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実家の宝塚に帰省していて、実家に買ってあったビールが無くなってきたので2016年12月26日に駅近くのスーパーにビールを買いに行きました。そこのビール売り場で上の箱を見つけました。

12本入りですが、普通の一番搾り3本と9工場の特徴のあるビールが1本づつ入ったセットでした。つまり10種類のビールの味を比べてみることが出来るのです。


熊本工場の一番搾りを飲んだことがあって、味も色も普通のビールと違うことを知っていたので、迷わず買いました。熊本づくりを飲んだのは2016年11月11日と11月21日でした。


各工場の9種類のビールを積み上げてみました。左上から
  名古屋 北海道  福岡  岡山
 取手  神戸  滋賀  横浜  仙台


9種類の内、3種類を飲みました。こちらが神戸づくりです。こちらのビールには兵庫県産の山田錦(米)が使用されているそうです。地元産の山田錦のすっきりとした味わいを活かして、フルーティーな香りのビールに仕上げているそうです。


こちらが福岡づくりです。こちらは福岡県産の麦芽が使用されているそうです。仲間とワイワイ飲むのにぴったりの、福岡県産麦芽を100%使用した力強い味わいの一番搾りだそうです。


そして滋賀づくりです。こちらは滋賀県産の大麦麦芽を一部に使用しているそうです。滋賀県産大麦麦芽のすっきりしたうまさを、じっくり堪能できる一杯に仕上げたそうです。3種類を飲んだ中で滋賀づくりが、最もすっきり(ドライ / あっさり)した味わいの特徴のあるビールでした。


ネットで書かれていた9工場のビールの味の特徴を枠内に転記する形で紹介します。パーセンテージ(%)はアルコール濃度を表しています。

北海道千歳工場 5% 北海道米使用

北海道の一番搾りは、夏の大自然をイメージしたという爽やかな味。北海道産の米を使用した澄み切った味わいが特徴的だ。ビールの相方として定番の鶏のざんぎと合わせて頂いたが、揚げ物の油をスッと流してくれるような、スッキリして飲みやすい一番搾りだ。



仙台工場 5% 宮城県産ササニシキ・東北産ホップ使用

仙台工場は、東北産ホップをふんだんに使用した華やかな味。また、宮城県産のササニシキを使用しており、後味もスッキリしている。気仙沼秋刀魚の冷やしアヒージョと一緒にいただくと、ビールがまるでワインのように香る好相性であった。



取手工場 5.5% 

実は日本一の生産量を誇る農産物の多い茨城県からは、豊かな食材に負けない味を目指した取手醸造所の一番搾りが誕生。通常より多い5.5%のアルコールと、柑橘系のホップが香るフルーティなビールとなっている。れんこんをたっぷりのチーズ、ソーセージと合わせてカレーソースにあえたカリーブルストと一緒にいただくと、香りの強いカレーとの相乗効果でより高く香るビールであった。



横浜工場 6%

横浜工場の一番搾りは、アルコール度数が6%と少し高めのビール。カラメル麦芽による甘めの味と、濃い目の琥珀色に仕上がったビールは、いろいろな料理とマッチしそうな包容力のある味わいだ。歴史的にも洋食や中華など、多様な食べ物を受け入れてきた横浜だからこそのビールといえるだろう。



名古屋工場 5.5%

味噌カツや手羽先など濃い味の料理が多い名古屋からは、味も色も濃いビールが誕生。料理に負けないほど濃い味わいが特徴的で、濃い味の料理と競い合うかのような名古屋らしいビールとなっている。食べつつ飲んでいると、どちらも延々と進んでしまいそうなビールだ。



滋賀工場 5.5% 滋賀県産大麦麦芽一部使用

滋賀工場は、母なる湖と大地の恵みを活かした一番搾り。滋賀県産の豚肉をつかったソーセージに合わせて一緒に頂いても味が負けておらず美味。しっかりした後味で余韻も楽しめる本格的なビールだ。



神戸工場 5% 兵庫県産山田錦使用

兵庫県産山田錦を使用した神戸工場の一番搾りは、華やかに香る上品さがなんとも神戸らしいビール。主張しない繊細な味わいは女性にもオススメ。明石タコとトマトのブルスケッタと合わせると気分はビアパーティだ。



岡山工場 5% 岡山県産雄町米使用

岡山工場の一番搾りは雄町米を使用したキリッとした上品な味わいのビール。食材が豊かな“晴れの国おかやま”の風土に合う、食べ物を引き立てるようなビールに仕上がっている。スッとキレてあとに引かないスッキリした飲み口で、濃い味の料理にもよく合う。



福岡工場 5% 福岡県産麦芽使用

麦どころ九州・福岡工場からは、麦にこだわった一番搾りが登場。味は少し濃い目だが、飲みやすく、華やかな香りが感じられるビールで、多様な九州の食に合わせてグイッといける。