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ブランドいちじく 博多とよみつひめ [話題]

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探していたイチジク「博多とよみつひめ」を2016年10月22日に千葉県ユーカリが丘のイオンタウンの山助で見つけたので、買いました。普通のイチジクに比べて小ぶりのイチジクですが、探していた理由があったのです。
イチジクは、原産地のアラビア南部に近いメソポタミアでは6千年以上前から栽培されていたことが知られているそうです。
ちなみに日本全国のイチジク栽培の80%を占めるといわれているのが、果実の大きな桝井ドーフィン(ますいドーフィン)です。桝井ドーフィンは、桝井光次郎(ますい みつじろう)によって1908年にアメリカから持ち込まれた3本のドーフィン種の中の1本を、新しく設立した桝井農場でアメリカ留学で覚えて来た技術で増やして、苗木を全国に売り歩いたそうです。他のドーフィン種と区別するために桝井ドーフィンとして売られました。それ以前は在来種の蓬莱柿(ほうらいし)や、外来種のブラウンターキーがありました。日本の在来種と言われている蓬莱柿も約370年前(江戸時代初期)にペルシャから中国を経て長崎に伝わったものだそうです。柿の文字が入っているのは、外国の柿のような果実ということから名付けられたようです。蓬莱柿は今でも売られています。

パッケージから皿に出したイチジクです。普通のイチジクと比べて色が濃いのが判ってもらえると思います。無花果の分類を記載いたします。
 目 : バラ目   Rosales
 科 : クワ科   Moraceae
 属 : イチジク属 Ficus
 種 : イチジク  F. carica
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皮を剝きました。普通は白に近いと思いますが、やはり黄色の色が濃かったです。白い部分も、味が濃ことが想像してもらえると思います。
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こちらが割った写真です。なにしろ甘くておいしいのです。外の白い部分も美味しいのです。
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上の写真はクリックすると拡大しますが、クリックの面倒な方のために拡大写真を掲載いたしました。「博多とよみつひめ」は福岡県農業総合試験場が育成し、2006年に「とよみつひめ」の名前で商品登録(品種登録第14414号)されました。名前の「とよみつひめ」は福岡県農業総合試験場・豊前分場の(とよ)と、甘い(みつ)から命名されたそうです。まだ10年の若い品種ですが、平均でも糖度17度と糖度が高く、さらに高い糖度のものもあるようです。産地は福岡県内に限られていて、「JA全農ふくれん」が「とよみつひめ」を福岡県オリジナルのイチジクとしてブランド化して『博多とよみつひめ』の名称にて出荷・販売しているそうです。ハウス栽培もおこなわれていることから出荷時期は5月下旬~11月中旬と長いのも特徴のようです。
  ハウス加温  5月下旬~09月上旬
  ハウス無加温 7月下旬~10月下旬
  露地栽培   8月中旬~11月中旬
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初めて「博多とよみつひめ」を知ったのは2016年8月30日でした。色がちょっと変わった小さなイチジク5個が200円で売られていたので試し買ったのです。その時もイオンタウンの山助でした。それが下記の写真です。食べてみて、今までのイチジクと全く違う美味しさに感激したのでした。これほど美味しいと思わなかったので食べる前の写真を撮っていなかったのです。それから、また店頭に出るのを待っていたのですが、やっと2016年10月22日に見つけて買ったわけです。あの時の200円は味を知ってもらうための、お試し価格だったと感じました。これだったら普通のイチジクより高くても買ってしまいます。
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8月30日にイチジクを買った時は、まだ桃の季節で下の写真の大きな桃を一緒に買いました。モモの季節の短さに比べてイチジクは長いです。
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