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2015年 青菅のどんどれえ 初めて餅を焼きました。 [風習・歴史]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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1月14日は毎年千葉県佐倉市青菅地区のどんど焼き「青菅のどんどれえ」が行われています。今年もいつもと同じように2015年1月14日に「青菅のどんどれえ」が行われました。火が下火になった頃に、木の枝に刺した餅を、火にかざして焼き、その場で食べると、一年間風邪を引くことがないと言われています。2013年から「どんどれえ」を見に来ましたが、木の枝が無かったことから、焼いて食べることが出来ませんでした。地区の人のご厚意により、餅はいただけるので今年は、木の枝を用意して焼いて食べることにいたしました。今回は餅焼きを中心に「青菅のどんどれえ」を紹介したいと思います。ポチッをクリックすると記事を紹介いたします。
 2013年 → ポチッ 大雪の中のどんどれえ    
 2014年 → ポチッ どんどれえの様子を詳しく紹介
 2015年 → ポチッ 初めて餅を焼きました。
 2016年 → ポチッ 2016年の'青菅のどんどれえ'は1月14日18時点火

青菅のどんどれえは9本の高い竹が特徴です。下から見上げてみました。
この江戸時代初期から続く伝統行事は佐倉市の無形民俗文化財にも指定されています。
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上の写真は南側から撮ったものですが、周囲の雰囲気を紹介したいので北側に広がる田んぼから撮った写真も掲載いたします。
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正月飾りと辻切りの小辻を、どんどれえで焼いてもらうことにしました。


どんどれえ塚に置いた我が家の正月飾りと小辻です。
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餅を焼く棒を用意いたしました。この写真のように先端を尖らせています。偶々、雑木林で手に入れた枯れ木の枝が3つに分かれていたので3個の餅を焼くことが出来ます。本来は枝が二股に分かれた栗の木を使います。


嬉しいことに餅を用意していただいていました。


驚いたことに、今年は餅を焼く棒を用意していただいていました。


棒を用意していただいていましたが、やはり持っていたった自分たちの棒を使うことにいたしました。このように頂いた餅を突き刺しました。


いよいよ点火です。お神酒をかけた後に火が着けられました。3人の内、2人は小学生です。この時、18時でした。


火はすぐに大きくなりました。
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上の方にも火が回りました。大きな竹の割れる音が響き渡ります。
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全体の姿です。


炎の手前のシルエットが我々の餅です。3つの餅で判ります。


遠くから撮ると炎と火の粉が高く上がっていることが判ってもらえると思います。
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迫力を感じてもらうために縦長の写真も掲載いたしました。写真をクリックするとさらに大きな迫力の写真を表示します。


動画で見てもらうと周囲の雰囲気を感じていただけると思います。竹が割れる音も確認できると思います。


火の勢いがあるので遠巻きにしてみています。餅を先端につけた棒を持って火の勢いが落ちるのを待っています。
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別の角度からの動画でも紹介します。


まだ火の勢いがあるけれども餅焼きが始まりました。


長い棒が必要なことが判ってもらえると思います。


このように、餅だけでなく松の枝を焼いている人もいました。家の門松を焼いているのだと思います。門松の「燃えちゃれ(=燃えさし)」を持ち帰り、門口にさすと、「盗難除け」「魔除け」になると言われます。自分の門松ではなく燃え残りでもいいのですが、門松の燃え残りを確実に持ち帰るアイデアだと思います。


一番手前の女性は赤ちゃんを抱っこして餅を焼いています。
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この時点では火の勢いが収まるのを待っている人の方が多かったです。火の粉が沢山落ちてくるのが判ってもらえると思います。黄色い線のように見えるのが火の粉です。


この時点で、私も餅を焼き始めました。


これが焼きあがった餅です。火が強いので焦げています。一番上の餅は、その場で2つに分けて食べました。焼いたその場で食べるのが意味があるそうです。残りの2個はぜんざいにするつもりで持ち帰りました。
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これが持ち帰った餅です。片面しか焼けていないので反対側をオーブントースターで焼きました。
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これが作ったぜんざいです。
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よく焦げた方の餅を入れたぜんざいです。香ばしくて美味しかったです。これで一年、風邪をひかないですごれるかもしれません。


追伸
2015年1月15日の早朝から海外(中国)に行きます。帰国する1月23日まではネット事情から皆さんのところへの訪問が難しいことを、お許しください。フライトは成田9時35分発の上海行きなので家を7時ごろに出発する予定です。