まほさんの記事に影響されて昨日(2013年1月8日)、家内と上野の東照宮のぼたん園に行ってきました。2013年1月1日から2月24日まで冬ぼたんを公開しています。

四月のころの春牡丹は蛇の目傘ですが冬牡丹は、この写真のように藁囲い(わらかこい)が風情を感じさせてくれます。花は春に比べると小さ目ですが、やはり冬ならではの雰囲気を感じさせてくれます。実は冬牡丹(冬ぼたん)は大変な努力によって見ることが出来る花なのです。


いろんな種類の牡丹が咲いていました。その中のいくつかを紹介いたします。左端は黄色い花です。


最初に紹介するのがこちらの花です。白と赤が混ざった花でした。


花を拡大いたしました。赤い花びらに白のすじ状の斑入りの花でした。


こちらはビンクの花です。


冬ぼたんには珍しく沢山の花が咲いていました。


こちらも赤とと白の大きな花です。


最初の花のように赤に白の斑入りですが花びらの形が違っていました。


東照宮の牡丹園だけのことはあり五重塔の背景が雰囲気を出してくれていました。中学生以下の拝観料が無料なのは案外知られていないと思うので、ぼたん園の拝観料を紹介いたします。参考ですが上野動物園は小学生以下が入場無料です。
  大人    600円
  高校生   400円
  中学生以下 無料


冬ぼたんは花が一つあるいは二つが多い中で、ピンク系の花は沢山咲いているものが多かったです。


拡大写真ですが、オーソドックスな形の牡丹の花です。


こちらも斑入り花です。


こちらの花も拡大写真を紹介いたします。


さらに拡大した写真も紹介いたします。


ぼたん園の中の茶店(お休み処)も雰囲気を盛り上げてくれます。甘酒が250円で日本茶とコーヒーが200円と熱いものを飲みながら休むのも、よいかもしれません。火鉢が置かれているのが今の特徴なのでしょう。


俳句を書いて掲載するところもありました。火鉢の置かれた席で俳句を書いて貼り付けるのだと思います。


よく見ると英語で書かれたものもありました。俳句というよりは詩なのかもしれません。記念に書かれてはいかがでしょうか。


上で紹介以外の花も紹介いたします。


さらに追加で6種類紹介します。


上野東照宮ぼたん苑は1980年に開苑し、現在では約250品種3200株があるそうです。その中で冬ぼたんは約40品種600株だそうです。こちらの写真のように大切に手入していただいているおかげて美しい花を見ることが出来るわけです。
牡丹の中には二期咲き(早春と初冬)の品種があり、このうち低温で開花した冬咲きのものを寒牡丹と呼ばれています。寒牡丹の着花率は二割以下といわれています。 花の少ない冬にお正月の縁起花として抑制栽培の技術を駆使して開花させたものが冬牡丹だそうです。 春夏に寒冷地で開花を抑制、秋に温度調整し冬に備えるという作業に丸二年を費やし、厳寒に楚々とした可憐な花をつけるそうです。