九寨溝で最後に紹介する景観です。湖の名前は盆景灘(ぼんけいたん)あるいは盆景海で、最も入口に近いところにある湖です。こちらは石灰分が析出して出来たトラバーチンの上を水が流れる灘の一群でした。
盆景とは、お盆の上に土や砂、石、苔や草木などを配置して自然の景色をつくり、それを鑑賞する中国や日本の趣味のことですが、ここの姿が自然の盆景のようなので盆景灘(ぼんけいたん)と名前がついたようです。

こちらでも徒歩で見学している人を沢山見かけました。うらやましかったです。


水が集まって流れるところは水深があるのできれいな緑色を見せてくれていました。。


こちらでも記念撮影をしていました。散策路がよく整備されていました。


ここが最も盆景灘らしい景色でした。最後に紹介しましたが、九塞溝に入って名のある景観の中で最初に出会う湖でもあります。九塞溝ではバスが登って行くときは左に座り下るときは右側に座ることをお勧めします。ただし3つの渓谷の内、日則溝だけは反対です。


地図によっては盆景海と表現されたものもありましたが、盆景灘の方が景観に近い表現でした。今回の記事で樹正溝の主な景観をすべて紹介いたしました。九寨溝の有料地区の渓谷の紹介も、これで終了いたします。
  屏牛海           屏牛海           屏牛海
  老虎海           老虎海           -
  樹正瀑布          樹正瀑布          樹正瀑布
  -             樹正群海          樹正群海
  臥龍海           臥龍海           臥龍海
  火花海           -             火花海
  火花瀑布          -             -
  双龍海           双龍海           -
  蘆葦海           芦葦海           芦葦海
  盆景           盆景           盆景


この航空写真の中心あたりが盆景灘です。黄色のラインがバス道路です。この航空写真は上の3つの地図とは南北が反対で上(北)方向に九寨溝の入口があります。

より大きな地図で 九寨溝散策道路 を表示
盆景灘より少し下流側にある大きなチベット族の村です。航空写真の上(北側)に写っているのが、こちらの村です。これは荷葉寨という名の村です。寨は村のことなので日本語ならば荷葉村となります。九寨溝の溝は渓谷の意味と思われることから、九塞溝を日本語で説明するならば「つのがある渓谷」ということになります。


下の湖の名前は判りませんが、九寨溝入口に最も近い湖です。これが、ほんとうに最後の湖です。名もない湖であっても、きれいでした。この写真を撮って6分8秒後には車から降りて、お世話になった貸切マイクロバス183番の写真(右)を撮っていました。運転手さんお疲れ様でした。


この航空写真の中心が上の写真の最後の湖です。
マイナスのアイコンを何度かクリックすると九寨溝の入口との関係がわかると思います。
大きな航空写真を見たい場合はこちらです。→ポチッ