日立の樹 モアナルア・ガーデン(Moanalia Gardens) [ハワイ]
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
ハワイ旅行でヌウアヌパリ(Nuʻuanu Pali)の次に向かったのはモアナルア・ガーデン(Moanalia Gardens)でした。上の写真は標高356mの昔の峠のヌウアヌパリから市街地に下っているところです。
モアナルア・ガーデンが見えてきました。目的の一つである巨大な木が見えてきました。
こちらがモアナルア・ガーデン(Moanalia Gardens)の入口です。入口部分に、いくつかの立て看板が置かれています。
公園の内側から立て看板(案内板)を撮りました。バスや車などが置かれているところが公園の駐車場です。
門らしいものがなかったので無料だと思っていましたが、「園内に入る前に入園料をお支払いください。」と書かれていました。
入園料は大人が3ドルでした。ただし、ハワイ住人や軍関係者は1ドルとも書かれていました。
大人 3ドル
子供 無料(12歳以下)
ウエディングイベントも行われていました。
事務所の建物です。
こちらがモアナルア公園に来た目的の日立の樹(Hitachi tree)です。
この木の形を見ていただくと、日立グループのテレビでのCMを思い出す方もおられると思います。この木を1973年から企業シンボルとして使用していてCMにも使用されてきたのです。ただし、CMでは背景のヤシの木が写っていなかったので、ハワイとは思ってもいませんでした。
こちらがCMの中の日立の樹です。上の写真の背景には高いヤシの木が写っていますが、やはりCMの動画にはヤシの木は写っていませんでした。そのことを、はっきりと覚えていたら、ヤシの木が写らないCMと同じ方向から撮ったと思います。公園内には同じような木が何本か生えているので別の木の可能性もありますが、案内の人が付いた何組かの観光バスの団体の方たちは全て、上の木のところに案内されていたので上の木が「日立の樹」である可能性は高いと思われます。
木をイメージしたCMが始まったのは1973年だそうですが、イメージした木が見つからなかったためにアニメーションだったそうです。オアフ島のモンキーポッドがCMに初めて登場したのは1976年だそうです。3代目~5代目はモンキーポッドではなくマンゴー(3代目)の木やバニヤンツリー(4代目)やカリフォルニアオーク(5代目)が使われましたが、それ以降は全てモアナルア・ガーデンのモンキーポッドだそうです。つまり赤色の代にハワイのモンキーポッドが使われたわけです。特に1986年4月19日からTBS系列で毎週土曜日21:00~21:54に放送された世界・ふしぎ発見!のCMで見た方が多いと思います。
初代 1973年~1975年 2代目 1976年~1979年
3代目 1979年~1980年 4代目 1981年~1982年
5代目 1982年~1984年 6代目 1984年~1989年
7代目 1989年~2001年 8代目 2001年~2005年
9代目 2005年~
写真に写っている家族の人も、この木のところで記念写真を撮っていました。木の種名はアメリカネムノキあるいはSamanea samanですが別名のモンキーポッド(Monkey Pod)の方が有名です。降雨前に葉が閉じることから、レインツリー(rain tree)という呼び名もあるそうです。右の写真はWikipediaから転用させていただいた花と蕾です。
界 植物界 Plantae
被子植物 Angiosperms
真正双子葉類 Eudicots
コア真正双子葉類 Core eudicots
バラ類 Rrosids
マメ類 Fabids
目 マメ目 Fabales
科 マメ科 Fabaceae
亜科 ネムノキ亜科 Mimosoideae
属 ネムノキ属 Albizia
種 アメリカネムノキ Albizia saman
Samanea saman
別名 モンキーポッド / レインツリー
英名 Monkey Pod / Rrain Tree
花が咲いていたので撮りました。こちらもクリックすると特別に大きく拡大します。
こちらは葉を寝ていただくとわかるようにモンキーポッドではありませんが、こんな大きな実をつけた木も植わっていました。おそらくパンノキ(Breadfruit)だと思います。
界 植物界 Plantae
被子植物 angiosperms
真正双子葉類 eudicots
目 バラ目 Rosales
科 クワ科 Moraceae
属 パンノキ属 Artocarpus
種 パンノキ Artocarpus altilis
英名 Breadfruit
我々は早く来たので最初は我々以外はほとんど人はいませんでしたが、その内に何組かの団体の人が来られました。我々は引くが少ないときに右の記念写真を撮ることが出来ました。
樹齢:約120年
高さ:25m
幅 :40m
少し近づいて撮りました。似た形状の複数の木の中の一本のためガイド方がおられないと、どれがCMの木か探すのに苦労するそうです。CMの木にはゴミ箱が置かれていないため、それで区別が出来るとネットに書かれていました。CM撮影時には高速道路が写らないよう、また孤高の1本に見えるアングルを探して収録が行われたそうです。
違う角度からも撮りました。
さらに違った角度で少し離れたところからの写真も紹介します。公園の広さや沢山の大きなモンキーポッドが植わっていることが判ると思います。
木の下に入ると迫力がありました。
少し近づきました。
上を眺めた景色です。
日立の樹のCMの動画を紹介します。下の動画の歌詞は下記の通りです。動画の歌詞は割愛されているので歌詞を検索してみました。→ポチッ1 ポチッ2 ポチッ3 ポチッ4
①この木なんの木 気になる木
名前も知らない 木ですから
名前も知らない木になるでしょう
②この木なんの木 気になる木
見たこともない 木ですから
見たこともない花が咲くでしょう
④この木なんの木 気になる木
みんなが集まる 木ですから
みんなが集まる実がなるでしょう
同じような大きさの木が沢山あることが実感していただけると思います。
形はや大きさは似ていますが、こちらは日立の樹ではありません。木の幹の周辺が違うことが判ると思います。また左側の枝の下に木が置かれていることでもわかると思います。
その木がこちらです。ベンチとなどに使えるように加工して磨かれていました。
こちらの木も迫力がありました。幹の横に立っている女の子と比べていただくと木の巨大さが分かっていただけると思います。画面は12秒ごとに変わるように設定いたしました。
この木の脇(右側)には小川があり水が流れていました。
こちらがその小川です。今回は行きませんでしたが池のある景観も楽しむことが出来ます。
こちらも別の木です。
さらに別の木も紹介します。
太い幹に銘板が作られた木もありました。黄色の丸印のところです。
幹に取り付けられた銘板を紹介します。モンキーポッドに対してネット上では学名は2種類でてきますが同じ植物のようです。Albizia samanとSamanea samanです。
EXCEPTIONAL TREE
PROTECTED BY CITY ORDINANCE
SAMANEA SAMAN
MONKEYPOD
FABACEAE TROPICAL AMERICA
FOR INF ORMATION CONTACT HONOLULU BOTANICAL GARDENS
部分的に伐採されたモンキーポッドもありました。木の高さから見て、非常に大きな木だったと想像されます。
こちらが公園の中にあった「日立の樹」の説明板です。クリックすると文字が読める大きさに拡大いたします。カメハメハ5世の王子時代に建てられた右の写真のカメハメハ5世のコテージ(小別荘)も公園内に現存しているそうです。右の写真はWikipediaから転用させていただきました。
幸いにも予備のコンデジでカメハメハ5世のコテージの写真を撮っていました。カメハメハ5世の王子時代に王子(王子名:ロット)によって建てられたものだそうです。厨房と食堂、寝室及び居間、娯楽の間と3つに分かれた平屋を屋根付きの回廊で繋いだ構造になっているそうです。 1884年に死去したバーニス・パウアヒ・ビショップ王女の遺志により、サミュエル・ミルズ・デイモンがこの建物及びモアナルアのアフプア・アを相続することになり、デイモンはコテージを修繕して住居として用いていたそうです。
オアフ島の海岸沿いの開けたところには、必ずと言っていいほど、下の写真のようにモンキーポッド(Monkey Pod)が沢山植わっていました。そんな中でモアナルア・ガーデンの木は格別に見事でした。この写真は泊まったホテルの近くの公園の木です。
日立の樹はホノルルの町の中心から北西方向にあります。着色文字をクリックすると掲載した記事を表示します。
日立の樹(モアナルア・ガーデン)
ヌウアヌパリ(Nuʻuanu Pali)
パンチボール(Punchbowl)
ビショップ博物館(Bishop Museum)
イオラニ宮殿(ʻIolani Palace)
ホノルル美術館(Honolulu Museum of Art)
モアナルア・ガーデン(Moanalia Gardens)のGoogleマップの航空写真を紹介します。大きな木(モンキーポッド)が沢山あることが判っていただけると思います。ギフトショップと書かれているあたりが、駐車場からの公園への入口です。公園の広さは9万7千㎡です。ギフトショップと書かれた右側'(東側)にカメハメハ5世のコテージも写っています。