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日本の高野山は仏教の聖地であり仏教都市でもあります。その高野山を前記事で紹介したので中国の仏教都市である九華山(きゅうかさん)を紹介いたします。九華山(九华山)は仏教の聖地として特別な場所なのです。沢山のお寺が集まった場所が九華街です。ここにはお坊さん以外にもお寺に関係ある人たちが沢山住んでいます。
これらの写真は朝の6時から7時の間に散歩をしながら撮ったものです。
大手の銀行が二軒あるのが判ります。メインストリートですね。昼間はにぎわっていると思います。お坊さんが立っているのが判りますか。

九華山は中国仏教の四大聖地のひとつと言われて中国では有名な場所です。ネットで調べてみると「文殊・普賢・地蔵・観音の四大菩薩がそれぞれ住むと信じられている。」とのことでした。
中国仏教の四大聖地とは
  浙江省の「普陀山  291m」(観音菩薩) 青色マーク
  四川省の「峨眉山 3099m」(普賢菩薩) 黄色マーク
  山西省の「五台山 3058m」(文殊菩薩) 緑色マーク
  安徽省の「九華山 1342m」(地蔵菩薩) 赤色マーク
                                   です。
確かに断崖のお寺 古拝経台(九華山)でも地蔵菩薩が祭られていました。参考に日本の仏教の聖地(仏教都市)である高野山に紫色マークを付けました。

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九華山には沢山の見どころがありますが実は一番気に入っているのが生活が感じられるこの九華街の雰囲気でした。2番目にこの記事を持ってきたのもそんな思いがあったからです。
一番九華街の雰囲気が感じられるのが街の中の道でした。その雰囲気を味わって頂くためにさらに道の写真を4枚掲載いたします。
日本で例える場所をあえて言えば雰囲気は違うけれど高野山のような気がします。しかし文化大革命は信仰心を破壊することで進められたことから、お坊さんさんたちも強制的に労働に就かされた上に、さらに古い貴重な文化財が沢山破壊されたために古い歴史のあるものが日本に比べて少ないとガイドさんは残念がっていました。特に仏像の被害は大きいく古い仏像は極端に少ない気がしました。

まだ静かな雰囲気ですが昼間は沢山の人が歩いていました。


朝が早いので人通りは少ないけれど、もう生活がはじまっていることが感じられます。山の上の塔もここの雰囲気にマッチしているような気がします。九華山紅十字医院の看板が目を引きます。赤十字病院のことを紅十字医院と書くことが判りました。


やはりまだ暗いです。荷物を運ぶ人が目立ってきました。


そこに生活している人たちだけでなく観光客の人も増えてきているような気がします。


白い色の建物の中に黄色い建物がところどころにありました。ここのお寺は有名なお寺以外はだいたい黄色の壁です。そしてお寺は宿坊もやっています。観光客の人がこれから出発するところです。閣提篭かな?


お寺が100軒くらいと説明されました。ここも黄色です。ここでは開封で報告したような赤い色は少ないです。こちらは長生庵と書かれていました。
昔は尼さんと男のお坊さんは別々だったそうです。尼さんのお寺があったのは断崖のお寺古拝経台があった山の麓あたりだったそうです。こんな歴史も高野山と女人高野に重なるものがあります。


水のある景色を角度を変えて2枚掲載します。


上から四枚目の写真はこの前の道路を撮ったものです。


遠くに大きなお寺が見えます。民家の雰囲気も独特です。


土産物屋さんの前にこれから山に登る人たちが集まっています。


朝早くから食堂が開いています。まだ6時半です。
蕎麦に似た麺のようですが器が立派です。おそらくどこかの旅館か宿坊からの注文ではないでしょうか。道端で食べる料理ではなさそうです。


同じお店です。家族で食べに来ている雰囲気です。


線香屋さん兼お土産屋さんです。


坂の上にもあります。


旅館です。独特な雰囲気の場所でした。中庭を囲んだ形に並んでいます。


道沿いには小さな旅館が連なっています。カラオケなどの大型娯楽施設もありました。聖地といえども観光地だなて感じがしました。もしかしたらお坊さんもカラオケに行くのかな? まさか!


こちらが九華山の仏教都市です。町の中にも寺院がありますが町の東が(右側)の山の尾根の部分に点々と見えるのも寺院です。こちらにも登りましたので、後日に報告いたします。赤色マークは町の中の化城寺という大きな寺院です。黄色のラインは百歳宮へ登るケーブルカーです。ケーブルカーの終点の少し上の建物群が百歳宮です。

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