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おまけしてもらえました。 加藤洲十二橋 [佐原 潮来]



佐原の加藤洲十二橋舟めぐりのサッパ舟で十二橋→与田浦→十二橋と回って来てところで、うれしいおまけがありました。
利根川(常陸利根川)に出てもらえることになったのです。

利根川に出ると言っても実は簡単ではないのです。加藤洲の水路と利根川とは水位が違うために水門で仕切られているのです。前記事で説明した通り2つの水門で構成された閘門(こうもん)を通る必要があるのです。幸いに水路側の水門は開いていたためにすぐに閘門の中に入ることが出来ました。
水門の前の橋が加藤洲十二橋の一つ「行々子橋」ですが、それまで反対側が見れなかったので読み方は想像の範囲でしか判りませんでした。さらに、くぐっている最中も暗くて読めませんでした。


こちらが利根川側の水門です。
当然、閉まっています。2枚の水門の内、少なくとも1枚は必ず閉まっているために水位の差が維持できるのです。緑の輪が開閉スイッチです。


下の写真が加藤洲の水路側の水門です。
紫の旗が立っている方が利根川側で無い方が水路側なのです。螺旋階段のクリックすると拡大位置でもどちらの水門なのかがわかってもらえると思います。
入ったばかりなので水門が開いています。下の写真を拡大して水門の前の「行々子橋」が「よしきり橋」と読むことを確定することが出来たわけです。
クリックすると拡大

水路側の水門が閉まってきました。水門の黒い部分がここの水の深さです。結構深いことがわかってもらえると思います。


水路側の水門が完全に閉まったところで利根川側の水門が微開して水が入ってきます。数分かかって水位が上がってきます。上の写真の壁の黒い部分まで水位が上がってきたことがわかってもらえると思います。


水位が上がりきったところで利根川側の水門が上がり始めます。


利根川(常陸利根川)の景色が見えてきました。


利根川に出ました。正面に見えるのは前川水門と前川水門橋です。前川水門橋は前川十二橋の一つで、ここから前川を遡ると見ることが出来ます。こちらは加藤洲十二橋と違い大きな橋で、趣は全く違うものです。


前川水門橋の近くまで行って利根川の上流側にUターンしました。利根川の上流の写真です。この方向に霞ヶ浦があります。


こんなルートのおまけでした。Uターンして出てきた水門を目指します。

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加藤洲閘門の方に戻ってきました。幸いにも利根川側の水門が開いていました。我々より前に別の舟が利根川から加藤洲の水路側に入ると利根川側の水門が閉まってしまうのです。


先ほどと同じ手順で水路側に入るのですが閘門の操作のスイッチは船頭さんが入れて自動で行われます。このように水のエレベーターはドイツのネッカー川で一度経験しました。久しぶりに楽しかったです。


水門を一回通過するだけ7分程度かかるので、合計で20分ほどの貴重な体験をさせてもらいました。お世話になりました。お疲れ様でした。
 店名 大友酒店‎
 住所 千葉県香取市加藤洲553
 電話 0478-56-0626