いつもは実家に帰省して、お袋の手作りのおせち料理を食べていましたが、年末にみんなが実家に集まる機会があったことから、今年は自宅で正月を迎えることになりました。さらに一番上の息子が関西の私の実家の近くに住んでいて正月は実家に行くとのことで、こちらには帰ってきませんでした。その息子が御節料理(おせち料理)を送ってくれて、初めて市販の御節料理を食べました。記念のために、その御節料理を記事にいたしました。事前に送るとの連絡をもらっていたので御節料理は作らずに待っていると12月31日に宅急便で届きました。

沢山の種類があるオーソドックスな御節料理で、実家の味に負けない美味しい料理でした。一つ一つの料理を見て、若干市販の方が多いいけれど、ほとんどの料理が実家の御節料理にも入っていました。今になって、年末の母親の、がんばりに感心させられてしまいました。


セットの名称は「特製おせち二段重」でした。
驚いたことにすべての材料の種類や産地が書かれていました。例えば、まだら(三陸産)、片口イワシ(山口産)、黒大豆(丹波産)、車えび(沖縄県)、帆立貝(北海道)、ごぼう(青森県)、栗(愛媛県)、大根(国内産)、金時人参(国内産)、鰤(長崎県)、蓮根(国内産)、魚肉(国内産)、豚肉(国内産)、牛蒡(国内産)、鶏肉(国内産)、いくら(北海道)、金柑(宮崎県)、にしん(北海道)、昆布(北海道)、れんこん(岡山県)、里芋(宮崎県)、椎茸(大分県)、ふき(兵庫県)、人参(愛知県)、蒟蒻(国内産)、たこ(兵庫県明石)など国内産にこだわっているようです。
知らないお店の名前なので検索してみました。→菜なや
さらに、もう少し調べてみると百貨店などにお店をだしている味富士(みふじ)で、販売していたようです。 →味富士
場所的には西宮阪急百貨店の中の新しいくオープンしたお店「菜なやプラス」で買った可能性が高いです。説明書きは小さくて読みにくいと思いますがクリックすると拡大いたします。


せっかく息子が初めて送ってきた、おせち料理なので記念に一段づつ撮りました。こちらが上の段の料理です。
テレビによると最初に食べるおせち料理は祝い肴三種である「数の子」と「ごまめ」と「黒豆」の3っだそうです。この3っさえ揃っていると御節料理になるそうです。ちゃんと入っていました。ネットで祝い肴三種を調べてみました。
 ごまめ(田作り)
  ごまめ(片口イワシの稚魚)を醤油風味の飴炊きにしたもの。田畑の高
  級肥料としてイワシが使われていた事から豊作を願って食べられた。
 数の子
  卵の数が多いことから子孫繁栄を願って食べられた。
 黒豆
  黒には魔よけの力が有るとされていたので、まめ(勤勉)に働き、まめ(
  健康)に暮らせることを願って食べられた。
関西ではごまめに代わり、牛蒡(ごぼう)が入って祝い肴三種と言われることがあるそうです。
 敲き牛蒡
  形や色が豊作のときに飛んでくると伝えられている黒い瑞鳥を連想さ
  せる事から豊作を願って食べられた。 
すなわち祝い肴三種(三つ肴)とは、関東は黒豆、数の子、五万米(ごまめ)で、関西は黒豆、数の子、敲き牛蒡(たたきごぼう)を言いようです。今回のおせちには敲き牛蒡も入っていました。関東でも関西でもOKのようです。


こちらが下の段の料理です。その息子は私の実家と家内の実家にも、すこし小さい御節料理だけれども正月に持っていったそうです。


料理の上には、この抗菌シートが置かれていました。なかなかの心くばりでした。