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仏教の聖地の夕食は精進料理じゃなかった! でも岩茸料理は美味しかった。 [九華山]

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九華山は断崖絶壁にお寺があるような中国仏教の四大聖地の一つ ここはホテルといえどもお寺と宿坊が立ち並ぶ場所 当然、精進料理と思っていたら精進料理は中止して肉も魚もありの料理でした。
精進料理ではなかったけれども究極の山の幸の料理と呼べると思えたので紹介させていただきます。コース料理のように一人ひとりに料理が出されました。
調味料として酢と醤油以外に豆板醤系のものがいくつか置かれていますが特に付ける必要はなくそのまま食べれました。
飲み物はワインと白酒(パイチュウ)でした。白酒(パイチュウ)はアルコール濃度が濃いので最後に我慢できなくて私だけビールを頼んでしまいました。(笑)

これが今回のメニューです。上の写真の右端の「菜単」と書かれているのがこのメニューです。16品になります。出てきた順番とは違うようです。写真は出てきた順番に並べています。メニューと料理の写真で前菜とデザート以外に①~⑭]の番号をつけたのでなんとなく中国名がわかると思います。100%の自信がないので、間違いがあればご指摘願います。
   ⑤  ⑬  ⑭  ⑩  ⑧  ⑫  ⑨  ④  ⑪  ⑥  ⑦  ③  ②  ①

ここからは出てきた順番に料理を紹介します。
①先ずはスープから 具は豆腐と野菜です。日本の中華料理と雰囲気が違う中華料理を目でお楽しみください。


②中央は百合根とキノコで右のは蛙だと思います。たぶん!  この蛙は渓流に住んでいる石蛙と呼ばれるもので高級食材です。メニューには石鶏と書かれています。これは石蛙のことのようです。石鶏(石蛙)と石茸(岩茸)と石魚(小魚)が三石料理と言われています。今回は石茸料理もあり小魚ではないけれど石桂魚もあったことから三石料理が含まれていることになります。 
味付けはなかなかよかったです。


③金華ハムと干し竹の子 チンゲンサイも乗っています。


④竹の中に入っているのは栗と鹿肉です。栗が沢山入っていて山の料理料理だと実感させられました。


⑤揚げ物です。徹州満口香との料理名がつけられていました。


⑥包み物です。


⑦岩茸(石茸)と肉団子のスープ
岩茸は木耳(きくらげ)とは違い野生でしか取れないし断崖絶壁で採取するため貴重なものだそうです。 感触は木耳のような歯ごたえのあるものではなく厚めの海苔のようでした。一度は食べてみたいものだと思います。岩茸はこのあたりの名物で別の食事でも沢山食べることが出来ました。日本では岩茸と呼ばれており非常に貴重なものです。日本でも同じような食べ物「岩茸の"おやき"と"天ぷら"」が放送されていました。


⑧韓国のチヂミのような食べ物です。


⑨料理名は「清蒸石桂魚」 この魚は美味しかったです。メニューから判断して中国名は「石桂魚」かな? 日本名は判りません。身は「ころっと」とした感覚の身でした。川魚の王様といわれる有名な桂魚より細身で小さい魚でした。コロッとした身は桂魚に似ていますが、桂魚より、さらに臭みはなく、場所がら大きな川がないので清流の魚と思われます。一人前のお皿に丁度いい大きさでもありました。


⑩きのこのホイル蒸しです。いろんなキノコが入っていました。


⑪「腐れ豆腐」を揚げたものです。いつもは生なので熱を加えた料理ははじめてでした。お酒に合います。
当然ですが「腐れ豆腐」は発酵した豆腐で腐ったものではありません。(笑)


⑫鍋物もありました。料理を載せる目の前の銀の皿の上にドーンと置かれました。もちろん一人前です。


⑬キノコのスープです。⑫の鍋が目の前の皿の上に置かれていたのでキノコのスープは、その横に置かれました。


⑭野菜炒めです。この後は果物で終了でした。


このテーブルを見ると「ほんとうに仏教の聖地ですか?」と思ってしまう雰囲気なのです。


宿坊が沢山ある中でこのホテルだけが際立っていました。4星のホテルであることは確かでした。インターネットも出来ました。接続は無料です。
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コメント 26

nano

訪問nice!ありがとうございますm(__)m
by nano (2011-03-21 08:47) 

SORI

nanoさん おはようございました。
仏教の聖地でこれほどの料理が食べれるとは思いませんでした。
by SORI (2011-03-21 09:11) 

青竹

安徽省の友人から是非来るように誘われていますが
九華山や黄山に一緒に登りましょうとのこと。
このような料理が出るのですね。
武漢の先の黄石では、口に合わず苦労しました。
観光地とは違う生々しい中国の姿を見せられ公安に捕まり
いろんな意味で生の中国を見る事が出来ました。
by 青竹 (2011-03-21 10:09) 

SORI

青竹さん おはようございます。
貴重な経験されたのですね。私は湖北省は武漢の周りだけです。安徽省はいろいろ行きました。九華山は独特の雰囲気が味わえるすばらしいところです。黄山は特にすばらしい場所でした。下記が黄山の記事です。
http://makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300601882-1
by SORI (2011-03-21 10:23) 

sig

こんにちは。
写真を見ただけでとてもおいしいことが分かりました。
とてもいい写真ですね。
by sig (2011-03-21 15:14) 

SORI

sigさん こんにちは
仏教の聖地といううことで国の偉い人も、こちらのホテルで食事されることも多いのでしょうね。なにもないような山の中ですが、料理は見た目も味も洗練されていました。
by SORI (2011-03-21 15:49) 

yukihiro

美味しそうな料理ですね。

by yukihiro (2011-03-21 17:40) 

SORI

yukihiroさん こんばんは
素朴な食材で洗練された料理がつくられていました。お坊さんの町とは思えませんでした。
by SORI (2011-03-21 17:48) 

しげ

ご訪問 & nice! ありがとうございました。
美味しそうですね。食べてみたい^^
by しげ (2011-03-21 19:30) 

SORI

しげさん こんばんは
安徽省の山奥でこのような料理が食べれるとは思いませんでした。
by SORI (2011-03-21 19:56) 

millet

先日の大阪出張の際に、SORI様お勧めの「ぼてじゅう」に行ってこれました~♪からしが絶妙な味わいで、でもとってもおいしかったです♪
by millet (2011-03-21 21:05) 

teddy0905

SORIさん!!
 すごいですね~!
みな!とっても美味しいのでしょうね~!
by teddy0905 (2011-03-21 22:11) 

SORI

milletさん こんばんは
うれしいです。紹介した甲斐がありました。
からしの味はぼてぢゅうの味ですね。
by SORI (2011-03-21 22:46) 

SORI

teddy0905さん こんばんは
食材的な豪華さはなくても洗練された味わいがありました。中国の要人の人が食事をするからなのかもしれません。
by SORI (2011-03-21 22:49) 

ねじまき鳥

超豪華ですね。
by ねじまき鳥 (2011-03-22 00:21) 

SORI

ねじまき鳥さん おはようございます。
中華料理は回転テーブルでみんなで食べるのが普通ですが、一人一人に出されると豪華な感じがします。
by SORI (2011-03-22 06:12) 

kawasemi

みんなうまそう。
写真を見て、味が想像できそうです。
安心して食べられそうですね。
by kawasemi (2011-03-22 13:52) 

SORI

kawasemiさん おはようございます。
山の幸の料理でした。素材をいかした料理でもありました。
by SORI (2011-03-23 06:23) 

youzi

狮子头は中国のおじいちゃんのお誕生日で
外食した時に食べた事があります。
おもてなしの料理って言っていたように記憶しています。
石桂鱼も高価な魚だったと思うので、
さすが、どの料理も特別なものを使っているって感じですね。

by youzi (2011-03-28 22:54) 

SORI

youziさん こんばんは
メニューが読めるのはいいですね。なかなか判りませんでした。食材の少ない山の中で、これだけの料理を出してくれたのには驚きました。
by SORI (2011-03-28 23:05) 

PENGUIN

SORIさん、こんばんは。
豪華な料理ですね。仏教の聖地とは思えないくらい美味しそうです。
by PENGUIN (2013-12-15 17:51) 

SORI

PENGUINさん こんばんは
出発前は中国の精進料理だとの説明を受けていましたが、接待料理にはむかないと変更されてしまったようです。でも、美味しくいただきました。
by SORI (2013-12-15 18:04) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

料理や器が素晴らしいのに、
鍋が、、、普通の家庭にあるようなものですね。
親近感が湧きました。。(笑)

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2013-12-15 18:50) 

SORI

なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん こんばんは
確かに鍋の感じが不釣り合いですね。めったに食べれない食材が多かったです。さすが九華山でした。
by SORI (2013-12-15 19:06) 

昆野誠吾

中華料理は食材豊富、調理方法も
多数あり創意工夫が盛り込まれていますね。
やはり長い歴史を感じずにはいられません^^
by 昆野誠吾 (2013-12-15 23:04) 

SORI

昆野誠吾さん こんばんは
中国で食べる中華料理には、いつも知らない料理が沢山入っています。中華料理、恐るべしです。
by SORI (2013-12-15 23:41) 

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