福島県猪苗代湖の近くの右の写真の鷲倉温泉に泊まった翌朝に近くを散策した撮った写真を紹介いたします。鷲倉温泉の標高は1230mで、写真を撮ったのは2013年7月23日でした。最も目立った存在だったのが上の写真の花です。紫陽花の種類ですが自然の林の中であることから園芸種ではなく野生のアジサイと思われます。葉も細長く園芸種の紫陽花らしくありませんでした。種類の特定は難しいけれどもヤマアジサイの可能性が高いと思われます。

小さな花の部分を拡大いたしました。クリックするとさらに拡大します。


クリックするのが面倒な方のために拡大写真を掲載いたします。開く前の花や開いている花の両方を見ることが出来ます。


花の周囲にある装飾花の方も下に紹介いたします。アジサイはアジサイ科アジサイ属ですが昔の新エングラー体系ではユキノシタ科でした。クロンキスト体系ではスグリ科とともに別科となった上に分子系統学的にはユキノシタ科と縁遠いことも明らかになりました。
草陰にひっそりと咲くヤマアジサイの鮮やかさには驚かされました。草陰のヤマアジサイを右に紹介します。是非とクリックしてみてください。


こちらもアジサイの種類と思われますがアジサイとは思えない大きな木でした。木の大きさから見てノリウツギのような気がしますが自信はありません。


花の部分を拡大いたしました。日本の野生のアジサイの種類としては、べにがく、やまあじさい、ほそばこがく、こあまちゃ、がくうつぎ、こあじさい、たまあじさい、やはずあじさい、のりうつぎ、つるてまり、いわがらみ、くさあじさい、きんばそう、などがあります。


これも上の白い花に近い系統のアジサイの種類と思われます。上の花よりもガクのある花は少ないけれどガク先の花が確認できます。


同じ場所にあった花たちを紹介いたします。ピンク色の花です。


小さな花が並んだ植物でした。こちらはユキノシタ科だと思われます。特定はできませんがアカショウマに近い種類だと思います。


葉に特徴のある花でした。こちらもユキノシタ科でヤグルマソウではないかと思います。


下の写真のような蝶も見かけました。羽の表側が撮れなかったのですが、一瞬見た羽の表はきれいな色の文様でした。
蝶の名前がアサギマダラであることをgigipapaさんからコメントで教えていただきました。右の写真はネットから拝借いたしました。この蝶は幼虫の時に毒性の強いアルカロイドを含むガガイモ科植物を食べることでアルカロイドを体に取りこむことで毒化して敵から身を守っているそうです。鮮やかな体色は毒を持っていることを敵に知らせる警戒色と考えられているそうです。 


緑のマークが今回紹介した花が咲いていた鷲倉温泉の場所です。
航空写真の中の左下の湖が猪苗代湖です。
黄色のマークがゴルフをしたボナリ高原ゴルフクラブ空色のマークが昼食に蕎麦を食べた蕎麦物語 遊山です。赤いマークが会津戦争(戊辰戦争)の戦いのあった母成峠(ボナリ峠)です。

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