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少し九寨溝の記事を中断していましたが再開します。佐原や鎌倉や清荒神や近所の出来事など、他にも紹介したい記事が残っているので織り交ぜながら紹介を続けさせていただきます。
少し前の記事で紹介した数百mの幅の傾斜の珍珠灘(ちんじゅたん)をすべり落ちてきた水は最後に珍珠灘の淵から滝となって落ちていきます。それが珍珠灘瀑布(ちんじゅたんばくふ)です。上の写真は淵から流れ落ちる珠灘瀑の最後の部分です。

流れ落ちていくところを真横から見ました。滝の真横に遊歩道があることからいろんな高さから滝を見ることが出来ます。


少し降りたところから望遠で見た珍珠灘瀑布です。こちらは滝の断面を見るように滝の横を間近に見ながら降りて行けるのが特徴でした。迫力があります。


同じ位置からズームを引いた景色です。珍珠灘瀑布の幅は310mと200mと180mと160mがあります。半分以上が200mの記述で最も多かったです。高さの記述は20mと40mの2種類がありました。こちらはは両方ともに正しいて思います。普通の幅の広い滝は水が落ち始める部分は水平なのですが、ここの滝の上が珍珠灘と呼ばれる特殊な構造になっているために珍珠灘瀑布は流れ落ちる部分の高さは写真の木が生えている少し奥あたりが最も高く、さらに奥に行くと低くなるために高さも2種類の記述になっているのだと思います。滝の上の珍珠灘全体が奥側に傾斜していることから場所によって高さが違う珍しい滝になっているのです。
そのために、どの幅までを滝と呼ぶかで、いろんな表現があるのだと思います。


さらに低いところから撮りました。160~200mの幅を実感してもらえるでしょうか。さすがに310m先までは見ることが出来ませんがどこまでも滝が続いている景観でした。


滝の真横に珍珠灘から降りてくる木製の階段があるおかげで迫力のある写真をともことが出来ました。


一番下まで降りて展望場所から珍珠灘瀑布を見上げた景色です。


こちらは、今まで紹介してきた方向と反対方向から撮りました。この滝も幅が広すぎて全体を見渡せる形では見ることも出来ないし写真を撮ることもできませんでした。写真の右端に木々の隙間に白いものが見えますが、それより先に続いているのです。この写真が幅が最も実感できるのかもしれません。背中側にもまだ滝が続いています。滝から落ちた水は滝に平行に流れる川を流れていきます。


その川の下流側の方向です。滝からの水で川の水量は下流側ほど増えていきます。


さらに奥の方(下流側)に行くと滝の高さが数mになってきます。ここまでの長さを入れると滝の幅が310mになるのかもしれません。この写真の中に実は小さな鳥がいました。次の写真で紹介いたします。


これが、その小さな渓流の鳥です。 上の写真の中央の木の右側の岩にとまっています。その岩が下の写真です。残念ながら飛んでる姿はきれいに撮れませんでしたが、羽が黒色で胴が赤色であることがわかりました。
頭が白くて羽と胴がそれぞれ鮮やかな黒と赤の鳥でした。残念ながらこのとき400mmあるいは800mmの望遠を取り付けおらず交換する余裕もなかったので、この写真の鮮明さが精いっぱいでした。場所や動作からカワセミかもしれません。知っている方がおられたら教えてほしいです。
追伸 すごいですね。まほさんにコメントで鳥の名前を教えていただきました。
この鳥の名前はシロボウシカワビタキ(白帽子川鶲)です。インドや東南アジアや周辺の地域の渓流に生息しているそうですが 、標高が2400m(2000~3100m)の涼しい地域である九寨溝でも見たとの記載がありました。結局カワセミの種類ではありませんでしたが、私にとって貴重な鳥に出会えました。
 まほさんに教えてもらった記事 →ポチッ 
  目   スズメ目          Passeriformes
  科   ヒタキ科          Muscicapidae
  属   シロボウシカワビタキ属 Chaimarrornis
  和名 シロボウシカワビタキ          →ポチッ
  英名 White-capped Water-Redstart →ポチッ
  学名 Chaimarrornis leucocephalus


珍珠灘瀑布あたりの航空写真に200mのスケールを配置してみました。確かに落差のある部分の幅は180~200mあり、低い部分の滝もいれると310mの幅があると言えそうです。珍珠灘の文字の少し下の白い線は珍珠灘が見渡せる木道です。我々は大金玲海のあたりでバスを降りて珍珠灘の木道を通って珍珠灘瀑布の下に出て珍珠灘瀑布に沿って歩いてPと記載した駐車場まで歩きました。写真をクリックするとgoogleの航空写真が掲載されますがその中の赤いラインが珍珠灘と珍珠灘瀑布を散策したルートです。Pのところにバスが待っていてくれたのです。駐車場と鏡海の間にも珍珠灘に似たような場所があることがこの写真で判ります。バスが登って行くときにも水か流れ落ちていく傾斜(トラバーチン)を見ることが出来ました。それは「名も無い扇状の灘」と書いているところです。

すでに鏡海の記事で紹介いたしましたが、こちらが鏡海の少し上にある名も無いトラバーチンと呼ばれる石灰分再結晶したカルシウム質の扇状の岩肌です。名も無い扇状の灘も全体に水が流れている雄大な光景でした。