SSブログ

500mのロープ滑降で黄河を渡る。 砂坡頭(沙坡头) [寧夏回族自治区]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

先ずは動画のプレーボタン( )をクリックしてみてください。
中国・寧夏回族自治区の中衛市にある砂漠と黄河を売りにしたテーマパークの砂坡頭(沙坡头)のアトラクションの一つとしてロープ滑降で黄河を渡る「飛渡黄河」があります。私は2014年8月25日~9月5日まで中国に行っていましたが、その中で8月28日~9月2日まで寧夏回族自治区に来ていて8月31日に砂坡頭に訪れて、このロープ滑降を経験することが出来ました。見えている川が黄河です。
 少し大きい画面で動画を見る。→ シアターモード

黄色のラインがロープ滑降です。Googleの航空写真でロープ滑降(黄色ライン)の長さを測ってみると495m(水平距離)ありました。495mは水平距離なのでロープ長さで言えば500mを越えていると想像されます。ここの黄河の幅は278mでした。戻りは川岸までの300mなので、往復で約800mほどロープ滑降したことになります。またこの辺りの標高(海抜)は1300mです。
クリックするとGoogle航空写真を表示

黄河から撮った写真にロープの場所を黄色のラインで追記してみました。この写真のロープの水平長さと高さから計算して、水面上55~60mの高さから滑降することが判りました。ロープ滑降はジップライン(ZIP-LINE)あるいはFlying foxとも呼ばれています。
クリックすると拡大

黄河の川岸辺りからロープ滑降の出発台を撮りました。砂の斜面の途中建物が出発台です。出発台の左側が砂を滑るアトラクションです。右端が砂の台地の上に上がるリフトです。冒頭の動画の中には、リフトから撮った動画も含まれています。


最初に安全ベルトを付けてもらいます。


安全ベルトをつけて通路を進みます。気持ち的に盛り上がってきます。


飛び出る場所が見えてきました。
クリックすると拡大

リフトから撮った飛び出す出発口です。係員の人が待ち構えています。
クリックすると拡大

この金具に、ぶらさがります。風で飛んでしまうので眼鏡も外してポケットに入れるように指導を受けました。


金具に、ぶら下がると手が離せないようにマジックテープで両手を縛られてしまうので、滑降している間は写真が撮れません。私の2つ前に滑空した人の写真です。これは動画から切り取りました。クリックすると動画を表示します。
正面の塔の一番下に到着してエレベーターで中段までまで上がって、こちら岸にロープ滑降で戻ってきます。
クリックすると動画を表示

横のリフトから撮った写真です。ぶら下がっている姿勢です。ぶら下がる力が、力尽きても落ちることがないことが判ってもらえると思います。係員の人からぶら下がる姿勢を丁寧に指導されます。すでに紹介した通りマジックテープの付いた灰色のバンドで手首が縛られているのが判ると思います。
クリックすると拡大

黄河をモーターボートで走っているときに撮ったロープ滑降です。往路が右から左で、復路が左から右です。
クリックすると拡大

最初の滑降の到着場所です。ここに勢いよく飛び込んできます。この後、使った金具を持ってエレベーターで塔の上に向かいます。
クリックすると拡大

到着した塔からの黄河の景色です。
クリックすると拡大

塔の上から見た出発地点の方向です。
クリックすると拡大

黄河と反対側の景色です。
クリックすると拡大

塔ではバンジージャンプ(蹦极跳)もやっていました。塔の左側では丁度、飛び降りた人がロープにぶら下がっています。バンジージャンプの価格は正確には覚えていませんが、100元ぐらいだったと思います。


オリジナルの記事を表示我々はやりませんでしたが、結構、皆さんやっていました。写真は撮れなかったのオリジナルの記事を表示でネットで調べた結果、この場所で、バンジージャンプが行なった人のブログがあったので写真を紹介させてもらいます。写真の女性がバンジージャンプ(蹦极跳)を行ったようです。写真をクリックするとオリジナルの記事を表示します。

向こう岸から来た時と同じように飛び出してロープ滑空で戻ってきました。一緒に行った人の写真は少ないけれども撮れましたが、残念ながら自分がロープ滑降している写真は残せませんでした。写真を撮るビジネスが出来そうです。
クリックすると拡大

復路の着地点を横から撮ったものです。写真で見ると判るように最後は登る形になります。
クリックすると拡大

復路は往路に比べると出だしの高さが低いために勢いがないことから到着前に止ってしまうことがあるのです。私の場合も10m手前で止まってしまいました。その場合はこの写真のように滑車を降ろしてきて結合させて引っ張ってくれるのです。
往路の場合は勢いがあるのでまったく心配なくて勢いよく着地点に到着いたしました。
クリックすると拡大

ハングライダーのタイプで黄河を渡る形式もありました。こちらは帰りがありません。向こう岸に着いた凧だけを、たぐりよせていました。
クリックすると拡大

砂坡頭はある中衛市には南京から2時間半のフライトで銀川に着き、銀川から車で3時間の距離にあります。のマークが砂坡頭の場所です。は8月28日~31日まで泊まった新華国際飯店です。

より大きな地図で 砂坡頭 を表示

いろんなアトラクションに乗れる右の券を中衛市内の旅行代理店で事前に購入して行きましたが、今回のロープ滑降は含まれていなかったためにロープ滑降のための券を購入いたしました。
券代は100元(1711円)で高い気もしますが、黄河の上を約800mも滑空(滑降)できると思うと他のアトラクションに比べて高くはありませんでした。テーマパーでの使用金額の内訳は次の通りです。
 入場券    100元
 事前券    285元
 ロープ滑降  100元
 追加リフト   15元
 合計      500元(8555円)
ロープ滑空のアトラクション名は中国語で「黄河飞索」あるいは「飞渡黄河」と呼ばれています。ネットで調べた範囲で日本でのトップスリーは次の通りでした。
 千葉県 ターザニア      445m
 栃木県 ツインリンクもてぎ  343m
 長崎県 ハウステンボス   300m
500mの長さと黄河を渡ることに値打ちがあります。特にロープに手でぶら下がって黄河を渡るということが、凄いアトラクションだと感じました。世界的にも珍しいのではないでしょうか。

ロープ滑降だけならネパールに世界最長1800mの長さのものがあります。そのPR動画を紹介いたします。高低差600m、最高速度140km/hです。こちらもすごいです。さすがに、手でぶら下がるのではなく、椅子に座るタイプです。