写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

今年の「神戸まつり」は2018年5月20日に開催されます。第48回神戸まつりです。そこで、ものすごく昔の神戸まつりの写真を投稿させてもらいます。
ここで掲載の写真はすべて昔の写真です。写真を撮った時の記憶から、1974年の「第4回 神戸まつり」か、あるいは1975年の「第5回 神戸まつり」だと考えています。写真の中の文字を探して読み取ってみます。古い写真なので解像度があまりよくないのは勘弁してください。でも道路の上の花吹雪で活気がわかってもらえるかもしれません。

サンテレビのテレビカメラも見受けられます。
カメラマンが沢山集まっています。理由は?
サンバ ?


やはりお目当てはこちら?
昔も今も同じかも!


この神戸祭りの回次がわかる文字が見つかりました。テレビカメラが乗った台の垂れ幕の一番上に「第5回」の横書きの文字が読み取れました。
判りにくいけれども「第4回」か「第5回」のどちらかなので、じっくりと見た結果、間違いなく「第5回」でした。つまり今から43年前の1975年の「第5回 神戸まつり」でした。
垂れ幕に第5回 サンテレビ協賛番組 神戸まつり大パレード 実況中継 SUN TVと書かれていました。写真の解像度がよくない上に、垂れ幕が風でたなびいて字が読みにくかったけれどなんとか読み取りました。
第1回神戸まつりは1971年に開催されました。ただし神戸まつりの前身となるイベントは、戦前の1933年から開催されていた「みなとの祭」や1967年の「神戸港開港100周年記念祭」、並びにその前夜祭の「神戸カーニバル」です。神戸市の姉妹都市からの来賓を招待した式典や市街地でのパレード、みなとの女王のお披露目、神戸市電(路面電車)を使った花電車就航などがありました。交通事情の問題などから1971年に2つのイベントが統合されたのが現在の「神戸まつり」です。
1995年の阪神・淡路大震災の影響で、同年の第25回開催は中止となりましたが大会の回次はそのまま残したそうです。そのおかげで、知りたい年から1970を引くと大会の回次になります。つまり今年であれば2018-1970=48回になります。震災の年の第25回は完全に空席となったのではなく第25回の代替に元町商店街や南京町において、当初の予定とほぼ同時期となる5月20日と21日に「神戸五月まつり」が行われ、これを1995年の神戸まつりとみなすこともあるそうです。
カーニバル方式はこの時代、日本ではめずらしかったと思います。


ボーイスカウトの人たちがパレードしているところです。写真をクリックしてもらうとわかると思いますが、すごい人ですね。今の神戸まつりと比べてどうでしょうか。小さいときに広島から神戸市東灘区に引越してきて物心つく頃を神戸で過ごしたので、自称ですが神戸子だったわけです。


徳島の阿波踊りも参加です。




この時代はサンテレビ(SUN-TV)が神戸まつりを支援していたようです。これはサンテレビのパレードです。サンテレビ、正式名は株式会社サンテレビジョンは1968年3月8日に設立され1968年5月1日に開局した兵庫県を放送対象地域とする独立テレビ局で、神戸新聞社の連結子会社です。


昔ながらのお祭りスタイルのパレードもありました。パレード出発を待っているところです。写真をクリックするとわかると思いますが、ナイトクラブ「紅馬車」の人たちです。


子供たちも参加した楽しいイベントでした。


国際都市神戸らしく国際色豊かなお祭りでもありました。


これはUCCからの参加です。


航空会社も参加していました。


神戸は韓国の方も多いのでパレードにも参加されていました。


下の写真はフリー百科事典のウィキペディア(Wikipedia)から拝借した現在の神戸まつりの写真です。2013年の神戸まつりのホームページの画面も紹介いたします。現在のメインフェスティバルは「おまつりパレード」を中心にマーケットイベントやステージイベントなどが各所で繰り広げられます。なかでも京町筋で行われる「サンバストリート」では神戸サンバチーム等のサンバダンサーの華やかなコスチュームを目当てにカメラを持った多くの観客で賑わいます。
おまつりパレードのコースは三宮の東遊園地を起点にフラワーロード・三宮中央通りを経て元町の神戸大丸前が終点となっています。またパレードコースであるフラワーロードの中央分離帯はパレード当日に撤去できるよう可動式となっているそうです。そしてメインフェスティバルの前日には各区でも下記のようなお祭りが行われます。
  区   まつり名称      開催場所
 東灘区 東灘うはらまつり    住吉公園
 灘区  六甲ファミリーまつり  王子競技場前広場
 中央区 ふれあい中央カーニバル 東遊園地
 兵庫区 はっぴいひろば     湊川公園(鉄人広場)
 長田区 長田フェスティバル   新長田駅前広場
 須磨区 須磨音楽の森      須磨離宮公園
 垂水区 たるみっこまつり    マリンピア神戸
 西区  みどりと太陽のまつり  西神中央駅プレンティ広場
 北区  きたきたまつり     毎年異なる。2018年は鈴蘭公園
                 2013年はフルーツフラワーパーク
 現在の画像はこちら→Yahoo Google 24時間以内 2013年5月18日~今日 



追伸 2020年5月11日
2020年5月16日~17日に開催予定であった第50回神戸まつりは、2021年(令和3年)に延期となりました。枠内に神戸市ホームページの記載内容を転記いたします。中の写真は私が撮った45年前の第5回神戸まつりです。
第50回 神戸まつりの開催延期について

記者資料提供(令和2年3月30日)

市民参画推進局文化交流課



令和2年5月17日(日曜)に実施予定の、「第50回神戸まつり」メインフェスティバルに関しましては、100万人を越える来場者に加え、多数の参加者・関係者の安全を確保する環境を整えることが極めて困難であることと、さらに、市民の皆様と職員が一丸となって感染拡大防止に注力していくために、令和3年5月に延期することといたしましたのでお知らせいたします。

各区で5月16日(土曜)に実施予定の「区のまつり」につきましても、メインフェスティバルに準じて令和3年5月に延期することといたします。

■当初開催日程(令和3年度に延期となりました)

 各区のまつり一斉開催:令和2年5月16日(土曜)

 メインフェスティバル:令和2年5月17日(日曜)

■神戸まつりホームページ http://www.kobe-matsuri.com/