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安徽省淮北市 中国104回目の訪問 [安徽省]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

2017年11月6日から11月10日まで中国に行っていました。今までの104回の中国訪問の中で、初めて訪れた町が、今回の淮北市です。この町の名前を御存じの方は少ないと思いましたので、淮北市に関して紹介したいと思います。
クリックすると拡大上の動画は、その淮北市の泊まったホテルからの朝6時53分の景色です。この時間帯は道が空いていましたが8時近くになると渋滞していました。
淮北市は6600万人の安徽省の16の市の中で13番目の人口であることから、中国の中では小さな市と思われますが、香川県の面積1,876km²の1.46倍の面積もあることから分かるように日本の県並みの広さがあります。 相山区と杜集区と烈山区が都市部で、その中でも相山区が中心的存在です。
 淮北市
  人口 216.5万人 ( 2016年 )
  面積 2,741 km² ( 香川県の1.46倍 )
  区画  相山区   杜集区   烈山区   濉渓県
実は下記の表のように中国と日本では「市」と「県」が反対なのです。日本では県の下に市がありますが、中国では市の下に県があります。区分2の中の、その他には地区、油田地区、林区、盟、自治県などがあります。また区分2以下では行政区分が違うため台湾は集計に含めていません。
国名 区分1 区分2 区分3 人口 面積
中国  省 23    313 
13億7462万人
963.4万k㎡
 自治区  自治州 30 
     その他 21  (市)
 直轄市(北京 上海 天津 重慶)  
 特別行政区(香港 マカオ)  
日本       43 
1億2686万人
37.8万k㎡
   
    (区)
       
韓国        
5107万人
10.0万k㎡
   特別自治道  
   広域市  
   特別市  
     特別自治市  

淮北市の場所を紹介します。 概ね、上海と北京の中間地点です。
今回の旅の移動は、家→東京→(新幹線)→大阪→関空→(飛行機)→上海→(新幹線)→徐州→淮北→徐州→(新幹線)→上海→(飛行機)→成田→家、でした。今回は成田ではなく関空から上海に入ったのは、すでに記事で報告の通り、成田からのフライトに空席が無かったからです。
  淮北市   Wikipedia 百度
  浦東空港
  上海虹橋駅
  徐州東駅
 ━━ 上海虹橋~徐州東 新幹線ルート 11月06日と09日に乗車 626km
 ━━ 関西空港→浦東空港 飛行ルート 11月06日
 ━━ 浦東空港→成田空港 飛行ルート 11月10日


冒頭の動画の右上に写っている山の上のテレビ塔(电视塔 or 广播电视塔)あたりを拡大いたしました。短期間の滞在だったので平均的とは断言できませんが中国の町にしては比較的空気は悪くはありませんでした。
 淮北の読み方(発音)
  日本語読み わいほく
  中国語読み ファイベイ(Huáibĕi)
クリックすると拡大

車の中から撮ったテレビ塔です。初日の11月6日に暗い中を車で淮北市に入ってきたときにライトアップされたテレビ塔が目に入ってきました。その時は塔以外は見えなかったので山の上にあるのか、塔の先端だけライトアップされているのか分かりませんでした。このテレビ塔は淮北市のランドマーク的な存在でもあるようです。
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霞んでいる時の写真です。マンション群が目立っていました。淮北市は1971年3月30日に濉渓市が改称して出来た町です。その濉渓市は1960年4月16日に行政区画の再編で出来た町です。
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近代的なビルも建っていました。ネット地図→百度地図 Google地図
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近代的なビルを拡大いたしました。
この建物は淮北矿业(集团)有限责任公司という会社の建物です。中国の漢字の矿业は日本の漢字では鉱業のため、会社名を日本の漢字で書くと淮北鉱業(集団)有限責任公司となります。この会社は石炭・石炭化学製品が主な事業ですが、発電、建材、医薬品、機械製造、農林業、農業、商業、観光なども手掛けている会社だそうです。2016年の中国企業では253位にランクされ、炭素産業界では18位だそうクリックすると拡大です。
建設中の右の写真をネットで見つけました。その建設中の記事は2014年3月で、最初に完成した写真がネットに登場するのが2016年8月でした。建物の名前は淮北矿业办公中心と書かれていました。淮北矿业办公中心は略字でないと淮北鉱業辦公中心となります。直訳すれば淮北鉱業オフィスセンターですが淮北鉱業オフィスビルした方が分かりやすいと思います。
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車からの景色も紹介します。
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車で走っていてもマンショク群は目立ちました。
クリックすると拡大

赤く着色されたところが淮北市(2741k㎡)です。
今回紹介した写真は地図の淮北市の都市部()のあたりです。


今までに訪れた町の地図にも淮北市を追加しました。
宿州市の近くのマーク( )が淮北市です。地図上のアイコンマイナスを数回クリックすると周辺地域の訪問場所も表示します。

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タカタカ

中国も随分と変わっているのですね、僕の子供の頃は
戦後間もない時でした、食べ物もなく町内にはまだたくさん
中国の人がおられました日本も勿論、当時の中国は大変な
時代だと聞かせれた事がありましたが現在は裕福で
大きな国が一段と大きくなり、お写真拝見していても大都会
子供の頃想像できたでしょうか、動画からも大都会が伺われます^-^
by タカタカ (2017-11-27 19:40) 

みぃにゃん

都会ですね!ビルがかなりありますね~中国主要都市しか行ったことないですね。
by みぃにゃん (2017-11-27 19:40) 

チャー

中国は大きいなー って 写真からも伺えますね
でも 空気が、悪いように見えますが?天気のせいかしら?
by チャー (2017-11-27 20:11) 

SORI

タカタカさん こんばんは
戦後間もないころの中国を御存じなのは貴重なことだと思います。私の知っているのはたかだか23年間です。その間だけでも驚くほどの変化だったので60~70年の変化は想像を超えるものだと思います。
by SORI (2017-11-27 21:13) 

SORI

みぃにゃんさん こんばんは
小さな町にも高層ビルが立ち並んでいるのが今の中国なのだと思います。近代的なビルがあるのに驚かされました。
by SORI (2017-11-27 21:15) 

SORI

チャーさん こんばんは
中国の空気が悪いのは有名ですね。日本の50年前のようです。
でも今はきれいにする技術はあるので近いうちにきれいな青空にになると思います。最悪の状態の峠を越えた印象を持っています。

by SORI (2017-11-27 21:18) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

だだっ広い所にマンション群、チョットそこのコンビニまで自転車で・・・てなわけには行きませんね。
町の規模が違いますね。

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2017-11-27 21:23) 

km45

中国の地方行政単位は
省―地区―県―郷
が基本ラインです。
省ランクには直轄市(北京・天津・上海・重慶)・自治区(内蒙古・寧夏・新疆・西蔵・広西)が含まれます。〔区分1〕
地区ランクは、以前は地区級市は市人民政府と市全人代が設置された行政単位でしたが、単なる地区は地区行署が設置されただけの連絡機構でしたが、現在では皆地区級市に昇格したため、ありません。そして、自治州がこのランクに含まれます。〔区分2〕
県ランクに含まれる、区は地区級市の都市区分となる地区で、住民は都市戸籍となります。市は県から昇格した県級市のことです。〔区分3〕
以上、中国の市には、省級市(直轄市)、副省級市(広州市・成都市など)、地区級市、県級市と4ランクがあります。
by km45 (2017-11-28 00:25) 

SORI

なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん おはようございます。
住めば都(すめばみやこ)なのかもしれませんが、やはり日本食が気楽に手に入らないと難しそうです。
by SORI (2017-11-28 03:30) 

SORI

km45さん おはようございます。
さすがです。詳しい情報ありがとうございます。参考になります。
by SORI (2017-11-28 03:35) 

kazu-kun2626

大きな街ですね 中国の発展の
副産物、空が汚れてますね~
by kazu-kun2626 (2017-11-28 06:53) 

SORI

kazu-kun2626さん おはようございます。
中国の大気汚染はひどい状態ですが、峠は越えたような印象があります。日本などの環境技術を取り入れるだけでなく、中国で最大の環境汚源である自動車の駆動源が全て電気に代る方針も打ち出されており、将来的にはきれいな空を取り戻すのではないかと感じています。
by SORI (2017-11-28 07:49) 

Rinko

さすが大陸ですね。一つの市が日本の県くらいの大きさがあるなんて!
近代的な建物といい、高層マンション群といい、都会ですねー!
by Rinko (2017-11-28 08:04) 

SORI

Rinkoさん おはようございます。
高層マンションや近代的なビルが建てられたのは最近のことだと思います。おそらく中国全土の傾向ではないかと思います。
by SORI (2017-11-28 10:58) 

サンダーソニア

デザイン的なビルもあるんですね。
中国の勢いって目覚ましいですね。
by サンダーソニア (2017-11-28 16:24) 

夏炉冬扇

市と言っても規模は「県」ですね。
建物リッパ。
こちら暖かい1日でした。
by 夏炉冬扇 (2017-11-28 17:01) 

SORI

サンダーソニアさん こんばんは
写真の近代的なビルは最近建てられたようです。一企業がこれほどの建物を建てることが出来るのが、今の中国のようです。

by SORI (2017-11-28 19:11) 

SORI

夏炉冬扇さん こんばんは
こちらは晴れたり曇ったりで、晴れていない時は寒い一日でした。
by SORI (2017-11-28 19:13) 

johncomeback

お久しぶりです、相変わらず海外出張でご多忙ですね(^^)
by johncomeback (2017-11-29 19:57) 

SORI

johncomebackさん おはようございます。
ほんと久しぶりです。
オッサン一人旅ⅠからⅡのRSSへの登録の切り替えを忘れておりました。申し訳ありませんでした。
検索させていただいて沢山のコメントいただいていたことをあらためて知りました。
https://search.yahoo.co.jp/search?_adv_prop=web&x=op&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&fr2=op&submit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&va=johncomeback&va_vt=any&vp=&vp_vt=any&vo=&vo_vt=any&ve=&ve_vt=any&vd=all&vst=&vs=makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp&vf=all&vc=&fl=0

数えきれない中の一部だけですがコメントいただいた記事のタイトルを紹介させていただきます。
・オッサン一人旅Ⅰ
 2016-06-14 10:01 素敵な一枚
 2015-02-22 20:19 甘海子村
 2016-06-02 09:19 島らっきょの塩漬け
 2015-05-16 10:48 カサブランカでアジアン・アラカルト料理
 2016-06-13 09:40 長男夫婦の娘が1歳になりました。
 2014-10-01 20:48 過積載?
 2014-12-28 15:45 砂漠の土産物屋さんのお祈りの時間
 2016-03-23 07:17 今日から中国に行ってきます。
 2014-10-04 05:17 土の家
 2013-08-01 16:47 エジプトぽいホテル
 2015-02-26 13:00 干しアワビ料理の紹介です。
 2014-04-30 14:01 台湾の土産 深海野生紫菜
 2014-05-17 19:57 石造りの天文台
 2015-04-24 06:02 ピザと美味しいビールが飲めるお店
 2014-06-15 09:17 「沖縄すば」の人気店
 2013-10-03 12:48 昨晩は自炊夕食
・オッサン一人旅Ⅱ
 2017-05-05 20:33 加賀清水 小竹川(高野川)の源流
 2016-11-06 05:48 5日目 上海では韓国焼肉 楃
 2017-05-09 16:04 スペーサー取り付け工事 4導体送電線
 2017-04-28 19:56 ついにパリで牡蠣を食べました。
 2017-04-25 07:50 サイクリング部の後輩との飲み会
 2017-05-08 11:17 オルセー美術館 建物編
by SORI (2017-11-30 02:58) 

ファンリー

こんばんは、今度はまたいつ中国に来ますか?
記事を楽しみにしています。

私は中国人ですが、まだ安徽に行ったことはありません。
記事内容を読んで、色々勉強になりました。
ありがとうございました。
by ファンリー (2021-01-07 21:04) 

SORI

ファンリーさん おはようございます。
要請があれば行くので、いつになるかは分かりませんが、行くことがあれば記事で報告したいと思います。
中国ではいろんなところに行ったので、勉強させられました。経済発展を見ることが出来たのは、いい体験でした。下記のURLは広州の記事です。
 https://makkurokurosk.blog.ss-blog.jp/2009-05-10-2
by SORI (2021-01-08 06:35) 

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