冷蔵庫で同じような症状の方がおられるかもしれないので参考に状況と修理に関して報告いたします。今回は冷蔵庫が壊れたといっても冷えないのではなく冷えすぎるのです。最初に気が付いたのが冷蔵室に入れてあった刻んだネギが凍りついたことです。上の写真で左上の部分が凍りました。入れてあった食品が、いつになく冷たいので異常であることはすぐに気が付きました。
刻んだネギだけでなく水分の多い「めかぶ」は氷の状態になっていまいました。さらに1リッターの紙パックの野菜ジュースはパンパンに膨れて凍っていました。

冷蔵室も冷凍室も「中」から「弱」に設定しても改善の兆しがないことから温度計を入れて測ったところ冷蔵室の温度はマイナス(-)3℃を示していました。よく朝にはマイナス(-)5℃まで下がっていました。取扱説明書によると、正常だと「中」で+3℃~+5℃で「弱」だと+5℃~+8℃と書かれており約10℃も正常な状態より低いのです。冷凍室はマイナス(-)15℃で、すこし高めですが、正常の範囲でした。
電源を7分間ほど切ると、正常に戻ることがあると、取扱説明書に書かれていたので電源プラグを数時間抜いて入れなおしてみましたが状況の改善は見られませんでした。
それにしても取扱説明書の故障に関する記述はほとんどありません。故障と思ったら使い方が間違えていないか確認することしか書かれていないのです。


野菜室の温度もマイナス(-)1℃を示していました。野菜室では白菜が凍っていたので実際にはもっと温度が下がったものと思われました。
すぐに、温度計の写真を持って購入店に修理を頼みに行きました。この日か翌日には訪問日の確認の電話が入るとのことでした。冷蔵庫を購入したのは2008年11月24日で、すでに5年が経過していることから有償は覚悟していました。保証期間を確認すると冷蔵庫の場合は販売店の保証が10年であったことから無償で修理に来てもらえるとのことでした。さすがサービスで人気の「ケーズデンキ」さんでした。
家に帰って夕刻に「翌日に修理に訪問しても良いか」との確認がありOKすると翌日の朝に冷蔵庫のメーカーの修理人から電話が入り訪問時間の相談があるとのことでした。


翌日に電話があり16時半に修理に来られることになりました。見てもらった結果、故障は冷凍室から冷蔵室に入る冷気を制御する開閉扉のような構造のダンパーが開いたまま動かなくなっていたのです。問題のダンパーは右の冷気の吹き出し図よりさらに下に付いています。
冷蔵室を冷やすのは冷凍室の冷気をファンで循環させることを初めて知りました。その冷気が冷蔵室から野菜室に循環するので温度の差はあるにしても冷蔵庫全体が冷凍室のようになったのでした。冷蔵室の奥のパネルを2枚外すと一番下に制御用のダンパーがついていました。新しいものに交換して修理は完了でした。翌日に冷蔵室の温度を測ってみると「弱」で、+3℃と若干低めですが正常な運転になったようでした。