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2013年10月28日に華厳の滝や中禅寺湖や日光に行った帰りの土産が、こちらの金山寺味噌です。東北自動車道の佐野SAで買いました。わが家では、よくキュウリを生で食べるので、いろんなところでキュウリに付ける味噌や「もろみ」を買います。今回は栃木県の本多麹屋さんの金山寺味噌を買いました。この金山寺味噌は初めての味わいの金山寺味噌で美味しかったので紹介します。

原料は大麦と小麦と大豆と食塩だけのシンプルなものでした。いつも買う金山寺味噌の原料を見てみると「小麦、水飴、大豆、なす、食塩、しょうが、砂糖、酒精」なので、いかに原料や製造がシンプルなのかが、判ってもらえると思います。つまり一般に販売されている金山寺味噌の甘みは味付けされているのに対して本多麹屋(本多貞徳)さんの金山寺味噌は自然の味なのです。住所をよく見ると「合戦場」とはすごいです。地名の合戦場(かっせんば)は戦国時代の1523年に宇都宮忠綱と皆川宗成が戦った河原田合戦に由来しているそうです。右下の写真はホームページから拝借た製造場所です。
優秀な麹菌が住みついた建物の中でつくられているそうです。秋田県に同じ名前の本多麹屋がありますが別のお店です。
  名称 金山寺味噌
  原料 大麦 小麦 大豆 食塩
  種別 生の味噌 ( 酵母が生きた状態 ) 
  価格 530円 / 200g
  店名 本多麹屋 ( 本多貞徳 )
  住所 栃木県栃木市都賀町合戦場209-1
  電話 0282-27-2299
  地図 http://goo.gl/maps/HQWLY
  SV  http://goo.gl/maps/LBpyX   http://goo.gl/maps/0xsjO
  HP  http://www.cc9.ne.jp/~honda-koujiya/index.htm
           SV : ストリートビュー   HP : ホームページ


蓋を開けると、いい香りがただやってきました。これが本多麹屋さんの金山寺味噌です。今までの金山寺味噌と違い水分が多く柔らかな味噌でした。長い袋に入ってゴムで止めてありましたが、出しにくいので袋の上を切って写真を撮りました。


さっそくキュウリに付けて頂きました。砂糖や水飴が入っていないのに味噌が甘いのに驚かされました。発酵によって自然の甘みが出て来たのだと思います。そして今までの物よりも食塩の味がが効いていて、それがかえって美味しく感じさせてくれました。まさに本物の味の金山寺味噌でした。
金山寺味噌は、宋での修行から帰国した鎌倉時代の僧、心地覚心(法燈国師)が1254年に帰朝し、請われて紀州由良の鷲峰山興国寺の開山となったため、その近傍の湯浅に伝えた「径山寺(きんざんじ)味噌」が起源とする説が有力です。また空海が唐の金山寺から持ち帰ったとする説もあります。