九寨溝の名前はこの辺りに九つの村があったことからつけられたそうです。寨が村を意味しているそうです。そんなことから一般的な九寨溝ツアーではチベット族の村の見学が入っていますが、時間の関係で、我々のツアーは九寨溝と黄龍の自然を見るツアーで、チベット族の村の訪問は予定に入っていませんでした。そこで諾日朗観光センターでの昼食の休憩時間を利用して近くの村まで行ってみることにしました。チベット族の家の前にはこのような塔が建てられており旗が放射状に張られているのが特徴的でした。

こちらの塔は下の方が石を積み上げたようになっています。


塔にはチベット語が書かれた石版が取り付けられていました。


こちらの康坭人家と書かれた民家はコの字型の配置でした。中にはではニワトリ達が自由に歩きまわっていました。この辺りの村(寨)は地図では則査窪寨と書かれていました。


こちらは立派な建物です。


上と同じ建物です。別の角度の写真を紹介します。これらの民家ではお土産を売ったりレストランをやっているものもありました。内部を公開しているところもありました。Google地図で蔵家楼民族楼の文字を見つけることが出来ます。立派な建物なので、この建物が民族楼かもしれません。別の写真で民族楼の文字を見つけました。


この辺りの民家は観光地であることから観光を兼ねて立派な建物になったのだと思います。こちらの家の前にはチベットを象徴するマニ車が設置されていました。地図の位置から、こちらが蔵家楼ではないかと思います。ただし表札には蔵銀閣と書かれていました。


チベット語ではマニコロ(མ་ཎི་འཁོར་ལོ་ )と呼ばれているマニ車です。マニ車は、主にチベット仏教で用いられる宗教用具で、円筒形です。側面にはマントラが刻まれており、内部にはロール状の経文が納められています。大きさは様々で、手に持てる大きさのものがあれば、寺院などでは数十センチ、大きいものでは数メートルにも及ぶマニ車もあるそうです。チベット仏教の場合はマニ車を右回り(時計回り)に回転させるそうです。回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるとされています。


拡大したマニ車です。驚いたことに発電機が付いたものもあるそうです。


手に持って回しているのもマニ車です。こちらは村の近くの九寨溝諾日朗観光センター内で撮った写真です。


こちらはL型配置でした。


沢山の大きな建物がありました。


屋根の上の飾りです。


こちらの写真はチベットのワンちゃんたちという記事で掲載させてもらいましたが、こちらの村で撮ったものでした。観光地で沢山の人が訪れることから、皆さんきれいな民族衣装を着られていました。


こちらも、同じ家の方です。上の娘さんの家族の人だと思います。


こちらも代表的な建物でした。


観光場所から離れたチベット族の建物です。旗やのぼりが印象的です。よく見ると庭先には塔も造られていました。


こちらも観光化されていない建物です。