鹿児島のお土産 本場のさつま揚げ [鹿児島]
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家内が友人2人と計3人で2泊3日の鹿児島旅行に行って帰ってきました。上の写真は家内が桜華亭から撮った桜島です。フライトはジェットスターの下記の便でした。日によっては航空券代は往復で5万円になることがありますが、一番安い日を狙ったようで往復で1万3千円ほどで行けたそうです。1泊目は鹿児島市内で、2泊目は指宿(いぶすき)のホテルだったそうです。
行き 成田 12:45→15:00 鹿児島
帰り 鹿児島 19:55→21:40 成田
右上の写真で桜島大根を担いでいるのは家内です。
お土産で買った来たのが写真の薩摩揚げ(さつま揚げ)でした。本場のさつまあげの美味しさは、私の想像を超えていたので紹介させていただきます。家内たちが買いに行ったお店は鹿児島の指宿(いぶすき)で最も有名なお店の一つだと言われています。そのお店で「全種類を入れてください。」と言って買ったのが下の写真のさつま揚げだそうです。驚いたことに値段は、はかり売りなのです。つまり重さで決まります。11種類のさつま揚げを買ってきましたが、すべて100gあたり230円と、同じ値段なのにも驚かされました。合計の重さが457gだったので合計金額は1051円でした。種類や大きさに関係なく457x2.3=1051で計算するので、売る方も買う方も楽なのかもしれません。ネットのホームページでは別々に値段が付けられていました。合計すると1655円になるので36%お得な上に、作りたてを食べのことが出来るのです。少なくとも作った当日に味わうことが出来るのが現地で買う最大のメリットであることを痛感いたしました。
本当は作った当日にすべて食べたかったのですが、フライトが遅い便で、家に着いたのは23時半で夕食は食べた後であったことから、2個だけ当日にいただきました。その一つがこちらのレンコンの薩摩揚げでした。名前は、れんこん天です。もちろん、温めないで、そのままいただきました。食べてみて本場のさつま揚げの作った当日に食べる美味しさを知りました。
もう一つの薩摩揚げがこちらでした。ごつごつしたさつま揚げで食べるまでは、中に入っているものが判りませんでした。想像を超えるものが入っていたのです。
さつま揚げ(薩摩揚げ)に入っていたのは、サツマイモ(薩摩芋)だったのです。この薩摩(さつま)どうしの組み合わせにも驚かされましたが、その美味しさにも驚かされました。サツマイモの甘さとの組み合わせがなんとも言えない美味しさだったのです。名前は、さつま芋天です。
翌日の夕食は、さつま揚げパーティーでした。これが、上で紹介した2個以外の9種類のさつま揚げ(薩摩揚げ)です。使われている魚肉はイトヨリダイ、とび魚、スケトウダラなどだそうです。
ムサシもいつもと違うにおいなのがテーブルを覗き込んでいました。いつもは食事が終わるまではおとなしくしているのですが、この日はさつま揚げが並んだ時から目の色が変わっていました。でも諦めてテーブルのそばで、伏せの体制で食べ終わるのを待っていました。食べ終わるとおやつをあげる習慣なのです。
やっぱり用意したくなるのが日本酒です。お気に入りお猪口と、先日実家からもらってきた備前焼のお銚子でいただきました。冷酒でも飲みたかったので冷酒用のグラスも用意いたしました。
こちらが、お気に入りお猪口です。1980年に手に入れた秀峰窯で焼かれた清水焼のお猪口で、小高杯と大皿を買った時にお店の方からもらったものなのです。作者は武内秀峰さんです。お猪口の淵で中を覗き込んでいる人がかわいいので気に入っているのです。これは一閑人(いちかんじん)と言うそうです。
日本酒を用意すると食べたくなるのが銀杏です。そこで銀杏も焼きました。こちらの器は益子焼です。作者は白石篤さんです。
野菜は一品なので、たっぷりと用意いたしました。鍋料理の時に時々登場する渦巻き模様の器は小砂焼の国山窯のものです。
出し巻き玉子も用意いたしました。こちらの皿も益子焼きで作者は上野利憲さんです。
ここから9種類のさつま揚げを紹介します。計り売りなので大きさを気にしないで帰るのもいいですね。何とも言えない美味しさでした。こちらの小皿は砥部焼です。さつま揚げの種類は、つけあげ、しそ天、いわし天です。
普段、スーパーで買うさつま揚げは温めて大根おろしをつけて食べることが多いのですが、温めないで冷たいままで、何もつけづに食べました。再加熱すると味が少し落ちる気がするからです。素材が本当に美味しいのです。チーズとニンジンが分かってもらえると思います。名前は左から、芯入天(にんじん入り)、にら天、黒ごまチーズ天です。
いろんな具を楽しむことが出来ました。どれも美味しいのに驚かされました。長い経験からいろんなさつま揚げが作られてきたことが想像できました。こちらは上から、ザク切り野菜天、ごぼう天、生姜天です。
さつま揚げの起源には2つの有力な説があるそうです。一つは薩摩と琉球(沖縄)との交流を通して渡来した琉球料理の「チキアーギ」が元祖する説です。もう一つが幕末の薩摩の名君といわれる島津斉彬公が、藩内の漁村で獲れる小魚を原料にして風土に適した揚げ物料理を考案させたという説です。地元の鹿児島県ではさつま揚げという呼び名よりも「つけあげ」と言うのが一般的だそうです。この呼び名からも、さつま揚げが琉球から渡来の「チキアーゲ」に由来するという前者の説につながっているようです。
現地の値段とネット購入の値段を比較してみました。ネットでは種類によって2個か4個で売られているので、価格は1個に換算したものです。現地価格はネット価格×1051÷1655としただけの参考価格です。現地では計り売りで、すべて重さ当たりの値段は同じです。したがって大きさで値段が願うので1個あたりは確定していません。価格は税込みです。
種類 | ネット購入 | 現地購入 | |
つけあげ | 81円 | 51.4円 | |
しそ天 | 81円 | 51.4円 | |
いわし天 | 81円 | 51.4円 | |
れんこん天 | 216円 | 137.2円 | |
さつま芋天 | 185円 | 117.5円 | |
ごほう天 | 162円 | 102.9円 | |
黒ごまチーズ天 | 216円 | 137.2円 | |
芯入天(にんじん入り) | 185円 | 117.5円 | |
生姜天 | 81円 | 51.4円 | |
にら天 | 151円 | 95.9円 | |
ザク切り野菜天 | 216円 | 137.2円 | |
合 計 | 1655円 | 1051円 |
家内たちが、さつま揚げを買いに行ったお店は鹿児島の指宿(いぶすき)で最も有名なお店の一つです。そのお店を紹介します。
屋号 小田口屋・薩洲家
住所 鹿児島県指宿市西方1970-1
電話 0993-22-2077
値段 230円/100g(税込み)
創業 1955年12月
小田口屋 鹿児島空港 泊まったホテル
仙巌園 園内の桜華亭(冒頭の桜島の写真を撮った場所)
Google地図のストリートビューでお店の外観を紹介いたします。