写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

イスタンブールのシンボルと言えばモスクであらゆるところに建っています。
ところがイスタンブールで最大のモスクが建っている丘から金角湾(Golden Horn)を挟んだ対岸の丘の上に大きな塔が建っており、ここに来たときから気になっていました。ネットで調べると、これはガラタ地区のシンボルでガラタ塔(Galata Kulesi)と呼ばれているそうです。
5~6世紀に灯台が建てられたのが始まりで、その後、この地に居留していたジェノバ人が地中海貿易のライバルであったベネチアや宗教の異なるビサンチンの攻撃に備えるため、1348年に監視塔として再建したものだそうです。
古い歴史があるのに、この場所が新市街と呼ばれているのにもイスタンブールの歴史を感じます。
クリックして拡大すると水辺に沢山の明かりがあることが判りますが、これは魚市場の明かりです。

対岸の鯖サンドを売っていた場所からの景色です。偶然カモメさんが入ってきたのでガラタ塔がすこし隠れてしまいました。カモメさんの多さを物語っています。魚釣りの盛んなガラタ橋からもよく見えました。


鯖サンド食堂をと一緒にガラタ地区を撮ってみました。ここに座ってゆっくりサバサンドを食べながらビールを飲みたかったです。
チャンスあるかなぁ~~~?


フランス人が撮った1900年ごろの写真をネットから拝借いたしました。手前の橋は釣で有名なガラタ橋です。ガラタ塔の屋根の形を下の写真と比べてみてください。


少し不鮮明ですが遠くからのガラタ塔です。nanaさんのご指摘で判りましたがトンガリ屋根の部分が昔と今とでは違いますね。昔は石造りのようです。周りの建物も高くなったために塔の上部しか見えませんがその大きさは想像できます。

地元の人が利用するエジプシャン・バザールへ買い物に来る人々が行き交う場所です。地元の人にとってはこの景色も普段の景色で気に止めている感じはありません。夕刻の時間帯で晩御飯の材料を買いに来るころでしょうか。


ホテルから小さな路面電車が走るイスティクラル通りを路面電車の終点まで行くとこのガラタ塔に来ることが出来ました。偶然出たところにガラタ塔があり、近くで見れて感激でした。塔の高さは67mで立てられている場所の海抜は35mなので約100mの大展望台と言うことになります。


あとで調べてみると頂上は展望台になっているそうです。ここからは旧市街が一望できるとのことです。さらに内部はレストランになっていて、夜はベリーダンスなどのショーを楽しむことができるそうです。知らなかった。
機会があれば是非、中に入ってみたいところです。