写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

7月7日に韓国のソウル(インチョン空港)からカザフスタンのアルマトイ(アルマティー)にカザフスタンの航空会社であるエア・アスタナで飛んだことは前記事で紹介しました。前記事ではエア・アスタナの機内サービスを紹介いたしましたが、このルートフライトで圧巻なのが窓の外の景色です。ヨーロッパ線ではシベリアの極寒の景色に圧倒されますが、今回はゴビ砂漠と天山山脈の景色に圧倒されました。

機内食を食べ終わって、ふと窓の外を見るとこの景色でした。場所的にはタクラマカン砂漠かゴビ砂漠ではないかと思いました。帰国後にネットで調べてゴビ砂漠であることを確認しました。この写真の辺りから連続した砂丘が始りました。この写真も含めて何枚かの写真はクリックすると拡大するので是非とも見てください。


10000mを超える高度からの写真です。小さく波のように見えますが近くで見ると一つ一つが山のような大きな砂丘だと思います。その砂丘の間に湖が点々ありました。


その湖が沢山あるあたりを拡大してみました。湖があるのに植物が生えている気配はまったくない不思議な世界でした。この景色は永遠と続きました。


ズバリ上の写真の湖をGoogleの衛星写真(航空写真)で見つけました。


こちらは広範囲の衛星写真で砂漠の中の不思議な湖が確認できます。大きな地図で見るをクリックして地図を拡大していくと湖の寸法がわかります。湖の大きさは平均的に直径が1km程度です。小さい湖で500mで大きいものでも2km程度です。上の航空写真の2つの湖は、こちらの航空写真の中の右下部分にに写っています。

砂丘の部分も拡大いたしました。


波の形はいろんなパターンがありました。別のパターも撮りました。
ゴビ砂漠は中国の内モンゴル自治区からモンゴルにかけて広がる砂漠で東西約1600km、南北約970km、総面積は約130万km2の世界で4番目の大きさです。古くから匈奴を始め、柔然、突厥、回鶻、モンゴル帝国などの活躍の場であり、シルクロードの重要な拠点都市が幾つか存在しました。また黄砂(こうさ)とはこの地などから巻き上げられ気流に乗り運ばれる砂の事であり、春先には日本にも多く飛来します。ちなみにゴビ砂漠の西にある世界弟2位のタクラマカン砂漠は約270万0km²の広さです。世界1位のサハラ砂漠は約1000万km2です。


砂漠の中に岩の高原が広がっています。こちらにも植物の気配が見当たりませんが、きっと岩と岩の隙間に小さな植物が過酷な環境の中で生きているのだと思います。


徐々に山の雰囲気になってきました。


そして、ついに見えてきました。天山山脈です。


天山山脈の山を拡大してみました。険しい山と雪がきれいです。天山山脈(てんざんさんみゃく)は中央アジア、タクラマカン砂漠の北及び西のカザフスタン、キルギスタン(キルギス)、中国の国境地帯にある山脈です。最高峰はポベーダ山(7,439 m キルギスの最高峰)で、2番目に高いのはカザフスタンの最高峰であるハン・テングリ(7,010 m) )です。有名なトルガルト峠(3,752 m)がキルギスと新疆ウイグル自治区の境界にあり天山山脈を源流とする主な河川はシルダリヤ川とタリム川です。


天山山脈の衛星写真です。青色のマークが第2峰のハン・テングリで黄色のマークが最高峰のポベーダ山です。今回の飛行機の目的地であるアルマトイの場所もわかってもらえると思います。

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カザフスタンの最大の都市であるアルマトイ(アルマティー)の上空に着きました。アルマトイは天山山脈の北側にあるきれいな町でした。町から夏でも雪をいただいた天山山脈の山々が見える景色はすばらしかったです。町の向こうに見えるのが天山山脈の支山脈です。


青色マークがゴビ砂漠の中で湖が点在していた場所です。赤色マークが天山山脈の最高峰ポベーダ山の位置です。オレンジのラインが飛行ラインで緑色マークが飛行機の到着空港であるカザフスタンのアルマティー空港(アルマトイ空港)です。太陽のマークはタクラマカン砂漠の中央です。

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