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積丹の赤ばふんうに丼ツアーの2日目の昼食は人気のお店の手打蕎麦にいたしました。下記のリストは2014年の蕎麦の年間生産量にあるように北海道は断トツの1位なのです。認知度は多くはないとは思いますが、蕎麦と言えば北海道と言ってもいいわけです。
私が住んでいる千葉県佐倉市の手打蕎麦屋さんでも北海道産を使っていることが多かったです。
 1位 北海道  13,000 t
 2位 長野県  2,560 t
 3位 茨城県  2,120 t
 4位 山形県  2,100 t
 5位 福島県  1,930 t
 6位 栃木県  1,660 t
 7位 秋田県  1,250 t
 8位 岩手県   934 t
 9位 福井県   911 t
 10位 青森県   684 t
  手打蕎麦 いちむら
  ニセコ髙橋牧場
 ━━ 車のルート
右上の地図にあるように羊蹄山の麓にある手打蕎麦「いちむら」で食べることにいたしました。

こちらがお店の外観です。橋を渡ってお店に入るユニークな構造のお店でした。時間は13時半だったので並ぶことなくすぐに食べれました。


テーブル席もありましたが、2歳児もいることから奥の畳の席にさせてもらいました。


全員、天せいろにいたしましたが、十割蕎麦と二八蕎麦を頼みました。


こちらが十割そばです。天ぷらは揚げたてが順次出てくるので、この時点では海老とカボチャが蕎麦と一緒に出されました。


そばだけを拡大いたしました。香りの高い田舎蕎麦タイプの黒い色の十割蕎麦でした。蕎麦の色は、実のどの部分が多く入っているかで決まります。内層部は白色で、表層部が多く入るほど黒くなるのです。つまり十割蕎麦だから黒いわけではないのです。
殻付きの玄そばは、中心から外側に向かって胚芽、胚乳、種皮、殻という順で構成されています。製粉するとそばの実は、中央から割れて粉になるので最初に出てくる真っ白の粉を1番粉と呼ぶそうです。その後に出てくる順に2番粉・3番粉と呼ぶそうです。
2番粉は少し緑がかった色をしていて、3番粉は黒っぽい色をしているのです。
 1番粉 胚乳の中心部が主体
 2番粉 胚乳と胚芽が主体
 3番粉 種皮部分も製粉したそば粉


こちらが蕎麦粉が八割の二八蕎麦です。


こちらも蕎麦を拡大いたしました。十割蕎麦よりも細めに作られていました。のど越し重視の蕎麦でした。


私は二八蕎麦を頼んだので十割蕎麦と一部交換させてもらいました。並べると違いが分かりやすいと思います。こちらのお店では、どちらかと言えば二八蕎麦はのど越し楽しむ蕎麦で、十割蕎麦は香りを楽しむように作られているのだと感じました。


こちらが蕎麦と一緒に出てきた海老の天ぷらです。緑の藻塩でいただきました。


野菜天は後から揚げたてが出されました。これで天麩羅は全てそろいました。


お店を紹介したいと思います。
 店名 手打蕎麦 いちむら
 住所 北海道虻田郡倶知安町字山田68-4
 電話 0136-23-0603
 営業 11:00~15:00
 定休 無休 ただし1月1~3日休業


羊蹄山(えぞ富士)の麓では蕎麦の花が満開でした。
見えている山が羊蹄山です。お店から車で5分の場所にこの蕎麦畑がありました。蕎麦を食べて、すぐに蕎麦の花を見ることが出来て、想定外のラッキーでした。北海道は全国の作付蕎麦の面積の約36%を占めているそうです。収穫量は42%だそうです。


Googleのストリートビューで同じ場所を見つけました。住所は北海道虻田郡倶知安町樺山です。お蕎麦屋さんの住所と北海道虻田郡倶知安町まで同じです。


下記のグラフは北海道の蕎麦の作付面積と生産量の推移です。Wikipediaに掲載されていたデーターからグラフを作ってみました。
さらに2016年の北海道での作付面積と生産量のトップ10の町も調べてみました。驚いたことに北海道の1位の町が長野県全体の生産量に匹敵します。
地域作付面積順位地域生産量順位
 ha t
幌加内町3,4401幌加内町2,5501
深川市2,4802深川市1,3802
旭川市1,0903音威子府村7663
音威子府村9644旭川市5864
沼田町6055沼田町4275
剣淵町5166共和町3526
北竜町4997名寄市3077
共和町4628黒松内町2498
新十津川町4609剣淵町2489
名寄市44510美深町23610
北海道全体21,500 北海道全体12,100 


お店の周辺の航空写真です。いろんなレストランが集まった場所にありました。北海道は広いのでレストランが集まっているのは長年の知恵ではないでしょうか。
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