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またもや高速道路のSA(サービスエリア)で食べた食事を紹介いたします。いままで紹介したのはスンドゥブ(순두부)とウドン(우동)ですが、今回はテンジャンチゲ(된장찌개)です。テンジャン(된장)は味噌、チゲ(찌개)は鍋、つまりテンジャンチゲは味噌鍋あるいは味噌汁ということになります。味噌鍋ではなく味噌汁と呼ぶにしても日本の味噌汁よりも鍋に近い味噌汁と言えます。

テンジャンチゲは韓国の伝統的なチゲ(汁物料理・鍋料理)の一つで家庭料理の代表的なものであり、家庭や食堂などでよく食べられているそうです。
テンジャン(韓国味噌)を使った俗に言う味噌汁で、野菜、キノコ、豆腐、魚介類などのいろんな具が入れられるそうですが、これは具として大根の葉を干したものを使ったテンジャンチゲでした。日本ではあまり使われない具ですが、この味噌汁にピッタリでした。ワカメの味噌汁に似ている感じでした。大根の葉を干したものと、教えてもらわないと日本人は、ワカメと思ってしまう人が多いと思います。
右のメニューには시래기된장찌개(シレギ・テンジャンチゲ)と書かれており、確かにメニューの一番下に小さく「干し大根葉のスープ」と書かれています。クリックするとはっきり読めると思います。


テンジャンチゲを作っているところです。出来上がりは日本の味噌汁に似ていますが、チゲ用の一人分の鍋(土鍋、石鍋など)の中にいろんな具とテンジャン(韓国味噌)を入れて煮立たせるところが日本の味噌汁と違います。さらに量が多いことと、具も汁に比べて多いことも韓国の味噌汁の特長だと思います。ほんとすごい火力で韓国の味噌汁が作られていることがわかってもらえると思います。


シレギを検索すると「乾燥した大根の葉 / 시래기」と出てきました。ネットで調べたシレギの作り方を紹介します。
 1 大根の葉を大根と切り離して、きれいに水で洗い水を切る。
 2 水が沸騰したなべに大根の葉を入れてしんなりするまで茹でる。約10分
 3 冷水につけて2度洗いする。あくの色が落ちる。
 4 大根の葉を軽く絞って水を切る。
 5 風邪通しのよいところに干す。
 6 葉がパりパリして乾燥できたら、湿気が入らないよう保管する。
 7 食べる前にはいったん水に戻す。



こちらは高速道路のサービスエリアにあった別のメニューです。
2つは「おから汁」と「サバとキムチの煮付け」です。