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北海道でコーラと言えばキリンガラナ [北海道]

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前記事で北海道ならではの道路の景色や設備を紹介しました。北海道に住んでいる人には当たり前のことでも、関東に住んでいると知らないことが多いことを知りました。
今回の記事も、私が今まで知らなかった北海道のことです。私にとってコーラ(飲料)と言えばコカコーラでしたが、北海道では上の写真のキリンガラナなのです。北海道ではコカコーラはあまり見かけなくて、このキリンガラナが大きなシェアーを占めていることを知りました。飲んでみると味は少しコカコーラとは違いますが、まさにコーラでした。ただし、調べてみるとコーラとガラナは別の原料で別の起源を持つ炭酸飲料であることが分かりました。コカコーラは、元々はコーラの種子のエキスを使った炭酸飲料でしたが、現在はパッケージの原材料名を見れば分かるようにコーラの種子は使われておらず、香辛料等で味を作り出しているそうです。ほとんどの人がコーラ特有の風味だと認識するのはバニラやシナモンだそうです。
コカコーラに対してキリンガラナは今でもガラナの種子のエキスが使われていることが大きな違いでした。ガラナ飲料を販売しているメーカーのサイトによれば、ガラナ飲料と位置付けられる世界中のさまざまなブランドを総合計すると、世界で4番目に多く消費されている飲料だそうです。

下記に、それぞれの特徴を記載いたします。原料はパーケージに原材料名として公表されている内容です。内容は一つを除いて同じ記載内容でした。その唯一の違いはキリンガラナにはガラナエキスが書かれいていることでした。それも右の写真のようにガラナエキスは2番目に書かれているということは、主な味はガラナエキスだと思えました。
    コカコーラ           キリンガラナ
 現在 炭酸飲料            ガラナの実を利用した炭酸飲料
 起源 アフリカ コーラの種子     ブラジル ガラナの種子
 発明 アメリカ コカコーラ社     ブラジル アンタルチカ社
 原料 糖類(果糖 ぶどう糖 液糖 砂糖) 糖類(果糖 ぶどう糖 液糖 砂糖)
    -               ガラナエキス
    カラメル色素          カラメル色素
    酸味料             酸味料
    香料              香料
    カフェイン           カフェイン
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元々の原料となった植物を紹介いたします。植物の図はWikipediaに掲載されていたものです。
分類 コーラ Cola ガラナ Guarana
植物界 Plantae 植物界 Plantae
被子植物門 Magnoliophyta 被子植物門 Magnoliophyta
双子葉植物綱 Magnoliopsida 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
アオイ目 Malvales ムクロジ目 Sapindales
アオイ科 Malvaceae ムクロジ科 Sapindaceae
コラノキ属 Cola ガラナ属 Paullinia
約125種の総称 ガラナ Paullinia cupana
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Wikipediaに書かれているガラナ飲料とコーラ飲料の内容を転記いたしました。
 ガラナ飲料 - Wikipedia
アマゾン流域に野生する植物ガラナは、先住民のマウエー族やムンズルクー族などのインディオにとって、古くから薬用品・滋養飲料として愛用されていた。これに目をつけたのがアンタルチカ社で、20世紀の初頭にガラナの種実特有の渋味と苦味を取り除くことに成功し、ガラナ飲料の生産に着手した。当初、泡が立つ飲料のために「ガラナ・シャンペーン」と銘打って、1921年に生産を開始した。またライバルのブラーマ社なども同じくガラナ飲料を販売した。以後、ブラジル国民に支持されつづけ、現在では、ブラジルを始めとする世界中の多くの国でガラナ飲料が生産・販売されている。現在、ガラナ飲料は世界で4番目に多く消費されている飲料にランクされている。なお、後にアンタルチカ社はブラーマ社と合併してアンベブ(AmBev)社となり、さらにベルギーのインターブリュー社と合併して、現在はインベブ社となっているが、アンタルチカやブラーマはブラジルのビールやガラナのブランドとして、その名を残している。
日本では1958年、アメリカのコカ・コーラに対抗するため、全国清涼飲料協同組合連合会が開発した。特にコカ・コーラの製造が他の都府県に比べ遅かった北海道では、コーラ飲料より一足先に普及した。全国をコカ・コーラ等大手飲料水メーカーが席巻し都府県の中小飲料メーカーが廃業する中でも、北海道では根強い人気を持ち、その名残として未だに中小メーカーや大手飲料メーカーが北海道限定品として販売している物が多い。
 コーラ飲料 - Wikipedia
コーラ (Cola) という名称は当初コーラの実 (kola nuts) から抽出したほろ苦い味のコーラ・エキスを用いていたことに由来しているが、現在ではコーラの実は含まれていないのが一般的であり、香味料の主成分は砂糖やシトラスオイルクリックすると拡大(オレンジ、ライム、レモン等の皮から)、シナモン、バニラ、その他酸性のものとなっている。複数あるコーラ飲料製造社ではこれらの香味料以外にその会社独自の香味料を加えることで独自の製品として開発している。そうした香味料の中にはナツメグやラベンダー、その他幅広い成分が含まれることがあるが、ほとんどの人がコーラ特有の風味だと認識するのは依然としてバニラやシナモンである。安価なコーラ飲料の中には、このようなバニラやシナモンといった香味料のみで製造されているものもある。
また、酸味の多くはリン酸由来のものであり、商品によってはクエン酸やその他の酸を含む。 コカ・コーラ社の調味法が秘密とされていることが有名であるように、多くのコーラには厳重な保護のもと、その製造社独自の調味法を用いている。
キリンガラナもコカコーラも、気になるカフェインは両方ともに500mlあたり45mgでした。参考ですがコーヒーは60~100mg/180mlで、紅茶は約30mg/180mlです。カフェインの1日あたりの許容摂取量を記載いたします。国などで違いがあるので低い値を採用いたしました。
 健康な大人   300mg
 妊婦      100mg
 子供      2.5mg/kg体重  
 半数致死量   200mg/kg体重 体重60kgの人:12,000mg(12g)
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