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ミロのヴィーナス [ルーブル美術館]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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ルーブル美術館で一番人気があるのがモナリザだと思います。そして2番人気なのが今回紹介するミロのヴィーナス(ビーナス)ではないでしょうか。少なくとも石像においては一番人気は間違いないと思います。それだけに沢山の人が集まっていました。おそらく連休中や土曜日や日曜日となると、さらに沢山の人が集まるのだと思います。大きな部屋に一体だけは贅沢な置き方でした。
10年5ケ月前の2005年12月1日にもルーブル美術館をを訪れました。
クリックすると拡大その時の写真が右の小さな写真です。クリックすると大きな写真を表示します。同じ部屋ですがミロのヴィーナスが置かれていた位置は少し違っていました。2005年は部屋の中央でしたが、2016年の今回は中央の奥になっていました。より沢山の人が正面方向から見ることが出来るようにしたのだと思います。

広い部屋の中央奥に設置されているので、混んでいても全身が見えるタイミングはやってきます。検索数を比較してみました。
 "ミロのヴィーナス" 約117,000件
 "ミロのビーナス"   約50,600件
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この写真のように周囲に柵が作られているので、前に進めば写真を撮ることが出来ます。ただし、周囲に沢山の人がいるので、正面から自分だけを入れた記念写真を撮るタイミングは難しいです。
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柵のところからミロのヴィーナスを正面から撮りました。
 高さ 203cm
 材質 大理石
 発見 1820年4月8日
 作者 アレクサンドロス(Alexandros)
 製作 紀元前130年頃(アレクサンドロスの活動時期)
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上の写真はクリックすると拡大いたしますが、クリックが面倒な方のために拡大写真を掲載いたしました。クリックするとさらに拡大いたします。
ミロのヴィーナスは古代ギリシアで制作された彫刻の女性像で、ギリシア神話におけるアプロディーテーの像と考えられています。
 ギリシア語 Αφροδίτη της Μήλου
 フランス語 Vénus de Milo
 英語    Venus de Milo
ミロのヴィーナスの作者は紀元前130年頃に活動していた彫刻家のアンティオキアのアレクサンドロスと考えられていますが、彼の生涯については殆ど分かってないそうです。ただしデロス島から出土したアレクサンダー大王像もアレクサンドロスが造ったと考えられています。
そのミロのヴィーナスは1820年4月8日にオスマン帝国統治下のミロス島で発見され、その後にフランス人によって価値を見出されてトルコ政府から買い上げて、ルイ18世に献上され、ルイ18世はルーヴル美術館に寄付したそうです。
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ミロのヴィーナスの顔をじっくりと見たことがなかったので、顔の部分を、さらに拡大いたしました。
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正面以外の方向だと右のように記念写真を容易に撮ることが出来ます。下の写真は正面から見て左方向から撮ったミロのヴィーナスです。
ミロのヴィーナスが海外へ渡ったのは一度だけで、それも日本でした。1964年4月~6月に東京の国立西洋美術館と京都市美術館で特別展示が行われました。この時に日本への輸送時に一部破損が生じて展示までに急遽修復された経緯があります。
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こちらは正面から見て右側から撮ったミロのヴィーナスです。
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ミロのヴィーナスが発見されたミロス島の場所を地図で紹介します。