しかったです。不思議と肝が沢山入っているのに臭みはありませんでした。臭みを出さない秘伝の方法があるのだと思います。