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飛行場でよく見かける、この車は何のための車かわかりますか?
気になったので写真を撮りました。
雰囲気や色合いなどから飛行機に燃料を入れる給油のための車だと思えるのですが、燃料タンクがないので確信が持てませんでした。
車に書かれていた会社名「マイナミ空港サービス株式会社」からネットで検索しました。
やはり燃料の給油車でした。→ポチッ

タンクがついていないのはハイドラント方式 と呼ばれている地下の燃料ピットの配管から給油する車であるサービサーだったからです。給油車輌には濾過器、圧力調整弁、計器類等が装備されているそうです。この写真は羽田空港で撮りました。
ちなみにタンクローリで給油するのはレフューラー方式と呼ばれています。
ジャンボ(ボーイング747-400)に満タンにすると230,000㍑だそうです。燃料の比重は約0.8(0.775~0.840)kg/㍑のため重さは184トンになります。これは飛行機の重さに匹敵するので、ちょっと驚いてしまいました。
燃費に影響するため飛行状況に応じて搭載するので満タンにすることは少ないそうですが、それでもタンクローリーだとすごい台数が必要になることがわかりました。


ネットに掲載されていた航空機への燃料供給のシステム図です。下側のパイプラインでつながれているのがハイドラント方式のシステムです。