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巨大な車輪はなに? [Mont Saint-Michel]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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モンサンミッシェルの修道院の中に、このような木製の大きな車輪ががありました。大きさは建物の天井ほどの高さがありました。
これはEchaugette門から修道院入口まで歩いたルートを紹介した前記事の中の荷物を上げるためのリフトを、巻き上げる車輪なのです。軸の部分に巻き付けられている太いロープで引き上げるのです。

この巨大な車輪が設置される前は、修道僧の納骨堂でした。そのような雰囲気が漂う場所に巨大な車輪が設置されていたのです。ここには1日目(2016年5月9日)と2日目(5月10日)に来ましたが、建物内の写真に関しては2日目を使っています。2日目は朝一に修道院に入ったことから、人がほとんどいなくて、自由に撮れたからです。修道院の有料エリアに2日続けて入る人は珍しいのかもしれません。
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建物に合わせて車輪が作られたのですが、最初から建物と一緒に設計されていたと思われるほどでした。
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ロープが大きな窓の上の方に伸びているのが判っていただけると思います。
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柱には荷物を取り付ける木製のリフトがかけてありました。それにしても不思議と暗い雰囲気です。実はこの車輪を回す動力源は6人の囚人たちだったのです。この車輪の中に6人が入って歩くことで荷物を巻き上げていたのです。修道院は一時期に監獄化されていた時代がありその時に作られたようです。囚人たちの多くは政治犯で幽閉される形だったようです。荷物の多くは多くの政治犯の食糧であったと書かれていました。これほど大掛かりな装置が必要なほどの人数の政治犯が幽閉されていたのだと感じました。正常な修道院に戻った後も使うことは出来たと思いまが、その時の6名の働き手に関しての記載は見つかっておりません。修業の一環として修道僧が自ら行ったのかもしれません。現在の車輪は中世時代の車輪を参考に復元したものだそうです。
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こちらが車輪の内側の写真です。ここに人が入って動力源として働いていたのです。
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1日目の写真も紹介します。15時14分ごろはこのように人が多かったために、人が写っていない写真を撮るのは難しかったのです。これでも人が少ない時に撮った写真です。窓の外の写真を撮るのも順番待ちのような状況でした。1日目の修道院の中はどこも同じような状況でした。やはり2日間ほどモンサンミッシェルに滞在して2回修道院に入り、2日目に関しては朝一に修道院に入ったのは大正解でした。もちろん1日目の人が写った写真では巨大車輪の大きさが判るので、この写真も値打ちがありました。
  修道院の有料見学エリアの滞在時刻および時間
   1日目 2016年5月09日 14:12~15:25 1時間13分
   2日目 2016年5月10日 09:21~10:22 1時間01分
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ここは修道院の建物中からで、最も眺めの良い場所でもありました。ロープの先に鎖がつけられており、その鎖の先に壁に掛けられていた木製のリフト(台車)と類似したものが取り付けられていました。
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丁度、鎖で隠れているあたりに我々の泊まったホテルがありました。
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ホテルの写真もここから撮りました。これはホテルの夕食や朝食を紹介した時の写真です。
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こちらの写真の黄色の〇印が荷物をあげるリフト(台車)を巻き上げる巨大滑車が設置されている部屋の窓です。クリックすると〇印の無い拡大写真を表示します。
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この写真を見てもらえれば眺めがいいことが判ってもらえると思います。
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こちらが荷物を上げる窓の部分です。
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さらに拡大いたしました。荷物を上げるリフト(台車)とそれをつないでいる鎖が判っても煮えると思います。
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上から覗き込んでリフト(台車)の写真を撮りました。
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前記事の写真を思い出してください。これは荷物を引き上げるためのリフトの線路の役割を担ったものだと説明した一直線に伸びる石の構造物です。
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その石の線路の最下部の部分は水平になるように作られていました。水平に置かれた台車に荷物を縛り付けたのだと思います。
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