近所の方から漬物をいただきました。一見は白菜の漬物のように見えますが山東菜の漬物です。白菜は1株が2~3kgに対して山東菜は6~8kgと大きいのが特徴で、白菜よりは、しっかりとした食べごたえのある美味しい漬物でした。
いただいた家では沢山の山東菜を取り寄せて作るのが年末の習慣だそうです。それを子供家族に分けるそうです。
その山東菜の漬物のおすそ分けをいただいたのです。

みかんの皮や昆布や唐辛子などが入れられており、昔から伝わってきた秘伝の漬物という感じです。山東菜(さんとうな)とは、白菜の一種ですが、食べてみて普通の白菜を使わずに山東菜を使っている理由がすぐにわかりました。すごく美味しかったのです。


やっぱり炊きたてのご飯で食べると格別の美味しさでした。


このようにご飯に山東菜を巻いて食べました。


美味しさを感じてもらうために拡大いたしました。
山東菜は白菜と違い葉が巻かないのが特徴で葉先が開いた「半結球」状態で大きくなります。埼玉県の東南部で栽培されていますが生産量は少ないそうです。そのために東京都の卸売市場では毎年12月10日前後から10日間しか取り扱いがないそうです。すこし古いデーターですが2005年の取扱量は約520トンだったそうです。
明治8年の東京博覧会で清国から山東ハクサイが紹介され、その後に中国から人々が持ち帰った種が、きっかけで全国的に栽培されようになったそうです。しかし白菜の3倍の重さであることから高齢化にともなって生産が減少してしまったようです。