ハブランサス・ツビスパツス(Habranthus tubispathus) [植物]
実家で見慣れない花が咲いていたと姉が言っていたので、写真を送ってもらいました。それが上の写真です。写真を撮ったのは6月3日だそうです。
6月10日に実家に来た時には、すでに花は終わっていて、種が入った子房(しぼう)部分はすでに膨らんでいました。7日間でこんなにも変わってしまうことに驚きました。花の茎は地面から出ていて、その茎には葉がないことから、直感的にヒガンバナ(彼岸花)に近い種類だと感じました。思いついたのはキツネノカミソリでしたが、ネットで調べてみると右の写真(Wikipedia)のようにキツネノカミソリの花弁は細いので、近い種であっても違う種類であることは分かりました。
花の茎が地面から直接出ている部分です。これがヒガンバナやキツネノカミソリと似ている特徴でした。
上の写真は花が咲いている時の花の茎ですが、こちらが現在の花の茎が地面から出ているところの写真です。周囲に出ている細い葉が、この花の葉だと思われます。
最も特徴が出ている、こちらの左側の写真の右上に出てくる画像検索のアイコンをクリックしてみると、同じように葉のないそっくりの花が見つかりました。名前はハブランサス・ツビスパツス(Habranthus tubispathus)です。同じ種ですが別学名としてZephyranthes tubispathaも出てきます。原産地は南アメリカ(ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ)だそうです。やはりヒガンバナ科で、ヒガンバナに近い種類でした。ただしヒガンバナやキツネノカミソリが族(属)するヒガンバナ属(Lycoris)ではありませんでした。
界 植物界 Plantae
門 被子植物門 Angiospermae
綱 単子葉植物綱 Monocotyledoneae
目 キジカクシ目 Asparagales
科 ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
属 ハブランサス属 Habranthus
種 ハブランサス・ツビスパツス Habranthus tubispathus
英名 Rio Grande copperlily, Barbados snowdrop
2023年6月3日の花を拡大しました。Wikipediaではヒガンバナ科ハブランサス属のの種類は19種類が書かれていました。着色文字をクリックするとWikipediaあるいは他のSite(傾斜文字)に登録されている内容を表示します。別のwikipediaでは81種類が書かれていました。
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こちらが2023年6月13日の状態です。右の写真はWikipediaに掲載されていた種子の写真です。Yahooで2種類の学名で検索して見ました。検索件数からHabranthus tubispathusの方が一般的なようです。前側が全言語で、後側が日本語のみの検索です。
"Habranthus tubispathus"で検索件数 約26,500件 約523件
"Zephyranthes tubispatha"で検索件数 約1,820件 約53件