写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

モンサンミッシェルを背景にして撮った連絡バス(シャトルバス)です。今回は、この連絡バスの報告をさせていただきます。以前はこのあたりには大きな駐車場が作られており観光バスや自家用車でモンサンミッシェルの近くまで来ることが出来ました。もっと昔には、右下の絵はがきのように線路も敷設されて蒸気機関車で来れる時代もありました。しかしながら道路や駐車場によって潮の流れが変わり、泥が島の周囲に堆積して陸地化が進んだことで、昔のような海に浮かぶモンサンミッシェルの姿が失われたそうです。そのために駐車場を撤去して干潟に戻し連絡道路も橋化が行われました。一般の車を近づけなくした代わりに、対岸のLa Caserne(ラ・カゼルヌ)とモンサンミッシェルを結ぶ無料の連絡バスの運行が行われるようになったものと推察いたします。

上の写真の連絡バスを拡大いたしました。バス降場に停車している連絡バスの写真です。クリックして拡大するとナンバープレートのCN-706-KOを読み取ることが出来ます。この場所は降り場専用で、帰る人を乗せるために、すぐに連絡バスは反対車線のバス乗場に移動いたします。


モンサンミッシェルを背景にした連絡バスの写真をさらに3枚紹介いたします。連絡道路を走っている連絡バスです。ホテルのレストランから夕食を食べながら撮った写真です。モンサンミッシェルまでは直線で2kmの距離です。写っている連絡バスはモンサンミッシェルに向かっているのでしょうか? 戻ってきているのでしょうか? 判りますか。


上の写真と同じ構図ですが連絡バスの位置と大きさが違います。
こちらの写真は6秒後の写真です。つまりこの連絡バスはモンサンミッシェルに向かっているのです。


上の写真から切り取って連絡バスを拡大いたしました。モンサンシェルに向かっているのに手前に運転席があるように見えませんか。
つまり今回の記事の本題は連絡バスの運転席に関係したことだったのです。


連絡道路を歩いている時に連絡バスが横を通ったので写真を撮りました。さて、この車はどちらの方向に進んでいるのでしよう。ヨーロッパでは、車は右側通行です。つまり連絡バスは右奥の方向に進んでいるのです。でもどう見ても後ろに運転席があるように見えるし、バスの正面の顔でもあります。連絡バスはバックで走っているのでしょうか。でも運転席の中に運転手が見当たりません。本題とは関係ありませんが、こちらの連絡バスのナンバープレートはCN-706-KOなので、冒頭の写真に写っていた連絡バスでした。


上の写真では運転手が運転席にいるかどうかが判りにくいので拡大いたしました。運転手がいないことが判ってもらえたでしようか。この写真で前後で差があることに気が付きました。モンサンミッシェル側の客席の窓が下側に広いのです。他の写真と比べてみてください。走りながらモンサンミッシェルがよく見えるようにしている配慮なのでしょうね。実はこの写真と後で紹介する室内の写真からエンジンルームの場所が想像出来るのです。


これが正真正銘の手前に走って来る連絡バスです。運転席に運転手が乗っています。ライトの色は違いますが、バスの正面は前も後ろも同じ顔(同じデザイン)をしています。つまりモンサンミッシェルの連絡バスは前にも、後ろにも運転席があるのです。線路の上を走る電車と同じなのです。サイドミラーは進行方向側にしか見えないことから、自動で出し入れされるようです。運転席が前後にあるだけではありません。横の2枚のドアも左右に同じようにあるのも、電車と同じです。ナンバープレートはDH-050-RMでした。


同じバスが我々を追い越して後ろ側を見せてくれました。やはり前側と同じ顔をしています。ナンバープレートが同じDH-050-RMです。駆動輪は判りませんが、方向舵輪は進行方向側に切り替わるのでしようね。排気のマフラーは前後にも左右にも見当たらないので電気自動車かもしれません。ただし未確認です。脚の不自由な方や車イスOKのシールも張られています。


こちらはモンサンミッシェルから撮った連絡道路です。バス降場とバス乗場の位置で判るように連絡バスは島内には入らずに運行されていました。おそらく環境に配慮した結果なのだと思います。


バス降場とバス乗場のあたりを拡大いたしました。この写真でも判るように、運転席が前と後ろにあるのは、連絡道路でUターンせずにスムーズに運行するために考えられたシステムだと思います。バス降場からそのままバス乗場に向かうだけなのです。運転手は運転席を変わるだけで進行方向が変わります。


バス降場に停まっている連絡バスの写真です。
2016年5月10日14時10分36秒撮影


上の写真の1分後の写真です。同じバスがバス乗場に移動した写真です。ナンバープレートはDH-050-RMです。2016年5月10日14時10分46秒撮影


バス乗場に停まった連絡バスを見ると、連絡道路でのUターンは難しいことが判りました。2016年5月10日14時10分49秒撮影


バスの車内の写真も紹介します。モンサンミッシェルからホテルに帰るときの写真です。前方向が対岸です。車内も前後で対象になっている思っていましたが、対岸側の運転席の後ろには進行方向を見る座席がありませんでした。


どうやら対岸側の運転席の後ろがエンジンルームになっているようです。


バスから降りて、乗って来た連絡バスを撮りました。バスの車体の下半分は木で出来ていました。やはり木は柔らから感じが致します。 ナンバープレートはCN-693-NOでした。
今回、撮った写真から確認できたナンバープレートはCN-706-KOと、DH-050-RMと、CN-693-NOの3種類でした。


バス停は マークの4ケ所です。モンサンミッシェル島側に1ケ所と対岸の駐車場&ホテル地区であるLa Caserne(ラ・カゼルヌ)に3ケ所です。まさに対岸のラ・カゼルヌとモンサンミッシェルを結ぶ便利な連絡バスなのです。我々も初日は泊まっていたホテル前から乗って、帰りはお土産を売っているお店の近くで降りました。
  モンサンミッシェル 緑色の線(━━)で囲った部分
  宿泊ホテル Le Relais Saint-Michel
  レストラン La Rôtisserie
  撮影ポイント
  無料連絡バスのりば
 ━━ 無料連絡バス
 ━━ 徒歩
  到着場所(2016年5月09日 12時15分) パリ⇒モンサンミッシェル
  出発場所(2016年5月10日 16時20分) モンサンミッシェル⇒パリ