久しぶりにゴールデンウイークの最終日2013年5月6日に、「道の家 やちよ」に行って見ました。そこで珍しい茸を見つけたので買ってみました。瑞々しくておいしそうだったのです。
値札に名前が書かれていなかったので調べて見ると、きのこの名前はタモギタケ(楡木茸)でネットでは60gが200円と結構高価な種類でした。重さを量ってみると265gもあり、お得だったことが判りました。千葉県の八千代市の櫻井幸子さんが作られているものでした。

タモギ茸はヒラタケ科ヒラタケ属のキノコで鮮やかな黄色の傘が特徴です。主にニレの倒木などにはえるそうです。ニレ以外にブナ,カエデ,ナラなどの枯木や切株に夏から秋にかけて群生するそうです。日本では北海道では一般的な食用キノコとして知名度があるそうですが、本州以南では馴染みが薄いようです。近年では栽培品が本州のスーパーでも出回ることがあると書かれていました。鍋物や味噌汁炒め物の具として用いることが多いとも書かれていました。
北海道に多いのは木の種としてニレが多いことによるのだそうです。アイヌの人もよく食べるそうでアイヌ語では「チキサニ・カルシ」と言うそうです。意味は「ハルニレ(春楡 別名:ニレ)に生えるキノコ」だそうです。北海道で 「 にれたけ 」、岩手では 「 とちもたし 」、宮城では 「 わかい 」、熊本では 「 きんたけ 」 と呼ばれているそうです。
名前の由来はニレ()の倒木に生えることから木茸となったと思われます。ただし楡木(にれぎ)が「たもぎ」と読まれる理由はまだ不明です。ただし材木としてのニラ(楡)の代表であるハルニレ(春楡)はアカダモ(タモ)とも呼ばれていることが関係している気がします。
 界  菌界       Fungus
 門  担子菌門    Basidiomycota
 綱  真正担子菌綱 Homobasidiomycetes
 目  ハラタケ目   Agaricales
 科  ヒラタケ科   Pleurotaceae
 属  ヒラタケ属   Pleurotus
 種  タモギタケ   Pleurotus cornucopiae var. citrinopileatus
 学名 Pleurotus cornucopiae var. citrinopileatus


こちらが「道の駅 やちよ」です。,経験的に駐車場が混むことが判っていたのでネットで回転時間を見て9時に着きましたが、すでに混んでいました。営業時間は季節によって異なるのですが基本は次の通りです。
 住所 千葉県八千代市米本4905-1
 電話 047-488-6712
 営業 農産物     9:30~18:00 
    アイスクリーム 10:00~17:00 (店名:プチシャンテリー)
    レストラン   9:00~19:00 (L.O. 18:00)
 休み 第2月曜日、12月31日~1月4日


右の写真はWikimediaから拝借した自然の中のタモギ茸です。
中国や台湾の中南部でも、珊瑚菇(shānhúgū)と称して栽培されているそうです。中国での別名は金頂蘑、榆黃蘑、玉皇蘑で台湾での別名は玉米菇だそうです。
タモギタケは成分的には老化防止剤の素になることからタモギタケのエキス剤は血糖低下効果や血圧上昇抑制作用や抗腫瘍作用を期待して研究されているキノコです。
さっそく天ぷらにしてみました。独特の味と香りが特徴の美味しいキノコでした。


マイタケとエリンギも天婦羅にしました。タモギタケは初めての味わいであることもあったのか、一番おいしく感じました。


やっぱりビールです。道の駅で買ってきた刺身コンニャクも美味しかったです。トマトもいただきました。この刺身コンニャクは沢山の人が買っていたので、つられて買ったそうですが、食べてみて人気だったことに納得でした。