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山田町に室町時代の三重塔(国・重文)がありました。 六條八幡宮 [神戸]

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すでに紹介したように懐かしい神戸の仲間の人達とハイキングで3番目に訪れたのは、国指定の重要文化財(重文)の三重塔(さんじゅうのとう)がある六條八幡宮(六條八幡神社)でした。上の写真が重要文化財の三重塔です。
この写真はクリックすると特別(面積で16倍)に大きく拡大いたします。
2019年4月20日(土) 神戸市北区の重要文化財巡りハイク
箕谷駅(待合わせ場所)→箱木千年家(国・重文)→つくはら湖畔散策→クリックすると拡大六條八幡宮(国・重文)→無動寺(国・重文 仏像5体)→若王子神社(国・重文)→(打上げ飲み会・全員)→箕谷バス停→三宮→(2次飲み会・有志)→阪急三宮駅
今までに書いた本ハイキングに関しての記事のタイトル
 久しぶりに神戸電鉄に乗りました。
 下谷上農村歌舞伎舞台
 現存する日本最古の民家が神戸にありました。  箱木千年家
 つくはら湖の湖畔の散策
 山田町に室町時代の三重塔がありました。    六條八幡宮
 山田町に重文の仏像が六体もある寺がありました。無動寺
 室町時代前期建立の神社が残されていました。  若王子神社
 ハイキングの最後はやっぱり打ち上げ飲み会   いけや食堂(箕谷)
                        海鮮居酒屋・海流(三宮)
着色タイトルをクリックすると記事を表示します。

つくはら湖畔からは写真の衝原バス停から六條八幡宮の最寄バス停の山田小学校前に向かいました。出発時刻は12時17分に対して4分前の12時13分に着きました。昼食でお弁当を食べた野鳥観察広場から、つくはら湖畔の遊歩道を調整しながら歩いたのでピッタリに着いたわけです。
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乗客は我々7名だけでした。山田小学校前バス停でわれわれ全員が降りると乗客が0人になってしまうと心配していました。
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山田小学校前バス停です。ここから乗る方が何人かおられたので乗客は0人にはなりませんでした。ちょっとほっといたしました。


山田小学校前バス停留所()からの散策ルートを紹介します。先ずはバスの停留所から六条八幡宮の境内に入るまでを順番に紹介していきます。志染川が間にありますが、この辺りでは山田川と呼ばれているそうです。右から左に流れて、つくはら湖に流れ込みます。
  山田小学校前バス停留所
  六條八幡宮
 ━━ 散策ルート バス停()→六條八幡宮()→無動寺()→・・・・


バス停から見た川の対岸の景色です。右の方に六條八幡宮が小さく写っています。この辺りの住所は神戸市北区山田町中です。中の下は、大沢、岡ノ上、金場、合ノ元、下津イ、新五郎、城ケ谷、樋谷、長尾サ、西岡、八田、林、東畑、宮ノ片、森と意外と沢山あります。中は大字で、その下は字です。中の1文字は区切りが判りにくいようで住所は少なくとも2例が出てきます。町と中の間に大字が入る場合があります。
 山田小学校 神戸市北区山田町中長尾サ1  又は 中字長尾サ1
 六條八幡宮 神戸市北区山田町中宮ノ片57 又は 中字宮ノ片57
 八間蔵   神戸市北区山田町中大沢6-6 又は 中字大沢6-6
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バス停からズームで六條八幡宮(六條八幡神社)を撮りました。三重塔の上の部分が写真の右端の上の方に見えています。
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参道に入りました。曲がり角に六條八幡宮と書かれた大きな石碑が建てられていました。クリックすると石碑(石柱)だけを大きく拡大いたします。
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途中で山田川(志染川)を渡りました。
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文字が消えかけた案内板がありました。一番上には「太陽と緑の道」とクリックすると拡大「近畿自然歩道」書かれているのだと思います。「太陽と緑の道」の文字の前に記号が描かれています。おそらく右の写真のマークと思われます。このマークと推測した理由は右の写真をクリックすると判ると思います。左の方向には「丹生会館」と「つくはら湖」と書かれていて右方向には「六條八幡宮」と『成道寺」と書かれていました。手前方向(南南東方向)は文字がかすれて読めませんが「藍那」でしょうか? 直線距離で南南東方向の約3.9kmの位置に「藍那」があります。以前の記事で紹介したように神戸市北区山田町藍那(あいな)には3つの農村歌舞伎舞台があります。
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つくはら湖の記事を書いた時に丹生前橋の名前の由来を調べるためにGoogle地図やウエブで丹生を検束しましたが出てきたのは丹生山、丹生神社、丹生神社前バス停、丹生神社鳥居、丹生宝庫でしたが、丹生会館はありませんでした。
クリックすると拡大クリックすると拡大画像検索で調べた結果、右端の遊歩道マップの中に丹生会館が出てきました。この場所は丹生宝庫の場所でした。私が歩いている時に撮った遊歩道マツプでは丹生神社宝物殿と書かれていました。さらに調べてみると丹生会館は丹生宝庫とは道路を挟んだ場所の別の建物でした。下記がその建物のストリートビューですが入口の上の扁額に丹生会館と書かれているのが読み取れましたので確定です。この地区の公民館のようです。一方、傍の丹生宝庫には明要寺全図や豊臣秀吉・小野道風などの書や遺品が保管されていて年に一度公開されるそうです。


案内板のところから坂を登り詰めると扁額に六条八幡宮と書かれた鳥居が建っていました。石柱には不思議なことに郷社八幡神社と書かれていました。郷社は神社の位を示す旧社格で、村社(44934社)<郷社(3633社)<府社・県社・藩社(1148社)の順だそうです。戦後、社格制度が廃されたので、現在は社格というものは存在しないそうです。
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こちらが郷社八幡神社と書かれた石柱で、側面と裏面も紹介します。側面には「生田神社宮司 正六位 生田長浩書」と書かれていて、裏面には「昭和五年十月吉日建之」と書かれていました。石柱が建てられたのは昭和五年で戦前なので社格が存在した時でした。クリックすると読める大きさに拡大いたします。
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鳥居の近くには小さな祠がありました。
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正面からから見た六条八幡宮の全景です。六條八幡宮は旧山田村の総鎮守だそうです。社伝によれば創建は平安時代中期の長徳元年(995年)と伝えられているそうです。周防国の僧である基灯が長徳元年に円融寺という草庵を建てるととも八幡神を祀る宝殿を建てたとされており、その宝殿が六条八幡宮の起源とそれているそうです。山田の地が選ばれたのは神功皇后の行宮が所在した霊地であったと伝えられているそうです。
六條八幡の名は保安4年(1123年)に山田庄の領主で社殿を寄進した源為義の通称が六条判官であったことに由来するそうです。国指定の重要文化財の三重塔は文正元年(1466年)には建立されたそうです。
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正面の中央に見えているのが社殿の拝殿で、拝殿の奥に本殿があります。現在の本殿は貞享5年(1688年)に再建されたものだそうです。
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本殿・拝殿に近づきました。三重塔が右側に見えてきました。遠くからは大きな木の陰にあるためにあまり見えませんでしたが、近づくと見えてきました。
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こちらが手水舎(ちょうずや / ちょうずしゃ / てみずや / てみずしゃ)です。
手水舎は参拝者が身を浄めるために手水を使う施設で水盤舎(すいばんしゃ)あるいは御水屋(おみずや)とも呼ばれています。神社でも寺院でも作法は基本的に同じだそうで、一般的な作法は枠内の通りです。
右手で柄杓を取り、手水を掬う。最初に左手を清め、柄杓を左手に持ち替えて右手を清める。もう一度右手にその柄杓を持ち替え、左の手のひらに少量の水を溜めて(柄杓に直接口をつけない)その水を口に含み、音を立てずにすすいで口を清めた後、左手で口元を隠してそっと吐き出す。そして、柄杓を両手で持ち、やや立てるように傾け、残った水が柄の部分を洗うように流す。柄杓を元の位置に静かに戻す。
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これが拝殿です。皆でお参りをして最初に記念写真も撮りました。
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拝殿の奥に本殿があります。主祭神は在位が西暦270年~310年の応神天皇(おうじんてんのう)です。クリックすると拡大クリックすると拡大
応神天皇は第15代天皇ですが、有名な仁徳天皇(応神天皇の子供)が次の第16代天皇なのです。陵所は右の航空写真の惠我藻伏崗陵(誉田御廟山古墳/応神天皇陵)です。応神天皇陵は墳丘長が約425mの前方後円墳で仁徳天皇陵(墳丘長525m)に次ぐ日本第2位の巨大古墳で、今回のユネスコ世界遺産登録の古墳群の中に含まれています。
なお、不明な点が多い弥生時代のことでもありWikipediaによると、応神天皇に関しては、学術的には「応神天皇は4世紀末から5世紀初頭に実在した可能性が高い」という見解にとどまっているそうです。
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こちらが貞享5年(1688年)に再建された本殿で神戸市指定有形文化財となっています。三間社流造の銅板葺です。
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これが三重塔(さんじゅうのとう)です。
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室町時代中期の文正元年(1466年)建立の和様の三重塔です。地元の有力者であった鷲尾綱貞の世話を得て建てられたそうです。棟札の墨書により、大工の藤原周次と小工の藤原光重の2人の作であることが確認されているそうです。総高は13m~19.1mで檜皮葺の屋根を持ち、初層内部には仏壇を置いて阿弥陀三尊像が安置されているそうです。1914年4月17日に当時の古社寺保存法に基づき特別保護建造物に指定され、1950年の文化財保護法施行後は重要文化財になったそうです。2002年には屋根の大規模な修復が行われたそうです。
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近づいて見上げた三重塔の景観です。
神戸市には他にも重要文化財の多重塔があるのでリストで紹介します。
 神戸市内の重文の木造多重塔(国および県指定の重要文化財)
  如意寺三重塔   国 西区櫨谷町谷口259   南北朝
  六條八幡宮三重塔 国 北区山田町中字宮片57  室町中期(1466年)
  石峯寺三重塔   国 北区淡河町神影110-1 室町中期
  徳光院多宝塔   国 中央区葺合町布引山2-3  室町後期
  太山寺三重塔   県 西区伊川谷町前開     江戸中期(1688年)
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美しい三重の屋根の裏側の写真です。
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見事な木組みなので拡大いたしました。
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少し角度を変えて見ました。
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クリックすると拡大3ケ所で記念写真を撮りました。
左が本殿前の期連写真で、真中が正面の広い参道で撮りました。右が国指定の重要文化財である三重塔の前での記念写真です。
カーキ色の上着を着ているのが私で右と左の写真に写っています。
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クリックすると拡大日当たりの良い場所に注連縄が巻かれた御神木のようなクスノキ(楠)がありました。ネットから転用させていただいた右の昔のクスノキの写真と比較してみると、最近に太い枝が大胆に剪定されたようです。これ以外に市民の木となっている大銀杏があるそうです。
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こちらの写真の左の大きな木が大銀杏です。当日は大銀杏を意識した撮っていないので偶然に写っていた写真から切り出しました。大イチョウの木の手前にあるのが手水舎です。上の写真にも大銀杏が写っていたのです。大銀杏の右側の建物が拝殿です。クスノキの選定前であればこの角度の写真ではクスノキからはりでたの大きな枝に隠れて大銀杏はこれほどはっきりとは見えなかったと思います。
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こちらは神戸市指定有形文化財の歌舞伎舞台です。 切妻造です。
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境内には境内末社の小さな祠が沢山ありました。主なものは次の5つのようです。今回の写真に写つているのはどれになるのかは確認していませんでした。
 稲荷神社 (宇賀魂命)
 住吉神社 (住吉三神・神功皇后)
 山王神社 (大山祗命)
 大歳神社 (大歳神・高良大神)
 猿田彦神社(猿田彦大神)
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最も奥の位置に趣のある建物がありました。調べ見ると建物の名前は薬師堂でした。基灯創建の円融寺の遺構とのことでした。基灯が草庵として建てた円融寺は創建当時(995年)から六條八幡宮の神宮寺として長く続いていましたが明治時代の廃仏毀釈の禍を受けて廃されたそうです。基灯は基灯法師とも呼ばれ、今昔物語集・巻第13に登場し、今となっては半ば伝説的な人物で、その伝記は定かでないそうです。 基灯は空海(弘法大師)の弟子との記述もありました。
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大きな石碑も建てられていました。石碑には大きく忠魂碑と書かれていました。忠魂碑は明治維新以降の大きな戦争の戦死者の天皇への忠義を称える碑だそうです。
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中央の大きな建物が先ほど紹介した薬師堂で、左手前が井戸です。この井戸は神功皇后にゆかりがあるものとされています。右奥が六條八幡宮の本殿です。
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境内を散策させていただきました。
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六條八幡宮の周囲の代表的な景色です。
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お百度石もありました。この百度石と拝殿の間を百度お参りするのをお百度参りというそうです。
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次の無動寺に行くために参道を戻っているところです。


10月第2日曜日には上の写真の場所で流鏑馬神事も行われます。六條八幡宮の流鏑馬神事は神戸市の無形民俗文化財に指定されているそうです。
動画は8分42秒の長さですが、プレーボタン( )をクリックすると、ハイライトの8分21秒の時点から表示するように設定しています。興味のある方は「もう一回見る」をクリックして頭から見てください。走りながら矢を射るところは8分21秒から最後までの21秒間の2回だけですが、矢を射ってから走り出すシーンが4回(4分15秒4分55秒7分31秒7分40秒)あります。
この2016年10月9日の動画はネットから転用させていただきました。


六條八幡宮の入口に案内板(山田町遊歩道マップ)が立てられていたので、次に行く無動寺へ行く道が分かりやすかったです。クリックすると拡大クリックすると遊歩道マップ全体を表示します。このマップはその場で見た時に左右が実際と一致させるために、北が下なので、つくはら湖は右方向で、箕谷駅は左方向になります。
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六條八幡宮の位置を広い範囲の航空写真(Google map)で紹介します。Google地図での六條八幡宮の境内入口の標高は180mと表示されました。
 住所:兵庫県神戸市北区山田町 中 宮ノ片57
 阪急三宮駅から徒歩で行くルート → ポチッ 14.1km
 神戸市北区山田町        → 10km 500m
 ストリートビュー        → 境内&拝殿 本殿 三重塔


追伸
令和元年5月24日~25日は伊香保温泉に行き、5月27日~6月2日までは関西です。そのため5月24日から6月2日までは皆様のところに訪問出来ないことをお許しください。
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