上の写真は九寨溝・樹正溝地区にある犀牛海(さいぎゅうかい)です。
九寨溝はYの時の谷あいに沢山の景勝地がある場所ですが、大きく3つに分かれています。それは則査窪溝と日則溝と樹正溝で、午前中に長海五彩池がある日則溝を見て、諾日朗センターで昼食を食べた後に五花海珍珠灘などがある日則溝を見ました。日則溝の珍珠灘瀑布を見た後、最後に樹正溝を見ました。樹正溝は九寨溝の中でも入口に近い地区で標高も2000m~2400mの場所です。ここを上から下がりながら見ていくのですが樹正溝の最も高いところにあるのが犀牛海なのです。
徒歩で散策したのは犀牛海の次の湖である老虎海から樹正瀑布を通って樹正海だったので犀牛海は車の中からの写真での紹介となりました。

犀牛海は全長約2.2kmの樹正溝内最大の高山湖で標高は2400mのところにあります。変化に富む風景が特色だそうです。水深は平均17mでもっとも深いところは40mを越えとも言われています。


伝説では、重病のチベット族のラマ僧があの鎧のような動物であるサイ(中国語:犀牛)に乗ってこの湖を訪れ、この湖の水を飲むと、奇跡のように病気が回復したそうです。そこで、ラマ僧は日々湖の水を飲み、この地に残ることを切望して、最後にはサイ(日本語:犀)に乗ったまま湖に入り永遠にこの地に住むことになったことから、この湖は犀牛海と呼ばれるようになったとのことです。日本語で言えば「サイの湖」というところですね。珍しい名前の湖でした。


確かに大きな湖で、いろんな景色を見せてくれました。あの透き通ったブルーを見せてくれた五花海と同じ水が流れているのです。この辺りはかなりの深さなのでしょう。濃い青色を見せてくれていました。


こちらは対岸の景色が湖に写った景色です。深さが10mから数mになってくると湖底もくっきりと見えて九寨溝ブルーを見せてくれます。上の写真と同じ水、同じ湖とは思えないほど場所によって変化に富む湖でした。九寨溝の樹正溝の中の位置を示します。上流からの順番です。
①屏牛海 ②老虎海 ③樹正瀑布 ④樹正群海 ⑤臥龍海 ⑥火花海 ⑦火花瀑布 ⑧双龍海 ⑨蘆葦海 ⑩盆景海