写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

我々がモンサンミッシェルに着いた2016年5月9日は大潮の日(5月8日)の翌日でした。大潮前後の時の満潮時には水が押し寄せることから門の前の広場も水に浸かってしまうようで、その時間帯を示した貼紙が案内板に貼られていました。
Dimancheは日曜日で、Maiは5月を表しています。右の2枚の写真はネットから転用させていただいた2015年3月21日の18年ぶりの大潮時の写真です。この時の水位は+14mだったそうです。通常の大潮は+9~12mのようです。今回を調べてみると潮位は+13mに達することから規模の大きな大潮で、上の案内板からも水が押し寄せることを実感いたしました。
案内板の貼紙には La Maree Arrivera Dans Cette Zone A: と書かれていました。

右の図は参考に添付した大潮時と小潮時の、満潮と干潮の太陽と月の位置です。Mareeの意味は潮位の意味のようです。案内板を見た時も、書かれている時間が最高潮位になる時間と思いました。しかしネットで調べてみると最高潮位となる時間の約1時間25分前であることが判りました。つまり注意喚起のために、このあたりが水に浸かり始める時間を書いているのだと思います。
大潮と言えば満潮時の光景を思い浮かべますが、実は干潮時はいつもより水が引くことから特別なツアーが組まれているようでした。干潮の時間は書かれていませんが満潮と満潮の中間になるとすれば次の時間に近いと思われます。カッコ内数値は潮位です。満潮時刻と潮位はモンサンミッシェルの公式Webページに書かれていたものです。
滞在中(5月9日12時15分~5月10日16時20分)が赤色です。
満潮時刻(潮位)         干潮時刻(推測)
 2016年5月08日 09:04(12.95m) 21:22(13.00m)  02:51 15:45
 2016年5月09日 09:48(12.70m) 22:04(12.65m)  03:35 14:01
 2016年5月10日 10:31(12.15m) 22:45(12.00m)  04:17 13:44


初日の5月9日はモンサンミッシェルの対岸に12時15分に到着して、マイバスの使途が手配していただレストランで有名なオムレツを食べて、宿泊ホテルにチェックインをした後に、連絡バスに乗ってモンサンミッシェルに着いたのが13時50分でした。最干潮の約10分前に来たことになります。そこで見た光景がこちらの写真です。沢山の高校生(あるいは中学生)たちが半ズボンで集まっていました。


水の引いたモンサンミッシェルの周囲の干潟を歩くツアーのようでした。


モンサンミッシェルの頂上である修道院を目指している時に、門の前の広場で出会った泥歩きツアーの高校生たちを、モンサンミッシェルの上からも見ることが出来ました。右から左に歩いています。


修道院を見学し終わって干潟を見ると戻っての泥歩きツアーの人達を見ることが出来ました。時間は15時50分だったので2時間ほどのツアーだったようです。


もうすぐ門の前の広場です。


広場に下りてみると別の人達が歩いている光景も見ることが出来ました。16時23分なので満潮までは、まだ5時間41分あるので安全な時間帯でした。



滞在2日目となる2016年5月10日の朝にも泥ツアーをみかけました。早朝に出発して戻って来る人たちでした。


校旗と思われる旗には文字が書かれていて、「Aumo.... St. REMBERT」と読み取れました。
ネットで調べた範囲ではSt. Lambert High Schoolがありました。St がSaintであれば聖Lambert高校となります。それにしても、きわどい時間でした。5月10日は潮位が+12.15mの満潮になる時刻は10時31分だったのです。それに対してこの時の時刻は満潮の1時間34分前の8時57分で、海水が迫ってきていたと思います。案内板にも海水が迫って来る時刻は9時00分と書かれていました。


やはり急いでいる感じがしました。


やっと、たどり着けた雰囲気がありました。


水位が上がってくる前に、無事に戻れてきて先生もほっとしていることでしょう。


上の泥の干潟を歩いた人たちがファニルス倉庫の手前の右側の洗い場に直行して足を洗っていました。



2日目の昼過ぎは泥ツアーの出発光景を沢山見かけました。
モンサンミッシェルからの景色です。手前の塔はTour du Roiです。


門の前の広場にも、これから出発するグループが集まっていました。


こちらは別のグループです。


泥に入り始めたところです。


かなりの集団でした。


一列になって歩いていました。


列の先頭にはワンちゃんがいました。


そのワンちゃんを拡大いたしました。


こちらの別のグルーブは別の方向に歩いています。


これもまた別のグループです。


上の2つのグルーブを一緒に撮った写真です。広さが判ってもらえると思います。この時14時2分でした。干潮時刻は13時44分で18分経過していました。満潮までは8時間43分あるので十分に安全な時間帯でした。写真をクリックすると、さらに広さが実感できると思います。


今回で連絡道路の方向の写真の中で、海が最も満ちた状態がこちらです。2016年5月10日10時02分なので満潮(10時31分)の29分前です。上で紹介した8時57分の状態から約1時間でここまで潮位が上がるとは想像がつかないと思います。周囲が海になっていることが実感できる写真です。


この2枚の写真を比べてもらうと右の写真ま橋の下が、全て海水となっていることが判ってもらえると思います。
2016年5月09日15時06分      2016年5月10日10時02分
干潮から1時間5分後          満潮の29分前

2015年3月21日の大潮の写真 潮位+14m ネットから転用


満潮に最も近い時刻に撮った2016年5月10日10時26分の海の写真です。満潮の5分前です。連絡道路が写っていないけれども中州が上の写真より小さくなっている具合から水位が高くなっていることが想像されます。


ネット内に2015年3月21日の大潮の日の動画があったので追加で掲載いたします。