黄龍に行くためには4007mの峠を越える必要があります。その峠の名前が雪山梁峠です。峠には上の写真のようにチベットらしい飾りがありました。 峠に板張り展望台が作られるほどきれいな景色を見ることが出来ます。
実は雪山梁峠の標高ははっきりしないのです。日本語のネットで雪山梁峠の標高を調べると4007m 4003m 約4000m 4000m以上 3960m 4200m 4250m 4050m 3900m 4120mといろんな表記がありますが一番多かったのが4007mで2番目が3960mでした。持って行った気圧式の高度計の表示3920mで計測誤差から見て4200mや4250mはあり得ない数値で3900m~4050mの間でであることは間違いないことなら4007mと記載させていただきました。 峠の住所は四川省アバチベット族チャン族自治州松潘県雪山梁です。撮った写真を調べていると4007mと書かれた石碑が写っていたので、やはり公式な標高は4007mのようです。

位置関係を航空写真で説明いたします。右のほうの太い黄色ラインが今回の目的の黄龍の散策路です。黄色のマーク( )が今回紹介の標高4007mの雪山梁峠です。青いマークの川主寺鎮近くの標高3000mの薬屋さん(紅星路医療站)から一気に1000mほど登ってきました。緑色のマークが岷山山脈の主峰の雪宝頂(5,588m)です。水色のマークは5000mを越えるピークです。

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この写真は峠に登って行く最後の段階に岷山山脈の主峰である雪宝頂を撮ったものですが、この写真の左下の赤色の看板があるところが雪山梁峠です。


こちらか、これから進んでいく黄龍の方向です。


こちらが登ってきた方向です。


このように峠に板張りの展望台は広かったです。誰かが雪だるまを作っていました。


峠の展望台から見た標高5,588mの雪宝頂です。 連なっている山脈は岷山山脈だと思います。


今回は400mの望遠ズームを持ってきたので、そのレンズで雪宝頂を撮りました。


雪宝頂の形に似ていますが、別の山です。高くて立派な山なので、こちらも名のある山だとは思います。


こちらも望遠で撮った写真を紹介いたします。


別の方向の写真も紹介します。


険しい山肌の部分もありました。おそらく何億年前の地層が硬い岩になったのだと思います。その海の地層が今は高山なのがすごいです。


こちらも別の方向です。こちらにも高い山々がありました。こちらは黄龍の方向です。


もっとも広角で撮った写真です。5,588mの雪宝頂も、この山々の中にあります。


峠を越えていく方向には曲がりくねった道が見えました。


水色のマーク( )はチベットの5000~7000mの山で、赤いマーク( )は7000mを超える山です。赤いマークの左側のマークはエベレスト(チョモランマ 8848m or 8844.43m )です。赤いマーク郡( )の最も東側が中国とブータンの国境にある山ガンカープンスム(Gangkhar Puensum 7570m)で、その西側にChomolhari Kang(7314m)があります。不思議と高い山は並んでいるように見えます。最も東側の空色マークが黄龍・九寨溝あたりの高い山です。黄龍・九寨溝に近い赤いマーク( )はミニヤコンカ(貢嘎山・7556m)です。

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