写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。


今回は対岸のホテルに泊まったことからモンサンミッシャル島内には2度入りました。そして有料区域である修道院内にも2度入りました。そしてモンサンミッシェル島内に合計で9時間46分滞在して、5種類の着色された道を全て歩いてみた結果として、すでに紹介したように連絡道路エリアから修道院に行くためのルートは次の①②③の3種類があることが分かりました。1日目は②のルート(━━)で修道院の入口まで行き、2日目は③のルート(━━)で修道院の入口まで行きました。1日目のルートは先日紹介させていただいたので本記事では③のファニルス城壁の門から修道院入口歩いた順に紹介したいと思います。
  修道院(有料エリア)入口
  修道院(有料エリア)出口
  ラヴァンセ門(前哨門)
  ファニルス城壁の門
 ━━ ①大通り(グランド・リュー / Grande Rue ) 沢山の人が通る参道
 ━━ ②海沿いの外周城壁の上の道  1日目のルート 
 ━━ ③ファニルス城壁の門からの道 2日目のルート
 ━━ 島内散策路
 ━━ 修道院内見学ルート(有料エリア)
滞在時刻滞在時間
島内修道院内島内合計修道院内修道院外
1日目13:50~16:2014:12~15:252時間30分1時間13分1時間17分
2日目09:04~16:2009:21~10:227時間16分1時間01分6時間15分
合計9時間46分2時間14分7時間32分

それでは紹介を始めたいと思います。こちらのファニルス城壁の門から入りました。門の奥にある建物はファニルス倉庫と呼ばれています。


ファニルス城壁の門に近づきました。この門はPorte Echaugetteと書かれていました。日本語を検索しても出てこないのでEchaugette門と呼ばせていただきます。門の左側の低い位置に設置された狭間窓(銃眼 / 銃口)が気になります。地面近く設けられていることから地面に置いて使用する大型の銃器のためのものだと思われました。


こちらが狭間窓(銃眼 / 銃口)です。


修道院の方は自然の断崖絶壁がそのままで自然の地形を利用した要塞であったことが覗えました。


門をくぐるとファニルス倉庫が大きく見えてきました。建物の下が通路になっていました。


ファニルス倉庫の手前の右側に洗い場がありました。泥の干潟を歩いた人たちが足を洗っていました。もし干潟を歩く機会があるときはこの場所を覚えておいてください。上の写真で右側を歩いている人たちが足を洗いに向かっている方々です。洗い場がある建物は地図にはGendarmerieと書かれていることからフランス警察の詰め所のようです。


ファニルス倉庫と呼ばれている建物をくぐると坂道が真っすぐに続いてました。正面がイギリスとの100年戦争時代の要塞としての名残でもあるガブリエル塔です。モンサンミッシェルはイギリスに周辺の都市が占拠されたにも関わらず、一度もイギリスに陥落することがなかった難攻不落の要塞としても有名な場所だそうです。


これがガブリエル塔(Tour Gabriel)です。


ガブリエル塔の前から登ってきた坂道を振り返った景観です。


ガブリエル塔の右側にあった小さな門をくぐると道が続いていました。


道は海辺まで続いていました。


よく見るとウェットスーツの人が漁をしているようでした。今は満潮に近い時間帯で海水がありますが、干潮時には干潟になります。そのような場所で奈良が採れるのでしょう。気になりましたが確認の使用がありませんでした。


この時も勢いよく水が満ちてきていました。水の勢いを見てもらいたくて動画を撮りましたので是非ともクリックしてみてください。ウエットスーツの人も写っています。川が左の方向にあるので本来は左から右に静かに水が流れるはずなのですが、川の流れに逆らって右から左に向かって海水が勢いよく流れているのが確認できると思います。


道は行き止まりになっていました。後で知ったのですがこの先に小さな礼拝堂があります。干潮時にのみに行くことが出来るサントベール礼拝堂です。この岩の上に登っても見ることが出来ないようです。


撮った写真の中でサントベール礼拝堂が写った写真を探した結果、泊まったホテルの少し西側にある橋からの下の写真に、サントベール礼拝堂の一部が写っていました。一番左端の岩の向こう側にサントベール礼拝堂が写っているのが判ってもらえると思います。夕食時にホテルのレストランから撮った右の写真にはサントベール礼拝堂はほんの僅かしか写っていないので、少しの角度の差で下の写真が撮れたのだと思います。


行き止まりの場所から振り返ったガブリエル塔の景観です。


このようなものがありました。これはおそらく雨樋ではないかと思われます。


猿の像のようにも見える雨樋を拡大いたしました。
雨樋と思ったのはパリのノートルダム寺院ガーゴイル(gargoyle)と呼ばれる雨樋に似ていたからです。


ガブリエル塔の屋根も見事なので写真を撮りました。


ファニルス倉庫から登って来た道はガブリエル塔のところでU字形に曲がりさらに登り坂が続きました。その先にも塔が建てられていました。これもモンサンミッシェルを敵から守るための塔だと思われました。


坂の途中からファニルス倉庫を間近で見ることが出来ました。


塔のところから道は、また左にU字形に曲がっていました。


ここから攻めてくる敵を攻撃するように作られたのだと思います。この要塞の鉄壁の防御になっていたのは干満の大きな非常に危険な干潟の中にある高さ約80mの岩山の上に要塞が建てられていたことで、おそらくここまで攻め入ることも出来なかったように感じました。


先に進むと、今度は人工の絶壁で守られていました。


一直線に伸びた石で出来た構造物がありました。これは荷物を引き上げるためのリフトの線路の役割を担ったものでした。


その石の線路の最下部の部分です。このリフトに関しては後日に詳しく紹介したいと思います。


ここまでは坂道ばかりでしたが初めての階段が現れました。


階段を登り詰めると細い石の道が続いていました。朝の9時15分ごろと言うこともあり歩いているのは我々だけでした。


そこから見上げても、修道院はまだまだ上にありました。


細い石の道は続いていました。このあたりはかつては住居地区ではなかったと思います。現在はモンサンミッシェル島内に住んでいる人数は41名(2013年)で、昼間に仕事に従事している人のほとんどが、島外から通っておられるそうですが、かつては1182名(1851年)も住んでいました。


細い石の道からの景色です。


さらに医師の道が続きます。


石の道は行き止まりになっていて小さな門がありました。


差の小さな門をくぐると沢山の観光客の人達が通る道に出ました。


さらに進むと修道院の入口に向かう道に合流いたしました。


こちらが修道院の入口です。階段にワンちゃんのマークが見えます。ワンちゃん同伴はここまでで、この先にはワンちゃんは入れません。つまりワンちゃんに寛大なフランスでも、修道院の有料エリアにはワンちゃんは入れないのです。それでもここまでワンチャンを連れて来ている方を沢山見かけました。


修道院の入口で待っているワンチャンを沢山見かけました。おそらく交代で修道院の中を見に行っているのだと思います。見るところが結構あるので、相手の方が戻って来る約1時間ほど、ここで待つことになると思います。


別のワンチャンも修道院入口で持っていました。ここまで登って来るといい運動になったと思います。


大通り(グランド・リュー / Grande Rue )でも沢山のワンチャンを見かけました。同じように修道院の入口の前から交代で内部を見に行くのだと思います。


こちらは1日目の連絡道路で撮ったワンちゃんです。


今回は1枚もモンサンミッシェルの全景の写真を掲載していなかったので、最後に掲載いたします。Echaugette門から修道院入口まで歩いたルートを空色のラインで示しています。高いところで水平に近いところが、上で石の細い道と紹介したところです。クリックするとよくわかると思います。