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カザフスタンの国内線 窓の景色編 [カザフスタン]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

より大きな地図で アルマトイ⇔アクトベ を表示
カザフスタン国内でアルマトイとアクトベを往復いたしました。機内の様子や機内食に関しては以前の記事で紹介いたしましたが、今回窓の外の景色を紹介いたします。アルマトイからアクトベまでは中央席の通路側だったために帰り窓側にいたしました。表示が小さいので航空写真上のアイコンプラスを1回クリックすると丁度良い表示になります。
緑色マークのアクトベから黄色マークのアルマトイまでの景色を紹介いたします。飛行機は直線的に飛んでいたのでオレンジのラインを飛んだと思います。
   アクトベ空港
   アルマトイ空港
    塩の湖が沢山あった場所

アクトベを飛び立ってすぐの景色です。この町がアクトベです。この後、すぐに道も木もない世界になりました。こちらの写真はクリックすると拡大するように設定したいます。
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ソウルからアルマトイのフライトゴビ砂漠の景色を紹介しましたが、似たような景色でした。ゴビ砂漠では砂漠の中の湖が印象的でしたが、ここでは同じように白い湖らしいものが点在していました。


これは上の写真を拡大したものですが、どうやら白い湖のように見えたのは塩のようでした。長い間に水が流れ込んで蒸発を繰り返しているのだと思います。季節によっては塩水湖で今の季節は干上がって塩の湖になっているのではないでしょうか。


大きな塩の湖が沢山ありました。このあたりの砂漠はキジルクム砂漠(英語:Kyzyl kum)と呼ばれており、カザフスタン、ウズベキスタンとトルクメニスタンの一部にかけて広がっています。正確にはこのあたりより南にキジルクム砂漠が広がっているようです。キジルクムはテュルク諸語で「赤い砂」を意味するそうです。
面積は約29万8000 km²で、北東にシルダリヤ川、南西にアムダリヤ川が流れています。金や天然ガスといった資源が眠り、川やオアシス周辺では農業がおこなわれているそうです。


同様に拡大いたしました。クリックするとさらに拡大写真掲載いたします。拡大写真を見てもらうとわかるように潮の中に水が残っているところも見受けられます。塩が飽和状態の塩水だと思います。
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2時間近くこのような景色が続きました。


Googleの航空写真でも沢山の塩の湖が確認でしました。飛行コース全体にこのような塩の湖が点在していました。こちらも表示が小さいので航空写真上のアイコンプラスを3回クリックすると丁度良い表示になります。


そのうちに中央アジア最大のバルハシ湖が見えてきました。この湖が見えるとアルマトイも、もうすぐです。


バルハシ湖は長さ605kmあるため飛行機の上から見ても、ほんの一部だけしか見ることが出来ませんでした。
昔はカザフスタンとウズベキスタンの国境にあったアラル海が中央アジアで最大の湖でしたが、綿花栽培のための灌漑事業により流れ込む水量が減ったためにアラル海は縮小・分裂したためにバルハシ湖(カザフ語: Balqash Köli、ロシア語: Озеро Балхаш)が中央アジア最大の湖となりました。もちろんカスピ海が圧倒的に大きいけれどもカスピ海は中央アジアの湖には含まれません。湖の西半分は淡水で東半分は塩湖という珍しい湖でもあります。

面積は16,996km²でアジアではバイカル湖に次ぎ2位、世界では14位です。長さ605km、最大幅74km、標高342m、貯水量122km³、平均水深5.8m、最大水深25.6mで、流れ込む川はイリ川などがあります。流れ出す川はなく、内陸湖です。11月~4月中旬の間は氷結するそうです。周辺にはバルハシ、サルイシャガン、レプスイなどの町があります。
近年では流入量の減少、水質汚染が危惧されているそうです。写真の水の色が異常に緑色なのは水質汚染によるもので銅精錬所の廃水の影響が大きいと聞きました。こちらも表示が小さいので航空写真上のアイコンプラスを1回クリックすると丁度良い表示になります

より大きな地図で アルマトイ⇔アクトベ 飛行ルート を表示

目的地のアルマトイの町に近づいて、やっと人家や道を見ることが出来ました。飛行機で飛んで2時間近くも人家も道もない世界でした。塩の湖に塩を取りに行こうと思っても命がけになると思います。
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アルマトイの町です。町の奥は6000m級の山が連なっています。もっと町の近くで写真を撮りたかったけれども電子機器の電源はここで切らなくてはなりませんでした。