すでに紹介した樹正瀑布から流れ落ちてきた水は樹正群海に流れ込んでいきます。どのあたりから樹正群海はよくわかりませんが沢山の樹がが水の中に生えている場所でした。

近くで見る景観も素晴らしいけれども全体が見えないため、バスが待ってくれていた駐車場の高いところからの写真を紹介いたします。
世界遺産の九寨溝の 三つの渓谷(樹正溝、日則溝、則査窪溝)の内の一つである樹正溝の中でも最も代表的なのが樹正群海です。沢山の小さめの湖が棚田状に並ぶ水系で、 急流の中、石灰岩化した湖底に若木が根付いて柏や松や杉などの 密生林が形成されていて、 まるで川の中に森があるような植生の生態系をもっていることがわかってもらえると思います。


間近で見るとどのような景観なのかをここから紹介いたします。このように樹正瀑布の方からの水は樹正群海に流れていきます。この先に樹正群海があります。すでに樹正群海に入っているのかもしれません。


このような湖が沢山ありました。


樹正群海の方から上流の樹正瀑布を見ています。水が棚田状のところを流れているのがわかると思います。湖そのものが大きな棚田であり、流れがあるところらは小さな棚田が形成されていました。このような景観をトラバーチンといいます。


また大きな湖がありました。でも水がゆっくりと流れているのです。


湖と湖との間には水が流れているのにもかかわらず樹木が生い茂っていました。


樹木の間を水が流れてくる光景です。


上の写真を拡大いたしました。


棚田状になっている典型的な景観でした。九寨溝の樹正溝の中の位置を示します。上流からの順番です。
①屏牛海 ②老虎海 ③樹正瀑布 ④樹正群海 ⑤臥龍海 ⑥火花海 ⑦火花瀑布 ⑧双龍海 ⑨蘆葦海 ⑩盆景海


水の量に驚かされました。樹正群海は湖であり、川でもあり、樹林でもあり、樹海でもあるところでした。