今、佐倉市立美術館でルパン三世展が行われています。
前記事で、美術館の一階ロビーにあるCafe Buona Giornataのサンドイッチと飲み物を紹介いたしました。こちらのお店ではサンドイッチと飲み物に加えてデザートのお店でもあるのです。今回は上の写真のデザートを紹介いたします。

このプリンは2012年12月1日(土)9:30~10:30に放送された「ぶらり途中下車の旅」で紹介されもので佐倉市上志津原長谷川養鶏園さんの評判の玉子で作られているそうです。こちらの卵は千葉県知事賞を受けたそうです。卵の種類はボリスブラウン卵という種類だそうです。ちょっと拡大してみます。これで350円はお得だと思います。


いただきました。 少し食べたところでさらに拡大しました。
卵の味がしっかりとでているクリーミーなタイプのプリンでした。添えられている生クリームと一緒に食べました。


ほかのデザートを紹介いたします。フレンチトースト、チーズスフレケーキ、チョコケーキ、アフォガード、季節のアイスクリームです。いずれも400円でした。


こちらは、すでに掲載した記事「ルパン三世展に行ってきました。」で紹介した写真ですが、こちらが、Cafe Buona Giornataのエリアです。実はこちらで使われている椅子が美術館が売りにしている10種類の椅子の一つなのです。こちらのカラフルないろんな色の椅子はアルネ・ヤコブセン(1902~1971年)が1955年にデザインしたダイニング・チェアです。ヤコブセンはスカンジナビアの家具デザインの近代化に重要な役割を果たした人です。


せっかく椅子を紹介したので10種類の椅子を全て紹介いたします。こちらは塗り絵のコーナーで使われていたチェアーです。こちらの作者は1922 年生まれで現在も活躍しているジャンドメニコ・メベロッティで、椅子の名前はスパゲッティ(101/V)です。ベロッティーはイタリアで生まれて16歳で彫刻を学んだ後に建築の仕事を始めたそうです。建築やインダストリアルデザインの分野でも活躍している人です。こちらの椅子の写真も実は前記事で紹介していました。こちらの椅子がデザインされた年は1967年なので、こちらの美術館で展示されている椅子の中では最も新しいデザインのものです。


こちらの椅子の写真も前記事で紹介していました。
左側がヘーリット・トーマス・リートフェルト(1888~1964年)が1918年に設計したレッド・アンド・ブルーです。彼はオランダの代表的なデザイナー・建築家で赤・青・黄の三原色を活用していることでも有名です。こちらの椅子にも赤と青と黄が使われていました。右側の椅子もヘーリット・トーマス・リートフェルトのもので1934年に設計された名前がジグ・ザグというイスです。両方ともに座ってみましたが座り心地はよかったです。見た目だけではないことに関心いたしました。


こちらのベッドのように大きなソファーはハリー・ベルトイア(1915~1978年)が1931年に設計したものです。これは彼がバウハウスの校長を務めていたころの作品です。作品の名前はカウチ(258-M)です。取り外し可能な肘(ひじ)当てが特徴でです。こちらの椅子も沢山置かれていましたが肘当てが取り付けられていたのは一つだけでした。


こちらの椅子もいろんな場所に置かれていました。ミ-ス・ファン・デル・ローエ(1886~1969年)が1929年に設計したバルセロナ・チェア(251)です。。ミ-ス・ファン・デル・ローエはドイツ生まれの建築家です。この椅子は1929年にスペインのバルセロナ世界博覧会のドイツ館で発表されたものです。その経緯からついた名前だと思います。


こちらの左はハリー・ベルトイア(1915~1978年)に1957年に設計したスモールダイヤモンド・チェアです。ハリー・ベルトイアはイタリア生まれの彫刻家で、代表作であるこの椅子はスチール・ワイヤーを網状に溶接して有機的なシェル型に作られています。
右はスリング・チェア(LC-1)という作品でル・コルビュジエ(1887~1965年)とピエール・ジャンヌレ(1896~1967年)とシャルロット・ペリアン(1903~1999年)の3名の共同設計です。椅子はスチール・パイプと子牛の毛皮張りで出来ています。沢山の方が座ったのだと思います。毛皮の毛は擦り切れて半分程度しか残っていませんでした。沢山の椅子の中で木やスチールや皮張りのものは、きれいなままですが布や毛皮張りのものは擦り切れている部分が見受けられました。


こちらはアルネ・ヤコブセン(1902~1971年)が1958~1959年にデザインしたエッグチェアです。アルネ・ヤコブセンはデンマーク建築家・家具デザイナーで、椅子だけでなくあらゆるものをデザインしました。この椅子は体をすっぽりと包み込むような卵を思わせる形態から「エッグ」と名付けられました。


最後に紹介する椅子も、すでに紹介したル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレとシャルロット・ペリアンの3名の共同設計です。ル・コルビュジエはスイス生まれの建築家です。その彼と従弟(いとこ)なのがピエール・ジャンヌレで、やはり建築家です。シャルロット・ペリアンはインテリアデザイナーで、この3人が1928年に設計したグランコンフォール(LC-3)です。グランコンフォールは大いなる快適という意味で、この言葉の意味を体感できる椅子でボリューム感のあるクッションが特徴です。


今回の椅子に関する説明は1階ロビーにあった紹介パネルから転記させていただきました。この中にあった椅子(チェア)を全て紹介させていただきました。


今回紹介の地卵プリンと、それに使われている卵を紹介した「ぶらり途中下車の旅」の動画を見つけたので紹介いたします。


佐倉市立美術館の全景です。
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