写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

2022年6月05日再掲載 タイトル:ネッカー川 クルーズ
前記事「久しぶり(6年ぶり)に伊丹空港から成田空港行のフライトに乘りました。」の中の閘門(こうもん)のところで本記事「ネッカー川」を引用させていただいたので、少しブラシュアップして再掲載をさせていただきました。
2009年6月26日~2022年6月05日 アクセス数5,420 nice:218 コメント:42


2009年6月26日掲載 タイトル:ネッカー川

ハイデルベルク(Heidelberg)からライン河(Rhein)の支流のネッカー川(Neckar)を船でさかのぼってきました。往復27.6kmの観光船での船旅でした。細長い形の船は川を行き来する専用船のようです。写真のような景色が続きます。流れが急なので何回も水門を通過します。この水門を通るために細長い船が多いことが判りました。前後の水門を閉めて水を取り入れて階段上に進んでいきます。日本から行く人も少ないしライン河とはまた違う楽しみがあります。えらそうに言ってもライン河は列車から見ているだけで船で下ったことはありません。

こちらの船に乗りました。これから船旅の景色を紹介いたします。


川の上から見た橋(Alte Brücke/アルテ・ブリュッケ)とハイデルベルグ城です。Alte Brückeを日本語/英語に翻訳すると古橋/Old Bridgeになります。カールテオドール橋(Karl Theodor Brücke)とも呼ばれていました。


船が流れが急な川を上れるようにダムで川を階段のようにして2つの水門でエレベーターのように上がっていきます。場所はこちらです。→ポチッ


水門の部分の航空写真を紹介します。利根川で紹介した2つの水門の閘門(こうもん)と同じ原理です。効率的に上り下りが出来るように2列の水路エレベーターがありました。ネッカー川の限られた約70kmの範囲だけで、このような水路エレベーターがいくつもあります。→       
このような細長い水門エレベーターのために冒頭の写真のように船は細長いのです。船の幅も水門の幅以下になります。今回のクルージングでは①と②を通りました。   水門 ━━ クルージング



途中の風景です。おそらくCaping Heidelberg-Neckartal(キャンピング・ハイデルベルク・ネッカルタール)という場所だと思います。


小さなお城をところどころで見ることが出来ます。断崖絶壁の城です。船を降りてこの城に登りました。


上の写真はクリックすると拡大しますが、クリックするのが面倒な方のために、城の部分を切り取って拡大いたしました。この写真もクリックするとさらに拡大いたします。
航空写真で見つけました。→ ポチッ


上の城の近くの町に船が付きました。船着き場に趣のある船があったので掲載させていただきました。船のバックの山の中腹に城が写っているのが判ってもらえると思います。乗ってきた船も右端に少し写っています。ここから歩いて、その城を目指しました。この街には、少なくとも4つの城がありました。


4つの城の内、船着き場に近い2つの城の内の一つです。城の名前はミッテルブルク(Mittelburg)です。こちらの城があった町の名前はNeckarsteinach(ネッカーシュタイナハ)です。


断崖の城に着きました。ここに写っている新婚さんに案内してもらいました。上の断崖絶壁の城です。船を下りて小さな古城を何箇所か見れたのは良かったです。クルージングと古城めぐりが出来るのがネッカー川でした。実はインドの70万KW(700MW/700,000KW)の発電プラントのプロジェクト(下の3枚の航空写真の真中)をドイツの会社と共同で受注して、最初の打ち合わせをドイツの会社で行なうために4月22日~5月12日まで21日間ドイツに滞在したのでした。

そのドイツの会社の担当者が緑のセーターの彼なのです。私はプロジェクトの設計担当でした。最初の土曜日に奥さんと一緒にネッカー川を案内していただけました。欧米では夫婦で付き合ってもらえるのが普通で、翌日の日曜日には彼の上司の方が夫婦で別の場所を案内してくれました。私はインドでは3つの発電プラントに関わりました。その最初のプロジェクトがこの時のプロジェクトでした。
8,000KW       700,000KW      1,500,000KW


城の窓から見た景色です。目の前を流れているのがネッカー川です。


お城の名前はシャーデック城(Burg Schadeck)でした。このような城を船からいくつか見ることが出来ます。同じ名前(Burg Schadeck)ですが別の城もネットに出てきました。 


こちらは近くにあった別のお城です。城でクライミングの練習をしている人がいました。こちらの城にも昇ってみました。上の城との距離は360mです。航空写真で見つけました。→ ポチッ


上の城の四角の塔に上って写真を撮りました。こちらは城の塔の上からのネッカー川の下流側(ハイデルベルグ方向)の景色です。
つまり、こちらの方向から船が上ってきたのです。下の写真は右の写真から切り取りました。


そしてこちらが塔の上から見たネッカー川の上流側です。自然が豊かで、ハイデルベルグあたりの景色とはずいぶん違っていました。見えている町の船着き場から上陸いたしました。その船着き場から船に乗ってハイデルベルグ方向に戻りましたが、途中の町で一旦船を下りて昼食にいたしました。


昼食をとった町です。ここで大きなお皿に山盛りの太いホワイトアスパラガスをご馳走になったのです。この時は無知で立派なホワイトアスパラの値段的な価値を知りませんでしたが、美味しかったので街に戻った翌日の夕食で注文して驚きました。2~3本で、どんな高価な肉料理よりも高かったのです。あの大皿に山盛りのホワイトアスパラガスだと40~50本はあり、田舎での値段はわかりませんが、町の値段だと10万円は間違いなくしたと思います。その後、この時ほど立派なホワイトアスパラガスに、まだ出会うことはないほど立派なアスパラガスだったのです。この辺りはアスパラガスの産地だったのです。残念ながらこの時の料理の写真は撮っていなかったので、ハイデルベルク城の近くのレストランRestaurant Molkenkurで食べたパンケーキとフレッシュ・ホワイトアスパラガスの写真を右に掲載いたしました。非常に贅沢なことだったのです。日本だと松茸をお腹いっぱい食べるようなものです。新婚さんありがとうございました。対岸からの現在のSVを見つけました。町の名前はNeckargemündです。レストランの名前は覚えていませんが、船着き場に近いレストランはChristians Restaurant、Alte Scheune、Gasthaus Zum Schiff Neckargemünd、Ristorante Roma Zum Mitnehmenがあります。


ハイデルベルグに帰ってきました。山の中腹に見えるのはハイデルベルグ城です。この写真の1.3km上流の写真から日本の時刻で4月26日で、その写真の7.2km上流の右の小さな写真は4月25日であることから、現地時刻で4月25日17時5分~17時30分(日本時間:4月26日0時5分~0時30分)と推測できます。


ネッカー(Neckar/Negger)川は、ライン川の支流で、主にバーデン=ヴュルテンベルク州内を流れ、下流域では、短い区間ではあるが、同州とヘッセン州との州境をなしています。
標高706mのフィリンゲン=シュヴェニンゲンの近くにあるシュヴェニンゲン・ムースに発し、標高95mのマンハイムでライン川に合流します。ネッカー川は、プロヒンゲンまで船での遡上が可能で、このためライン川、マイン川とともにバーデン=ヴュルテンベルク州内にある3つの連邦水路の一つとなっています。プロヒンゲン、シュトゥットガルト、ハイルブロン、マンハイムがその恩恵にあずかっているそうです。
流域面積は、バーデン=ヴュルテンベルク州中央部の14,000k㎡に達し、工業用水、水運、水力発電と様々な用途に利用されており、河川環境に大きな影響を及ぼしていまする。平均流量は、145㎥/sで、ドイツで10番目に大きな川だそうです。そのネッカー川のほんの一部であるHeidelbergとNeckarsteinachの間の船旅でした。緑のラインが船が走ったところです。 マイナスのアイコンを7回クリックすると位置が分かると思います。
 城     船着き場  昼食場所  水門


翌日はぶどうの産地を案内してもらいました。この時は昔にサッチャーさんが食事したレストランで昼食! 場所はRuine Wachtenburg