ちょっと豪華な
黄山は中国を代表する名峰で最高ランクの部屋に使われることが多いそうです。ましてやここは黄山のある安徽省なのです。
豪華な雰囲気でテーブルがセットされていました。日本語のランチメニューが置かれていたので助かりました。ドームカバー(クロッシュ / Cloche)に「黄山の間」の360度の景色が映っています。
クロッシュのなかにはフルーツが入っていました。
料理は出された順番に紹介いたします。
最初の料理は冬虫夏草と柔らかな肉だんごの入ったスープでした。
中国では冬虫夏草を乾燥して漢方の生薬もしくは中華料理の薬膳食材として珍重しています。先ずは高価な珍しい食材に度肝を抜かれました。
次が憧れの干しアワビの料理でした。これは説明無用の中華食材の三大乾宝の、「ふかひれ」、「干しアワビ」、「干しなまこ」の中で最高級食材です。最高級と言うだけでなく、味もすばらしいです。
切ってみるとわかりますが、肉厚の干しアワビでした。この干しアワビの厚みにも驚かされました。
次は柔らかな牛肉のステーキでした。上に乗っているのは黒トリュフです。牛肉の種類はアンガス種と書かれていました。和牛に近い霜降り肉でした。
拡大写真も掲載いたします。まだ量は少なくて高価ですが中国でも柔らかくて美味しい牛肉が大連近くで生産されるようになったと聞きました。ただし今回の牛肉は、輸入ものなのか国産なのかは、わかりませんが柔らかさに驚かされました。
次はホタテ料理ですが、こちらの料理でもホタテの大きさに度肝を抜かれました。
大きさを実感してもらうために切った写真を掲載いたしました。ステーキのようなホタテの貝柱でした。
銀杏と山芋とカボチャの上品な料理でした。日本料理に近い繊細な味わいの一品でした。
こちらも中国では高級食材のタラ料理です。高級食材のタラを引き立てているのが上に乗っているのはキャビアです。この日は中華料理なのにナイフとフォークが4セット出されました。ナイフとフォークが出された料理は干しアワビとステーキとホタテ料理と、このタラの料理です。
干し椎茸とチンゲンサイの料理です。中国語のメニューでは干し椎茸のことを金銭菇と書かれていました。料理名は「金銭菇扒菜胆」です。
最後は水餃子と
粟(あわ)のお粥が出てきて締めとなりました。
ランチなのに、どうして、こんなに豪華なのかと不思議に思われる方もおられるかと思うので少しだけ説明させていただきます。この日の午前中に竣工式典があり、このランチは式典の昼食会だったのです。
おしながきを紹介しておきます。明太子と書かれていますがキャビアでした。