写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

2020年5月18日追記 タイトル:今でも世界第2の超高層ビル

アクセス解析を見ていると今日(5月18日)だけで、6年前に掲載した本記事に12件のアクセスがあったので1ケ月間のアクセス件数を調べてみると、アクセス数90件で訪問者34人でした。そこで新しい日付で再掲載することにいたしました。5月18日の19時まで訪問者数とアクセス数(閲覧数)は、訪問者が11名で、アクセス数が12回のため、検索で本記事を見つけていただいた可能性が高いです。1名の人が2回アクセスして10名の人が1回アクセスしたことになります。最初に掲載した2014年4月13日から2020年5月18日19時までの本記事へのアクセス数の合計は58,538回です。上の図はWikipedia(2020年5月6日更新)に掲載されていた超高層ビルのシルエットです。記事を掲載した2014年4月13日から6年が経過していますが、少なくとも3位までの高さの順位は変わっていないことが分かります。つまり、右の図のように沢山の超々高層ビル(600m超)の計画がありましたが、結局は600mを越えるビルは深圳の平安国際金融センター(600m)のみで、2020年5月6日においても上海センターは世界第2を保っているのです。実は平安国際金融センターは660mの高さの計画で工事が始まりましたが、工事上の不具合(脱塩処理していない海砂使用)などで最終的に600mになった経緯があります。深圳の660mのビルが完成していれば上海センターは第3位になっていたわけです。600m以下の超高層ビルは次々に作られて、当時4位の1 WTC(541m)は現在7位で、5位のウィリス・タワー(527m)は11位です。
現在、サウジアラビアで1008m(初期構想は1600m)のジッダ・タワー(Jeddah Tower برججدة)が建設中ですが中断などで遅れているようです。右の写真はWikipediaから転用した建設開始から5年となる2019年時点の工事中の写真と完成想像図です。これ以上高くなった写真はネット上で見つからない上に、2018年2月7日に266mとの記述があることから、その後もあまり進展していないように思われます。
日本にも2045年完成の高さ1700mのスカイマイルタワーという構想があります。世界には高さ2400mのビル(ドバイ・シティ・タワー)の構想もあります。

上海センター(上海タワー)の完成間近の2014年4月7日にビルの真下から先端の部分を目いっぱいのズームで撮った写真です。
写真をクリックすると面積で16倍に拡大します。
2014年4月6日は中国への訪問は92回目でしたが、その後の6年間の間に12回訪問することになりました。ちなみに初めて中国を訪問したのは1994年9月19日で、その時代は超高層ビルも高速道路もほとんどありませんでした。


coco030705さんへのコメントの中で高い建物に関連して宇宙空間まで届く軌道エレベーターが出てくるアニメ超時空世紀オーガスのことを書いたので、その動画を紹介したいと思います。右の小さな画像がアニメの中に出てくる軌道エレベーターと登場人物とNASAの軌道エレベータ想像図です。本動画は最終話(35話)ですが、終了すると1話に飛ぶように設定しています。軌道エレベーターが印象的でアニメを覚えていました。
軌道エレベーターへの人工衛星や隕石の衝突のリスクとその時の壊滅的損害の大きさを考えると簡単には実現しないように感じます。その点ではマスドライバーや宇宙カタパルトの方が可能性は高そうです。
全35話の動画(非公開)→ポチッ



2015年9月30日追伸 
タイトル:世界第2の超高層ビル・上海センターが完成しました。

上の写真は、私が下の沢山の写真や動画を撮るために案内をしてくれた上海に住んでいる親しい方から完成した上海センターの写真が送られてきたので追加いたしました。下で掲載している写真や動画は、その親しい方に、昨年案内してもらった時に撮ったものです。このビル群の中で2番目に高い栓抜きのようなビルが世界7位(492m)の上海環球金融センターです。
 名前   上海センター(上海中心大廈) あるいは上海タワー
 高さ    632m
 階数   128階
 床面積  380,000m²
 設計   ゲンスラー社(米国)
 日本製品 エレベーター(三菱電機) 当時ギネス最速(73.8km/h)
  2019年9月ギネス更新 日立(上り75.6km/h 広州周大福金融センター 高さ530m)

  最速記録の歴史 東芝(60.6km/h) → 三菱電機(73.8km/h) → 日立(75.6km/h )

  日本国内最速 横浜ランドマークタワー(三菱電機 45km/h 下り45km/hは世界最速)


2014年4月13日掲載 
タイトル:世界第2の超高層ビル 上海タワー(上海中心 Shanghai Tower)

上の写真は、私が上海浦東空港から上海市内の空港に向かう途中の車の中から撮ったもので、2014年4月6日12時45分(日本時間13時45分)の上海の景色です。中央に3つの高層ビルが建っていますが右側が492m(世界7位)の上海環球金融中心で左側が421m(世界16位)のジンマオタワー(金茂大厦)です。中央の一際高いビルが今回紹介する上海タワー(上海中心 Shanghai Tower)で完成すると世界2位となる632mの高さになります。写真の左端に写っている高さ467.9mの上海テレビ塔も低く見えてしまいます。ビルは近くに見えますが、コンパクトカメラで4.16倍のズームで撮ったので実際には、かなり遠くのため高さは比較的正確に表れています。

上海のホテル(花園飯店)に13時について15時30分から観光名所である豫園に出かけてみました。その豫園からはズームしなくても上海タワーが大きく見ることが出来ました。


世界第2のビルが上海に建設されていることは意外と日本では知られていない気がします。私自身も知りませんでした。さらに驚いたことに上海の人も世界で第2のビルが建っていることを知らない人が多いのです。「高いビルが、また建っている。」程度の認識なのです。複数の人に聞いてみましたが世界第2の認識は皆さんありませんでした。日本のスカイツリーの時のフィーバーぶりからは想像できないことでした。


2014年4月7日には上海タワーの下に来てみました。 右から
  492m(世界 7位) 上海環球金融中心
  421m(世界16位) ジンマオタワー(金茂大厦)
  632m(世界 2位) 上海タワー(上海中心 Shanghai Tower)


その場所で動画を撮ったので紹介します。少し離れて撮りました。上海タワーはアメリカのゲンスラー社の設計ですが、発注主の陸家嘴集団は建築設計競技(コンペ)を行って第三次コンペまで行われて最終的にゲンスラー社が残りました。賃貸料も最高額になる模様だそうです。
  578元/㎡月 260m 国金中心
  486元/㎡月 492m 上海環球金融中心
  425元/㎡月 421m ジンマオタワー(金茂大厦)
  ? ? ? 元/㎡月 632m 上海タワー(上海中心 Shanghai Tower)


観光名所の外滩(Waitan)を流れる黄浦江の対岸からの写真も紹介します。全体を見るのには絶好の場所だと思います。
このビルは128階で延床面積は地上部分380,000㎡、地下部分170,000㎡で、合計450,000㎡とかなり巨大です。ちなみに世界一高いブルジュ・ハリファの地上部の延床面積は464,511m²です。
この場所からは高さや大きさが実感できました。


上の写真と同じ場所からの上海タワーの左側方向と右側方向の景色です。


上の部分を拡大撮影いたしました。


黄浦江の対岸からも動画を撮りました。


観光名所の外滩源(Waitanyuan)あたりからの上海タワーです。左のタワーはこれまでの上海のシンボルの上海テレビ塔(467.9m 1994年11月完成)です。
上海タワーはガラス・カーテンウォールで外側を覆われたビルが螺旋状にねじれながら高くなってゆくというデザインです。その内側に9つの円柱状の建物が垂直に積み重なった構造を採用されています。つまり2重構造なのです。内側の建物と外側の螺旋状のガラス・カーテンウォールの間にはアトリウム(吹き抜けの空間)があり、上海市民に開放されるそうです。最上部には展望台があり、世界で最も高い外気に露出した展望台となるそうです。


2014年4月11日の朝にはホテルの泊まっている部屋と同じ階の16階から上海タワーが見えました。、かなり遠くですが、この日も空気がきれいだったのでクリヤーに見ることが出来ました。黄色の矢印の建物です。


目いっぱいのズームで撮ったのが、こちらの写真です。高層ビルとしては世界2位で、構造物としては世界3位となります。
ちなみに構造物の世界2位は東京スカイツリー(634m)です。


Google地図で右の写真の花園飯店と上海タワー(上海中心)の距離を測ってみると4.6km(黄色のライン)でした。この距離でクリアーに見えたわけです。緑色マーク( )が上海タワー(上海中心)で赤色マーク( )が宿泊した花園飯店(オークラガーデンホテル上海)です。右の写真をクリックすると花園飯店の記事を表示いたします。

より大きな地図で 上海中心 を表示
Wikimediaから拝借した建設経過の写真です。起工式は2008年11月29日でした。2011年4月の写真で判るようビルの中心に巨大な太い四角い柱が通っています。
2009年6月         2010年4月         2011年1月

  2011年4月       2011年12月   2012年7月  2013年8月


2014年4月の時点の超高層ビルの高さのランキングでは下記のように上海タワー(上海中心)は2位になります。ちなみに「あべのハルカス 300m」は98位で「横浜ランドマークタワー 296.3m」は102位です。メッカのアブラージュの正式の呼び名は「アブラージュ・アル・ベイト・タワーズホテル棟」です。シカゴのウィリス・タワーは旧シアーズ・タワーです。20位以内では中国が8棟、アメリカ(USA)が5棟、UAEが3棟です。都市別ではシカゴが3棟、上海が3棟、ドバイが3棟と並んでいます。
下の写真はWikimediaから拝借いたしました。
 1 828m 162階 2010年 ブルジュ・ハリファ    ドバイ UAE
 2 632m 128階 2014年 上海中心         上海 中国
 3 601m  95階 2011年 アブラージュ   メッカ サウジアラビア
 4 541m 104階 2013年 1 WTC      ニューヨーク USA
 5 527m 108階 1974年 ウィリス・タワー      シカゴ USA
 6 509m 101階 2004年 台北101         台北 台湾
 7 492m 101階 2008年 上海環球金融中心      上海 中国
 8 484m 118階 2010年 環球貿易広場(ICC)     香港 中国
 9 457m 100階 1969年 ジョン・ハンコック・センター シカゴ USA
10 452m  88階 1998年 ペトロナスツインタワー  KL マレーシア
11 450m  89階 2009年 紫峰タワー           南京 中国
12 442m 100階 1931年 エンパイア・ステート  ニューヨーク USA
13 442m 100階 2011年 京基100             深圳 中国
14 440m 103階 2009年 広州国際金融センター     広州 中国
15 423m  92階 2009年 トランプ・インターナショナルシカゴ USA
16 421m  88階 1998年 ジンマオタワー(金茂大厦)  上海 中国
17 416m  88階 2003年 香港国際金融中心・第二期  香港 中国
18 414m 101階 2012年 プリンセス・タワー      ドバイ UAE
19 414m  80階 2011年 アル・ハムラ・タワー     クウェート
20 393m  90階 2011年 23マリーナ(en)     ドバイ UAE
98 300m  62階 2014年 あべのハルカス        大阪 日本
第1位 828m        第3位 601m        第4位 541m

第5位 527m        第6位 509m       第7位 492m

第8位 484m       第9位 457m         第10位 452m