鎌倉で鶴岡八幡宮の次に訪れたのは建長寺でした。建長寺には樹齢が約750年のビャクシンがありました。一般家庭の庭や垣根などに植えられる木なので、まさかここまで大きくなるとは思ってもいませんでした。迫力もありました。中学生の子が2人、幹の近くに立っているので大きさを比べてください。
ビャクシンの下には牡丹が沢山植えられていました。これからが見頃だと思います。

750年以上の樹齢のビャクシンは日本国内で多数ありますが、胸の高さでの幹回りが6.5mはかなりのものです。もちろんこれを超えるものはありますが、これほどの幹回りは珍しい方に入ります。
ビャクシンで最も有名なのが大瀬崎で約百三十本の本数ならびに千年超える樹齢により天然記念物に指定されています。


正式名はイブキ(伊吹)でヒノキ科ビャクシン属の常緑高木です。 別名としてビャクシン(柏槇)と呼ばれています。果物のナシ(梨)の赤星病の宿主になる木であることから梨園の近くでは規制されることでも有名です。
昭和59年(1984年)時点で樹齢が約730年と推定されています。それから28年が経っているので計算的には約758年なので確実なところでは樹齢は750~760年ということになります。。宋からの渡来した初代住職(開山)の蘭渓道隆によって建長寺創建の際に種子がまかれたと書かれています。
建長寺の創建が1253年(建長5年)なので創建時に種子を蒔いたとすれば樹齢は759年となりますが、控え目に数えてタイトルは「樹齢750年のビャクシン」とさせていただきました。いずれにしても建長寺の歴史をすべて経験したきた生命体なのです。


航空写真の中心が、今回のビャクシンですが、1本だけでなく沢山のビャクシンの巨木が植っていることがわかってもらえると思います。

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上の写真には建物が写っていなかったので建長寺らしい写真も紹介いたします。こちらが仏殿とビャクシンです。左側のビャクシンが紹介した一番大きなビャクシンです。


こちらはビャクシンと法堂です。冒頭の写真と同じアングルです。同じ中学生の子が立っているのがわかってもらえると思います。


ビャクシンの後ろの建物は三門です。ここには2012年4月18日に訪れたので今はボタンが満開のような気がします。沢山の棒には蛇の目笠が建てられていると思います。