5月22日の羽田空港から上海の虹橋空港への飛行機の中の機内圧を紹介いてしましたが、5月29日の帰国便では定期的に機内圧力を記録して、フライトマップで表示される実際の高度と一緒にグラフにしてみました。赤のラインが実際の飛行機の高度で、青いラインが機内圧に相当する高度です。
この日の飛行機の最高高度は41000feet(12496m)で、その時の機内圧は2300mの高さに相当していました。日本を出発した時の便では最高高度が40000feet(12192m)で機内圧の相当高度が2278mでした。
結構高さを変えていることも、今回、気がつきました。

フライトは5月29日のJL82便(上海・虹橋→羽田)でした。
こんな感じで機内圧の相当高度を記録しました。


計測・記録しながらビールもいただきました。


食事もいたしました。


デザートもいただきました。



そして、もっとも気になっていたフライトの飛行機の機内圧の変化を紹介いたします。今回の旅の目的地の一つが九寨溝ですが、最寄りの空港が四川九寨溝黄龍空港です。この空港は世界で5番目に高い場所にある空港なのです。Wikipediaによるとその高度は3447.65mと記載されていました。成都(500m)から40分間のフライトの機内圧に相当する高度が青いラインで徐々に気圧を変えていくのではなくで着陸寸前に空港の高度に機内圧を合わせることがわかりました。赤のラインは飛行機の高度ですが、巡航高度が7000mと仮定した場合の想定です。
近くに主峰の5588mの雪宝頂のある岷山山脈が連なっていることから40分のフライトではありますが7000mが妥当と考えました。
こちらはのフライトは5月26日のEU2707便(成都→九寨溝黄龍)でした。私の持って行った高度計(気圧計)では空港は3300mでした。気圧から想定なので誤差は多少でるようです。

EU2707便(成都→九寨溝黄龍)の窓からの景色です。



四川九寨黄龍空港からの帰りのフライトでの変化も気になるので紹介いたします。
赤いラインの飛行機の高度は、あくまでも想定です。飛び立った時から飛行機は高く上がっているのに機内の圧力に相当する高度は下がりっぱなしなのは、なんとなく不思議です。右の写真が今回使用した高度計です。車で移動中などにも高度が判ったので結構、重宝しました。
こちらのフライトは5月28日のMU5852便(九寨溝黄龍→成都)です。

四川九寨黄龍空港のレストランからの景色です。ここは3448mの標高です。



成都から上海のフライトの機内圧も記録したので紹介いたします。緑色のラインは機内圧(hPa)です。フラントは5月28日のCA1946便(成都→上海・浦東)でした。中国内の国内線のためフライトマップの表示がなかったので実際の飛行高度の記録を取ることが出来ませんでした。

機内圧力と相当標高の関係をグラフにいたしました。気温5℃で計算しています。

グラフを書いた簡易式は下記の通りです。
時計と並べて記録いたしました。15時52分なので巡航高度になって20分後くらいです。


成都→上海は国際線なみのサービスでした。